ワインのある生活: 2013年12月 Archives
某日某夜、ワイン仲間と摩天楼なレストラン『クーカーニョ』でクリスマスなディナー! ここは夜景が素敵だな〜
まずは今夜のスペシャルとして、ドンペリがグラスで開いてたので、まずはドンペリで乾杯!

そしてドンペリに合わせて小さなアミューズが出て来た。チーズを練り込んだシューのようなもの。ドンペリのトースト香と素敵なマッチング!

続いては前菜の1皿目。
『聖夜にきらめくキャヴィアと帆立貝の奏でるハーモニー』

見た目にも美しく、素敵な逸品。五線紙のようなデコレーションに感動です!
続いてのもう一皿の前菜。
『フォアグラと林檎のコンポート
ココナッツファインを纏わせて ブラットオレンジソース』


これまた美しい! 雪だるま風の見せ方も粋だね〜
この一皿に合わせ、今夜スペシャルにグラスで開いてたギガルのコンドリューを1杯いただきました。ライチや金木犀のような素敵な香りに酔います。

お魚料理のメインが二品。まずはこちら!
『金柑の香りを閉じ込めた鱈と白子のグランメール仕立て』

ゼラチン紙みたいなもので囲われて出来てたので、最初は何が出て来たのか思った! ほんのりと自然の旨味と甘みがあり、素敵な一品です。

続いてもう一皿お魚料理です。ここで、お魚料理とは言えかなりしっかり目の味付けのお料理だったので、赤ワインへ進む事にしました。開けたのは、大好きなワイン、シルバー・オークです。ソノマのアレクサンダー・ヴァレーの2009年。開けた瞬間から深い森林浴のような香りがテーブルを華やかにさせます。

お料理はこちら!
『オマール海老と鮑のヴァプール
コロナータ村の薄いラルドを纏わせて アメリケーヌソース』

ラルドとは、ラルドとは豚の背脂を塩漬けにしたもの。その中でも特にイタリア、トスカーナ州のコロンナータで生産されるラルドは、背脂の生ハムとも言われ、『ラルド・ディ・コロンナータ(Lardo di Colonnata)』と呼ばれ、実に希少なものらしい。

起源は2000年以上前にさかのぼり、当時この地で大理石加工に従事していたギリシャ人たちが考案したとか。
この輪っか状になったのがラルドかな。

そしてメインのお肉料理はこちら!
『牛フィレ肉のロティ モリーユ茸と姫人参のフリカッセ
贅沢なトリュフライスとともに』

トリュフをたっぷりと使ったソースで食べる牛フィレは絶品です!
そして最後にチーズプレートをいただき、シルバー・オークでまったり食べました。

食後のデザートはこちら!
『ショコラブランとマスカルポーネのオーナメント
クリスマスツリーに彩られて』

見るからに可愛らしい素敵な逸品。ここのシェフ、美的感覚が凄いね〜

そして食後のカクテルをウェイティングバーのコーナーで軽く飲みました。が、ナイショのバーの素敵過ぎるカクテルに慣れてる僕にはちょっと物足りない。

ということで、食後酒の後の食後酒を飲みにナイショのバーに行っちゃいました!


1杯のつもりが2杯になり、最後はボンド・マティーニ行っちゃいました! あちゃ、飲み過ぎだ〜〜

今夜は何とも素敵なクリスマスな夜でした! クーカーニョ&ナイショのバー、最高!
女性ボーカル、シリル・エイメー(CYRILLE AIMÉE)のライブに行って来ました!!
場所はコットンクラブ。

シリル・エイメー(CYRILLE AIMÉE)はドミニカ人の母とフランス人の父を持つという特殊な環境の中、独自の音楽を紡いできた。
育った村はジプシー・ジャズの巨匠ジャンゴ・ラインハルトの最後の地だそうで、幼少の頃よりジプシー・ジャズに馴染んできたとか。
確かに今回ガットギターを弾いていたAdrien Moignardがメッチャ、ジプシー・ワールドな音を奏でてた。

さすがにドミニカの血が入ってるからか、ステージで歌い踊るシリル・エイメーの姿はカリビアンそのもの。素敵なショーでした。

シリル・エイメーのライブを盛り上げるワインは、『ダックスープ(DUXOUP) シラー 2010』。ドライ・クリーク・ヴァレーヴァレーの最北端にあるワイナリー。シラーに特化したワイナリーらしい。かなり上品でアメリカっぽくなく、南仏コート・ロティとかを思わせる素敵なシラーです。

さ~て、シリル・エイメーの素敵なライブで盛り上がった身体はそう簡単には冷めない! 次!
移動した先は、ニューオータニの中の素敵なワインバー『RANSENはなれ』。ここはいっつも素敵なワインがバシバシとグラスで開いてるからね~~
今夜のスタートアップは、とっても珍しいジョニー・ウォーカー。「Old Harmony」と書かれたボトル、見たことないな~ これをハイボールでいただきました。穀物の甘味と旨みが上品に表現されていて、とっても素敵なウイスキー。

そしてワインが凄過ぎる!! 以下、並んでたものを列挙すると、
ボルドーの名門ランシュ・バージュ

モンタレーはサンタルチア・ハイランズのLuli

これまたボルドーの名門シャトー・バタイエの1998年

カリフォルニアの雄シェーファーのメルロー

いやいや、こりゃやり過ぎでしょ~ 4本並ぶともう感動物!! それぞれ1杯ずついただいちゃいました〜!

そしてここら辺りからちょっと記憶が怪しくなってくるんだけど、写真からするとシャンパーニュのレア物のマール「Dieux Marc de Champagne」を飲んでるね~

さらに、ロマノ・レビ亡き後を継いだメンバーが創ってるグラッパも! ロマノ・レビ爺さんは手書きのエチケットが有名だったけど、さすがに引き継がれたこのグラッパは手書きの絵を印刷したもの。

次は古いグランマニエ。心地よい甘さがたまらない。

と、シリル・エイメーの素敵なライブな夜のはずが、すっかり”バリ飲み”な夜になりましたとさ(笑)
でもとっても楽しく素敵な夜です!
香港の最高級ホテル「アイランド・シャングリラ」の最上階には超素敵なレストランがある。その名も『ペトリュス』。そう、ボルドーの名門、銘酒、ペトリュスの名を冠したレストランです。

少しだけ中華色を入れたフレンチで、名物はその1皿ごとにワインをマッチングさせたペアリングディナー。
2年半ぶりに訪れた今夜もワインペアリングをしました。当日のメニューは以下の通り。お料理の下にマッチングさせたワインが書かれてます。

店内にはハープの生演奏が流れ、何とも中世のヨーロッパに舞い込んだかのような素敵な世界が展開してます。

まずはテタンジュから。もちろん美味い! 1日の疲れが吹き飛ぶな~ 異国の地で丸一日仕事をするのは本当に骨が折れる。その疲れを一気に泡で吹き飛ばすようなテタンジュな幸せ。

お料理も最初からワクワク感がいっぱい! 最初にパンが出てきたけど、バターだけでもワクワク!
写真の3つのバター、無塩発酵バター、海苔を練りこんだバター、そして普通のバターと、バターだけでも3種類も出てきて楽しいったらないね~

さて、最初のワインペアリングは、南仏プロヴァンスのドメーヌ・オット(DOMAINES OTT)の白から。

プロヴァンスの中でも一番南端、ニースとマルセイユの中間くらいの位置するクロ・ミレイユというところで造られてる『ドメーヌ・オット ブラン・ド・ブラン クロ・ミレイユ(Domaines Ott Blancs de Blancs Clos Mireille)』。ブドウはセミヨンとユニ・ブラン。クロ・ミレイユのワイン畑も実に美しい。

とっても香り高く華やいでるワインです。そしてゲストハウスもとってもお洒落!

出てきたお料理は、キャビアをふんだんに使った贅沢な前菜。緑色のはアヴォガドのおソースです。

続くワインは、ピエール・イヴ・コラン・モレ(Pierre Yves COLIN-MOREY)のシャサニュー・モンラッシェ。ビンテージは2009年。透明度が高く、ミネラル感がしっかりしていて骨格のはっきりした素敵なワイン。

ピエール・イヴ・コラン氏は父が名醸造家マルク・コラン、義父も名醸造家ジャン・マルク・モレイという血統書付サラブレッドのような存在。若くして20代の頃よりワイン醸造家として頭角を現してきてる人。写真はピエール・イヴ・コランと妻でジャン・マルク・モレイの娘カロリーヌ。

合わせるお料理は超豪華! ラビオリと黒トリュフの上から、ガリガリと白トリュフを惜しげもなく削って振り掛ける。もうトリュフの山です! たぶん僕らの席の周りにはトリュフの素敵な香りが充満していたに違いない!

次の一皿は、白身魚を中心に、アンディーブや長ネギ、生ハムなどを添えた逸品。ハムの塩気で香味野菜とお魚を一緒に食べるとこれまた素敵な味わいになる。なぜかこの1皿だけ、ワインペアリングはなしです。

さ、次!
ここで出てきたワインは、『ダヴィド・デュバン シャンボール・ミュジニー(David Duband Chambolle Musigny) 2008』。

ダヴィド・デュバンは今や押しも押されぬブルゴーニュの若手No.1醸造家。ブルゴーニュの王道を行く伝統的な厚みのあるピノです。血の匂いや獣臭はそれほど強くなく、実に上品なワイン。

合わせるお料理が、今夜の中で唯一ちょっと微妙。必ず1皿、中華色を出したものが出るんだけど、イカの赤ワイン煮込みにポーチドエッグなんだけど、なんだか酢豚のような中華っぽい酸味が強過ぎて、これはどうかな~

前回は鉄観音茶を隠し味に使ったコンソメだったんだけど、今回の中華トライはやや厳しいな~
さあいよいよメインに合わせるワインです。出てきたのは、ラツィオ州のワイン。イタリアの名醸造家リッカルド・コタレッラ氏率いるファレスコ社(FALESCO)の『モンティアーノ・ロッソ(MONTIANO) 1999』です。

モンティアーノという単一畑のブドウから造られるワイン。ブドウはメルロー 100%。ラツィオ州でメルローとは実に珍しい。少し紫がかったルビー色で香りは艶やか。

まろやかで舌触りもベルベッティーなれど、でもしっかりと舌の奥で感じるタンニンの渋味、口の中で後から大きく広がるボリューム感など、一級品のワインです。
合わせるお料理がちょっと微妙で、確かこれ、小鳩だったかな。ちょっとジビエ過ぎてキツいかな~~ ワインとは合ってるんだけどね~

最後に一口、旬なチーズ、モンドールが出てきた。さすが一流のレストラン。季節の機微をわかってるね。
デザートをいただき素敵な摩天楼の夜のディナーを終えました。

ペトリュス、その名前に負けない素敵なレストランです。ちょっと今夜は最後の2品がシェフが挑戦し過ぎた感じがあったけど、これもまたその場の一期一会の出会い。素敵な夜です。
今宵の香港の夜景に乾杯!

何と、ショックな事に会社そばの素敵な素敵なワインバー『グレープチョイス』が閉店です!!
何てこった~、、6月には7周年をボランジェで祝ったばかりなのに。
聞けば地下から地上に出たいとず~っと思っていて、地下を使いたい方が出てきたので、とりあえず譲って新しい場所を探すんだとか。
恵比寿の地で、個室が3つもあって、価格帯もリーズナブルで、そしてお料理も美味しくって、ワインもカリフォルニア、オレゴン、ワシントンなどの地域が素晴らしく揃ってる。こんなワインバーは中々ない。
ほんと、これからお客様との会食、超困る。一日でも早い復活を祈るばかりです。
そんなグレープチョイスの最終日、夜は海外からの客人と会食だったんだけど、終わってから駆け付けた。

そしたら、何と、ナカイヴィンヤードの中井さんと中井さんのワインを輸入しているデプトプランニングの長尾さんが来てた。僕らはそこにジョイン!

何とも本当に寂しい限り、、
最後は長尾さんが輸入するスペインのクロポンを開け、そして懐かしのナポリタンを食べてシメました。

そういやシェフの森さん、先日友人の誕生日をここでやったんだけど、何と、パティシエの才能もあった! 写真の通り、とっても素敵なバースデーケーキを創ってくれた。コルクとワインのキャップシールを使った素敵なキャンドルの演出が最高!

グレープチョイスの1日でも早い復活を祈るばかりです。

普段僕ら日本人は結婚式でもないと目黒雅叙園には中々行かない。
昭和6年に開業した日本の古き良き伝統を受け継ぐホテルなれど、あまりに敷居が高い。映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルもこことの話があるそうだ。
11月後半、外国からパートナー企業が2日連続で来日するという珍しい出来事があった。
2日とも大変重要なパートナーゆえ、この日本の伝統を見せられる目黒雅叙園内の割烹『渡風亭』でディナーをすることにした。
庭園があまりに美しい。幻想的なまでに美しい。
女将の計らいで庭園内を歩くことができた。感動物です。



お料理も庭園同様、和の芸術の数々。これはもう言葉では表現できないので写真のオンパレードで!





ワインも中々に素敵!
まずは外人向けという事もあり、超珍しいスパークリング日本酒で乾杯!

僕も生まれて初めてしったけど、「澪(みお)」というのがそれ。正式名称を『松竹梅白壁蔵「澪」』と言います。松竹梅からのプレミアムな一品。
ほの甘く香り高い素敵な日本酒。来日した方々への歓迎ムードが否が応でも盛り上がる。
メインのワインはカリフォルニアの南部、パソ・ロブレスのカストロ・セラーズ(CASTORO CELLARS)」のジンファンデル。

場所的には、ちょうど背面のエチケットに地図が書いてあるんだけど、サンルイス・オビスポ郡の北部、パソ・ロブレス。

カストロ・セラーズはイタリア系移民のNiels and Bimmer Udsen夫婦が立ち上げたワイナリー。

凝縮感が高く果実味豊かで太陽の陽射しを燦々と浴びたであろう世界が目の前に展開する。そして濃い目でありならが渋みが穏やかでスケールが大きいこともあり、和食ともとてもよく合う。

来日した方々は日本の伝統の美を存分に楽しんでいただいたことと思います。さすがは目黒雅叙園、女将のサービス含め、最高のおもてなしでした。
会社そばのお気に入りのワインバーサリーヴで驚嘆なボジョレー・ヌーヴォーに遭遇しました〜〜
何と、15L樽に入ったボジョレー・ヌーヴォーです! しっかり目の酸とボジョレーにしてはカチっとした赤ワイン的な果実味、渋みなどがあり、大人のボジョレーという感じ。

造り手は6代続くのアンリ・フェッシー(HENRY FESSY)。見るからに大人なボジョレーを創りそうな人だね〜(笑)

さて、今宵のスタートアップはもちろん泡! ペウ・シモネ(PEHU SIMONET)のシャンパンです。

ペウ・シモネは最高峰のシャンパンを生み出すヴェルズネイ村に4代続くシャンパン・メゾン。現当主は村の栽培組合会長を務めてるとか。

旨味が凝縮されたとても素敵なシャンパン。こちらもアンリ・フェッシーのボジョレー・ヌーヴォーと同様、”大人”な世界のシャンパン。お子ちゃまには飲ませてあげません!(笑)
付出しのリエット、そして野菜のギリシャ風ピクルス「根野菜のグレック」、そしてサーモンのマリネ、続いて大好物の「水だこの燻製 カルパッチョ仕立て」。

これはまだボジョレーじゃなく白ワインだね!
選んでもらったのは、ロワール地方サミュール(SAUMUR)のワイン、シャトー・デュ・ユロー(CHATEAU DU HUREAU)。

とっても繊細な白ワイン。この地域だとブドウはシュナン・ブランかな。おだやかな酸、軽やかに見えて口の中を通過して喉に向かう時に感じるしっかりとしたミネラル感、鼻に抜ける華やいだ香り、どれをとっても一級品のワイン。シャトーも素敵!

そして先に紹介したボジョレーをいただき、それに続くワインは、イタリアの名門GAJAのセカンドとも言うべき『カ・マルンダ マーガリ(CA' MARCANDA MAGARI)』。メルロー 50、カベルネ・ソーヴィニヨン 25%、カベルネ・フラン 25%というボルドー右岸系のセパージュ。

穏やかな渋みと酸、ふくよかな果実味、カシスやほのかなコーヒー香と妖艶なる甘い香りなど、複雑味のある素敵なワイン。
マーガリ(MAGARI)とは、イタリア語で「そうだったらいいのに」という事らしい。願望を表す表現だとさ。その意思を示すかのような風格あるワイナリーも素敵。

猪とそれに添えられた茸系のソースにこの『カ・マルンダ マーガリ(CA' MARCANDA MAGARI)』はピッタリ寄り添うかのような組み合せ。猪のほの赤い焼き色も艶っぽいよね〜 ワインにピッタリ!

シメにチーズと自家製レモンチェッロをいただき素敵な夜は更けました。

今夜はサリーヴで樽入りボジョレー・ヌーヴォー&素敵なワインとお料理に幸せに酔う夜です。
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁が待ち切れず、ナイショのバーに駆け込んだ。11月第3週の木曜日が待ち切れず、水曜日に入ったってわけ。日付が変わる頃には飲めるからね〜〜

デュワーズのオールドボトルからスタートし、待ちに待ったボジョレーです!
ナイショのバーはいつも数種類のボジョレーが用意されている。今夜のボジョレー・ヌーヴォーは、樽の魔術師たるドミニク・ローラン(Dominique Laurent)作!

美味い! 軽やかな酸とチェリーっぽい感じ、ワクワクさせるような躍動感。素晴らしいな〜
通常、ボジョレー・ヌーヴォーは樽を使わない。ステンレスのタンク内で発酵させて終わり。でもドミニク・ローランは違う。樽の魔術師たる彼はボジョレー・ヌーヴォーにも樽を使う。

そもそもドミニク・ローランは自身のための樽工場を持っているほどの樽へのこだわり。さすがに樽工場を持ってるワインの造り手はドミニク・ローラン以外に聞いたことがないな〜

ブドウも樹齢30年以上の古樹にこだわって創られたボジョレー・ヌーヴォーです。
そしてボジョレー・ヌーヴォー解禁の前夜祭を飾るジャズがまた凄い!
流れるのは、ブラジルのギターの巨匠バーデン・パウエルの息子、マルセル・パウエル(Marcel Powell)のギタートリオ『熱情のギター
』です。
ギター、ベース、ドラムというシンプルな構成にて自由闊達にジャズが流れていく。
後でネットでチェックしてじっくり聴いてみると、パコ・デ・ルシアのようなラテンな世界が広がっている。
パコ・デ・ルシア/アル・ディ・メオラ/ジョン・マクラフリンの3人によるスーパー・ギター・トリオ
を想い起こすような演奏。
軽快なマルセル・パウエルのギターに乗りあっという間に時間が過ぎて行く。

シメはブドウを使ったカクテルをいただき、さらにシメたはずがシメのまたシメで、どうやら写真からするとブルックリン。

今宵はボジョレー・ヌーヴォーとマルセル・パウエルの心躍るギターに素敵に酔う夜です。
大好きな和の極みな店、『くずし割烹かのふ』のアイアンシェフ・香山中宣さん、何と、カラスミを自家製で創り始めた。

Facebookで日々の進捗を見ていて、本当に食べたくなった!
ということで、参上!!


まだ半生の状態を切り出して、軽く炙ってもらったんだけど、目が飛び出るほどの美味さ!
もうこれを食べたら昇天しても悔いは無いほどの美味さです!
毎度いろいろなワインをいただきながら食してますが、今夜はワインの合間に焼津の銘酒・磯自慢を挟んでみました。
米の旨味を極限まで引き出した磯自慢と、海産物としての芸術の粋に達する香山シェフ謹製のカラスミの組み合せ、これはもう地上の楽園さ!
さて、時計を巻き戻し、頭から!
ワインは大好きなロワールの自然派、アンリ・ナテール(HENRY NATTER)のソーヴィニヨン・ブランからスタート!
ふくよかな酸とミネラル感に包み込まれ、すべての和の食材に幸せを届けるかのようなワインです。美味い!

アンリ・ナテールは、ロワールなれどピノが絶品! 特にランシャントゥモン(l'Enchantement)と命名されたプレミアムなピノは最高! 夫妻の娘、マチルダ(Mathilde)が創ってる傑作です。家族3人の写真です!

ロゼも艶気があり素晴らしいし、ほんと、アンリ・ナテールは最高です!

もちろん今夜もお料理は絶好調! カメラのトラブルで写真が全料理揃ってないのが残念!
香山シェフのお料理を言葉で表現するのは難しい。もう芸術の粋を超えてるようなお料理だからね。以下、ご覧あれ!

2本目のワインは、ドメーヌ・マルシャン・フレール(Domaine Marchand Frères)のモレ・サン・ドニ。1813年から7世代にわたり脈々と続くモレ・サン・ドニの老舗中の老舗。7代目当主はこんな方。

きれいな酸、土の香り、鉄分、ほのかな赤系ベリーの香り、これらが相まって素晴らしいワインを形作ってる。

最後にお肉を前半半分、ドメーヌ・マルシャン・フレールのモレ・サン・ドニで味わい、後半、十四代の大吟醸を合わせるという、これまた香山シェフの何とも凄い決断!

これがじつにハマって、本当に美味い!
今夜も香山マジックにすっかりハマりにハマって幸せに酔う夜です。
P.S.
その後、よせば良いのに、なぜか!?、ナイショのバーに立ち寄っちゃいました〜
ミッシェル・クーブレイの見た事のない『blossoming Auld sherrried』なんて凄いものをいただいちゃいました〜 シェリー樽に何年浸かっていたのだろうか、濃いシェリー色です。

もう1杯はグレンロセスの1999年。
食後のウイスキーって、何でこんなにも美味いんだろう〜