生きていくってこと: 2009年6月 Archives

金曜日、ついに株主総会! 上場後、5回目とは言え、緊張する。特に今回は3月の決算が大赤字だったからなおさらね...

それでも何とかつつがなく終えた。毎年来て下さるありがたい株主さんもいる。そんな方々に、今年こそ頑張ってお返ししないと!

ミッシェル・クーブレイ PX皆と軽く打ち上げをした後、土曜日もヘビーな交渉事の仕事が控えていたので僕は二次会に行く皆とは別れ、帰路に付く途中でいつものナイショのバーに立ち寄り、軽くデザート&食後酒。

ブルゴーニュの地でウィスキーやシェリーを造る変わり者、ミッシェル・クーブレイの造る甘いオロロソタイプのリキュール「PX」を飲んで体中の筋肉を解きほぐす。黒蜜のような感じで疲れた脳に心地よい。

そしてデザートの桃とメロンとさくらんぼに合わせ、シメのフルーツ系のカクテルを依頼する。ふっと頭に浮かんだのはフルーツとタンカレーNo.10を使ったフルーツ・マティーニ

デザートの桃とメロンとさくらんぼさ、ここでバーテンダーの森浦君は凄い! もう5年もここに通ってる僕の心中を察したかのように、彼にお任せで造ってもらったら、リンゴを摺り降ろして No.10 を使ってアップル・マティーニを造った!

以心伝心とはこういう事を言うんだね~ こりゃ凄い! すっかり心を見透かされた。キリッとしていて、その裏にリンゴの甘さが隠されてる。素敵なカクテル。もうこのバーからは離れられないな~

さ、疲れ果てた今夜はこの2杯で帰ろう~っと! 明日からまた新たなる戦いが始まる....

アップル・マティーニ

ほんと、今の景気はおかしい。普通にしていては生きてはいけないって感じ。21年も会社経営をしてるけど、こんなにおかしな時代は初めてな気がするな~

ベンチャー企業を興したのは好きな事をやりたいから。そして、やりたい事はたくさんある。でもさすがにこの経済危機はいろいろな事を一旦は諦めないとならない。グループ総勢で200名近くも社員がいるからね~ 家族も入れたら400名以上の人生を背負ってる。400数十名の人生を預かってると思うと、ほんと、毎日・毎晩、いろいろな事を思う。

今期はうちの会社もいろいろな事を一旦諦め、そして限られた領域に限られた人・物・金を集中させ、生き残りを図る。社員からは見るといろいろあるだろうけど、いつか会社が絶好調になった時に解ってもらえればいいかな。

それにしても今回の経済危機はスゴ過ぎる。GMとかが倒産しちゃうんだからね。僕ら規模の会社でも、影響はデカいしキツいな~ 今年1年は景気は最悪という前提で動かないと万が一の時に生き残れない。いよいよとなった時にはさ、銀行をはじめとして誰も助けてくれないからね。

などなど、株主総会を終えたばかりだけど、もう今期も1/4が過ぎちゃう。素敵な食後酒2杯を飲みながら、頑張ってしぶとく生き残って行こうと気を引き締める夜。気力と知力を振り絞って頑張ろうと思う夜。

金曜日は株主総会。年に一度の大イベント。その前夜、準備も終え、緊張をほぐすべく、軽くいつものナイショバーで一息つく夜。

シェリー・トニック スパイ・ヴァレー 夏野菜のパスタ 桃のカクテル僕たちのワインバー「CUREの名物だった夏の風物詩の食前酒、シェリーのトニック割りでこの夜はスタート! ライムを入れてくれたのが嬉しい。嬉しくて、そして喉も渇いていたので、これを2杯も飲んじゃった(^J^)

夏野菜のパスタに合わせのは、ニュージーランド、スパイ・ヴァレーのピノ・ノワール。ブルゴーニュタッチの素敵なピノ。

明日は株主総会だから深酒は出来ない。シメの食後酒はデザートに桃を出してもらったので、それに合せて桃のカクテル。名前は忘れちゃった~ ピーチなんとか... まっとりして美味しい。

明日は株主総会。業績が悪いのでいろいろ言われるだろうな~ でも取り繕っても仕方ないし、サボっていたわけでもないし、僕らは僕ららしく、言われたことは真摯に受け止め、そして聞かれたことには誠意をもって自分の言葉で応える、そうやるしかない。自分らしく、自分に素直に、そして謙虚に明日を迎えよう! 明るく元気に頑張ろう~っと!

さ、そろそろ帰って明日に備えないと!

土曜日は仕事関係のお付き合いで、演劇を見た。ゴッホを描いた市村正親主演の「炎の人」。市村正親の大ファンなので、朝起きた段階ではワクワク! それでも土曜日は毎週、午前中は経営関係の会議がある。その重たい気分を引きずって出掛けた。

市村正親演ずるゴッホの「炎の人」は、37歳という若さで自ら命を断って世を去った”天才と気狂いは紙一重”をまさに地で行ったようなゴッホの半生を描く3時間近くにもおよぶ大作。

マストロ
素晴らしい演劇だったけど、この未曽有の不況の中で重た過ぎる課題を抱え懸命に踏ん張ってる今の僕にはさ、ちょっとだけ重たかったかな.... 最後に中嶋しゅう演ずる郵便局員が数分間にも及ぶ長い独演をするゴッホを逝る言葉が素敵だけど、でもそのシーンもとっても重かった...

そんな夜、重苦しさからリセットするため、久々にいつものナイショのバーへ出掛けた。今夜は心身ともに疲れてたので、軽めにした。まずはイタリアの珍しい白ワイン「マストロ」。カンパーニャのワイン。地元のブドウ品種を複数使って造った一風変わったワイン。

写真でわかるかな~ 見とれてしまうような黄金に光り輝くワイン。グレープフルーツなどの柑橘系の爽やかさを持つ夏のテラスでの食前酒に最適な感じの素敵なワイン。こりゃ中々魅力的!

プリミス
続いてもう1杯、白ワイン。イタリアはプーリア州の『プリミス シャルドネ』。イタリアのシャルドネって、中々珍しいよね。期待に胸を膨らませて飲む。柑橘系に青リンゴ、なんかソーヴィニヨン・ブランのような感じ。しっかりとしたミネラル感がシャルドネを主張してるかな。こちらも素晴らしいワイン。

最後のシメにシェリーを1杯。まっとりとしたウィリアムズ&ハンバートアモンティリャードを飲んで夜は更けました。

帰り際まで心は重たいままだったけど、それでも大好きな市村正親さんの好演・熱演には感動した。また、2004年の大河ドラマ『新撰組』の徳川慶喜役で話題になった今井朋彦ゴッホの弟役で素晴らしい演技をしてたのが印象に残った。

重たいけど、でもナイショのバーの素敵な料理とワインもあったし、何より生の市村正親にふれられた素敵な夜だった。市村さんの熱いハートを見習って僕も頑張ろ~うっと!

市村正親の熱き想いに乾杯!

金曜日は大好きな銀座の京都料理『美登里』。この不況下、どうやって生き残るか、美味しい料理と美味しいワインでディープに語る夜。

ポール・ジャブレここ美登里では、基本的に僕にワインの選択権はない。大将がその日の食材に合わせ、飲ませたいものを持ってくる。今夜も4本、目の前に並んだ。1966年のポール・ジャブレのエルミタージュなどもある(写真の左端)。なんとも壮観な眺め!

で、複数本は出てくるんだけど、大抵の場合は落とし所が決まってる(^J^) 今夜は、カリフォルニアの地からブルゴーニュを超えるワインに挑戦しているキスラーのピノ・ノワール。このキスラーシャルドネが超有名で、モンラッシェやムルソーを超えるとか超えたとか騒がれるワイン。ピノ・ノワールはあまりに少量しか日本に入って来ないため、さほどこれまで話題になっていなかったけど、こちらも超弩級に素晴らしいワイン。

自分のブログを「キスラー」という単語で検索してみると(ブログの右上の Search ってボックスで検索出来るの知ってました?)、ちょうど1年近く前、7月に美登里で一度飲んでる。もう最高なワイン!!

キスラー深く沈み込む深紅の赤。鉄分や土の香り、静寂さ、そしてその静寂さとは対極を行く華やいだ香り。ブルゴーニュの本家ヴォーヌ・ロマネを超えて深い深遠な空気を感じる。ロマネ・コンティは飲んだことがないけど、こんな感じなのかな~って想わせる素敵なワイン。キスラーは本当に凄いと再度実感した夜。

キスラーの最高のピノを飲みながら、今夜は経営について語り明かした。客人は僕と同じく、ベンチャー企業の経営、そして上場を経験したことがある。こんなにも大変な時代に突入した今、先人の英知は重要だし、そしてそれがうんと役に立つ。

毎月、1人~2人、そういった経営者の方と会食をし、自分自身を磨いてる。先人の方の成功秘話も失敗秘談も、どちらもとっても役に立つ。幸せなことに僕の回りにいる先人たちは、みな気取ることなく成功話も失敗談も話してくれる。それらを1つ1つ自分の中で消化しながら自分の会社の経営の戦略の活かしてる。

世の中が不景気になるたびに、大手企業を中心に『選択と集中』という言葉が世間を駆け巡る。僕らも何度かそういう気運になる時期があったけど、今回の経済危機では僕らも本当に選択と集中を徹底しないと生き残れないと思ってるし、いろいろな事に手を打ち始めてる。それも何人かの先人の方の不況乗り切りの談話や頓挫した秘話などを聞く中から、自分自身の覚悟を固めてきた。

だいたいにおいて経営者っていうのは夢多き人種。そうでなければ務まらない。あ、大手企業のサラリーマン社長は違うかな(^J^) で、そんな夢多き創造家である社長にとって、自分が手掛けた領域を、例えそれが本流ではなく周辺の領域であったとしても、それを撤収することはとっても心に痛い想いをする。だってさ、何らかやりたいって理由があって始めてるからね。でも、自分の夢やエゴを一時封印してでもやらねばならない生き残りのための選択と集中があるってことを今年は学んでる。

今夜は全幅の信頼を寄せる尊敬すべき客人と多いに語り、議論した夜。深い夜だ~

そして、その議論を盛り上げてくれた美登里と、美登里の大将と、崇高なワイン・キスラーに感謝!

木曜の夜は自爆ナイト! 今週は超ストレスの溜まる1週間。火曜の夜の会食の直前、突然仕事上で思わぬ大トラブル! 倒れそうになるくらいのショックを受けながら会食に向かった。

リッチランドそして水曜日の朝は、これは予定されていた事とは言え、1つの大きな責務を終えて節目を経た。きちんと責務は果たせたんだけど、ともかくそれを終えてガックリと疲れが出た。それでも夜は人と会わなければならなかった...

そんな疲れ果てた木曜の夜、久しぶりに大好きな焼肉とワインの店『三幸苑』に行った。レモンチェッロをトニックで割ったレモンチェッロ・トニックで喉の渇きを癒し、そして開けたワインはオーストラリアの『リッチランド』。これはほんと、素敵なシラー。オーストラリア独特の濃厚なシラーズとは一線を画してる。南仏・ローヌのシラーのような柔らかくて繊細なシラー。お肉の甘味と柔らかさにピッタリと合う。

寝太郎このリッチランド、あまりに美味しくって、一人で丸々1本飲んじゃった~ あ~あ、またまた飲んじゃいました....

そして、最後に食後酒を1杯。米焼酎をシャルドネの樽で熟成したお酒『寝太郎』。焼酎って言えば焼酎なんだけど、マール、グラッパのような感じのもの。香り高く素晴らしい。

と、気付けばすっかりヨッパライました~ 今週のストレスを三幸苑で一気にリセットした夜。三幸苑、最高!!

PS.
久しぶりに行ったら、三幸苑のディスプレイが超素敵に変わってた! マスターとソムリエの二人で造ったみたいだけど、ほんと、アートです、これは!

三幸苑

火曜日は、この半年、本当にお世話になっている会社の経営者の方とワインを飲んで語った。場所は大好きな渋谷のアバスク

ジュランソン ドメーヌ・コアペ親しい間柄ではあるけど、中々二人っきりで飲む場は少ない。数年前に一度実現したきりで、ぜひもっと二人でいろいろと話そうと、先月、超久しぶりに二人でワインを飲み、お互いの事業を語り合った。そして今夜が2回目。

ワインは会話を豊かにする。美味しいワインを飲みながら、いろんな話をした。最初に開けたのは、フランスとスペインの国境を分けるピレネー山脈の麓に広がるジュランソン地区の『ドメーヌ・コアペ』。ブドウはローマン・シラーという聞き慣れない品種。ピノ・ノワールの原種とも言われてるブドウで、確かにピノっぽいというかブルゴーニュのような艶やかさがある。繊細で柔らかく、そして艶のあるワイン。それでいてどこか素朴な土の臭いもする。素晴らしいワイン!

マディラン シャトー・モンテュスそしてもう1本、またまたピレネー山脈近郊のワインを開けた。マディラン地区の『シャトー・モンテュス』。先程の艶やかで繊細なドメーヌ・コアペローマン・シラーと対極を行くワインで、ギュッとした果実の凝縮感がたまらない、しっかりとした濃い感じのワイン。地場のタナ種という想像もつかないブドウから造られてる。

二人で話しているとあっという間に時間が経つ。お互いに経営責任を背負う身。参考になる話は多いし、何より彼は僕より若いけど、ほんと、しっかりしてるしスケールがある。彼と話すをこちらも元気と勇気が出る。

2本のワインで幸せに酔い、そして多いに語り合った素敵な夜。最後にアバスク名物(!?)のボンド・マティーニが飲めなかったのだけが残念!

PS.
なぜシメのボンド・マティーニが飲めなかったかと言うと、なんと、、大好きなバーテンダー、Mr.佐々木が5月末に辞めてしまったんだって.... ショック! ま、7月からは古巣の「ロアラブッシュ 1999」に復活するらしいから、またそこに会いに行けばいいけどね。でもシメのボンド・マティーニがないのは寂しいなあ~

月曜日、あるプロジェクトの4周年。昨年同様、お気に入りの摩天楼のレストラン、オレゴン・バー&グリルで祝した感慨深い夜。

ドメール・ドルーアン ロレーヌ開けたワインはブルゴーニュの名門ジョセフ・ドルーアンがオレゴンの地で立ち上げたドメーヌ・ドルーアン・オレゴンのピノ・ノワールのトップキュヴェ『ロレーヌ』。僕の大好きなオレゴンのワインで、2000年を木箱で買ってストックしてる。今夜のは2005年物とちょっと若いので状態を心配したんだけど、これが中々の出来栄え!

ドルーアン家の当主は、長女、ヴェロニク・ドルーアンにはオレゴンの地を、長男にはブルゴーニュの地を任せてる。新世界から世界に臨むドメーヌ・ドルーアン・オレゴン。僕もベンチャー企業を経営する身として、ドルーアンの挑戦は本当にすごい事だと思ってる。だって、もう十分にブルゴーニュで名声は得てるからね~

ちなみにこの『ロレーヌ』って名前は、ヴェロニクの長女の名。つまりはブルゴーニュの当主からすると孫に当る。すごい想い入れのワインです!

グッとくる深い味わい。ヴォーヌ・ロマネそのもののようなワイン。まだ2005年と若くても、さすがはロレーヌ。奥行きのあるワイン。

素敵なワインと料理に素敵な夜景、そしてプロジェクトの達成感。素敵な夜だ。

そしてこのドリーム・プロジェクトはまだまだ続く....

PS.
木箱で買った2000年のドルーアンロレーヌ、木箱が中々開かなくって苦労した想い出が... かなりしっかりと釘が刺さっていて、あまり強く叩いたり引っ張ったりすると繊細なワインが傷んでしまいそうで、慎重に慎重に、ほんと、すっごく時間をかけて開けました(^J^)

月曜日早々、我が片腕の男と固めの盃! リーマンショック後のこの経済環境下、ほんと僕の経営する会社も大変。でも、そう嘆いていても何も変わらない。僕には、僕を支えてくれる頼もしい側近が何人もいる。これだけでも恵まれてる。同じマザーズに上場している会社の社長仲間でも孤独感にさいなまれてる社長は多い。そんな中で、僕の会社には僕&会社を必死に支えようとしてくれる仲間がたくさんいる。こんな時期はそんな仲間の集結力が最後の切り札!

キスラーそんな僕の片腕の男と、何としてもこの苦境を乗り切るぞ!っと交わす盃。場所は大好きな京都野菜懐石『美登里』。この店の大将はワインのストックも凄いし、そして日本酒でも日本で5指に入る蒐集家。時々珍しい日本酒を交えながらワインを酌み交わす夜。

今夜は和食、それも野菜と鱧がメインとあって、白ワインで通した。男のビール、ハードボイルドなビール『サッポロラガービール』で喉の渇きを癒してから、最初に開けたのは、カリフォルニアの地からブルゴーニュ本家、モンラッシェムルソーを超えると評価されるカルトなワインキスラー』のシャルドネ

これ、飲んだことのある方は解ると思うけど、本当に凄い! まっとり黄金色。ナッツやバターの香がして、何とも艶っぽり。こんな旨味のあるシャルドネは中々お目にかかれない。ちなみにキスラーはピノ・ノワールも超弩級に凄い。まさにスーパー・ブルゴーニュ。

シャサーニュ・モンラシェ アングラーダ・ドゥレジェ Anglada-Deleger続いてもう1本、白ワイン。アングラーダ・ドゥレジェAnglada-Deleger)の『シャサーニュ・モンラシェ プルミエ・クリュ』。ヴィンテージは忘れちゃった...

若干スモーキーなトーンで、時間と共に蜂蜜や洋ナシのようなニュアンスも出てくる素晴らしい白ワイン。今夜のメイン料理は、なんと鱧のしゃぶしゃぶ。!! 鱧のしゃぶしゃぶをワインに合わせ、ポン酢とかじゃなく、オリーブオイルとお塩で食べた。素晴らしいマッチング!

我が片腕君に帝王学を伝承することを期し、キスラーシャサーニュー・モンラッシェと、世界のトップワインを開けてみた。大散財だったけど、ま、これが彼に期待する想い、彼に懸ける期待ってことかな。

月曜初日からトップスピンで超美味しいワインの連発! そしてノンベーな我々は、もう十分飲んだのに、この後、いつものナイショのバーに行っちゃいました...

まだ月曜日だっていうのに... 猛反省です....