生きていくってこと: 2014年9月 Archives

今日は珍しく(笑)、ちょっと真面目にワインな話題です。

最愛なるワイン『パルメイヤーPahlmeyer)』。僕が2001〜2002年、カリフォルニアワイン専門のワインバー&レストラン『cure』に手を染めてた頃のうちの店のイチオシのワインがパルメイヤーだった。

そしてマイケル・ダグラスデミ・ムーア主演、1994年の映画『ディスクロージャーDisclosure)』で事件の切り札にシャルドネが使われた事でも有名になった。このリンクに英会話のレッスンにピッタリな感じで脚本の和訳が出てますのでご覧あれ。

今も自宅にメリタージュ(ボルドーブレンド)の1995、1996、1998〜2001をストックしてる。特に1998〜2001の4ビンテージはかなり数量も持ってる。それほど愛するパルメイヤーが次なる進化を遂げたらしい。
(写真はオーナーのJayson Pahlmeyerと娘でマーケティング担当のCleo Pahlmeyer

Jayson Pahlmeyer
Cleo Pahlmeyer

ホームページを見ると、『Pahlmeyer 6.0』と書かれてる。WEB 2.0同様、Pahlmeyerが次の世界へ展開した事を示している。

この『Pahlmeyer 6.0』、ワインメーカーの歴史に依る。

初代:Randy Dunn

Randy Dunn

ケイマスCaymus)で70年代後半に名声を浴び、パルメイヤーの他、ラホタLa Jota)、そしてフィリップ・メルカミッシェル・ローランなど8人の著名なワインメーカーの共同プロジェクト「ロング・シャドウズLong Shadows)」などで活躍し、今は自身のワイナリー「Dunn Vineyards」を主宰しているワイン界の重鎮。


2代目:Bob Levy

Bob Levy

ロンバウワーRombauer)、メリーヴェイルMerryvale)、そしてBill Harlanと知り合って共同で立ち上げたハーラン・エステート、その姉妹ブランドのボンドなどなど、Randy Dunnに劣らぬワイン界の巨匠。


3代目:Helen Turley

ヘレン・ターリー Helen Turley

ご存じ、ヘレン・ターリー。彼女の時代にパルメイヤーはグッとメジャーに登り詰めた。艶っぽいピノで有名なピーター・マイケルPeter MichaelラホタLa Jota)、そして弟のLarry Turleyが主宰しているオールド・ヴァインのジンファンデルの名門ターリーTurley)など、彼女もナパの売れっ子ワインメーカー。僕の店でもターリーはジンファンデルではイチオシのワインだった。


4代目:Erin Green

エリン・グリーン Erin Green

パルメイヤーでずっとヘレン・ターリーの助手を勤めていたエリン・グリーンパルメイヤーの4代目ワインメーカーに就任し、直近までやっていたはず。ヘレン・ターリーからエリン・グリーンに代わった時にエチケットが赤から白に変わった。


で、「Pahlmeyer 6.0」ですが、最近、エリン・グリーンから二人の若者にスイッチをしたらしい。それが写真のKale AndersonBibiana González Rave女史の二人。右端はオーナーのJayson Pahlmeyer

Pahlmeyer 6.0 Kale Anderson Bibiana González Rave Jayson Pahlmeyer

Kale Andersonは大好きなテラ・ヴァレンタインTerra Valentine)で活躍し、また自身のKale Winesというワイナリーも持っているらしい。写真からするとまだ若いね。

Kale Anderson Pahlmeyer 6.0

Bibiana González Rave女史はフランスでコート・ロティなどの名門で仕事した後にカリフォルニアに移動し、オーボンクリマAu Bon ClimatキュペQupe)、ラ・クリマLa Cremaなど、ピノの名門で仕事してたらしい。

Bibiana González Rave Pahlmeyer 6.0

早くこの二人の若者の造る「Pahlmeyer 6.0」を飲んでみたいものです。

と、大好きなパルメイヤーの進化を期待しつつ、僕がワインバーをやっていた僕自身の中での第3の青春時代のワイン「パルメイヤー 1998年」を開ける夜です。

パルメイヤー 1998年 Pahlmeyer

もうここまで円熟して来ると家庭料理には合わせ辛く、今回は無理を言って麻布十番の素敵なフレンチ「ルエ ヴェル ロールに持ち込ませていただきました。1週間以上前に持ち込み、お店のセラーで静かに休ませておきました。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

パルメイヤーの1998年、グラスで香りを嗅ぐだけで、ふ〜っと深遠なる深みと冷涼なる空気が流れ込む。目をつぶればそこは森の奥深く、湖の畔。木々の間から抜けて見える空はどこまでの碧く澄んでいる。周囲には木々と草のハーブ香がいっぱい。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

そんな世界が目の前に開けます。う〜ん、やられちゃうとはこの事!

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

合わせるお料理は、パルメイヤーの深さを考え、メインはお魚とお肉ではなく、2つお肉にしてみた。鶏と牛です。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

ルエ ヴェル ロールのお料理はパルメイヤーにまったく負けることなく奥行きの深い味わいを表現してる。

お料理とワインのマリアージュ、本当に素敵な世界。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

パルメイヤーのファーストリリースが確か1986年。28年を経過してさらに進化する「Pahlmeyer 6.0」を想像しながら1998年の素敵なパルメイヤーを飲む。何とも素敵で贅沢な時間が流れます。

素晴らしいこの場を演出して下さったルエ ヴェル ロールさんに感謝です!
皆さん、パラシュートPARACHUTE)を知ってますか? 腕利きのスタジオミュージシャンが集まって1979年に結成されたスーパーバンド。寺尾聡の「ルビーの指輪」の編曲と演奏によりこの曲をレコード大賞にまで仕上げたことでも有名。

そんな彼らの決済35周年記念ライブがあった! 場所はビルボード東京

パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

いや〜、もう言葉にならない。

懐かしきメンバーは以下の通り。

 松原正樹(G)

松原正樹 パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

聖子ちゃんも明菜ちゃんもみなお世話になったスーパーセッションギタリスト。先日、プロ生活35周年記念ライブのアルバム「松原正樹 35th Anniversary Live at STB139/21 NOV 2013」がリリースされた。2枚組の2枚目の「松原正樹WORKSメドレー」が最高。

松原正樹 35th Anniversary Live at STB139/21 NOV 2013

近藤真彦の「愚か者」から始まり、中森明菜「北ウィング」、平尾昌晃・畑中葉子「カナダからの手紙」、ユーミン「中央フリーウェイ」、松田聖子「渚のバルコニー」、松山千春「長い夜」、キャンディーズ「微笑がえし」、荻野目洋子「六本木純情派」、松任谷由実「真珠のピアス」、さだまさし「案山子」、山口百恵「さよならの向こう側」、松任谷由実「冷たい雨」、松田聖子「瞳はダイアモンド」、松任谷由実「ANNIVERSARY」、松田聖子「恋人がサンタクロース」と続く強烈なメドレー。もう涙が出るほどの演奏です。私世代の皆さんは、ぜひこのライブ盤はご購入を!

 今剛(G)

今剛 パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

松原正樹と二人して日本中のポップスのギターを担当して来た偉人。最近は福山雅治さんのバックバンドとしてツアーが忙しい。

 井上鑑(Kb)

日本のポップス界で1番の売れっ子アレンジャー。今は福山雅治さんのバンマス&ミュージックディレクターとしてツアーが忙しい。そして「井山大今」でも元気にやってる!

 安藤芳彦(Kb、Vo)

安藤芳彦 パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

安藤芳彦パラシュートの後いくつかのバンドを経て、その後は作詞家として活躍しているらしい。提供した歌詞は800以上とか。提供してる相手を見ると凄い! 古い順に川島なお美、工藤静香、中山美穂、西田ひかる、早見優などなど。

 マイク・ダン(B)

マイク・ダン パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

マイク・ダンパラシュートと平行してこちらもスーパーなロックバンド、「SHŌGUNショーグン)」を立ち上げてた。テレビドラマ『俺たちは天使だ!』の主題歌「男達のメロディー」、松田優作主演のドラマ『探偵物語』の主題歌「Bad City」、エンディングテーマ曲「Lonely Man」などをSHŌGUNショーグン)でやってる。

 斉藤ノヴ(Per)

パラシュートの前は細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆という蒼々たるメンバーのバンド「ティン・パン・アレー」でバックに入ってたり、パラシュート後は中西圭三、西田ひかるのプロデュースをするなど、幅広い活躍をしているパーカッショニスト。

 林立夫(Ds)

上記の「ティン・パン・アレー」にも参加しているスーパードラマー。パラシュートの後は一時実業家として活動していたとの話もあるらしい。


さあ、開演!! 往年のヒット曲が連発する! 炸裂する! 爆発する!

もう開演早々、大好きな大好きな「HERCULESからスタート! 1曲目から僕のテンションは振り切りです!! ここで血管切れて死んでも後悔ないほどの感動です。

パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

哀愁漂う素敵なヴォーカル曲「SYLVIAでのマイク・ダンの渋いヴォーカルに涙しそうになる。

いや〜、いいね〜〜〜

ワインは、これまた懐かしのワインです。僕がワインバーに手を染めてた頃の一押しワインの1つ、「サン・シュペリ」のソーヴィニヨン・ブラン。こんなワインにビルボード東京で出逢えるとは!

サン・シュペリ パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

サン・シュペリは想い入れの深いワイン。自分たちのワインバーでもそうだし、亡くなった母の10年祭の夜サン・シュペリのメリタージュを飲んだ。

想い入れの深いパラシュートのライブに想い入れの深いサン・シュペリ。素敵な夜です。

パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

ライブは最高潮に盛り上がり観客がみな総立ちの中、アンコールが2回あってもう場内アナウンスが「本日の演奏は終了致しました。お会計は・・・」と流れ照明も点灯する中、アンコールを求める手拍子が止まず、ついに再度メンバーが出て来た!!

パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

もう曲はすべて奏り尽くしていて、斉藤ノヴが「もう1回聴きたい曲は?」ってみんなに聞くから、僕は大声で「HERCULES」を主張した。他にもHERCULESを叫ぶ人、多数!

パラシュート PARACHUTE ビルボード東京

みんなの声が通り、HERCULESが再演された。オープニングとはテンションの違う松原正樹の気が狂わんばかりの熱狂的なソロで素敵な素敵なパラシュートの35周年のライブは幕を閉じました。パラシュート、最高!!