生きていくってこと: 2009年9月 Archives

大相撲
日曜日、お客様に招待され、生まれて初めて国技館大相撲を見に行った! いや〜、凄いの一言! 肉体と肉体のぶつかり合いの激しさといったら、これは現場で見ないと解らない迫力。

バツ〜ンという立ち合いでのぶつかり合う重低音の凄さは何にも例えようのないもの。力士の撒く塩が飛んで来る『砂かぶり』という土俵際の特等席で見た。それも正面席。

どうやらここは普通には販売されておらず、かつお忍びで来る政治家などに配慮してか、テレビカメラも基本的には映さない席らしい。昨日は唯一、日馬富士ー玉乃島戦で物言いがついて、審判委員長の高砂親方(元大関・朝潮)がマイクで場内説明した時に映ったようだ。僕は土俵際から5列目だったけど、前の2列くらいは力士が倒れ込んだり飛び込んできたりするという、実に危険かつ迫力満点なエリア。

大相撲

エリ・ミナ  HERRI MINA  イルレギー  Irouleguy
夜は大相撲にご招待いただいた客人に感謝の意を込めてディナーを開催! 場所は大好きな渋谷のバスク料理の店『アバスク』。

まずは白ワインで乾杯! ボルドーの名門、シャトー・ペトリュスの元・醸造長が生まれ故郷のバスク地方で造るレアな白ワイン『エリ・ミナHERRI MINA)』。ボルドーから南下したスペイン国境沿いの街イルレギーIrouleguy)で造られるこの白ワイン、地ブドウで造られた逸品。柑橘系の爽やかな香りと、まろやかで舌にシルクのようにふわっと巻き付くような柔らかさなど、極上の白ワイン。

HERRI MINAエリ・ミナ)とは、バスク語でノスタルジーを意味するらしい。自分の生まれ故郷への望郷の念で造ったワイン。記憶に残る素晴らしいワインです。

そしてメインの赤ワインは超グレートです! スペインの誇る最高の赤ワイン『ヴェガ・シシリア  ウニコ 1991』。スペインの宝石、あるいはスペインのロマネ・コンティなどと呼ばれる銘酒中の銘酒。王室御用達のワインとして良作年のみしか造らない希少品。

ヴェガ・シシリア  ウニコ
おまけにこの超レアなワインがなぜかアバスクではビックリプライス! ネットで見ても90年代のヴェガ・シシリア  ウニコは4〜5万円する。でもアバスクでは何と、2万円ちょっと。驚きです!

これは飲むしかない! 迷う事なくヴェガ・シシリア  ウニコをオーダーした。ヴェガ・シシリア  ウニコを飲むのは人生2度目。でも前回は2000年代のもの。1991年と言えばもう18年熟成。どんなワインなのか〜 期待ワクワク!

そして、いよいよワインを飲む。う〜ん、最高! 何とも形容のしようのない深い味わい。テンプラニーリョ主体ですが、そういったブドウの品種がどうこうという次元を超えて卓越した世界を創り出しています。

料理の写真が撮れなかったんだけど、ヴェガ・シシリア  ウニコに合わせ、バスク豚の頬肉の赤ワイン煮込みを食べた。もう最高の組み合わせ。絶品! そもそも牛の頬肉の赤ワイン煮込みならスタンダードだけど、豚の頬肉ってところが凄い! 牛と見間違わんばかりの味わい。とろとろです。

そしてバスク地方で修行をしていた和田シェフが造る白身魚を乗せたパエリアを最後に食べた。これまた本場スペインに行った事のあるという客人をして、現地より旨いという逸品。

いや〜、久々のアバスク、相変わらず感動させてくれます。ワインも料理も最高!

今日は人生初めての大相撲と銘酒ヴェガ・シシリア  ウニコ。こんな素敵な日曜日をお誘いいただいた客人に深く感謝です。
月曜日の夕飯は、目黒のトンカツの老舗『とんき』でヒレカツとサッポロラガー

とんき
僕の会社の創業地は今の恵比寿から1駅手前の目黒。1988年、最初の1ヶ月だけは事務所が借りられずホテルの一室で仕事を始めた。目黒駅のすぐ近く、ホテルワトソン。今もある。そして最初の月に売り上げたお金で敷金を払って借りたのは、下目黒・大鳥神社近くの小さな事務所。

1988〜1999年7月まで、僕の会社は目黒だった。そんな目黒に老舗のトンカツ屋『とんき』がある。メニューは頑なに今も昔もヒレカツとロースカツと串カツの3つだけ。ご飯とキャベツと豚汁はお替わり自由。

とんき サッポロラガー
そしてこの老舗、ビールは僕の愛する男のビール、サッポロラガーさ! いぇ〜い!

今夜の夕飯はヒレカツにサッポロラガー。苦み迸るハードボイルドなビールにサクッとしたトンカツ。素敵な組み合わせ。

とんきに来たのは目黒を引き払って以来、10年ぶりだと思うけど、何も変わっていない。フロアに立つおじさんたちが10年歳を取ったことが唯一の変化か。

今も昔と何ら変わらずトンカツを揚げ続けるとんき。そして今も昔も変わらずハードボイルドな苦み迸るサッポロラガー。最高の夕飯だな〜
シャトー・モン・ルドン  シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・デ・フェリブレ
土曜の夜はとっておきのワインでストレス解消! 南仏・ローヌの名門、シャトー・モン・ルドンの造る『シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・デ・フェリブレ 1995』を開けた。

1995年のこのシャトーヌフ・デュ・パプ、実にいい感じで熟成を重ねてる。抜栓直後から素敵な、でも目立つわけではない奥ゆかしい香りが立ち上がる。

少しトロ味があり、ベリー系の香りや湿った感じの土壌の香りなどがして、とっても複雑な味わい。重過ぎず、体と心にとっても優しい味わい。

肩に力の入ってない少し渋めの中年男性って感じかな。俳優で言えば佐藤浩市ほどの重さ、強さはなく、役所広司みたいな感じかな〜

シャトー・モン・ルドン
このシャトーはローヌ地方のオランジェとアヴィニヨンの間、ロッケモウレという村にあり、なんと1300年代から葡萄栽培の歴史があるそうです。現在は写真の二人がオーナー。素敵なシャトーなんだろうね〜 行ってみたいものです。

いや〜、1995年と言えば今から14年も前。皆さんの1995年はどんな年でしたか? 僕は日本でインターネットのサービスが始まった頃、大学の専攻がネットワークだったことが幸いして、自分一人でやってる小さなドベンチャー企業だったけど、大手からいろいろなインターネット関連の相談事が舞い込み、何とも忙しくしていた時代です。

う〜ん、何とも素敵な1995年のワインで幸せに酔った夜です。
土曜日、ヘロって福岡から戻ってきた夜。そんな夜のお供はオレゴンジョン・トーマスの造るピノ・ノワール。

ジョン・トーマス  アクメ ピノ・ノワール
ジョン・トーマスは孤高のワインメーカー。一人でブドウの栽培から収穫、醸造までやってる。かなりの変わり者との噂。年間わずか数百ケースだけ出荷してるんだけど、その出荷後に樽に残ったワインが数年分溜まった時にブレンドして出荷するのがこの『アクメ ピノ・ノワール』。実にそっけないエチケット。というか、エチケットって呼べるようなものじゃないね。ネック近くに小さな巻き紙一つって感じです。

でもエチケットの素っ気なさとは違い、味わいは清楚だけど超艶っぽい。着物を着た清楚な淑女が傍らに居るかのようなワイン。アルコール度数が12.5%と記載されてるんだけど、やっぱりピノってこのくらいがいいのかも。

ジョン・トーマス
えてしてカリフォルニアとか新世界では、太陽の日差しが本家ブルゴーニュよりも強く日照時間も長いことから、ブドウの糖度が上がり過ぎ、どうしてもアルコール度数が高くなりがち。14%を超えるピノも多数あるけど、繊細なピノというブドウの特徴からするとちょっとやり過ぎの感がある。

そんな中でこのジョン・トーマスのワイン、アルコール度数 12.5%と実に上品な造り。味わいもブルゴーニュそのもの。シャンベルタンより線が細く透明感があり、ヴォーヌ・ロマネのような感じ。美しいの一言です。

このワイン、僕らが2002年秋にワインバー「cure」を閉めたあと、翌年、その時の仲間が働いてた六本木ヒルズ内のレストランで勧められたワイン。その時に1本だけ自分でもゲットしてずっと保管してた。3〜4年に一度しか造らないワインだし、もはや手には入らない感じ。

あ、またまた何でもない日に第3の青春のワインを飲んじゃった….
金曜日は福岡・博多な夜でした。会社のスタッフに檄を入れる夜。

THE 城島
どうせ檄を入れるなら、僕の言葉だけじゃなく、縁起のいい酒で檄を入れたい。選んだ店は中州大通り沿いの寿司屋『すし辰』。ここはソフトバンクホークスの選手のオリジナルブランドの焼酎がある。前に飲んだのは田之上投手の焼酎。

今夜は今やシアトル・マリナーズイチローと並ぶスターとなってる城島選手の焼酎『THE 城島』を飲んだ。米焼酎だ。旨味と米の甘みがあって最高!

松中見参
本当はホークスの主砲・松中選手の『松中見参』を飲みたかったんだけど、飲み尽くされていて無かった。ボトルだけ写真に撮った。

その後、2軒も宴会は続いた。3軒目で飲んだタリスカーの25年物は凄かった〜 タリスカーはアイラと言ってもかなり辺境の地、スカイ島で造られる伝統あるウィスキー。穀物甘さがありピートの香りは控えめだけどしっかりしていて素敵なウィスキー。これはさすがにストレートでいただきました。

タリスカー  デメララ
最後に自家製コカコーラをベースにしたラムでシメる。ラムはお店のとっておき、デメララのグリーンラベル。何か有名なワインの樽で熟成したって聞いた気がするんだけど、超酔っぱらってて忘れちゃいました。

さ、明日から城島パワー全開でこの不況を乗り切るぞ〜〜 ホームラン、カ〜〜ン!! 連発だぜ!

屋台のラーメン
あ、それで最後のシメのシメは、毎度、ホテルの真ん前に出てる屋台『はじめちゃん』の豚骨ラーメン。ね、美味しそうでしょ〜〜 ルンルン
水曜日、僕を支えてくれる片腕のスタッフとワインを片手に経営を激論 at 西麻布・ウフ

このウフ、経営者と来ることが多い。3月5月とここで美味しい料理とワインに囲まれながら、肩の力を抜いて経営を議論した。そんな素敵な空間です。

コント・ラフォン マコン・ミリー・ラマルティーヌ  シャトー・ラ・カバンヌ
シャンパンでこの先の社運を賭けて乾杯し、そしてそれに合わせてウニの前菜。甘くって美味しい。まさにシャンパンな前菜。

続いてブルゴーニュは名門コント・ラフォンの造る『マコン・ミリー・ラマルティーヌ 2007』。爽やかな夏向きの一杯。

メインはポムロールの銘酒『シャトー・ラ・カバンヌ 2003』。メルロー主体のふくよかで奥行きのある素敵なワイン。

このワインを片手に、この不況の渦の真っ只中にいる我が社の生き残りを議論する。でもさすがは生き方もお洒落で素敵な相棒。佐藤シェフの創る素敵な料理とシャトー・ラ・カバンヌを十分に味わいながら、そしてその合間にしっかりと、そしてハードに議論をする。うちのメンバーもみんなこんな接待が出来ればいいのにな〜

シメの食後酒は1985年のヴィンテージ・ポート。深過ぎて、艶っぽ過ぎて、何とも飲んじゃうのがもったいない。

僕の本当にやりたい会社って、ベンチャー小僧の集団、自由気侭な連中の集合体。でも上場もして、いまやうちの会社もかなり普通のサラリーマン中心の会社となっちゃった。そこをどうするのか、我が頼れる相棒からは強く突っ込まれた。

いまの当社の規模とネームバリューでは、サラリーマン型集団では生き残れない。大手のサラリーマン集団の会社とは違うテンポ感、一足先に踏み出てる先進感、大手では出来ない驚嘆のアイデアを出して行く力などなど、NTTデータ、富士通、NECなどとはまったく違う特色にて勝負していかないとならない。

ミニNTTデータ、ミニ富士通に向かっちゃってないか? 自分で自分に問いかける夜。

そうだよね…. ここからどういう会社にしていくか、この指針が重要。日々の仕事に追われてるだけじゃダメだね。幸いにも僕の周りには今夜の相棒含め、何人かの心から信頼出来る参謀がいる。彼らといっしょに今こそ会社を変えて行かないとだね。

気持ちも新たに明日への議論を尽くした夜。気付けば店に入ってから5時間近い! 深い夜です。1つの寂しい話(ナイショ!)を除けば、本当に有意義な夜だった。

PS. まだナイショですが(今夜はナイショが多いな〜)、大好きな大好きな西麻布のウフ、たぶん消え去っちゃいます。業態転換で、これまでのような趣きある落ち着いたフレンチとは違う路線に行きそう。哀しいなあ….