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またまた渡米した。今回はいつもにも増してさらに強行軍。
サンフランシスコに泊まり、そこから早朝出発してシリコンバレーに向かう。
行きは現地関係者の車。帰りは初めてのカルトレインという列車で戻ってきた。東京ー小田原くらいの距離はある。

行き先はアップル本社。昼に社員食堂でランチをしていたら、何と真横にスティーブ・ジョブス! 僕が手打ち蕎麦に並んでたら、僕の30cmくらい真横でスティーブは鮨をオーダーしてた。感動です!
翌日も早起きし、飛行機に乗ってオレンジカウンティへ。米国内の出張です。ふう〜 1時間半のフライトなので、日本で言えば東京ー福岡って感じかな。夜はまたサンフランシスコ市内に戻ってきました。
そんな強行軍、かつ毎晩外人と接待の会食続きでしたが、唯一の楽しみは現地でしか飲めないワイン。今回の旅で一番印象に残ってるのがこのエデュケイテッド・ゲス(Educated Guess)という謎のワイン。分子記号がエチケットに書いてある。なんじゃこりゃ!?!?

帰国後に調べてみるとナパのレアなワイナリーで、エデュケイテッド・ゲスという単語は”経験による推測”と訳すそうだ。たぶん慣用句だね。英訳ソフトでもそう出てきた。
セパージュは
カベルネソーヴィニヨン85%
(85% ラザフォードとセントヘレナ、15% ヨントヴィルとオークノル、カリストガ)
カベルネフラン7%
メルロー6%
プチヴェルドー2%
というボルドーブレンド。とっても深い味わい。
色は濃く、完全に夜のワイン。動か静と言われると、やや静な感じ。骨格が太く、複雑さに満ちている。
何とも素敵なワインに出会えました。カリフォルニアはワイン天国だな〜

PS. 創業時に1ヶ月くらいサンフランシスコに部屋を借りてビジネス創造に挑戦していた時期があるんだけど、その時のアパートと思われるところを歩いていて発見! 懐かしいな〜
信頼しているベンチャー企業のトップとサンフランシスコで会食した。彼はサンフランシスコとロサンゼルスのちょうど真ん中辺り、サンルイス・オビスポに住んでる。そう、ワインの産地として有名なサンルイス・オビスポです。先月はロサンゼルスに来てくれて、会議室を借りて議論をし、そしてディナーをした。

今月はサンフランシスコへ来てくれた。僕らと同じホテルへ泊まる。みっちりとお互いの将来のビジョンやこれからのビジネスを語り、そしてディナーへ。
いろいろナーバスな話題がたくさんある。1つずつ乗り越えていかねばならない。後戻り出来ないビジネスへの契りの想いを込め、ワインはコッポラのルビコンのCASKにした。

そうルビコン川を渡るとは、ローマ時代にジュリアス・シーザーの進軍に際して使われた言葉。運命を決め後戻りのできないような重大な決断と行動をすることの表しとして使われる言葉。
素敵なビジネス仲間と素敵な料理とワイン、そして素敵な夜景で議論もはずんだ夜でした。

PS. その後がちょっと.... ホテルに戻ったら、彼がもう少しワインバーで飲もうと言う。バーに入ってグラスでワインを飲んでたら、今からまたボトルで開けると言い出す。明日は早起きしてシリコンバレーに行かないとならない。飲み過ぎはダメだよね〜と思いつつ、彼はあっという間にワインを選び、開けちゃった! ほら、写真を見ても行く気満々でしょ! 酔っぱらってて何を開けたか覚えてない...

皆さん、ソノマの銘酒、レガシー(LEGACY)を知ってますか?
僕は米国出張中に知る機会があってある時期、まとめて1997年を調達した。久々に開けちゃいました! 残りはわずかにあと2本。
ソノマの大手ワイナリー、ケンダル・ジャクソン・グループの中でも最高のランクに位置するワイナリー『ストーンストリート』がリリースするトップ・キュヴェがこのレガシー。アレクサンダー・ヴァレー産の逸品です。日本には輸入されてないような感じだな〜

しっかりとした深みのあるボルドーブレンド。裏面のエチケットによれば、カベルネ・ソーヴィニヨン 56%、メルロー 27%、カベルネ・フラン 17%。もうこりゃ美味過ぎる!!
動か静かと言われれば、たぶん静のワイン。森の奥深く、ひんやりとした湖畔で紺碧の空を眺めながら飲むワイン。ユーカリやミントの香りが心地よい。
このワイン、たぶん普通の人じゃアメリカのワインとは当らない。ボルドーの銘酒と区別するのは難しい。
レガシーとは『遺産』とか『伝承』という意味。現オーナーが父上に敬意を表して付けたとも言われるが、古き良きボルドーの遺産を伝承したという意味にも取れる。

ちなみに僕は1988年以降、車はずっとスバルのレガシーです。これまた硬派な世界。好きな人は何台でも乗り続ける。僕も今ので4台目のレガシー。今乗ってるのは、今は無き6気筒のランカスターというシリーズです。大のお気に入りでもう7〜8年乗ってる。
人も仕事も食材もワインもそして人生そのものもみな、過去の遺産と伝承の上に成り立ってる。13年の時を経た最高のワインを飲みながら、自分のこれまでの人生を想い起こし、そしていろいろと考える夜です。
そしてこのレガシーを買い付けた頃のイケイケの自分を想い起こし、これまたいろいろ想う夜です。まさにシリコンバレーを舞台に活躍してた頃だ...
さ、ここからもう一花、ググッと咲かせるぞ!
『おもしろきこともなき世を面白く』(高杉晋作)
またまた武千代です! ここは野菜とお肴が中心ゆえ、とってもヘルシー。連日来てもいいな〜〜
今夜の連れは、業績がシンドイ中、当社随一の元気印の男です。Twitterで元気よく”ドスコイ!”と気合いを入れてる姿が力強い。彼にあやかって僕もドスコイと気合いを入れてみる。

そんな夜のお相手は、さすが山川さん、夏っぽい素敵なワインを選んだ。北イタリア、アルト・アディジェのトラミンというワイナリーのトップキュヴェ『フライシンガー (FREISINGER) 2007』。
アルト・アディジェという地域は白ワインの方が有名。ゲヴュルツトラミネールってライチや金木犀のような香りのする素敵なブドウがあるけど、このGewurztraminerの真ん中に”tramin”ってあるでしょ!
このワイナリーの名前はまさにこのゲヴュルツトラミネールの文字から来てるらしい。トラミンという街があり、それこそがゲヴュルツトラミネールの原産地だって!
ゲヴュルツトラミネールの原産地トラミンの街で造られるトラミンというワイナリー(実際には地元の協同組合らしい)。そのトップキュヴェのフライシンガーは、北イタリアとは思えない夏向きの爽やかな逸品。ボジョレーなどに近い感じかな。ブドウはネットで見たらスキアーヴァ種という地ブドウ。
岩牡蠣などの夏のお料理と、そして夏向きの爽やかなワインで仕事の疲れを癒し、そしてドスコイ大将からエネルギーをもらった夜です。
このエチケット、不思議でしょ! イースター島のモアイ像をモチーフにしたエチケットのチリワイン『LOS DIOS "THE ISLAND" RED』。

エチケットも不思議なら、裏面の記述も超不思議。
Cellaring: Best enjoyed within 12 months of purchase.
だって! 買ったら12ヶ月以内に飲めとの事。こりゃ不思議。ボジョレーじゃないんだし。
この記述から、微発砲の新酒系かと想像したんだけど、開けてビックリ、まったく違う。ローヌ南部やラングドックなどのグルナッシュを中心とした果実の凝縮感の高いワインの味わい。度数はやや軽めの12.5%。
もちろん日本の楽天とかには出てないし、英語のサイトでも見つからない。google.clでチリの検索サイトに入っても醸造元にはリーチ出来ない。裏面に書かれた住所からするとマイポ・ヴァレー辺り。
エチケットに"THE ISLAND" REDと書かれてるのがまた興味をそそる。イースター島をリスペクトしたワインなのか!?
何とも謎ですが、このイースター島のモアイ像のワインはエチケット同様、深い太古の世界を感じさせる。
ワインの旨味と広がりで、見果てぬイースター島を想う夜です。
またまた渡米となりました。着いたその夜、パートナー企業のCEOが400Km以上の距離を夏休みで混む海岸線沿いに6時間も運転して、何と僕らのホテルまで来てくれた。

6時には着くとの予定が渋滞で何度も時間は変わり、着いたのは8時半近く。こりゃご苦労なことだ。早くしないレストランが閉まっちゃうぜ!
でもさ、遥々こうやって来てくれるのが嬉しいよね。あ、本当の遥々はオイラか! 9,000Km近い距離を飛んで来ました (^_^)
で、遠路遥々来ていただいたが、まずはカンファレンスルームで打合せ。1時間ほどみっちりとやった。そしてディナー。

我がホテル『都ハイブリッドホテル』併設の和食レストラン『権八』で会食。いっしょにやってるビジネスの成功を期した固めの杯は、大好きな大好きなパルメイヤー。香り高く、気高く、威風堂々とし、何とも最高のワインです!
そういや2月も権八&パルメイヤーで乾杯し、そしてこのプロジェクトは前に進んだ。縁起のいいレストラン&ワインだな。
さ、今夜も最高のワインで最高の成功を期す夜です。

ジャズの名曲「あなたと夜と音楽と/You and the Night and the Music」。これは僕の大好きな曲です。愛するビル・エバンスの十八番です。ジュリー・ロンドンのボーカル版も素晴らしい。
その昔、僕もこの曲が弾けた時期があった。確か1993年、弟の結婚式でビル・エバンスのバージョンで弾いた記憶がある。今やまったく弾けませんが...

夜とジャズ、そしてそこにワインが食われれば、これは実に最高! 今夜は大好きな都ホテルのジャズが流れるラウンジ『バンブー』で、我がハートノート勢の演奏を聴く。ギターは我がレーベルからアルバム『SHOOT STRAIGHT』を出してる細野義彦、ベースはベテランの遠山晃司。遠山晃司さんは、ハートノートから2枚のアルバム「I'm Glad There Is You」、「I'll Be Seeing You」をリリースしている湊孝夫と共演の多い方。今夜は素晴らしい組み合せ。

合わせるワインはソノマの大好きなラ・クレマ。先日の渡米からの帰国の夜にも開けたけど、こちらは2002年の熟成を遂げた完璧なまでのブルゴーニュスタイル。
今夜のラ・クレマは2008年とまだ若い。年始に一人でロサンゼルスで過ごした時に開けたのが2007年だったから、さらにまだそれよりも若い。

チェリー、フランボワーズなどの可愛い香りがする。石原さとみ系のワインです。このリンクにある通り、ドラマ『パズル』の鮎川美沙子役のイメージ。周囲に素敵な香りが立ち上がってる気がする。
キム・ヨナ演ずる007の最後のバッキュ〜ン!のポーズの艶気にも近いかな。
細野義彦と遠山晃司のお洒落なビートに乗って香る若いけど妖艶な誘惑香。そして素敵なお料理。
素敵な夜です。
いつの日にかハートノートを復活させるぞ! ファイト〜〜!
この景況下、4期連続の最終赤字、それも前期は巨額の赤字を出した。そんな中での株主総会。さすがに神経が擦り減る。

株主総会が終わった夜、総会を取り仕切った管理部門のメンバーと打ち上げをした。2次会は大好きな五反田のワインバー『エシェゾー』。
5人いたので2本飲めた。最初に開けたのは、ドメーヌ・デ・リゼ(Domaine des Lises)のクローズ・エルミタージュ。このドメーヌは、クローズ・エルミタージュの巨匠、アラン・グライヨの息子、マキシム・グライヨが立ち上げたワイナリーらしい。

そういや前にこのエシェゾーでお父さんのアラン・グライヨのクローズ・エルミタージュを飲んだな〜
このドメーヌ・デ・リゼのクローズ・エルミタージュ、シラーの深さと強さを素直に表現した素晴らしいワイン。カシスやラズベリーなどの凝縮感の高い果実の香り、そしてカカオやモカなどの香りも!
2008年とまだ若いんだけど、でもしっかりと骨格があり、深みがある。実に奥行きのあるスケールの大きなワイン。10年後がとっても楽しみな感じ!

続いては渋くポイヤックのシャトー・ポンテ・カネの1994年を開けた。畑がシャトー・ムートン・ロスチャイルドの向かいという絶好のロケーション。
先程のドメーヌ・デ・リゼのクローズ・エルミタージュのシラーと対局に位置するトラディショナルなカベルネ・ソーヴィニヨン主体の落ち着いたワイン。16年の時を経て、実にまろやかに熟成を遂げた。静のワイン。実に静かで深みがある。でも芯はまだしっかりしていて、もう10年、きっと熟成する。かなり長熟なポテンシャルの高いワイン。
2種類の個性の違うワインで個性ある僕を支えてくれるメンバーと語る夜は貴重だ。いい夜です。ともかく株主総会が終わりました〜〜
今夜はサンタバーバラの銘酒、リンコート(LinCourt)を開けた。2000年。もう10年熟成だ。

たぶん今はもう日本に入ってきてないリンコート、実はこの地の銘酒フォーリーと兄弟ワインらしい。どちらも同じウィリアム・フォーリー氏が立ち上げた小さなブティック・ワイナリー。
そのフォーリーは、たった1本しかない2000年を昨夏に飲んじゃった。実にサンタバーバラらしい小悪魔的なワインだったけど、今夜のリンコートもやはり同じ系統で、ちょっと小猾い小悪魔的女性のイメージ。
フランボワーズ等の赤系のベリーの香りがして、そしてほのかな誘惑香。ちょっとヨレってきちゃいます。

あ、誘惑香と言えば、このワインのワインメーカ、写真の妖艶な女性、Kris Curranです。彼女の個性がそのまま乗り移ったかのようなワインだな〜
フォーリーにしてもこのリンコートにしても、2000年代中盤に買い付けてセラーに寝かせたワイン。上場直後でイケイケだった時代だな〜
時代は変わり、緻密にかつ迅速に動かないとどんな会社だって時代に飲み込まれてしまう、そんな激動の時代に突入した。あの頃は一芸に秀でてさえいれば、勢いで時代を生き抜くことが出来た。時は移り時代も移ったね〜
セラーのワインを開けるたびに、そのワインをセラーに入れた時代を想い出す。そしてそのワインが生まれた年を想う。それがワインの楽しみでもあり、そしてそれがまた、たまに人をメランコリーな気分にさせる由縁でもある。
深い想いを抱きながらリンコートに酔う夜です。

今週はヘビーでした。ロサンゼルスの取引先ベンチャー企業のCEOが来日した。3日3晩、フルアテンドです。初日の夜は打合せの後に鮨、2日目は客先周りをしながら昼は陳健一の麻婆豆腐、夜は鉄板焼き、3日目の夜は天ぷらと、That's Japan!という感じで食べていただきました。
そしてビジネスは大きく進んだ。そういう意味ではとっても充実した3日間でした。
でも、何と彼はアルコールを一滴も飲まない。ノンベーな僕にはツラい夜です。特に鉄板焼きの霜が入ったお肉はワインがないと油が強く厳しい。ふう〜

そんな夜、なんと週に2日もいつものナイショのバーに寄っちゃった。ここは最高のストレス解消の場。
ノンアルコールでヘビーに食べて少しもたれたを胃をジントニックで刺激し、英語漬けで疲れた脳と心をワインで労り、そしてシメにヴェスパー(ボンド・マティーニ)飲んじゃったりして、とっても素敵な夜を過ごしストレスを解消しました。
あ、おまけに両日ともに、わがまま言って新しいワインをグラス用に開けてもらっちゃった!
CEO君もナイスガイだったし、そしてナイショのバー、最高!
