生きていくってこと: 2008年6月 Archives

日曜日の夜、素晴らしいスパニッシュワインと出会った

フランス人醸造家、ラファージュ氏がスペインの地で、ブルゴーニュの銘酒、ロマネ・コンティの偉大なワイン『ラ・ターシュ』を超えることを目指して挑戦したワイン『レイシス1』。噂には聞いてたけど、初めて手にした。

入手先は地元大田区は西馬込駅裏のウラぶれた酒屋。以前、コッポラー監督の造る『ルビコン 1989』を破格値で売っていてまとめ買いしたりした店。実は今日も棚の裏に「ルビコン 1989年」が1本落ちている(!?)のを発見し、まだバーコードも貼ってなかったのを以前と同じ価格で売ってもらった。昨年、ワインの専門家が集まるなじみの銀座の京懐石とワインの店「美登里」の5周年記念に持ち込んで、関係者一同に喜んでもらったワイン。残り3本になっちゃってたんだけど、これで1本補充できた(^J^)

レイシス1さて、話を戻し、今夜のレイシス1。これはすごい! 本家のヴォーヌ・ロマネ系に比べ、ほんのわずかに酸が少ないというか穏やかな感じはするけど、角のない柔らかさや、鉄分や血、獣系の香りなど、まさにピノっぽいし、ブルゴーニュの銘酒そのもの。

ところが、このレイシス1、ブドウはピノ・ノワールじゃないんだよね~ ビックリ! 地場のブドウ、モナストレルが 40%、スペインの名産ともいうべきブドウ、テンプラニーリョ が 30%、そしてガルナッチャが 30%。このモナストレル種というブドウ、僕は今日初めて聞いたブドウ。なんじゃこれは??

ネットで調べてみると、モナストレル種はスペイン・レバンテ地方の地場のブドウとは書いてあるけど、どうやら南仏で使われるムールヴェードル種と同じものらしい。地域によって呼び名が違うことはよくある。レバンテ地方で栽培さえる赤ワイン用ブドウとしては80%がこのモナストレル種だそうだ。前に紹介した「スペイン・ワインの愉しみ」という本に詳しく書いてあった。

このワイン、1998年に一度だけ造った限定ワイン。今、ちょうど10年。いい熟成感だ~ 色も本家ブルゴーニュの熟成物のように少しエッジがオレンジがかっている。1本ずつにシリアルナンバーが付いてる。今夜のナンバーは No.12672。

造り方も面白い。3種類のブドウ品種をそれぞれ別々に醸造し、アッサンブラージュ(ブレンディング)している。ボトルもラ・ターシュに似てると言えば似てる。世界に著名な評論家連中の間でも話題になったワインらしい。

異国の地で出身地であるフランスを超えるワイン造りにいそしむラファージュ氏。何ともすごいよね~ IT系ベンチャー企業を経営する僕的に例えると、シリコンバレーの専門家が日本にやってきて、日本の地でシリコンバレーに対抗するすごいソフトを創ってる、って感じかな。

いやはや、毎度想うことですが、世界にはいろいろなワインがあり、そしていろいろなワイン造りへの挑戦者がいる。すごいことだな~ 僕らも挑戦という言葉を忘れずに頑張らないと!

喉が渇いて帰宅した。ビールをガブッといきたかったんだけど、なんと冷蔵庫にビールがないよ~~~ ひょえ~ さてどうする!?

今夜の食前酒は、その昔、僕が友達のワインレストランの経営に携わっていた頃にその店のイチオシ食前酒だったシェリー・トニック。グラスに注いだシェリーをトニックウォーターで割るだけのシンプルなもの。でもこれが暑い夏にはたまらない食前酒となる。

何度が自宅でも真夏にトライしてみたけど、どうも違う。しばらく忘れてたんだけど、この前、インターナショナルマーケットに行った際にふと気が付いた。そうだ、トニック・ウォーターがポイントだ!

ウィルキンソン
我がレストランではトニック・ウォーターは歴史あるウィルキンソンと決まっていた。他のトニック・ウォーターはダメとオーナーがこだわっていた。そのインターナショナルマーケットで超久々にウィルキンソンのトニック・ウォーターを買っておいた。今夜はそれを出してみた。レストランではシェリーはティオペペだったけど、いま手元にあるのはマンサニージャ・プレマーのみ。仕方ないのでこのマンサニージャをウィルキンソンのトニック・ウォーターで割ってみた。

う~ん、これがこの世のものと思えないくらいの美味しさ! 汗をかいて戻ってきた僕の喉の渇きを一発で癒してくれた。最高の出来栄え! レモンかライムがあればさらによかったけど、まあビールがない事に気付いて絶望感に浸った僕を救うには十分な仕上がり。ウィルキンソンのトニック・ウォーターは他と比べて甘みが控えめでシャープで辛口な感じ。ここがポイントだったのかな。

何年ぶりかのウィルキンソンとの再開。トニック・ウォーター1つとってみてもこうも違いがあるんだね。だから料理やお酒って辞められないだろうな~

久々のウィルキンソンを使ったシェリー・トニックで暑さを吹き飛ばした夜!

20080621-w2.jpg土曜の夜はワシントン州の名門『ヘッジス』を飲んだ。『ワインスペクテーター』誌により「世界のトップ25ワイナリー」と賞賛されたワイナリー。

このヘッジス、前から飲んだみたかったんだけど、中々入手出来なかった。たまたま川崎・ラゾーナのワインショップで見掛けたので買ってみた。カベルネ・ソービニヨン 40%、メルロー 56%、カベルネ・フラン 3%、シラー 1%という配合がエチケットに書いてある。シラーを混ぜるのは珍しい。普通はここはシラーじゃなくプティ・ヴェルド。

味わい、香りはスーパーボルドーって感じ。最初、そこまでの大きな期待値でもなかったのでリーデルのオレゴン・ピノのグラスで飲んでたけど、途中、ボルドー・グランクリュにグラスを変えたところ、そこからすごく香りも引き立ってきた。素晴らしい~!

新世界系にありがちな強いバニラ香や樽香などは皆無で、とっても穏やかで上品なワイン。言われなければ本家ボルドーと答えてしまいそうなワイン。写真じゃわからないだろうけど、ボトルにもとっても風格がある。味わいもその風格に恥じない素晴らしいもの。評論家ウケを狙ったような無理に濃い造りではなく、トラディショナルな品位のあるワイン。ウォッシュチーズのピエダングロワと合せてみたら、これが何とも素晴らしい組合わせ! 

このワイナリー、僕が会社を創業したのと同じ1988年の創設らしい。これも何かの縁かな~ 威風堂々って形容詞が当てはまるような、でももう少し穏やかなような、何とも表現が難しいけど、ともかく美味しいワインです。川崎のショッピングセンター「ラゾーナ」の1階のワインショップで売ってます。気になる方はぜひお試しを! 輸入元は三国ワイン。

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この前のソフトボール大会の写真が届いた。誰が撮ってくれたのか、最終回、僕が逆転サヨナラに向かう反撃のノロシとなるヒットを打った瞬間が写ってた!!

イェイ!

それまでの打席がまったくのダメダメだっただけに、この一打で何とか活躍! 最後は僕が三塁からセカンドゴロの間に本塁へ突入し、劇走のスライディングでサヨナラ勝ち。

こんな写真を撮ってくれた方に深く感謝です! 普段何も運動しない体が全身バラバラになってる中での激闘。う~ん、熱いな~~

水曜日、福岡で大先輩経営者と飲んだ。中華料理と紹興酒をシコタマ飲んだ後、大好きなワインバー「モンターニュ」へ行った。

僕たちはたぶん4人で3本飲んだ。1軒目の中華料理屋で既に結構なヨッパライだったんだけど、そのままの勢いでワインを飲んだ。

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かなり記憶が怪しいんだけど、たぶん最初に開けたのは、ムーラン・ド・ラ・ガルデットジゴンダス。果実の熟れた味わいと深みが素晴らしい。酔っぱらってても味の記憶は間違いない。素晴らしいワインだった。ネットで調べて見ると、平均樹齢は65年で、なんと100年をこえる樹もあるらしい。グルナッシュ80%、シラー15%、他にムールヴェードルとサンソーが少々の配合。紹興酒の次に何を飲むかという事でモンターニュのオーナーと議論した末にこのワインに辿り着いたように思う。

続いて、ちょっと記憶が怪しいけど、たぶんイタリアのプリミティーボ系の何か。ヨッパライの写真撮影だったもんでよく読み取れない~ 真ん中の赤いエチケットのワイン。果実味が凝縮されていて美味しかったように思う。

最後は南仏、シャトーヌフ・デュ・パプシャトー・ド・ボーカステルを所有する名門ペラン家が造る『コート・デュ・ローヌ・ペラン・レゼルヴ』。果実味たっぷりだけど引き締まっていて厚みもあり、今夜の締めに相応しいワイン。

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 と、気付けば元々がヨッパライだったのに3本もワインを飲んで頭はヘロヘロ~ ワインの順番もちょっと怪しい感じもある。山室さん、これで合ってる?

さてさて、このどうしようもない大ヨッパライ4人組みはそれから川沿いを歩き、鰻釣りの夜店にハマってしまい、大枚ハタイてしまいました.... トホホ~ 釣れればその場でさばいて七輪で焼いて食べさせてくれる。でも高級鰻屋に行った方がよっぽど安いくらい投資しちゃったような記憶が・・・ 

そして大先輩経営者の方だけが釣れたんだけど、みんなお腹もいっぱいで、何と、「おばちゃん、鰻キープ! 名前付けて預かってて!」って事になった。ホンマかいな!?

そして我々はその後、さらに一杯のマティーニを飲んで夜を終えたのでした。

何とも幸せな夜でした~~! 遅くまで”引率”して下さった大先輩経営者の方に感謝です!

珍しく土曜の夜に会食。場所はお気に入りの摩天楼のレストラン、オレゴン・バー&グリル。5月1日に子会社の社長と来て「親を超えるくらいに頑張って!」と激励した夜以来、久しぶりに来た。

今夜は野菜を使った料理をいろいろオーダーした。さて、そうなるとどんなワインにするか? ソムリエにの石塚さんチョイスで、ワインリストには出ていないオレゴンのレアな銘酒『ブルックス』のピノ・ノワール。

ブルックスこのブルックス、とってもディープな歴史を持つ。なぜって、創業者の若きジミー・ブルックスはなんと2004年に心臓病で亡くなってしまってるんだ。その後、彼の意志を継ぎ何人かのワインメーカーが頑張ってこのブランドを続けてる。前に一度、イベントの席で試飲だけした事があった。昨夜飲んでる時にはブルックスって何かあったな~、とは思ったけど想い出せずにいた。家に帰ってネットを見てみたら、あ、あのワインだ!、と気付き、試飲した時にブルックスの死去の話が出ていたのを想い出した。

味わいはとってもトラディショナル。抜栓直後はやや新世界的な香りがしたけど、時間とともに鉄分や血の香り、獣っぽいブルゴーニュみたいな感じも出てきた。最後はブルゴーニュと言ってしまいそうなピノになった。素晴らしい!

僕が前に試飲したのがたぶん2004年か2005年のヴィンテージ。Mr.ブルックスは2004年に亡くなっているようなので彼が造った最後のヴィンテージは2003年と思われる。彼自身が造ったワインを飲んでみたいな...

今夜はあるプロジェクト開始からの3周年記念。そんな夜、素敵なワインと出会った。

金曜日は業務提携先の会社の社長さんやスタッフの方々と会食をした。2月に業務提携を発表し、あるビジネスを共同で追っかけてきた。それが実を結んで仕事の受注につながったことから、それを祝してのキックオフの宴。場所は行き付けの広尾のグレープチョイス

今回の業務提携はほんと、お互いに真剣に、そして真摯に取り組んだ。お互い、そのビジネスにかかる原価をすべてガラス張りで公開し、利益も折半にして見積をした。真の意味で相手を信頼し合って進めた商談。これが成立して、ほんとによかった。お互い、進めてきた事が間違ってなかった事が証明された。

シャノワーヌ マルティン・サンチョ ビランチャ男6人の祝いの宴はまずはシャンパンからスタート。ルイ15世の時代から続くシャンパーニュで2番目に古いシャンパンハウス、シャノワーヌ。グラスの中で黄金に輝き、リッチで、かつ繊細な味わい。今日の日を祝うに相応しい素敵なシャンパン。

続いて白ワイン。蒸し暑いのでさっぱりと行こう! スペインはルエダ地区の銘酒『マルティン・サンチョ』。地場の土着ブドウ、ベルデホ種を使ったオーガニックワイン。清々しい爽やかなワイン。果実味もたっぷりでミネラル感もしっかりしていて、蜂蜜のような風味もある。何とも素晴らしいワイン。

このマルティン・サンチョを飲む頃には場はすっかり盛り上がり、6人のいい歳の男どもが自分のプロフィールを紹介し合ってた。続いて赤ワインへ! まずは軽めにニュージーランドのピノ・ノワール『ビランチャ』。先日このグレープチョイスでビランチャの白、ヴィオニエを飲んだ。何とも素晴らしい南仏を想わせるワインだったので、きっとピノもブルゴーニュっぽい伝統的な味わいなのではと思いトライした。予想通り、トラディショナルなピノ。酸味も穏やかで果実の香りが優しく舌を包み込む。美味しい!

ピラミマ レコール No.41続いては、米国ワシントン州の銘酒『レコール No.41』。先日、このレコール No.41のカベルネ・ソーヴィニョンを飲んだけど、今夜はシラー。ほどよいスパイシーさと果実味のしっかりとした凝縮感と力強さが印象的。素晴らしいワイン。最近のワシントンのワインはどれもとってもレベルが高い。ロバート・パーカーが「ワシントン州のラフィット ロートシルト!」と絶賛するデリールセラーズなど、ボルドーの名門を超えてると語る評論家すらいるほど。

さてさてヨッパライオヤジどもはまだもう1本飲む! 最後はオーストラリアで100年続く古いワイナリー『ピラミマ』のプティ・ヴェルド。ボルドーではほんの数%混ぜるだけの補助品種。これをメインとしたワインは超レア。先日飲んだスペインのアラヤンで生まれて初めてプティ・ヴェルド 100%のワインを飲んだけど、それに続いて2回目の経験。

サウス・オーストラリア州のマクラーレン・ヴェールというあまり知られてない地のワイン。有名なアデレードのすぐ南らしい。う~ん、とってもエレガント。ラズベリーやブラックベリー、プラムやチョコなどの香りがし、タンニンの渋味が強いんだけど心地よい渋さ。余韻も長い素晴らしいワイン。プティ・ヴェルドからこれだけでのワインができるんだと驚いた。記憶に残る素晴らしいワイン。

 

と、気がつくと4時間以上に渡り、いい歳したオヤジ6人で囲むワイン(お、一人30代がいた!)。業務提携の締結からここまでの4ヶ月、いろいろ大変だったけど、成果に結び付いてよかった! 最後に先方の社長とガッチリと固い握手をして別れた。

素晴らしい夜だ! イェイ!!