生きていくってこと: 2008年12月 Archives

大晦日を迎えた。もう年が明ける。世界経済大混乱の中、夜は明けるのか明けないのか!? 誰にも解らないんだろうけど、知恵と気力を振り絞って頑張って突き進んで行けは、必ずや活路は開かれると僕は信じてる。そんな活路が開かれる前の産みの苦しみ、夜明け前の大晦日。

今夜開けたワインはもう一つの夜明け前。『ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルベ・ソーヴィニヨン 1998』。

ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルベ・ソーヴィニヨン
1998年は想い出深い年。会社経営で超苦戦した1990年代初頭~中盤の時代から、もしかしたら夜が明けるかもと思え始めてきた年。それが1998年。まだ社員は一人もいなくって一人でやってたけど、外部から力強い援軍が僕の仕事を手伝ってくれ、そしてテレビは衛星放送にてデジタル放送が本格化し、僕の持ってる技術がお金に替り始めた頃。その翌年、1999年8月1日、本当に夜が明け始めた! 「信ずるもの、頑張るものは救われる!」とその時に確信した。

そんな1998年のベリンジャーを開けた。まとめてかなり買い込んだこのワインも残り5本となったけど、相変わらず最高のワイン。森の奥の草木の香り、森林浴をしている気分。静寂さが漂うシガーバーにまっとりと座る気分。僕が最高にリラックス出来るワイン。

それでも今日の1本は多少状態は荒れてるかな。大好きなベリンジャーは1本1本、その状態が僕には手に取るように解る。まとめて買い付けた後、しばらくワインセラーに入り切らずマンション地下のトランクルームに置き去りにされたのが数本あるんだけど、今夜のはそれかな~ ワインは愛情をかけないとすぐに状態は悪くなる。あ、ワインだけじゃないね。楽器だってそうだし、人間もいっしょだね。愛情をかけないといい音は出ないし、仲間や部下もグレちゃう。何事につけても愛情をもって接することが重要。仕事でも気をつけよ~うっと!

 

ベリンジャーを飲みながら大変だった1998年の僕の会社の夜明け前を想う夜。そして新年を迎えるにあたり、経済の夜明け前を想う夜。

明けない夜はない。僕にとっても、社会にとっても、そしてこの1年、僕のブログにお付き合いして下さった皆様にとっても、新年が良い年になりますように! 来年もよろしくお願いします。

さ、年が明ける!

PS. 2008年のお正月は今夜と同じ『ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルベ・ソーヴィニヨン 1998』で幕を明けました! ベリンジャーで始まりベリンジャーで締めた2008年でした。

ベントン・レーン ファースト・クラス12月30日、大晦日の1日前。今日と明日で今年が終る。締めに相応しいワインを選んだ。オレゴンの『ベントン・レーン ファースト・クラス 2002』。もちろんオレゴンと言えばブドウはピノ・ノワール。

オレゴンという地は、ブルゴーニュに対抗した素晴らしいピノ・ノワールを造り続けている土地。ドメーヌ・ドルーアンドメーヌ・セリーヌトリイ・モアなど、ピノの銘酒には事欠かない。そんな中で今夜のワインはまた格別。

90年代、ナパで一世を風靡したワイナリー「ジラード」のオーナーが自身の名を冠したワイナリーを売却し、その資金でオレゴンで興したワイナリー「ベントン・レーン」。そのベントン・レーンのプレミアムワイン「ファースト・クラス」を開けた。そもそもジラードは僕の記憶ではジンファンデルの名手。僕らが2001~2002年にやってたワインバーにも置いてた。それがオレゴンに移ってピノを専門に造ってるとは!

開けてみるとワインは濃いガーネット系の色、心地よい引き締まった果実味と酸、わずかな鉄分や血の臭いなど、まさにブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネのよう。このワインはブラインドテイスティングではオレゴンと当てるのは難しいだろう。間違いなくブルゴーニュと答えそう。ジラード氏はジンファンデルに続きピノ・ノワールでも大成功!

そんな高貴なブルゴーニュ的なオレゴンのピノに酔い、残り1日と少々の2008年をいろいろ想う夜。この1年、本当にいろいろな事があった。1年を思い返し、反省し、そして新年に向かって突き進もうと気合を入れる夜。

世界中の景気が悪くっても、それでも生き残る企業はある。死力と知力を振り絞ってこの乱世の世を生き抜き、そして駆け抜けて行こうと思う。神は真面目に前を向いて頑張る者に味方すると信じてる。ジラード氏の2回目の大成功を味わいながらそんな事を考えた夜。

ピーター・レ-マン エイト・ソングス29日の夜、今年の仕事納めの夜はいつものナイショのバー No.2 で煮込みハンバーグとハヤシライスにワイン。開けたワインはオーストラリアはバロッサ・ヴァレーの名門ピーター・レ-マンが造る『エイト・ソングス 2003』。バロッサ・ヴァレーで造るシラーズの中でも指折りで、2007年ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジで銅賞を受賞した作品。

デミグラソースにまったりと沈んだ牛100%のハンバーグに合わせ、オーストラリアらしいシラーズ。かなりパンチの効いたワイン。エチケットはお洒落な印象派の絵画のようなんだけど、味わいはもっと近代的。アヴァンギャルドと言うか何と言うか、味わいをうまい日本語で言い表すことが出来ない。ココアの粉を舐めたようなパウダー感とか、皮の渋味をギュッと凝縮したような味わいとか、かなり強いワイン。誰かこのワインを飲んだ人、適切な日本語で言い表してみて! で、このワイン、デミグラソースとの相性は最高!

ピーター・レ-マン エイト・ソングス締めはハヤシライスにした。皆さん、今シーズンのドラマ『流星の絆』って見てたかな? 東野圭吾原作でジャニーズの嵐の二宮君が主演のドラマ。主人公の3兄弟が幼い頃に両親が殺される。その両親がやっていた洋食屋の定番メニューがこのハヤシライス。ドラマの中でも何度もキーとしてハヤシライスが出てくる。このドラマ以来、世の中ではハヤシライスが隠れたブームらしい。

テレビドラマでのハヤシライスの味は解らないけど、今夜のハヤシライスは最高! そしてそれに合わせる強烈な押し出しの強さを醸し出してるオーストラリアのシラーズ『エイト・ソングス』も最高!

ただし、帰り際に飲み残しの温度の上がったワインを一口飲んでみるとかなりエグ味があった。温度が上がり過ぎるとダメかも。美味しいけれどかなり個性的なワインで好き嫌いが別れそうな感じ。でも今夜の煮込みハンバーグやハヤシライスには最高の組合わせでした。

これでこのバーも正月休み。新年はどんな年になるのかな~ 世界経済は大変な事になってるけど、少しは明るい光が見える1年になるといいな~と思ってる。

1年のバー生活(!?)の最後を締め括るに相応しい素敵な料理とワインを満喫した夜。そしてその美味しい料理とワインを満喫しながら新年の希望を願う夜。

ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン金曜日、会社の関係者と軽い忘年会をした後、ナイショのバー(No.2 じゃなく初代ナイショのバー)へ移動した。マスターが僕のため(!?)にベリンジャーの古いのをストックしてくれてたようで、いきなりワインリストに1999年の『ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 1999』が登場した!

1999年と言えば、僕が会社の再立ち上げにチャレンジした年。強力なパートナーが二人、僕の会社に移ってきてくれ、そこから今の会社を築いていった。1988年が登記上は創業年だけど、僕の心の中ではこの1999年が実質の創業年。すべては1999年の8月1日から。

僕は超が付くほどのベリンジャー好きだけど、今夜の1999年も素晴らしい出来栄え! グッと引き込まれるような深さがある。少し枯れたような果実味、でもエキス分はとっても濃い。

最近、若い女性たちの間で「カレセン」という単語があるそうだ。50代とかの枯れた渋い男を好む女性たちの事を指すらしく、『カレセン―枯れたおじさん専科』という本も出てるんだって。今夜のベリンジャー、「枯れ系ちょい悪オヤジ」的な渋さがある。微妙に枯れた感じはするんだけど、でもとってもエレガントでお洒落。この奥深さは若いワイン(若い男)では表現出来ない。

ベリンジャーに感嘆し、気がつけば午前3時過ぎ。土曜日も朝から仕事だったんだけど、ベリンジャーの魅惑には勝てませんでした~ 何度もオーナーが変わりながらも1876年以来132年間、3世紀に渡って続くワイナリー。う~ん、ベリジャー最高!

1年のストレスを最高のベリンジャーで吹き飛ばした夜。そして1999年の第2の創業期を想い出しながら飲む夜。が、、、翌朝は眠くて辛かった~(^J^)