生きていくってこと: 2008年11月 Archives

シャトー・ヌフ・デュ・パプ
金曜日の夜、僕と同じく新興市場に上場してるベンチャー企業を立ち上げた女性とワインを飲んだ。場所は大好きなビストロ、渋谷のアバスク

東証マザーズや大証ヘラクレスなど、新興市場は今とっても逆風。彼女の会社もいろいろと苦労があり、創業メンバーの彼女は今は会社を離れている。

僕の会社も今は超大変な時期。この11月はいろいろな発表もしなければならなかった。その発表を読んで心配半分、激励半分、訪ねてきてくれた。ありがたいことです。

ギュッと凝縮感のある果実味たっぷりのシャトーヌフ・デュ・パプを開けた。お互いの前途を期して飲むワイン。アバスクで初めてアラカルトではなくコースにしてみたけど、バスク地方の逸品が順番に出てきて実に楽しい~ ルンルン♪

フォアグラをそのままコンソメのスープで茹でて岩塩だけで食べるシンプルな料理や鱈(タラ)のピルピル、バスク豚のローストなど、バスク地方の名物料理のオンパレード。いずれも和田シェフのセンスが光る逸品!

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最後に、デザートに栗のガトーが出たので、それに合わせ名バーテンダー・佐々木さんにオリジナルカクテルをお願いした。1つは隠し味に抹茶を使ったクリーミーなもの、もう1つはアマレットやグランマニエなどを使った果実味のあるもの。どちらも素晴らしいカクテルでした!

素敵なワインと素敵な料理と素敵な会話を楽しんだ夜。そしてお互いに励まし合った夜。アバスクは一夜の小さな幸せをプロデュースしてくれる素敵なレストランです。

PS. アバスクにて初めてオーナーの大山さんの奥様にお会いしました! お客さんとして飲みに来ていたようなんだけど、大山さんにピッタリな感じの素敵な女性でした!

暖かい支援者の方々のサポートもあり、経営上の課題にようやく少しメドを付けた。そんな金曜の夜、僕を支えてくれる頼もしいスタッフと深夜に”ご苦労さん会”。会場はグレープチョイス

メリー・エドワーズシャンパンで乾杯した後、ソノマはルシアンリバーの銘酒『メリー・エドワーズ』のピノ。ボリュームがあり、厚みがあって深い。華やかだけどモデルのような細身の女性じゃなく、もっとグラマーな感じ。ルパン三世峰不二子って感じかな。ものすごく深みと艶がある。素晴らしいピノ。さすがメリー・エドワーズ

緊張し緊迫しまくったこの1~2週間を戦った戦友たちと交わすワインはとっても美味しい。シメに大好きなダリオッシュのシラーを開けた。酔っぱらって写真は撮り忘れた。ダリオッシュはカベルネが最高に美味しいけど、このシラーもイケてる。自宅にも数本、ストックしてる。力強く、そしてスパイシーでパンチがある。明日からもまたガンバレって、ホメイニ革命でペルシャ(イラン)から脱出してアメリカで成功したツワモノのダリオッシュさんに背中を押されてる感じがする。

さ、明日から気分一新、次の目標に向かって頑張ろう~っと!

ピノ・グリ

会社を経営していると、毎年毎年、いろいろなピンチがやってくる。世界経済が混乱すれば、そんな風も僕らを直撃する。常に真剣勝負な毎日。そんな中でもこの数ヶ月はほんと、厳しかった。でもそんな時期でも、僕らの活動に理解を示し支援して下さる方々もいる。そういった皆様の暖かい支援もあって、なんとかその厳しさに対する対応におおよそのメドを付けた夜。

夜明け前だな~! 誰と飲むのも疲れ、誰とも話したくない水曜の夜は、ナイショのバーへ入り隠遁の夜。

ゴードンのジンリッキーで喉を潤し、イタリアのピノ・グリへ。ピノ・グリとは思えない力強さ、まっとり感、艶があり、素晴らしく美味しい。疲れた心身が野菜&ビタミンを求めたようで、いつもと違って野菜をいろいろつまんだんだけど、これとピッタリ。ブロッコリーにタプナードソース、ヤングコーンのグリルなどなど。

スパイ・ヴァレーそしてシメはニュージーランドのスパイ・ヴァレーのピノ・ノワール。まさにブルゴーニュそのもののような造り。疲れたハートのグッと染み渡るものがある。古き伝統のブルゴーニュに臨んだ挑戦者のワインだけに、僕らのような常に挑戦者として戦いぬいているものにとっては魅かれるものがある。

さ、軽く飲んで明日も頑張るぞ!

20081108-w1.jpg土曜の夜はお取引先の35周年記念ワインを開けた。造ってるのはソノマのウィンザー・ヴィンヤード。ここはWEBを見ると積極的にエチケットの特注を請けてるらしい。

この会社、オーナーがワインがお好きなようなんだけど、さすがいいワインを選んでる。古き良きソノマの香りがする。ともかくものすご~くいい香り。ソノマでも銘醸地、アレクサンダー・ヴァレーのワインだけど、まさにこの地の特徴をよく表現してる。森の草木の湿った香り、ユーカリやミントなどのハーブ香、ごく軽いシガーの香りなどなど、素敵としか言いようのないワイン。カリフォルニアのワインは樽を思いっきり効かせてヴァニラフレーバーが強いものが結構あるんだけど、このワインは樽の効かせ方も上品。最初は目立たず、時間の経過と共にソノマという地を主張するかのようにほのかに甘いヴァニラ香が立ち上がって来る。

20081108-w1b.jpgこのワイン、一言で言うと、お洒落な大人のワイン。まさに35周年という会社の歴史に相応しいワイン。特にこの会社さんは35年間、きっちりと会社を伸ばしてきたので、その成長を祝うには最適なワイン。僕の会社は今年20周年。こちらの会社とは違い、紆余曲折を経て、何度も挫折を経て、何とか今に至ってる。まだまだ修行が足りないな~

このワインをくださった会社は、僕が社会人になった時からいろいろと接点があり、また業界でも著名なとても立派な会社。その会社の歴史と現在の発展を伝える素晴らしいワインでした。

今夜のワインはスゴ過ぎる! 何が凄いって、すべてに凄い!

マリエッタ・セラーズ シラー
マリエッタ・セラーズ シラー 1999』。1999年のカリフォルニア・ソノマのシラーなんだけど、これ、南仏・ローヌ地方、エルミタージュの70年代の『ラ・シャペル』とかの古酒のような味わい。

エルミタージュシャトーヌフ・デュ・パプの20~30年物のような感覚。シラーが時を経てブルゴーニュのピノのように昇華した感じ。まろやかだけど深い酸があり、ブライドテイスティングしたら30年物のエルミタージュと答えそうな、そんな古酒の香りがするワイン。

このマリエッタ・セラーズはソノマの北部、ガイザーヴィルのワイナリー。なぜカリフォルニアで造ったこのシラーが南仏での30年物と肩を並べるくらいの熟成感になったのか、すごく不思議。

1999年、この年は僕にとっては忘れ得ぬ年。90年代前半、僕の仕事は苦境と不遇が続いてた。そして粘って頑張っていたら90年代半ばから少しずつ復活をし、そしてこの1999年、事務所も引っ越しをし、社員も新たに雇い、会社を再立ち上げした。そしてまさかこの年からわずか5年で上場するとは、1999年当時は思いもよらなかった。世の中、いろいろあるね~

そんないろいろな深い想いをよせながら、この1999年のマリエッタ・セラーズのシラーを飲む夜。ワインの年代物を飲み、そしてその時代を思い起こす。これもワインの愉しみ。

ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン金曜日もストレスフルな一日。夜はナイショのバー No.2へ駆け込み、南仏の素敵なワインに出会った。『ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン 1996』。

ローヌのワインで1996年。12年物なのでどんな状態か気になった。エルミタージュのように酸化が進みブルゴーニュ的な味わいに変化してるかと思いきや、思いっきり南仏のワイン! 太陽の恵みをサンサンと浴びて熟した果実から造られたワインそのもの。凝縮感が高く、ドライフルーツやジャムのような香りがする。そしてどこか小悪魔的なフワッとした艶気を感じる。

舌触りはすごくシルキー。刺激性はまったくなく、年を経て達観した感のあるワイン。ローヌと言えばシラーというイメージがあるけど、このワインは南部ローヌのものらしく、シラーは入ってない。グルナッシュ 80%、カリニャン 20%。

ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロンこのドメーヌ・マズール、何と16世紀から続くローヌの名門らしい。深いな~ 
そしてワインは1996年物。12年前、皆さんは何してましたか? 僕はその頃、日本最初のデジタル放送(スカパー)関連の仕事をしていた。90年代前半、仕事面では超不遇だったんだけど、この1996年を境に反転し、攻勢に出た。想い出深い年。

16世紀という歴史、1996年の出来事、そんな事を想い出しながら美味しいローヌのワインを飲む。ローストビーフと12年前のローヌワインに酔いしれ心を解放した夜。素敵な夜だ。