ワインのある生活: 2013年4月 Archives

このところ、いろいろ事情があり、あまりワインを飲んでない。
2週に1回くらいお客様と会食時に飲むか、後は週末に自宅で飲むかで、平日、ワインバーにはほとんど行けてない。
寂しいな〜 ナイショのバーにもほとんどイケてないしね。
で、どうしてるかと言うと、このところ週の大半を帰路の乗換駅の五反田で過ごしてる。ワンコインで飲めるようなショットバーでサッカー中継観ながら軽くつまんで、その後、ラーメン食べたりしてる。

今宵のショットバー『82』、なぜだかわからないけど、写真がとっても幻想的!
最初の1杯は、アイラ島の名門ブルイックラディ蒸留所で造られるプレミアムなジン、ボタニストでジンリッキー。一気に喉の渇きを癒す。
このボタニストで造られたジンリッキー、なぜか素敵な光が差し込んでいる。これだけで美味そうだよね〜
ブルイックラディ蒸留所はアイラ島でも最西端に位置してる。つまりはスコッチウイスキーの中でも一番西で造られてるってこと。
ちなみに、ブルイックラディとはゲール語で「海辺の丘の斜面」という意味だそうだ。写真の通りのとっても素敵な蒸留所です。


シメにもう1杯、幻想的な写真が撮れた!
最後の1杯は、大好きなキャンベルタウンのウイスキー、スプリングバンクをトワイスアップで!
こちらの写真も素敵な光が差し込んできてる。明日の朝起きたら、何か良いことあるかな〜〜
そんな写真に喜んでワンコインバーを後にします。
こんな夕飯もいいものさ!
でもその後が悪かった、、、
以下の写真の通り、応援してる現役のミュージシャンが雇われ店長してるラーメン屋に入っちゃいました、、このショットバーの真向かいなので、ついつい、ね!
真夜中にダメじゃんか、、それもゼロから飲み直しな感じで、、
猛反省(>_<)


今夜はワインの前にまずはジャズ!
僕の青春時代の一コマを飾るジャズ、大好きなネイティブ・サン。
僕がジャズにハマるきっかけの一つとなったジャズ、そう、それがネイティブ・サン。
こんな彼らが満を持してアメリカに乗り込んだライブ盤がこれ『コースト・トゥ・コースト〜ライブ・イン・USA
』!
時は僕が大学に入学した年、1980年、その9月17日にロサンゼルスのベイクド・ポテト、9月21日、22日がニューヨークのボトムライン(The Bottom Line)。
ベイクド・ポテトは2010年初頭、LAのパートナーに連れてってもらった素敵な場所。リー・リトナーが育った場所としても有名。

ボトムラインはまさに9.11のど真ん中に位置し、その影響もあって2004年に幕を閉じた名門のライブハウス。


何とも熱いライブです! 思わず聴いてる方が汗をかいてくる感じ。
サバンナ・ホットラインでの大出元信のソロがメチャ熱い!!
最後のスーパー・サファリも時空間を駆け抜けていくかのような演奏。
いや〜、素晴らしいライブです。
そんな熱いネイティブ・サンのライブ盤を聴きながら飲むワインは、カリフォルニアのロマネ・コンティこと、カレラ! 畑はREEDの1998年。もう15年の熟成。

REEDは最高級畑のジェンセンのすぐ北側にある。味わいは、もう完璧なまでのブルゴーニュ。これをカリフォルニアとはどんなソムリエでも当てることは出来ないと思う。それほどの完璧な”作品”。
熱いジャズライブと素敵なカレラ、何とも粋な夜だな〜
子供たちのピアノの発表会があった。次女が何とも凄い! この演奏に言葉は要らない。写真からも伝わると思うけど、鬼気迫る演奏。曲はショパンのスケルツォ2番。


芸術点満点!


もちろん長女も頑張った。こちらは一気に弾き倒した感じの疾走感。英雄ポロネーズを頭から飛ばしに飛ばし、そして駆け抜けた。


最後に二人の連弾で、ウクライナ出身の現代作曲家カプースチンの『シンフォニエッタ Op.49
』。
こちらも実の姉妹ならではの息の合った演奏。
次女→長女→連弾でトリとなりました。
蛙の子は蛙だね〜 僕の祖母は東京芸大のピアノ科、祖父の弟は国立音大のピアノ科、母も国立音大のピアノ科、僕は音大は出てないしポップス系だけど17歳でプロのミュージシャンになった。そんな血を受け継いだのかな〜
二人とも、素晴らしかったよ!!

今夜のワインはトニー・ソーターの世界。
トニー・ソーターと言えば、ナパの名門『エチュード』を立ち上げた名醸造家。そしてエチュードは僕の大好きなワイン。ナイショのバーの周年やマスターのバースデーによく開ける。
そんなトニー・ソーターは、1999年、生まれ故郷のオレゴンでソーター・ヴンヤーズを始めた。エチュード自体も2001年、ベリンジャーに売却しちゃった。
そのトニー・ソーターのオレゴンでの作品『ソーター ベーコン・ヒル 2003』。ブドウはピノ・ノワール。

何年か前に2本入手し、1本は早々に飲んだんだけど、かなり強いワイン。
こりゃ強過ぎて数年は熟成させないとと思ってセラーに入れてあった。
2003年と言えば、もう10年経過。でも今でもまだかなり芯がしっかりしている。
度数が15%とか高いわけではなく、本当にブドウのエキス分が濃い感じ。

畑はポートランドの西南、オレゴンの銘醸地ウィラメット・ヴァレーに属するヤムヒル・カールトン・ディストリクトにある。

実にいい感じのところだね〜 建物もとっても素敵だし、何よりトニー・ソーターの和らいだ表情がいいな。きっと彼のサンクチュアリなんだろうな〜

ちなみにトニー・ソーターのex-wifeも有名なワイン醸造家。そう、キャシー・コリソンさんです。アンダーソン・ヴァレーで造るゲヴェルツトラミナー が逸品。

さて、お供するジャズは、最愛のトランぺッター、ランディー・ブレッカーがデンマークのビッグバンドやオーケストラと創ったアルバム『Jazz Ballad Song Book
』。とってもゴージャスな作品です。
ビッグバンドは、国営デンマーク放送協会のビッグバンドで、正式名称を「The Danish Radio Big Band」、略してこのアルバムの通り、DR Big Bandです。日本で言うNHK交響楽団って感じかな?(写真下段)

ネットで調べてみたら、何と、1984年にマイルス・デイビスとも共演してた! 凄い!

そしてストリングスは「Danish National Chamber Orchestra」。こちらはDR放送交響楽団。


放送局のビッグバンドとオーケストラが参画した壮大な作品。プロデューサーはデンマーク人のジャズベーシスト、クリス・ミン・ドーキー。
キーボーディストの兄、ニールス・ラン・ドーキーとドーキー・ブラザーズ(Doky Brothers)というバンドで話題を呼んだ人。ランディー・ブレッカーとの共演も多い。

ランディー・ブレッカーのほか、DR Big Bandの面々も各曲でソロを披露しており、そしてソロの直後に甘〜くストリングスが入ったりと、何ともゴージャスなアルバム。
そう、このトニー・ソーターのピノ、濃いというよりゴージャスというのが適切な表現かも。トニー・ソーターのとってもゴージャスなオレゴンはベーコン・ヒルのワインと、そしてデンマークの地元のビッグバンドやオーケストラが総力を挙げて創り上げたゴージャスなジャズの組み合せ、とっても素敵です。
ワインとジャズっていいね〜

激しい雨の降る今夜は、渋谷の老舗のワインバー『Cheers』な夜です。
もう13年も続いてるらしい。飲食でこれだけの年月、一所で続く店は少ない。
シャンパンで喉を潤した後の最初のお皿は、チコリなどの香草にオレンジ、ブルーチーズを絡めた香り高いサラダ。ポーチドエッグ添えなのが嬉しい。実に素敵な逸品です。

この香草のサラダの香り高さに合うよう、ワインは金木犀やライチの香りがするブドウ、ゲヴュルツトラミネールへ。
でもこのゲヴュルツトラミネール、よく見るとアルザスじゃなくドイツ! エコノミーラート・レープホルツ醸造所というところのもの。写真の通りのとっても素敵なワイナリー。
それにしても、ドイツのゲヴュルツトラミネールは珍しいな〜 輸入元のページを見てもゲヴュルツトラミネールは出てないな〜
このエコノミーラート・レープホルツ醸造所のゲヴュルツトラミネール、チコリ、オレンジ、ブルーチーズの香りと素晴らしいマッチング。
ワイナリーは写真の通り、おとぎの国の世界のよう。


続いては、ロワール産のホワイトアスパラガス。ホワイトアスパラガスは大好物なので嬉しいな〜 春の香り満載です。

メインのお料理は、これまたCheersの定番な逸品、鴨モモ肉のコンフィ。旨味が凝縮された素晴らしい一皿。毎回Cheersに来るたびに食べてる。


合わせるワインは、これはどう考えても芳醇で妖艶な香りが漂う系のピノだね!
選んでもらったのは、カリフォルニアはモンタレー地区、サンタ・ルチア・ハイランズの『ルリ(Luli)』。
妖艶なるギリシャ神話の女神を想像させるような素敵なワイン。
ルリは、「カリフォルニアのラ・ターシュ」とも呼ばれる最高峰のピノ・ノワールを生み出すピゾーニ・ヴィンヤードが関わっているらしい。ブドウ自体、ピゾーニ・ファミリーのマーク・ピゾーニがサンタ・ルチア・ハイランズのいくつかの畑からセレクションしてるとか。
ワインメーカーもピゾーニ・ファミリーのジェフ・ピゾーニが担当。ブドウはゲーリー・ピゾーニとマーク・ピゾーニが担当。まさにピゾーニ・ファミリーなプロジェクトワイン。

サンタ・ルチア・ハイランズは風光明媚な海のリゾート地、モンタレー、カーメルのすぐ近くの山沿い。標高差があり、また寒暖差があって霧が立ちこめることも多く、それらの特殊な気候が素晴らしいピノ・ノワールを生み出していると言われてる。下の写真は霧の浮かぶピゾーニ・ヴィンヤード。



ルリ(Luli)の最高のピノとCheersの最高の鴨モモ肉のコンフィに心ヤラレます。
最後にウォッシュ系のチーズとルリを合わせ、さらなる妖艶な女神な世界に踏み込んでしまいました〜 この世の物とは思えない快楽な世界。
ワインって凄い飲み物ですね。地上の楽園な気分の数時間でした。
ルリ&Cheers、最高!
半年ぶりくらいに香山中宣シェフの『くずし割烹かのふ』に出掛けた。昨年9月に行って以来、何度か行こうと思って電話したんだけど入れなかった。

今や時の人たる巨匠・香山さん、テレビに出まくっていて、もう中々当日の予約じゃ入れないお店になっちゃったな〜
今夜はシャンパンからスタート。大好きなドラピエです! 打合せ続きで乾き切った喉に心地よい。
泡のきめ細かさが芸術的。
このシャンパンに合わせるお料理も最高!


まずは真鯛の昆布締め。
銀シャリの粒立ちと酢の感じと香り高く昆布でシメられた真鯛が素晴らしい逸品。これだけ食べ続けたい感じ。
続いては小鉢。
玉ねぎのすり流し、フルーツトマト、ホタルイカ、ツブ貝、たらの芽の天婦羅、サツマイモと1つ1つが繊細なお料理。
次は筍のお椀。器も美しいし、お汁の出汁の旨味、深みが凄い! 筍は大好物なんだけど、ほんと、芸術的なお椀です。

薄味の和食にドラピエはよく合うな〜
そしてお刺身。久しぶりに来てみたら、その日のお魚から4種類選べるようになってた。


本日のお薦めの白身(鯛の一種だったような...)、八丈島の鰹、真鯛、イカを選んだ。鰹が臭みがなく旨味がたっぷり。本日のお薦めの白身もプリプリで口の中でトロけていく。
いや〜、お刺身ってこんなに美味しいんだと思わず感じた。
ここでドラピエが空いちゃったので、続いては、自然派ワイン、ドメーヌ・アンリ・ナテール(Domaine Henry Natter)のロゼを開けた。

アンリ・ナテールは自然派ワイン。僕の大好きなドメーヌです。特にランシャントゥモン(l'Enchantement)というキュヴェは夫妻の娘、マチルダが造る素敵なワイン。そう、あのジャン・レノの映画『レオン』に出てくる少女と同名のマチルダです!
アンリ・ナテールのロゼに合わせるお料理は、鰆。焼いた味噌の味わいがアンリ・ナテールのロゼによく合う。
あと写真を取り損ねたけど、白身のフライが出て来た。これまたワインと最高な感じです。

最後に松坂牛の中でも特別な『美熊野牛(みくまのぎゅう)』が出て来た。お皿もこれまた色も鮮やかで素敵!
上に乗せた葉唐辛子(?)など香草類があることで、お肉の脂が打ち消され、とっても爽やかで旨味があるステーキとなった。
シメに手打ち蕎麦をいただき、そして香山さんお手製のデザートをいただく。
デザートにはラム酒を合わせました。黒ごまのプリン、ほうじ茶のアイスなどにラム酒の甘みがよく合う。

今夜は久しぶりの『くずし割烹かのふ』で春の味わいを味わい尽くし、そしてドラピエで喉を潤し、アンリ・ナテールのロゼに心癒された素敵な夜です。
香山中宣シェフ&かのふ、最高!!

今夜の主賓たるワインは、パソ・ロブレスの銘酒『ラヴェンチュア(L'Aventure)』。
それも日本には入ってきてないと思われるカベルネ・ソーヴィニヨン。
このラヴェンチュア(L'Aventure)、ローヌ・レンジャーと呼ばれ、シラーなどの南仏ローヌ地方系のブドウを得意とするワイナリー。
僕のセラーにも『L'Aventure Estate Cuvee 2005』というのがあと1本だけ残ってる(はず、、、)。

このエステート・キュヴェはシラー 52%、カベルネ・ソーヴィニヨンが40%、プティ・ヴェルドが8%というセパージュ。
香り高い深みのあるスパイシーさも併せ持つ南仏らしい感じがする逸品。
ロバート・パーカーが絶賛して話題を呼んだワイン。
こちらはまだ手に入る可能性があるけど、カベルネ・ソーヴィニヨンの方は日本にはないと思われ、僕はロサンゼルスで活躍する日本人ワインコンサルタントの方からいただきました。

その貴重な『ラヴェンチュア(L'Aventure) カベルネ・ソーヴィニヨン 2009』を開けました!
カベルネ・ソーヴィニヨンが91%で、プティ・ヴェルドが9%入ってる。
味わいは実にトラディショナル。ボルドースタイルなワインです。
15.5%もアルコール度数があるんだけど、そんな強さは感じられず、実にエレガントなワイン。
ローヌ・レンジャーと呼ばれ、ロバート・パーカーからもシラーとカベルネを半々で混ぜるマジックを賞賛されてたけど、カベルネ単体でも実に美味い! 最高なワインです。
ワイナリーもアーティスティックで美しいよね〜


2004年11月20日にニューヨークで録音されてるんだけど、たぶんこの頃ランディー・ブレッカーはドイツのレーベルに専属契約をしていたはず。なので名義上はマーク・コープランドを前に出した形になってるんじゃないかと思う。

あと、曲の大半がマーク・コープランドの作曲によるので、それもあるかな。
1曲目からマーク・コープランドの透明感の高い美しいピアノとランディー・ブレッカーの温かみのある深く艶のあるトランペットが響き渡る。
ガーシュインのバラード「I Loves You Porgy」での芸術的美しさを魅せるランディー・ブレッカーに心やられる。
ランディー・ブレッカーのオリジナル「Over The Hills」もベースと絡む出だしからして素敵な作品。リー・モーガンの「The Sidewinder」での斬新なアレンジも素晴らしい。
ある意味、ラヴェンチュア(L'Aventure)はカリフォルニアワインの改革者。南仏系ブドウにこだわって今の地位を築いた。マーク・コープランドとランディー・ブレッカーも新しくも美しいジャズの改革者。いい組み合せだね〜
さて、もう1枚ジャズを!

日本のフュージョングループ、ネイティブ・サンの『サバンナ・ホットライン』。確か日立マクセルのカセットテープのCMだった気がするな。
アルバムのタイトル曲、「サバンナ・ホットライン」、今は亡き54歳で早世してしまったギタリスト、大出元信のギターソロが聴く人の琴線の触れる。
大出元信は滅多にソローを弾かずバッキングだけに徹するという変わったギタリスト。その彼が珍しく長いソロをとる。これだけでも貴重な演奏。美しい!
今夜はパソ・ロブレスのカリフォルニアワインの改革者『ラヴェンチュア(L'Aventure)』とマーク・コープランド&ランディー・ブレッカー、ネイティブ・サン&大出元信のジャズに心酔う夜です。



今夜はちょっと祝い事。
次女が中高一貫校ではあるものの、一応は中学卒業の証に数日前に卒業式があった。卒業祝いに桜の枝のプレゼント!
啓翁桜というプレミアム物の桜の枝をプレゼント用にしたセットが売ってた。つぼみがたくさんあり、まだまだ家の中で咲くって!
何とも粋なプレゼント商材。恵比寿駅前の日比谷花壇で売ってました。
この啓翁桜に合わせるワインは、何となく色を合わせ、ギリシャのロゼ、『アヴァンティス(AVANTIS)』。シラーとグルナッシュから造られる実に本格的なロゼ。
旨味がたっぷりと詰まっていて、それでいて濃過ぎずさらっと受け流すかのような柔らかさがあり、とても魅力的なワイン。
この一族は醸造開始自体は1994年と最近のようだけど、何と1830年から代々ブドウを栽培してるとか。
そして醸造所は1936年建立の農家をそのまま使ってるらしい。


さ、この素敵な啓翁桜とアヴァンティスのロゼに合うジャズは、僕の通っていて高校のすぐそばの田園コロシアムで行われた1979年のジャズライブ、「ライブ・アンダー・ザ・スカイ 1979」の「チック・コリア・ナイト」のライブアルバム。
これはFMで流したものを誰かがCD化したもの。たぶんいわゆる海賊版です。
高校の屋上から聞こえる演奏に狂喜乱舞し、そしてFMの中継をエアチェックし(エアチェックって言葉がもはや死語?)、カセットに録音したことを想い出す。

1曲目のチック・コリアと超絶技巧ギタリスト、アル・ディ・メオラのアドリブ合戦が壮絶な「Night Street」が、もう凄まじく圧巻!
チック・コリアのミニムーグがギターのように炸裂する様は凄まじい。それをマシンガンのように追いかけるアル・ディ・メオラな世界は、もうこの世の物とは思えない。
1979年7月27日、この曲に完全に僕は頭をヤラレた。ジャズに狂ってしまうトリガーともなったライブ。
海賊版とは言え、ともかく手に入って良かった〜〜 10年くらい前までカセットテープに録音していたものが残ってたんだけど、いつのまにやら無くなってしまったので、ほんと、感動です!

チック・コリアの感動の余韻に浸る食後酒は、ブルゴーニュの鬼才、ミッシェル・クーブレイが造るシェリー酒「PL」。スペイン・ヘレスの街で熟成させてないので公式にはシェリーとは呼べないんだけど、シェリーでいうところのアモンティリャード。
実に色気、艶気のある”作品”。
そして今夜は次女の卒業祝いなので、デザートまで桜な感じ。
今夜はギリシャのロゼ『アヴァンティス(AVANTIS)』とチック・コリアの熱演に熱くなった夜です。