生きていくってこと: 2010年5月 Archives
土曜日は年に1度のソフトボール大会。昨年がボロボロだったので、今年はバッティングセンターで1打席打ってから、はりきって臨む。

第1試合、3打数3安打で3打点と打棒爆発! いぇ〜 投げては1イニングを無得点に抑える。第2試合も開始早々、三塁線突破のヒットでランナーを返す。絶好調です!
しかし好事魔多し。二塁を回った時、バキッと音がしたような感じで左足のふくらはぎに激痛が走る。肉離れです。あ〜あ、、
そんなトホホな夜はナイスなワインでググッとリカバーさ! 開けたワインは南仏の新星、レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌ(Les Vins de Vienne)のソタナム。

コート・ロティから見てローヌ川の対岸にローマ時代の遺跡が残るヴィエンヌという場所がある。紀元前、ローマ帝国の時代にワイン造りがされていたという伝説の地。
ローマ時代のヴィエンヌは、途中でリヨンに中心が移るまで、ローマ帝国中部ガリア地方の中心地だった。ここで造られるワインは、遠くローマまで運ばれた最初のフランスワインとなり、ローマでも珍重されたそうです。
写真はヴィエンヌの中でもセイシュエルの丘と呼ばれるワイン造りが行われていたであろう場所なんだけど、上部の建造物は城跡と思われます。
1世紀には著述家プリニウスは、ヴィエンヌの優れた畑としてソタナム(Sotanum)、タビュルナム(Taburnum)、ヘルイクム(Heluicum)という3つを記してる。このローマ時代のワイン産地を現代に蘇らせようと、1990年代後半から地場の若手醸造家3人とその幼なじみがトライしている。

写真左からピエール・ガイヤール、幼なじみで2003年から責任者として参画したピエール・ジャン・ヴィラ、イヴ・キュイユロン、フランソワ・ヴィラール。
その彼らのワイナリーがレ・ヴァン・ド・ヴィエンヌ。彼らは紀元1世紀の著述を基に畑を探した。具体的な畑の場所までは特定出来なかったらしいが、シラーから造るワインはソタナム、ヴィオニエから造る白ワインにはタビュルナムと名付けた。もう1つのヘルイクムもソタナムより樹齢の若い樹から造るシラーとして発売されているらしい。

紀元前からワインの銘醸地であるこの地で造るワインは深い。グッと沈み込むかのような深さと重さを持つ。シラーらしいスパイシーさはあるけど、安っぽいスパイシーさとは一線を画す優雅で懐の広さを感じる味わい。スケールが大きく、インクのような濃い色の液面に照明が反射すると、目が眩むような怪しげで艶のある光を放つ。
2000年以上も前からワインが造られてきた場所から復活して造られたレ・ヴァン・ド・ヴィエンヌのソタナムで古代ローマ帝国を想い、そして今日の第2試合前半までの自分のソフトボール大会での大活躍を想い、まっとりとする夜です。

金曜日、会社の社運を左右するかもしれないイベントがあった。超緊張して思ったことの半分も話せなかったが、ともかく結果はいい方向に向かったかも。
さ、そんな夜は打ち上げ〜と想いつつ、忙しくて会社を出られない。結局23時過ぎまで仕事して、イベント関係者と打ち上げ! この時間だから行く先は限られる。

出掛けたのは、大好きなアバスクのバータイム。そう、水曜日に続き、ミッドナイト・アバスクです。
シャンパンで今日のイベントの成功を祝し、続いて珍しいの白ワインをグラスでいただく。ピレネー山脈の麓に広がるジュランソン地区の『ドメーヌ・コアペ』。華やかな香りの瑞々しいワインです。
続いて開けた赤ワインは同じくピレネー山脈近く、マデュランの『シャトー・ヴィエラ(CHATEAU VIELLA)』。

前にアバスクでこのシャトーの白ワイン『シャトー・ヴィエラ パシュラン・デュ・ヴィック・ビル』を飲んだことがある。お、そう思って自分のブログを見てみると、この時も今夜とまったく同じ僕を支えるメンバーだ!!
この辺りの地域だと、きっとブドウはタナ種かな。詳細は不明。街には出回ってないワイン。でもあまりマデュランという感じではなく、ボルドー系のワインに近い感じ。

かなりエレガントなワインです。ペサック・レオニャンとかのワインのような華やかさと柔らかさ。旨い! ご覧の通り、シャトーも素敵。
思いっきり頑張った夜に飲むシャトー・ヴィエラと素敵なアバスクの料理。パスタはトマト系とクリーム系の2種類を作ってもらった。

シメにジュランソンの珍しいデザートワインで素敵な夜を終えました。
頑張れば良いことはある。苦しくとも信念を持って愚直に真面目に進むだけだ。ファイト〜!

水曜日は翌日の決算発表の準備で24時まで働いた。ふう〜
何とか発表の段取りを終えようやくの夕飯は、ミッドナイト・アバスクさ! こんな夜中でも旨いものが食べれて素敵なワインが飲めるところは中々ない。いざ、アバスクへ!
ジンリッキーで喉を潤し、選んだワインはスペイン、ルエダの『セニョリオ・デ・イジェスカス クリアンサ 2004(Senorio de Illescas Crianza)』。ブドウはテンプラニーリョ。

ギュッとした果実の凝縮感があり、深みがあるワイン。舌触りはスペインとは思えないほどのシルキータッチ。う〜ん、旨い!
生ハム、有機野菜のアンショイヤードなどをつまみ、シメはミッドナイト・アバスク名物のバスク豚のカレー。これを食べないと!!
食後酒は素敵なフィーヌ、『フィーヌ・ド・ランブレイ』。モレ・サン=ドニにあるグラン・クリュ、クロ・デ・ランブレイのフィーヌです。こんなフィーヌがあるとは! 艶気があり過ぎてクラクラする。横山めぐみ系です。

1994年のドラマ「この世の果て」って知ってますか? 尾崎豊の「OH MY LITLLE GIRL」が主題歌で、横山めぐみと鈴木保奈美の恐ろしいほどの艶気の世界です。そんな一コマを想い出させるフィーヌ・ド・ランブレイです。
24時まで働いてヘロヘロになった体と心を癒すミッドナイト・アバスクな夜です。最高!

金曜は渡米最終日。朝からWoodland Hillsというロサンゼルス北部の街で仕事する。相手のエンジニアは年末来いっしょに仕事をしている若者。彼は実にハードに働く。年末にいっしょに仕事した時も、朝から何も食べずに集中してぐっと仕事をする。腹が減るとリンゴをかじったりする。APPLEの仕事だからリンゴか!?

今日も午後2時半くらいまで食べずに仕事。僕らは腹ぺこ青虫さ! ようやく彼を誘ってランチタイム〜
近くのショッピングモールにアップルストアに立ち寄りがてら歩いて出掛ける。行きすがら、街中に普通にレモンの樹があってレモンがなっていた。これぞ、That's California! フードコートで選んだランチは、カリフォルニア版牛丼。旨い!(ちなみに左上に写ってのは”生茶”です。まさかLAのフードコートにあるとは!)

午後もしっかり仕事して、夜8時からディナー。近くにあるハワイアンフュージョン『Roy's』へ出掛けた。Roy Yamaguchiという日系人が経営してるからRoy'sというらしい。全米に25店、ワインに6店、日本にも2店あるらしい。ちょうどこのWoodland Hills店のシェフがアメリカンドリームのページに出てた。

お刺身など、和を中心にいろいろな創作料理が出て来る。合わせたワインはサンルイス・オビスポ地区の銘酒『キュペ(QUPE)』。ここはシラー専門。前に1度だけ飲んだことがある。年間100ケースくらいしか使ってない小さなワイナリー。
今夜のホストであるベンチャー企業のCEOがこれを選んだ時、「もっと飲んだことない日本にないワインを飲みたい!」って思ったんだけど、日本に帰って調べてみると、実にレアなワインでした。一度入ってきた時に買ったんだな〜 もう楽天でもほとんど引っ掛からない。

とってもエレガントなシラーです。スパイシーさがとても上品。前日のアルバン同様、南仏ローヌ系品種を実にうまく活かしてる。
素敵な夜を過ごしました。朝から10時間以上もバリバリに仕事したので、シメのこのディナーは嬉しいな。

さ、ゴールデンウィークをつぶして飛んできた強行軍な旅も終わります。実に有意義な渡米でした。
Stephen、Jim、Chris、Daniel、Max、Jose、Jeffrey、Yoko、Atsuko、みんなありがとう!
先週はゴールデンウィークの真っ只中、水曜日から渡米した。着いたその夜、某アメリカ人の若者からコンタクトあり。ちょっと遅めだけど8時半からディナーしよう〜、だってさ。
後から考えると、この夜がこの渡米のキーだった。翌日は険しい契約交渉が待っている。雲行きは微妙。決裂しないよう出来る限りの段取りは済ませて渡米はしてきたけど、まだまだ予断を許さない。
今夜のゲストは30代前半の若者。翌日の僕らの契約交渉が決裂しないよう、さりげなくアドバイスとエールを贈りにきてくれた。ありがたいこと。
後で聞くところによるとこの若者、飛び級がある米国社会の中でも飛び抜けた天才らしく、13歳で大学に入り、16歳で卒業し、その年から天才プログラマーとして仕事をしてたって! そして20代で大学院に入り、そして起業。昨年までは我々の取引先ベンチャー企業の社長。それがこの1月、別のベテランの人にCEO職を譲り、本人はCOOとしてビジネスに専念してる。こんな30代前半、日本では見たことない。アメリカの懐の深さとスケールのデカさを思い知らされる。

そして彼の凄さはその人間性。単なる天才じゃなく、気配りと周囲への配慮が出来る人。年末、仕事が片付かず帰国出来ずに一人で年越しを迎えてたところ、わざわざ連絡をくれ、ディナーに連れてってくれた。そしてLAで最高にホットなライブハウス「Baked Potato」へ連れてってくれた。ほんと、彼には感謝です!
そんな天才な若者との会食は、今回泊まったホテル「Miyako Hybrid Hotel(ようは日本の都ホテルです)」内のレストラン、権八。そう、その昔、小泉首相とクリントン大統領が居酒屋に行ったって話題になったあの西麻布の権八です。

今夜はサンタバーバラの銘酒サンフォード(SANFORD)で乾杯! 僕がカリフォルニアワイン&キュイジーヌのレストランをやってたころのイチ押しのワイン。とっても懐かしいワイン。日本では最近あまり見ないな〜
いわゆるアルコール度数の高い濃過ぎるピノじゃなく、とってもエレガントなワイン。みずみずしくもあり、そして艶もある。カリフォルニアの底抜けに明るく青い空の下、太陽の恵みをたっぷりと受けた幸せなワインです。
素敵なワインとナイスな若者に囲まれ、今回の渡米での成功を期す夜です。

今日は我が社の社員の結婚式でゴールデンウィーク中にもかかわらず、そして明日から渡米にもかかわらず、福岡へ行ってきた。朝8時過ぎに家を出て、披露宴が終わり次第夕方の便で東京に戻るという強行軍で疲れたけど、でも若い人の門出の場は清々しいし、そして何よりエネルギーをもらう場だな〜

そんな夜、ちょっと口寂しくってワインを開けた。大好きなソノマの名門シュグのカベルネ・ソーヴィニヨン。深みがあり、2005年にもかかわらず、実にまろやかなでシルキーな舌触り。メルロー主体のボルドー右岸系かと思わせるかのような素敵なワイン。
いつものことながら、シュグ、恐るべし! もはや並のボルドーを超えてる感がある。
明日からまた渡米です。今回はロサンゼルスの北部と南部を回る。LAと一口に言ってもかなり広く、移動が大変そう。ちょうど両方の真ん中辺りとなるトーランスに宿を取るけど、それぞれトーランスから車で1時間くらいはある。
ま、でもその合間に美味しいワインを飲んで英気を養おうっと! 若者に負けておれん! 行くぜよ!!
月曜(5月3日)は連休中にもかかわらず、バッチリ仕事。ふう〜
さ、夜は気を取り直してワインだぜ! 今夜のワインは超レアです。それも白。

カリフォルニア最北部、アンダーソン・ヴァレーで名手トニー・ソーターのex-wife、キャシー・コリソンが造るゲヴェルツトラミナーがこれ『コラゾン(CORAZON) 2001』。コラゾン(CORAZON)とは、スペイン語で心臓の意味だそうな。
アルザスのゲヴェルツトラミナーに比べ甘みは少なく、柑橘系の皮の苦み成分がしっかりとあり、かなりタイトな感じのワイン。甘ったるい感じはなく、冷涼な切れ味のある素敵なワイン。香りは中々華やかです。
9年の時を経て色もかなり黄色い。黄金に光輝くって感じ。華やいだ空気を創り出すキャシー・コリソンが造るコラゾン、これは最高の作品!
人も、そしてその人が手掛ける作品も、またそれを受け入れるユーザも、みな時を経て感覚・感性が研ぎ澄まされて行く。深いものはより深く、香り高いものはより香り高く、ワインと時間の経過は恐ろしいほどの世界を創り出す。まるで人生模様。
そんなことを考えさせられるワインです。2001年の素敵なゲヴェルツトラミナー『コラゾン(CORAZON)』にヤラレた夜です。
また渡米になった! ふう〜 厳しいぜ! まだ前回の渡米から1ヶ月も経ってない。おまけに今はゴールデンウィークだよ〜〜

前回はワインの里、サンルイス・オビスポに行ったんだけど、土曜の夜はそこで買い付けてきたワインを開けた。地元の名醸地パソロブレスの銘酒中の銘酒『ジャスティン(JUSTIN)』の1998年のシラー。
サンルイス・オビスポのワインショップでもジャスティンはイチオシのワインだった。現地でもジャスティンのトップキュヴェ『ジャスティン アイソセレス(Justin Isosceles) 2006』を飲んで感動したけど、今夜のシラーも最高!

このシラー、とても北米産のワインとは思えない。南仏コート・ロティの上質なシラーそのもの。12年の時を経て、実に高貴な、そしてシルキーな感じに熟成した。
ちょっとこのジャスティンのシラー、あまりにも旨過ぎるな〜 重過ぎず強過ぎず、スパイシーさもシラーとしてはかなり穏やかで”かすかに香る”という日本のワビ・サビのような繊細さ。深いです!
ゴールデンウィークをつぶしてのまたの渡米に凹み気味だった気分を現地のワインでリセットした夜です。
さ、またまたLAで頑張っていい仕事して成果出して、そして美味しいワインを買って帰ろうっと!!
木曜日は祝日なのにヘビーに仕事した〜 ふう〜、疲れた脳と喉と体は美味しい料理とワインで癒さないと!

遅くに駆け込んだのは、ナイショのバー No.2。まずはタンカレーのジンリッキーと色とりどりの鮮やかなフルーツトマトのサラダから今夜はスタート。
そして最近ナイショのバー No.2の名物にもなってきた感がある掌サイズのジャンボ椎茸のソテー。これがほんと、旨味たっぷりで舌がとろけそうな逸品。
メインは自家製ローストビーフ。色も鮮やかに旨味たっぷりの素晴らしい”作品”! ブイヨンとブラックオリーブのスープで蒸し器で蒸して香り付けしてからオーブンでローストするという手の凝りよう。
開けたワインはこのローストビーフの合わせ、ラングドックの『ピュイデュヴァル(Puydeval) 2007』。

南の地にしてはかなり珍しく、僕の大好きなカベルネ・フラン主体のワイン。シラーとメルローが混ざってるらしいけど、こんなブレンドのワイン、見たことないな。カベルネ・フランとメルローはボルドー右岸地域なら混ぜるけど、カベルネ・フランにシラーとは!
このワイン、驚くほどスムーズで素敵なワインです。穏やかで静かに心を落ち着かせるようなワインだな〜 カベルネ・フランらしい青い香りはごくわずかで、シラーが入ってるせいか軽いスパイシー香があり、そしてプラムとかの果実の香りもする。南のワインという感じじゃないな。とっても高貴で引き締まったワイン。リーズナブルなプライスのワインとのことだけど、だとしたら凄いこと!

シメにナスやズッキーニが入った夏野菜のハヤシライスを食べてこの夜は更けました。ハヤシライスの深い自然の甘みとピュイデュヴァルの果実味がよく合う。最高!
ヘビーな1日を素敵なディナーでリセットさ! さ、明日も忙しい。頑張るぞ〜
PS. 最近、Twitterでソフトバンクの重鎮・宮内謙さんをフォローしてるんだけど、毎朝の宮内さんのおはようメッセージとか、実に深い。もちろん孫さんのTwitterも迫力満点。素敵な経営者たちから英知をもらう日々です。そして素敵なワインから英気をもらう日々です。頑張るぞ〜

月曜から24時近くまで仕事。さすがに週明け早々にこれは辛い。でも今週も勝負事続き。ファイト!
終わって帰り道、ナイショのバーで週明け早々のヘビーワークをリセットする夜。そして1週間を乗り切る気合いと体力と英気を養う夜。
まずは久々にトラディショナルなゴードンのジンリッキーからスタート。クレソン、ルッコラ、プロシュートのサラダを添える。

ハイボールはこれまた懐かしい感じでバランタインの17年。12年の角張ったボトルとは違い、趣が深いな。味わいも穀物の素直な甘さが感じられ、疲れた体に染み通るような味わい。最高! このところ、ブレンデッド・スコッチのハイボールに凝ってる僕です。
メインのハンバーグに合わせ、シチリア島の銘酒イル・パッソをいただく。干しぶどうのような深い凝集感。ドライフルーツのよう。ギュッとした果実味がたまらない。思わずもう1杯お替わりしちゃいました。シチリア島に行ってみたな〜

そしてシメのフルーツに合わせ、珍しくボルドーの白ワイン。アントル・ドゥ・メール産。神の雫で話題になったモン・ぺラのデスパーニュ家が造るシャトー・トゥール・ド・ミランボー。ソーヴィニヨン・ブランとセミヨン、ミュスカデルがブレンドされた爽やかだけど奥行きのある素晴らしいワインです。

さ、これで帰るぞ! 今週も勝負の連続! 負けたらいかんぜよ!
PS. このシャトー・トゥール・ド・ミランボー、「トゥール」って塔の意味だけど、シャトー内に写真のような塔が立ってるらしい。素敵なところだね〜
