生きていくってこと: 2008年4月 Archives

水曜の夜は経営の大先輩に当る方とワインを飲んだ。場所は汐留のお気に入りのレストランオレゴン・バー&グリル

僕は前日、長丁場の役員会を終え、先輩は本日、役員会を終えてきたところ。お互い、一仕事終えた後の気分転換。天空の窓際から大都会を見下ろしながら飲むワイン。そして先輩経営者の一言一言の感じ入る言葉。この上ない幸せな時間、至福の時が過ぎていく・・・

食前酒はオレゴン・ウィラメットバレーのシャルドネ。しっかりとしたきれいな酸がありシャルドネらしい仕上がり。次いで、生ハムやサラミと合わせてオレゴンの『A to Z』のロゼ。そう、このブログにも何度か書いたけど、このレストランで飲んで以来、僕は今、このロゼにハマッてる。ちょっと翳りのある小悪魔のような女に優しくしてもらってホロってきてるみたいな感じ~ う~ん、これじゃ伝わらないか・・・ 何か違うな~ もうちょっと明るくて清潔なイメージかな? ま、何とも捕らえ処がなく形容し難いんだけど、ともかく美味しいよ! 高いワインじゃないので、皆さんもぜひ飲んでみて! 温度でかなり違う顔になるワイン。冷たくても美味しいし、少し温度高めでもまた別の顔を見せる。温度が高目になると上記のようなニュアンスになるかな・・・(ボキャブラリーが少なくってスンマセン!)

ベルグストロームさ、グラスワインを2杯飲んで、ここでメインのワインを開ける。先輩にお聞きしたところ、今夜は少ししっかりめのワインがいいとのこと。オレゴンと言えばピノ・ノワールだけど、その中でしっかりした強さがあるものと言えばこのワイン、『ベルグストローム』。このワイナリーはいろいろな畑のシングル・ヴィンヤード物をリリースしていて、僕もその昔、各畑のワインを苦労して買い集めた記憶がある。日本へ入ってくる本数が少ないから入手はかなり困難。僕のストックはいまは残念ながらゼロ。

今夜のベルグストローム、まさにベルグストロームらしい造り。シングル・ヴィンヤードではないけど、十分に個性が表現されている。ギュッと絞り込んだような熟した深く重みのある果実味、その裏側にある樽香とごくわずかな渋味やスパイシーさ、でも舌触りはシルキーで滑らか。こんなピノ・ノワールは中々ないよね~ 素晴らしい!

メインディッシュは羊とイベリコ豚のグリル料理だったんだけど、お肉があと数切れ残ったところでワインが尽きてしまった。でも心配はいらない。グラスワインでいいものがいろいろ空いている。今夜は強めのピノに続ける事を考えて、タナヒルのシラーをグラスでもらう事にした。ものすごく凝縮感の強いシラー。羊やイベリコ豚のグリルにピッタリ。

ふと気が付くと、ありゃ、二人で結構飲んだな~ 景色がキレイで食事も美味しいし、そして何より最高のワインが目の前に並んでるもんだから、あっという間に時間が過ぎ、会話もはずんだ。今回も先輩の言葉は人生においても仕事においても参考になる事だらけだった。そして何より、会社経営は大変だけど、大変なのは僕だけじゃなく、ちゃんとそれを乗り越えてきた先人たちがいる事を想い知り、自分への励ましとした夜。さ、明日からまた頑張ろ~っと! 長々遅い時間までお付き合いいただいた大先輩に感謝です!

南仏・コルナス会社を経営していると、毎年、年度末は胃が痛くなる。それもここ数年、いろいろな意味でかなり苦戦してきた。この1年も苦戦の連続。でもどうやら今年は最低限のところは何とかクリアした感じ.... まだ集計中だけどね。自分なりに、ほんとよく頑張った1年だった。

ざっとラフな決算の集計が出たので、今夜は頑張った自分にご褒美! いつものナイショのバーで生ハムをつまみながらまずは南仏・コルナスのワイン。コルナスはローヌ川沿いの赤ワインの銘醸地。川を挟んでエルミタージュの対岸辺り。今夜のコルナスはエリックとジョエルのデュラン兄弟が造る逸品。シャトー・マルゴーが樽を2年しか使わないのを見て、その古い樽をもらって使ってるという変わったワイナリー。この地域の赤ワインとしてはコート・ロティが一級品と言われるが、コルナスのワインはコート・ロティと比べシルキーな柔らかさを持つ。実にスムース&シルキーで、かつ華麗な香りを周囲にまき散らす。幸せだな~ この1年、頑張った事を誉めてくれるような味わい。

ドミナス続いてはフランスの名門・ペトリュスのオーナーがカリフォルニアはナパで立ち上げたワイナリー、ドミナスの1999年。僕はこのドミナスが大好きで我が家にも1983年、1984年、1985年、1989年、1996年、1999年をそれぞれ数本ずつストックしてる。今夜は我が家にもある1999年。う~ん、豊潤な果実味とタンニンの渋味、そして時を経た時間の重みとでもいうような熟成感。幸せ感いっぱい! 9年の時を経て名門のボルドーワインを超えると思われる熟成ぶり。最高のワインだ。

2本の最高のワインを飲んで頑張ってきたこの1年の自分を癒した。いい夜だ.... その昔、今や売れっ子劇作家の 三谷幸喜さんが書いた『王様のレストラン』っていうドラマがあったのを覚えてるかな? この中で、レストランオーナーである筒井道隆が『3つのW』という話を従業員にする。1つ目が『ワッショイ』。2つ目が....、あ、これは途中で終ってる。他にも『5つのW』って話もしてる。パワー、パッション、プッシュ、プロフェッショナル、最後がなんと「ポパイ!」。なんじゃこれ、って感じだけど、でも何かこのドラマを思う時、異様に『ワッショイ!』って言葉が思い浮かぶ。僕はこのドラマが本当に大好きでDVDまで買った。良い事があった時はほんと、ワッショイなんだよ。今夜はワッショイな気分で大好きなワインを2種類飲んだ。幸せ~~ さ、明日からもワッショイな気分で行くよ!

PS. 僕にとっての『3つのW』は、ワッショイ、ワクワク、ワンダーランド! 仕事って、いつもワクワクしてワッショイな気分で頑張って、そしてその先には幸せなワンダーランドが待っているって信じて頑張らないとつまらないよね! 脚本を書いた 三谷幸喜さんに伝えたいな~

水曜日、僕が経営する会社の監査役とディナーをともにした。汐留の摩天楼、汐留シティセンタービル 42階のオレゴン・バー&グリルにて。

おおよそ年に一度、監査役に一年の報告を兼ねてこういう場を設けてる。真正面に東京タワーが見える絶好の夜景とともに飲むワイン。美味しいワインは議論を活発にし、そして意思疎通を潤滑にする。

今夜はエルクコーブのリースリングで乾杯し、次いで、ドメーヌ・ドルーアン・ロレーヌ 2003年が久々に入荷してたのでそれを開け、最後はタナヒルのシラーで締めた。

エルクコーブのリースリング、ドメーヌ・ドルーアン・ロレーヌ(ピノ・ノワール)、タナヒル(シラー)と、それぞれブドウが違うので個性もそれぞれなんだけど、この3つに共通するのはオレゴンの土地を活かしたんであろう土の香り、ミネラルの感じがある事、そしてそれぞれの味わいの裏に”果実から造られた”って事がわかる果実らしさを持っている事。

素晴らしい夜景と、素晴らしい料理と、個性を活かした素晴らしいワインの数々に囲まれ、あっという間に4時間近いディスカッション&ディナーとなった。ワインは人と人のコミュニケーションを円滑にし、心和んで議論出来る。こんな素晴らしいものは他にはない。ワインに出会えた事が人生を豊かにし、そして人生を面白くしてる。

PS. ディスカッションに熱が入り過ぎ、ワインや夜景の写真を撮り忘れました~

ギガル ジゴンダス昨日に続き、まだまだ体調イマイチの中、食前酒は前夜飲み残したオレゴンは『A to Z』のロゼ。翌日でも十分に美味しい。いちごやフランボワーズのような誘惑香がして幸せ~

続いて、さてどうするか! まだ鼻がやや詰まってることを考えると、あまり微妙な香りの識別は難しい。と考えると、シラーやグルナッシュのような果実味が強くしっかりとしたワインがいいかな。と考え、南仏も本当に南部、かなり地中海に近いところにあるジゴンダスのワインにした。南仏の帝王とでも呼ぶべきギガルが造るジゴンダス。ギガルのワインはコート・ロティエルミタージュクロース・エルミタージュジゴンダスと北から南までいろいろあるけど、今夜は一番南部のジゴンダスにした。

ブドウは南方系ならではのグルナッシュが主体。イタリア・サルディーニャ島ではカンノーナウ、スペインではガルナッチャと呼ばれるこのブドウ、まさに南の地域で太陽の恵みをさんさんと浴びた果実味たっぷりの豊潤なワイン。僕はイタリアの島国のワイン、シチリア島、サルディーニャ島のワインが大好きなんだけど、サルディーニャの銘酒『カンノーナウ・ディ・サルディーニャ』と同じ品種。まさに同じ太陽の香りがする。土っぽさもあり、熟した果実の豊潤な香りもある。グラマラスなボディ感がたまらない。タコを使ったトマトソースのパスタと合わせたんだけど、まさに南仏やイタリア南部って感じがしてワインとベストな組合わせ。

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ちなみにグラスを工夫した。前に何度か書いたけど、ワイングラスのトップメーカ、リーデル社が『オレゴン・ピノ』というグラスをリリースした。早々入手したんだけど、これが豊潤なワインにはピノに限らずとってもよく合うという話を耳にしたもんで、今夜はこのオレゴン・ピノのグラスで飲んでみた。普段はグルナッシュは『ヴィノムエクストリーム』シリーズのカベルネ/メルログラスで飲むんだけど、今夜はあえて新しい『オレゴン・ピノ』で飲んでみた。途中、『ヴィノムエクストリーム・カベルネ/メルロ』と比べてみたりしたけど、やっぱり圧倒的に『オレゴン・ピノ』で飲んだ方が美味しい。このグラスの潜在力の高さを思い知った。

地中海の楽園『マルセーユ』から150km程度の南仏・ジゴンダスのワイン。この地を想像するだけで幸せな気持ちになる。ワインを飲んでまたまた世界を旅した幸せな気分になって眠る。これがワインの醍醐味。その昔、趣味が高じてワインレストランを2年間やってたことがあるけど、ほんと、採算がどうとかじゃなく、こういうワインの楽しみ、醍醐味を伝えるお店をやりたいな~ こういう楽しみを知ると人生はもっともっと楽しく豊かになる。僕はそう信じてる。

オレゴン・『A to Z』 ロゼ
この数日、極度の風邪で死にそうだった。金曜日、福岡で会社を挙げての大イベントがあり、それに向けて経営者業の傍ら手伝ってたのが災いしたのか(!?)、高熱は出るし鼻と耳は詰まるし、最悪の数日。でもうちの会社が中軸となって展開した大イベント発表。ゆえに病をおして福岡に飛んだんだけど、これまた最悪。皆さんも経験あるかと思うけど、鼻詰まり状態で飛行機に乗ると離着陸時に耳が異常に痛くなる。数年前、それを無理して『航空性中耳炎』と診断されたほどひどい目になった事もあった。そんなわけで、飛行機に乗っただけで既に体力を消耗.... そして着いてみたら、なぜかこの時期の福岡には有り得ないくらいの寒さ。屋外のイベントゆえ、寒さが堪えた....

ってな金曜日を経て、今夜はどんなワインを飲むか、しばし悩んだ。まだ鼻も詰まってるし、体調もイマイチ。そんな中で食前酒に選らだのは、先日行き付けのオレゴン バー&グリル』で教えてもらったオレゴンの著名なワインメーカ、2夫婦/4名が集ったジョイントベンチャー、『A to Z』のロゼ。う~ん、艶っぽいというか何というか、もう体調不良を忘れるほどの誘惑! いちごやフランボワーズのような香り、甘い誘惑香、艶っぽい赤い色合い、でも味わいは甘くなくドライな舌触り、これらが相まって極上のロゼとなってる。素晴らしい~~ ロゼを見直したな~ この艶やかな色合いを写真に撮るのにとっても苦労した。この写真でもまだ本当の艶っぽさは伝わらないんだろうな~

シャトー・ヌフ・デュ・パプ クロ・ド・ロラトワール・デ・パプ
続いて、今夜はあまり重いワインを飲む体調でもない事から、南仏はシャトーヌフ・デュ・パプの白を開けることにした。このクロ・ド・ロラトワール・デ・パプは輸入元のページによると、なんと1859年から150年近くの永きにわたって続いている名門セラーらしい。まっとりとした金木犀というかなんともいい花の香りと蜜のような誘惑香がする。最初、温度がやや高めの時には特に誘惑香がした。少し温度を下げてくると南仏らしい太陽の恵みをぞんぶんに受けたような果実味が広がる。どうも最近、ほんとに南仏にハマってる。

新世界の冷涼地・オレゴンのロゼ、そして紀元前6世紀頃からワイン造りが行われてきた伝統ある温暖な南仏の白、対照的な2種類を飲んだけど、どちらにも共通しているのは素材が果実である事を明確に示す素材を活かした造り。土からくるミネラル感、ブドウらしさを表わす果実味、太陽の恵みを表わす香しい誘惑香と色合い、それらすべてが素材を活かした素晴らしい造りを示している。

ワインでも料理でも、そして仕事でも、”素材”を活かすも殺すもそれをさばく人(ワインメーカや料理人や上司や経営者)次第。今夜の2本はほんと、『素晴らしい造り手の作品』を飲んだって感じがする。造り手に経緯を表します!

年度初めって事もあり、そして来週末に大きなイベントを控えているって事もあり、今日は終日仕事をしてた。夜は何か気晴らしに物珍しいワインでも飲もうと思ってセラーを探索~

サンテミリオン ヴァンサン・サンクリそうだ、これがある! 地元、大田区は西馬込の駅裏に、不思議な酒屋がある。ある時、コッポラ-監督の銘酒『ルビコン 1989』を破格値で出してたり、たまにびっくりする値付けのお買い得なワインが出る酒屋。今夜のワインは先日立ち寄った際に破格値で出てたので買ったサンテミリオンの古酒『ヴァンサン・サンクリ(VINCENT SAINCRIT) 1983』。醸造後、24ヶ月の樽熟成を経て、その後、2006年初頭までステンレスタンクの中に保存して熟成してきたというもの。つまり、醸造後23年も経ってから瓶詰めされたワイン。そして1本ずつボトリングナンバーが付いている。メルロー 90%、カベルネフラン 10%。

これだけの古酒、そして年数からすると有り得ないような破格値で出ていたこのワイン、さてさてどんなワインか~~ 抜栓後、テイスティンググラスで確認した感じでは、ちょっと酸が立っていて固い。セラーで1ヶ月近くは寝かせてたんだけど、まずはパニエに斜めにして抜栓の衝撃から20分くらいは落ち着かせる。そしてその後デキャンタージュした。

グラスはリーデル社の最高峰、ボルドー・グランクリュ。860cc も入る大ぶりのグラス。飲み始めはやや強めの樽香と鋭い感じの切れ味、その裏にある酸味など、男性的かつ筋肉質な感じがした。でも飲み始めて小一時間が経過した頃から、実にスムーズになってきた。さすがに25年の時を経て、現世にすぐには馴染まないのか、最後になってすごく深い味わいになってきた。最後のメインディッシュ、お肉の感じがぷんぷんする自家製ハンバーグが出てくると、それまでの筋肉質な感じが逆に和らいで、周囲も香り立って心地よい空気に包まれた。

25年前、僕は何をしていたか・・・ そう、1983年は大学4年生。高校2年生でプロになったミュージシャン稼業を諦めてソフトウェアにチャレンジをし始めた頃。大好きだった音楽や映画やミュージカルの世界を諦め、それを契機にタバコもやめた。ちょうど僕の人生の転換期の年に造られたワイン。何とも深いな~

ちなみに、我が家のストックには1980年代のカリフォルニアの銘酒が多数ある。ベリンジャーパルメイヤインシグニアルビコンコッポラー)、オーパスワンなどなど。前にも書いたけど、パリスの審判という本でも紹介された通り、長期熟成後のフランスワイン vs. カリフォルニアワインのコンペティションにてカリフォルニアが1986年、1996年、2006年とフランスを破っている。今夜飲んでみて、その傾向を感じる気もする。今夜の『ヴァンサン・サンクリ 1983年』も十分に美味しいけど、本当に熟成したカリフォルニアの名門には負けてる気がする。

世界は動いている。10年後、20年後、どこの国がワインの主役になっているのか、とっても楽しみだ。ワシントン州には『ワシントンのラフィット』と形容されるワイン『デリールセラーズ』がある。カリフォルニアには昨夜も書いたロマネ・コンティを超えたと言われる『カレラ』もある。こういった新興勢力 vs. ボルドーやブルゴーニュの伝統勢力の競い合い、これが世界中のワインのレベルを向上させるんだと思う。またまたワインを飲んで世界観を新たにしたというか達観したというか・・・ ワインは深い・・・

ボジョレー ジョルジュ・デュブッフ旅行に行っていた家族が戻ってきた。お土産に珍しい白ワインを買ってきた。ボジョレーの巨匠ジョルジュ・デュブッフが造るシャルドネ。ボトルがまた超オシャレでまさにデュブッフの毎年の華やかなボジョレーヌーボーのよう。

生産地は記載がなく不明なれど、デュブッフの作品をいろいろネットで見る限り、たぶん南仏・ラングドックで造るものじゃないかと想像する。最初、ボジョレーのイメージが強かったのでキンキンに冷やして飲み始めた。色はものすごく黄色く、金色と言った方がいいくらい。かなりさっぱりしていてやや薄い感じの味わい。まあデュブッフの造るシャルドネだからね~、とか思いながら飲んでいた。ん、、15分くらいして温度が上がってきた。お、、何かバターっぽい感じ、トーストの香りなどもしてきた。確かにボトルの裏面のラベルに Toast & Vanilla Flavor って記載があった。しまった、これ、温度が低過ぎたんだ! ボジョレーの巨匠を馬鹿にしちゃいけなかった。だんだんとムルソーのようなバター感も出てきてすごくいい感じ。この鮮やかなボトルのイメージにように次第に華やかに昇華していった。バター香りとこの金色は、たぶん新樽 100% によるものかな。素晴らしい!

カレラ・ジェンセン続いて、今日(土曜日)は長女の中学の入学式だったので、入学を祝って今や世界 No.1 ピノとも言われるカレラ・ジェンセン 1998』を開けた。世界 No.1 ピノで、かつ世界で最も高価なワインと言われるブルゴーニュの銘酒『ロマネ・コンティ』で修行をし、苗木を持ち帰ってカリフォルニアで立ち上げたワイナリー。この『カレラ』のためだけにマウント・ハーランという地域指定が出来たくらい今やカリフォルニアの、そして世界の頂点に立つワイン。色、香り、舌触り、味わい、どれをとってもとびきりのピノ・ノワール。でも価格はロマネ・コンティの 1/100 程度。素晴らしい! 僕はこの『カレラ』のいろいろな畑の 1998年産をストックしてるけど、どれも本当に素晴らしい仕上がり。まだまだ熟成しそう。

人もワインも時間とともにいろいろな変化を遂げ、成長し熟成されていく。その子供、そのワインの未来を想像することは実に楽しい事だ。

PS. 入学式で在校中学生による臨時編成のオーケストラの演奏があった。吹奏楽部と弦楽部のメンバーの選抜隊らしいが、これがぶっ飛ぶくらい素晴らしかった。とても中学生が演奏しているとは思えない演奏。長女は名門・青山学院に受かったにもかかわらずそれを蹴って自らの判断でこの中堅の音楽・文化・教養を重視する学校(洗足学園)を選んだ。これも彼女の生き方。どんな”熟成”を遂げるのか、楽しみだ。