生きていくってこと: 2009年5月 Archives

今夜はちょっといつもの週末とは違う! 食前酒が違う!

先月、福岡でお世話になっている大先輩経営者からスペシャルな日本酒をいただいた。ご自宅のそばにある酒蔵、伊豆本店の酒。ブランドは『亀の尾』。

伊豆本店 亀の尾 あらばしり1700年代から続く老舗らしい。この前、我が家に人が来た時に開けてはみたものの、味も解らぬ奴らにぐびぐび飲まれそうになったので、一口だけ飲んで封印してた。今夜、再度食前酒としてちゃんと味わった。凄い紙包みで包まれた荘厳なお酒。

ホームページにも出ていない新酒の生酒「あらばしり」。これは旨い! 米の旨味、甘味があって、とってもフルーティー。お米をじっくりと噛んだ時のでんぷんの甘味。そして立ち上がる華やかな香り。まったくアルコール臭くない。素敵な日本酒です。わけも解らん連中に飲ませないでよかった~

フィリップ・メルカ メルカ CJそしてメインのワインは、ワイン醸造の第一人者、フィリップ・メルカが自身のワイナリーを立ち上げた作品、『メルカ・カベルネ・ソーヴィニヨン “CJ” ナパ・ヴァレー 2003』。

フィリップ・メルカは、フランスとアメリカの二重国籍と言われてるけど、たぶん元々はフランス人。ボルドーでは名門のシャトー・ペトリュースシャトー・シュヴァル・ブランシャトー・オー・ブリオンなどで活躍してきた。

そして何といっても最近の話題は、フィリップ・メルカをはじめミッシェル・ロランなど、世界の著名なワインメーカー8人が集って立ち上げたスーパー・ドリームプロジェクト『ロング・シャドウ』。ブドウの品種ごとに8名がそれぞれ担当してる。フィリップ・メルカはその中で赤ワインのブレンデッド(メリタージュ)を担当してる。

フィリップ・メルカ メルカ CJそんな彼が自分自身のために立ち上げたワイナリーがこの『メルカ・ワインズ』。そしてその中でもこの”CJ”は、メルカの二人のお子さん、ChloeJeremy に捧げたワイン。裏面のエチケットにも書かれてるし、表のエチケットの左下の手形もお子さんのものらしい。名前も入ってる。さらにはキャップシールの上面にもこの手形が描かれてる。そして子供への愛を描いたハートマーク!

味わいもまさにフィルップ・メルカの子供への愛情を物語ってるようなワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン 100%だと思うんだけど、メルローが入ってるかのような感じで、ボルドーで言えばグラーブやマルゴーのような感じの柔らかさ、優しさがある。

そして、時間とともにこのワインは深く沈みこんだ。グッとくる重さや深さが出てきた。一応はこういう傾向を予想はして、温度も少し高め、デキャンタージュもしたんだけど、やはり時間というものには抗えない。1時間を経過した頃からグッと深いワインとなった。

このワイン、ほんと素晴らしいと思う。2003年物なんだけど、もう5年寝かせてみたいな~

1700年代から続く酒蔵の今しか飲めない新酒・生酒と、そしてフィリップ・メルカの子供への愛情たっぷりの素敵なワインで幸せに酔った夜。

素敵なお酒は気持ちを明るく前向きにする。この景況下、何とも暗い時代だけど、それでも僕らベンチャー企業人は旨い酒と食事で気分転換し、明るく元気よく前に向かって進んで行かないと!

亀の尾フィリップ・メルカでリフレッシュした夜。

ドメーヌ・デュ・トラパディス
今夜は、木曜日に福岡・モンターニュでいただいたワイン、『ドメーヌ・デュ・トラパディス』を開けた。

木曜日はこのドメーヌ・デュ・トラパディスコート・デゥ・ローヌ・ヴィラージュを飲んだけど、今夜はそのテーブルワイン。先日のと違い、グルナッシュ 100%。

木曜日のコート・デゥ・ローヌ・ヴィラージュもグルナッシュらしい凝縮感の高さは控えめの清楚で品のいいワインだったけど、今夜のワインも実に穏やか。個体の問題かもしれないけど、若干酸が立ってるかなって感じがあるかな。でもグルナッシュ 100%とは思えない仕上がり。どちらかと言うとシラーのような感じがする。

ラストー RASTEAU
このドメーヌ・デュ・トラパディスの本拠地であるラストーRASTEAU)という場所が知りたくって「地図で見る図鑑 ~世界のワイン~」を開いてみた。

南仏、童謡『アヴィニョンの橋の上で』で知られる古都・アヴィニョンから北東に40Kmくらい上がったところにある街。どうやらトラパディスという名はそのラストーの街の中の畑の名前らしい。

リヨンからローヌ川沿いに下ってアヴィニョンへ出る。もっと下ると地中海の楽園、マルセイユニースがある。行ってみたいな~

そんなことを想いながら飲むのもワインの愉しみの1つ。ドメーヌ・デュ・トラパディスのワインを飲みながら、古都・アヴィニョンなどに想いを馳せる夜。

 

童謡「アヴィニョンの橋の上で
(歌詞がありメロディーが流れます。歌詞の下に解説があります。ただし音を聞くにはQuickTimeのプラグインが入ってないとダメですが)

木曜日、久々の福岡。1ヶ月ぶりかな。地元の大先輩経営者ととっても上品な料亭風のおでん屋で食事をした後、大好きなワインバー『モンターニュ』へ行った。

ドメーヌ・デュ・トラパディス ラストー コート・デゥ・ローヌ・ヴィラージュお店の薦めるままにワインを開ける。まずは南仏ローヌのワイン、南部ローヌ地域でジゴンダスのちょっとその北に位置するラストーRASTEAU)の『ドメーヌ・デュ・トラパディス ラストー コート・デゥ・ローヌ・ヴィラージュ』。グルナッシュを中心にカリニャン、ムールヴェードル、シラーを少し混ぜたという実に南部ローヌらしいワイン。

このドメーヌ・デュ・トラパディスはネットで見ると、何と1850年から続くローヌの老舗らしい。グルナッシュの強い果実味や凝縮感が際だつことなく、とっても引き締まっていて清楚で上品な感じのワイン。これは素晴らしい! 輸入元がラヴァンナチュールという自然派ワインの専門商社だから、当然このワインも自然派ワイン。

アマンカヤ AMANCAYAそしてもう1本、これがまたまた凄い! シャトー・ラフィットのオーナー、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトがアルゼンチンで造る『アマンカヤAMANCAYA)』を開けた。噂には聞いてるけど、見るのも飲むのも初めて! ワクワク!!

これはほんと、噂に違わない素晴らしいワインです。カベルネ・ソーヴィニヨンにアルゼンチンではメジャー品種であるマルベックを加えたブレンド。しっかりとして強さもありながら、マルベックを入れた効果か、丸み、柔らかみがあり、とってもシルキーなワイン。

と、素晴らしい2本のワインを囲んで語り合ううちに、あっという間に夜は更けていきました。今日は実は結構シンドイ話をしに福岡に来た。でも大先輩経営者は懐深く僕たちを迎え入れてくれ、そして会議だけじゃなく素敵なディナーとワインに誘っていただきました。感謝です!

素晴らしい経営者と素敵なワインに囲まれ、仕事とはいえ、何とも幸せな福岡の夜です....

CARMまたまたポルトガル料理に行っちゃいました! 高輪の『マヌエル・シュラスケリア』です!

最初からハイテンションで臨みました。まずはポルトガルの夏の風物詩、軽い白ワイン『ヴィーニョ・ヴェルデ』で喉の渇きを癒します。蒸し暑い日には爽やかで爽快感もあり最高!

続いて、北部のワイン『CARM』をグラスで1杯。これ、樽熟が効いたシャルドネのような感じで、ムルソーモンラッシェのようなバターっぽさ、ナッツのような感じもあり、そして上質なナパのシャルドネのような感じもする素晴らしいワイン。でもブドウはシャルドネじゃなく地元品種らしい。ネットで見ると、ワインとオリーブオイルを造ってるらしい。ブドウはまさに昔ながらの足踏みでつぶす。ページの下の方に写真が出てます。今時、こりゃほんと、凄いよ!!

キンタ・ダ・ミモザ Quinta da Mimosa続いて『キンタ・ダ・ミモザQuinta da Mimosa)』というワイン。写真で見ると「PALMELA」と記されてるから、それからすると首都リスボンの対岸、パルメラのワイン。すごくしっかりとした赤ワイン。スペアリブの炭火焼ととってもよく合った。

シメはリスボンの南東、アレンテージョのワイン『エスポラン・レゼルバ・ブランコ 2007』。ソーヴィニヨン・ブランのような感じで、トロピカルな感じ、柑橘系の感じもあり、フレッシュだけど旨味もしっかりとあるかなり本格的なワイン。素晴らしいです!

そして、料理としては、前回品切れていて食べれなかったバカリャウ(干し鱈)の炭火焼をついに食べました! これを食べて本当にポルトガル人になった気分です。

エスポラン・レゼルバ・ブランコ バカリャウの炭火焼パカリャウは日本の干物とは若干違って、海水で何度も洗って塩気を付けて干すものだそうで、食べる時にはその干物状態を水で戻して食べるらしい。戻し方1つでも味わいは違うらしく、それが各レストランの味になるんだってさ! オニオンスライスが豪快に乗っかっていて、オリーブオイルがかかってる。

今夜も最高にポルトガルな気分です。我がルーツに乾杯!

この1週間、またまた本当に大変だった。あ、毎週か...

明日からまた戦いが始まる。心をほぐす今夜のワインはオレゴンの銘酒、フランシス・タナヒルのシラー

フランシス・タナヒル タナヒル

オシドリ夫婦として有名なタナヒル夫妻が造るこのシラー、本当に素晴らしい。2002年と2004年を持ってるんだけど、今夜はちょっとバシッと強めのワインで気持ちをリセットしたいと思い、2004年を開けた。

グッとくる果実の凝縮感がたまらない。デキャンタージュして時間が経つと渋味と果実の甘味のバランスもとれ、次第にローヌ系、コート・ロティとかの味わいに近付いて来る。最後は正統派のシラーに昇華した。

重く深い味わいだけれど、でもベルベットのような柔らかさを併せ持つ、そんな素敵なシラー。本当に素晴らしい!

タナヒルと言えば、タナヒル夫妻をはじめ4人の著名なワインメーカーが参画するドリームプロジェクトなワイナリー、オレゴンの『A to Zが世間では大きな話題。でも自身のワイナリーも本当に素晴らしい。

そしてタナヒルはシラーのほかピノ・ノワールも素晴らしい。僕も数本だけ持ってる。先日、タナヒルがお好きな経営者の方に1本差し上げたんだけど、ともかく日本への輸入量が少なく入手は困難。

大好きなオレゴンの若手チャレンジャー、タナヒル夫妻の造る素敵なワインを飲んで明日からの戦いに臨む夜。戦いの前に心を一旦解きほぐしてリラックスするのはとっても重要。

こんな素敵なワインを造るタナヒル夫妻に乾杯!!

ダックホーン木曜の夜、お世話になっているスケールの大きな若手経営者とグレープチョイスでディナー。シャンパンで乾杯した後、まずはオバマ大統領の就任式典で出されたというダックホーンのソーヴィニヨン・ブラン。すっきりとしていて白い花の香りのする素敵なワイン。

そして赤ワインはナパ、スプリング・マウンテンの標高約500メートルの高地で造る銘酒『スミス・マドローン』のカベルネ・ソーヴィニヨン。スミス・マドローンは名前は聞いたことがあるけど飲むのは初めて。しっかりしたハーブ香が漂う素敵なボルドー的なワイン。素晴らしい!

スミス・マドローンの畑このスミス・マドローンというワイナリー名は、所有者のスミス氏とこの土地に特有だったマドローン樹(月桂樹)を組み合わせたものだそうです。高地のブドウで造るカベルネはこのワインに限らず鉱物的というか、鉄分と渋味、ミネラル分多めというか、かっちりとした力強さを持つ。ナパの平野部やサンタバーバラなどの南のワインが太陽の光をさんさんと浴びて蒸れるほど熟して凝縮感の高い果実味溢れるワインとなるのとは対極を行く。

スミス・マドローンそういや今夜の若手経営者、僕より6~7歳若いと思うんだけど、最近の若手経営者に有りがちな軽い乗りじゃなく、今夜のスミス・マドローンのような山岳系のごとき一本しっかりと芯が通った強さ、重さ、そして人間力を感じる。

僕の回りには尊敬できる素敵な人がたくさんいる。そういう方々とゆっくりと食事をしてワインを飲んで、そしていろいろと語る夜は本当に素晴らしい。自分を磨くには何よりの場。

素敵な夜でした。若手経営者とスミス・マドローンと、そして素敵な場を演出してくれたグレープチョイスに乾杯!

PS. 今夜の客人は、なんとポルトガル料理の店『マヌエル・シュラスケリアのすぐ近くに住んでるんだって! よく行くと言ってた。こりゃまたビックリ!

先週に続き、またまたポルトガル料理を食べた! 先週来、とにかく気になって気になってしかたない。先週発見した渋谷の『マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ』の姉妹店、高輪にある『マヌエル・シュラスケリア』へ行った。

澳門 ポルトガルの残照―永田幸子写真集ここで聞いたんだけど、都内に4店あるポルトガル料理のレストラン「マヌエル」は、シェフはみなマカオ(澳門)から来てるんだって! マカオにポルトガル人のマヌエル料理長率いるレストランがあり、そこからシェフは派遣されてるようだ。素晴らしい!

マカオはつい10年前までポルトガル領だった。いまだにポルトガルの文化が多数残っているらしく、「澳門 ポルトガルの残照―永田幸子写真集」という本を持ってるんだけど、ぜひ訪れてみたい場所。

さて、渋谷店はポルトガル家庭料理って感じの店なんだけど、こちら高輪店はポルトガルの伝統的な炭火焼の料理。シンプルな炭火焼は大好き。超期待して出掛けた。

サグレス・ビール コレット CORETOまずはサグレスのビールで乾杯! サグレスはヨーロッパ最西端の岬。その昔、ポルトガルの大航海時代、1500年代にアフリカやインド、東南アジアへと旅立った起点となる地。すっきりとした日本的なビール。付きだしのオリーブといい感じ!

料理は最初に温野菜が出た。ブイヨンのような出し汁に浸して蒸した感じの野菜。柔らかく優しい味わい。とても素敵、かつ健康的。ワインはまずはリスボン近郊、エストレマドゥーラ地方の『コレットCORETO)』を1杯。高輪店はグラスワインがとっても豊富。11.5%とアルコール度数が低く、軽めの爽やかな夏向きのワイン。ブドウの品種は完璧なまでの地元品種。まったく聞いたことのないもの。

ヴァスコ・ダ・ガマ続いて料理はうずらのグリル。とっても香ばしい。ワインはポルトガル北部、ダンのワイン、『ヴァスコ・ダ・ガマ レゼルバ 2004』をグラスでもらった。ヴァスコ・ダ・ガマとは、1498年、初めて喜望峰回りの航海でインドへ辿り着いた人。ヴァスコ・ダ・ガマに敬意を表したワインなのかな?? 南仏やスペインなどのワインと近い感じ。

料理は進み、名物の1つ、イワシの炭火焼。夏になるとポルトガルではこれを屋台でかぶりつくらしい。今夜のイワシも大ぶりの脂の乗った素晴らしいもの。レモンとオリーブオイルをかけて食べる。そしてタコの炭火焼も出てきた。これまた日本のバーベキュー料理のような感じで美味しい。ポルトガルのオリーブオイルはすっきりしていて柔らかい味わい。

エストレマドゥーラ CASA DO LAGOこれらに合わせ、グラスワインをもう1杯。コレットと同じリスボン近郊、エストレマドゥーラ地方の『CASA DO LAGO』。かなりしっかりとしたワイン。

これに合わせ、ポルトガル名物バカリャウ(干し鱈)を使ったリゾットをいただいた。ブイヤベースのような、日本の魚介系雑炊のような、懐かしくも旨味たっぷりの素敵なリゾット。その他、ポテトグラタンも食べた。

最後のシメにポルトガルのリキュールを飲んで素敵な夜を終えた。今夜はバカリャウの炭火焼だけが品切れで食べれなかった。今度こそ!

ポルトガル人はバカリャウとイワシの炭火焼が大好きだそうだ。バカリャウは日本で言えば干物。レモン&オリーブオイルをかけるのか、醤油をかけるのかの違いがあるくらいで、まるで日本そのもの。

そんなところからも日本との接点を感じる夜です。またまたポルトガルの血が騒ぐ夜です。

しっかしたくさん食べたなあ~ また近々食べにこようっと!

この1週間、あまりに辛い仕事が続いた。月曜の夜に予期せぬ特大トラブル....それもお金では済まない、お金では代えられない、人にまつわるトラブル。 その対応で月曜の夜中から水曜くらいまで忙殺された。その間も何事もなかったかのように普通の日々の仕事は続く。さすがに辛い...

HeartNote(ハートノート) 湊孝夫/I'm Glad There Is Youそんなストレスを金曜の夜の先輩との宴会、そして昨夜の超美味しいワイン(ハーシュ・ヴィンヤードで発散させた。そして今夜もストレス解消3日目(!?)、昨夜に続いてスーパーなワインを開けちゃった!

福祉等への寄付を目的としたナパのチャリティー・オークション「ナパヴァレー・オークション」へ出品された逸品、インシグニアで有名なジョセフ・フェルプスの造る『ジョセフ・フェルプス シラー/カベルネ・ソーヴィニヨン 1999』を開けた! そしてBGMは自分のジャズレーベル「HeartNoteハートノート」の第1弾、今や絶版となってしまった「湊孝夫I'm Glad There Is You」。グラミーアワードのトランペッター、ランディー・ブレッカーをゲストに迎えたこの第1作、これが自分自身でも一番想い出深い。品切れちゃったけど、いつの日にか再発したい。

ジョセフ・フェルプス シラー/カベルネ・ソーヴィニヨン

 さて、今夜の『ジョセフ・フェルプス シラー/カベルネ・ソーヴィニヨン 1999』、これは楽天とかのネットでも出てこないレア物。1999年に醸造し、僕の記憶が正しければ、たぶん2002年のナパヴァレー・オークションに出品されたもの。ボルドー・ブレンドのインシグアニでカルトワインの名を欲しいままにしたカベルネ・ソーヴィニヨンの王道を行くジョセフ・フェルプス。その彼がまさかのシラー! まとめて4本調達できて、今夜飲んで残りは2本かな。

このワインの味わいは一言では言い表せない。ベルベットの生地を撫でるかのようなシルキーな柔らかい舌触り。コート・ロティのようなシラーとしての骨格やスパイス香もありながら、でもナパの地で造られたせいか、はたまたカベルネ・ソーヴィニヨンを混ぜてることによるのか、微妙なユーカリとかミントのような森の奥に潜むハーブ香が漂う艶気満点のワイン。

今夜は子供たちが傷んでる僕のために(!?)、インスタントに近いけどパンを造ってくれた。焼きたてのパンにチーズ、そしてこのワイン。素晴らしい組合わせ。

ロマネ・コンティ DRC フィーヌ最高のワインで気持ちをリセットし、明日からのまたまた激しい戦いに挑む。神の力とも思えるワインにこの上ない幸せを感じる夜です。そして最後の最後にまたまた、ロマネ・コンティのフィーヌを飲んじゃいました~ 最高!

辛い仕事、嫌の仕事、思いがけないトラブルを誰かにヤツ当っても始まらない。美味しいワインを飲んで自分自身をリセットする、それが正しいリカバリー策。

無趣味な人ほどストレスの解消方法は難しい。ワインとジャズにハマッた自分は恵まれてるって、そう想うようにしてる。ジョセフ・フェルプスに感謝!!

僕はカリフォルニアの青い空が大好きだ。その昔、仕事でシリコンバレーに行く機会が多かった。今は選択と集中の中で撤退しちゃったけど、僕にとっては素敵な時間を過ごせた場所。

今夜開けたハーシュ・ヴィンヤード、これはその当時、シリコンバレーで直接買い付けてきたもの。$59.95の値札が付いてる。

ハーシュ・ヴィンヤードハーシュ・ヴィンヤードは本来は著名なピノ・ノワール専門のブドウ園。ウイリアムズ・セリエムキスラーシドゥーリなどにそのピノ・ノワールを供給してる。3月に開けたウイリアムズ・セリエムもこのハーシュ・ヴィンヤードを使ったトップキュベがある。あの3月の時もシリコンバレーの底抜けに明るい青い空を想い起こしたな~

そんなハーシュ・ヴィンヤードが自分たちでもワイン造りを始めた最初のヴィンテージが今夜飲んだ2003年。いや~、1本しかないファースト・ヴィンテージを開けちゃった~~

これはもう素敵としか言いようのないピノ。たぶん今年飲んだ中では最高のピノ! きれいなルビー色をしてるけど、でも深く沈み込むかのような奥行きを持ち、そして時間とともに華やかな艶も立ち上がってきた。素晴らしいブルゴーニュ・スタイルのピノ。

あの頃はシリコンバレーに出張すると、毎回珍しいワイン、日本では手に入らないワインを買い付けてきてた。特に行き付けのワインショップは日本のヤマトと提携してたので、税関処理含め、とっても簡単に箱で送ることが出来たので良かったな~

僕はシリコンバレーの底抜けに明るい青い空が大好きだ。またシリコンバレーに絡む仕事がしたいな~ いまは世の中の景気も悪いし、僕の経営する会社もいろいろな事業の選択と集中をしているまだ道半ばなので今すぐってのは難しいけど、必ずやシリコンバレーにカムバックする。そしてシリコンバレーの青い空の下、美味しいワインを飲み、そして買い付けてきたいな~

先日のベリンジャー・ナイトスブラジア氏から、300年に亘る家系図を遡ってついに家紋を探し当てた!、って話を聞いて感動した。当夜のメニューの表紙に付いてた黒字に赤のマーク。その話をしながら僕のルーツの話をスブラジア氏にして二人で盛り上がった。

僕にはポルトガルの血が流れているらしい。祖父の祖父がポルトガルと日本のハーフだったようだ。つまりは、僕には1/32、ポルトガルの血が流れてる。

ポルトガルの風1年半くらい前、祖父の弟が亡くなった際に「自分には1/8、ポルトガルの血が流れてる!」と言い残したことから始まったこのポルトガル騒動。僕の祖父の代、親の代も大半が亡くなってしまっているので調査はそう簡単ではないけど、数少ない親族の老人たちに聞くと子供の頃にそういう話を聞いたことがあると言う。

それ以来、ポルトガルという地が気になって気になってしかたなく、いろいろな本を読んだ。今月は『ポルトガルの風』という本を読んだ。日本大学の先生が1996年、ご夫婦で1年間、ポルトガルに留学した際のエッセイ。素朴なポルトガルの実像が飾り気のない文章で書かれていて楽しい。益々行ってみたくなるな~

そんなポルトガルが昼も夜も頭から離れない日々を過ごす中で、都内にポルトガル料理専門のレストランがあるのをネットで発見した! もう居ても立ってもいられず、遅い時間だったけどすぐにその店に向かった。

この『マヌエル コジーニャ・ポルトゲーザ』という店、渋谷の中心からかなり離れた松涛の住宅街の中にある。どうせ混んじゃいないだろうとタカをくくって予約もしないで行ったらこれが超満員! 日本にポルトガル料理が好きな人っているんだ!! 超ビックリです。入口脇の端っこ、料理を出すための補助台のような机に無理やり座らせてもらった。

まずはポルトガルの夏の風物詩とも言える爽やかなアルコール度数の低い白ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」をグラスで一杯。もうこういったワインが喉ごし良く美味しく感じられる季節になりました~

そして本命のワイン選び! これがマイッた! ポルトガルワインを侮るなかれ。なんと、かなりの量のワインリストが... 聞いたことがあるのはシャトー・ラフィット・ロートシルトがポルトガルで造る『キンタ・ド・カルモ』というワイン1つだけ。

ポルトガルは北部と南部でかなりワイン事情が違う。北部は甘い食後酒「ポート酒」の産地として有名。その周辺で通常のスティル・ワインも造ってる。南部はわりと新興勢力。

ジョアン・ポルトガル・ラモス ヴィラ・サンタポルトガルの首都・リスボンにはテージョ川という大河が東から西に向かって流れてる。その川の下側(南東側)を「アレンテージョ」と呼ぶ。ポルトガル語で”テージョ川の向こう側”という意味。シャトー・ラフィット・ロートシルトがワイナリーを造ったのもこのアレンテージョ地域。そんなのもあって、今夜はアレンテージョのワインを飲むことにした。アレンテージョだけでも10数種類のワインがリストされてる。

お店の方にアドバイスをいただき、ポルトガルでいま話題の造り手、ジョアン・ポルトガル・ラモスの造る『ヴィラ・サンタ』というワインを開けた。ポルトガルのワインは地元のブドウ品種を多用するから、構成されるブドウを聞いても知らない種類が多い。このヴィラ・サンタはアラゴネス、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、カベルネ・ソーヴィニヨンから造られてるそうです。アラゴネスはスペインで言うテンプラニーリョ。トリンカデイラとアリカンテ・ブーシェはたぶん地元品種。

ギュッと果実味が詰まった凝縮感の高いワイン。南仏・ローヌ地方のグルナッシュを使ったワイン、スペインの南部のワインなどに近い感じ。とても美味しい!

バカリャウ コロッケポルトガルの食の名物は、バカリャウを使った料理。バカリャウとは、干し鱈のこと。まあ干物だね。で、日本なら干物は焼くだけだけど、ポルトガルではこれをいろいろと調理する。今夜最初に食べたのは、バカリャウのコロッケ。バカリャウの身を細かくしてコロッケの具として入れたもの。サクッとして、そして海の香りがしてとっても美味しい。

そしてバカリャウを土鍋でトマトやポテトといっしょに煮込んだ料理が出た。ホームページのメニューで見ると「バカリャウとお野菜の土鍋煮」となってる。ブイヤベースのような感じの食べ物。これまた海の香が素敵な美味しいお料理。ワインとの組合わせは最高!

メインには牛肉の赤ワイン煮が出た。ネットでメニューを確認する限り、「牛肉の赤ワイン煮 アソーレス風」というものだと思う。アソーレスとはポルトガル本土から遥か彼方の大西洋上に浮かぶアソーレス諸島のこと。ポルトガルの観光案内の本には必ず出てくる島。なぜか日本とはつながりが深く、アジサイ、椿、ツツジ、杉の木などが日本から伝わったと言われてる。この話も不思議だし、我が家のルールを探るという観点からもいろいろ気になるよね~

最後に鴨のご飯というものが出てきた。スペインのパエリアのような感じで、これまたとっても美味しい。コースで食べたんだけど、こんな素敵なコースでなんと3,800円だった! 素晴らしいコストパフォーマンス!

素敵なポルトガル家庭料理を食べ、素敵なポルトガルワインを飲み、益々ポルトガルに行きたくなった夜でした。

僕のルーツはどんななんだろう? 5代前に来日して我が片山家の創始者となったポルトガル人の家系はポルトガル国内で今も生き残っているんだろうか?

本当にポルトガルが恋しくなった夜でした。

1996年、日本で最初の衛星放送「PerfecTV」が開局した。現在のスカパー。その立ち上げにかかわった面々4名が集まって同窓会ディナー!

オー・ボン・クリマ マグナブ・リッジ
まだまだパソコンの性能が今では考えられないほど低かった時代、そんな時代にデジタルで放映する放送局を立ち上げた。毎晩夜中まで仕事をし、そして若かった僕たちはそれから毎晩飲み歩いた。そして朝からまた仕事をした。

アドレナリンが出っ放しのような半年を過ごし迎えた開局。いま思い起こしても感慨深い。その時にかかわった今夜の二人はいま僕の会社で僕を支えてくれている。今夜のもう一方は大手企業で活躍されてる。

そんな我々の久々の再開を祝いシャンパンで乾杯! そしてまずはサンタバーバラのピノ・ノワール『オー・ボン・クリマ』でまっとりと想い出話。次いで、ディープにメンドシーノのカベルネ・ソーヴィニヨン『マグナブ・リッジ』へ進んだ。

メンドシーノ・リッジ ISLANDS IN THE SKY
メンドシーノ
はナパよりもっと北、カリフォルニア州の最北端のワイン産地。長野県大町市と姉妹都市を結んでる。そのメンドシーノの中でも、今夜のワインは「ISLANDS IN THE SKY空の浮かぶ島)」と呼ばれるメンドシーノ・リッジ地区のワイン。メンドシーノは冷涼な霧の多い地域として知られるけど、このメンドシーノ・リッジというところだけは高台なのか、霧の上に浮かび上がっているような地域らしい。

しっかりとしたボルドースタイルの素晴らしいワイン。ブドウを噛み締めるようなギュッとした凝縮感があり、でも濃過ぎて嫌らしいようなワインとは違う。どちらかと言うとメルローなど使ったボルドー右岸系のワインに近いかな。タバコやカカオの香り、そして上品なハーブ香が冷涼な地域である事を思い起こさせる。

素敵なワイン2本を開けて再開を喜ぶ夜。何かまたいっしょに面白い仕事ができそうな、そんな予感がした夜。ワインは人と人の間にポッカリと空いてしまった長い時間をあっという間に引き戻す力がある。

素敵な夜に乾杯!!