ワインのある生活: 2012年7月 Archives

7月14日(土)、一生忘れないであろう素敵で長い一日です。

JetBlue ロングビーチ空港
朝8時にサクラメントを出発し、9時半にシエラ・ムーンに到着し、丸一日をFair Playで過ごし、17時にサクラメントに戻り、そして19時にロサンゼルスに戻って来ました。

帰路も飛行機はJetBlue、そして空港はロングビーチ空港です。写真の通り、機体の後ろ側からタラップを降りるという初めての体験をしました!

さて、ここでトラブル発生。

何と、ロングビーチ空港に預けておいた車が故障! エンジンを駆けるとドッドッドッという音と振動が凄い。そしてコンソールには何らかのエラーを示すランプが点滅。

さあどうするか、、 もう車のディーラーもやってない時間。しばらく様子を見たんだけど、何とか動かせそうだったので、恐る恐る車をスタートさせた。

何とか無事にトーランスのホテルまで戻れました。良かった〜〜

で、ノンベーな僕たちは、日中あれだけテイスティングしたりワインを飲みまくっていたにも関わらず、夜もワインを飲みに街に繰り出しました!

出掛けた先は、「HT GRILL」というレドンドビーチのレストラン。そう、またまたレドンドビーチに戻ってきました〜

HT GRILL レドンドビーチ

HT GRILL レドンドビーチ
レドンドビーチには大好きなレストランがたくさんある。

ZazouCrème de la Crêpe、そして一昨日も顔を出したワインバー「Friends of the Vine」、どれも記憶に残る素敵なお店です。


さて、今夜のHT GRILL、気候がいいので外のテラスに出てみた。

真ん中に炭が炊かれており、何とも風情がある。


お料理も素晴らしい!

HT GRILL レドンドビーチ
THE WEDGE」というサラダを頼んでみたら、新鮮なおおぶりにザクッと切った野菜のサラダが出て来た。

とてもダイナミック!

ブルーチーズ・ドレッシングも素敵でワインともよく合う。

NEW ENGLAND CLAM CHOWDERと名付けられた旨味たっぷりなクラムチャウダーをいただき、メインはCRAB CAKEとステーキ。

ステーキはたぶんメニューに「HANGER STEAK」とあるものだったかな〜


HT GRILL レドンドビーチ

パソ・ロブレス Tobin James
ワインはパソ・ロブレスの「Tobin James」というジンファンデルを開けました。

昼にも4人でだけど1本は飲んでるんだけど、まあよく飲むよね。我ながらクレージーな感じです。

さてこのTobin James、すごく度数の高い凝縮感と果実味がギュッと詰まった濃い感じのワイン。

甘さも少しあるけど、樹齢の古いオールドヴァイン風な味わい。

お肉のソースにはピッタリな感じです。

Friends of the Vine レドンドビーチ
そして、食後にはまたまた大好きなワインバー「Friends of the Vine」に立ち寄っちゃいました。だってほんの数分のところにあるんだもん、仕方ないよね!

さてさて、この3日間、まさにワイン飲み続けな日々でしたが、久々のトーランス、そして初めてのサクラメント&シエラフットヒルズ、いずれも一生記憶に残る素敵な旅となりました。

ワインのある生活って幸せですね〜

さて、日本に帰らねば... と言いつつ、成田に着いたら入国せずに渡韓なのですが。ヘビーな日々ですが、楽しいワインがあればそんな疲れも吹っ飛びます。

素敵な旅に乾杯! そして3日間、フルにアテンドしてくれたワインコンサルタント、Ms. Alice Hamaさんに感謝です!
ついに待ちに待ったシエラ・ムーン行きです! 今回はロサンゼルスで大活躍の若手日本人ワインコンサルタント、Ms. Alice Hamaさんといっしょに訪問です。

朝、サクラメントのホテルに市之瀬千代さんとご主人のEjさんが迎えに来てくれた。ワクワクします!

一路シエラフットヒルズへ向かいますが、まず最初に立ち寄ったのは、シエラ・ムーンの醸造を委託しているワイナリー、ミラフローレスです。

ミラフローレス

マルコ・カッペリ Marco Cappelli
シエラフットヒルズの中でもエル・ドラドAVAに位置するミラフローレス、ここでは名醸造家、マルコ・カッペリ氏(Marco Cappelli)が腕を振るってる。

もちろんシエラ・ムーンも彼が造ってる。

そしてすぐに移動し、シエラ・ムーンの畑へ向かいます。


見ての通りの広いヴィンヤードです。全部で面積は127エーカーもあり、そのうちブドウが植えられているのは約24エーカー。これはかなりの広さで、とてもブティックワイナリーとは呼べない規模。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards

すべてご夫婦二人で創り上げブドウを植えて来た自分たちの子供のようなワイナリー。建設関連のお仕事をしていたEjさんは本当に自分でブルドーザーを操ってこの畑を切り開いたそうです。井戸を掘って水を出すところからのスタートとか。まさに気の遠くなる作業です。

頂きの上には将来のゲストハウスとなるであろう小さな小屋が建ってる。Ejさんがその完成予想図の模型を持ち出してきて、みんなでわいわい。楽しい一時です。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards

ブドウは、シラー、プティ・シラー、ジンファンデル、ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌと、完璧なまでにローヌ品種を育てている。そしてその土地の地質自体もコート・ロティと極めて類似しているそうだ。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
そして一つ発見!

一昨日、トーランスの『Friends of the Vine』でオリン・スウィフト・セラーズOrin Swift Cellars)のザ・プリズナーThe Prisoner)』を飲んだけど、どうやらシエラ・ムーンはこのオリン・スウィフト・セラーズOrin Swift Cellars)と深い関係にあるらしい。

詳細は書けませんが、まさか2日前に飲んだワインとも関係するとは、何とも世界は狭い。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
畑を一通り見て回った後、千代さんの邸宅たるログハウスへうかがった。

もちろん畑の中にあります。

入り口に可愛いワンちゃんがいて微笑ましい。



お宅の中では5種類のシエラ・ムーンのテイスティングをしました。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
2005年と2006年のシラー、2006年のプティ・シラー、2007年のジンファンデル、そして市販していないという貴重なデザートワインの5種類です。

テーブルにはチーズにフルーツ、そして千代さんがご自身で育てたというオリーブが並び、ワクワク感は頂点に達しました。

2005年のシラーは、まさに完璧なまでのコート・ロティです。これ、ブラインドでテイスティングしたらコート・ロティと言うに違いない。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
それくらい引き締まったシラーです。カリフォルニアのシラーにありがちな濃過ぎてボリュームがあるタイプとは対局にある、とってもエレガントなシラーです。

この2005年のシラーは完璧なワインと言えるでしょう。2008年の米国メディア、ワイン・エンスージアストWine Enthusiast)にて91点をたたき出した実力派ワインです。

僕も2008年に入手してストックしてたんだけど、地震でセラーから30本以上ものワインが飛び出し、哀しい事にシエラ・ムーンはほとんど割れちゃいました。

1本だけ、生き残ってそのままセラーに眠ってる。

そんな素晴らしい2005年のシラーに感動した後、続いては2006年。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
こちらは2005年に比べると、もう少し華やかなシラー。

聞けば、5%ほどヴィオニエが入ってるそうです。

たぶんそのせいだと思うけど、華やかで香しいワインに仕上がってる。

この2006年は毎度、我がナイショのバーで飲んでるいつものシラー。素敵なワインです。

次は2006年のプティ・シラー。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
こちらは日本ではほんの一瞬だけ入って来てすぐに飲めなくなっちゃった。数回、Ransen離れで飲んだんだけど、その頃(2010年)はまだ少し若く、濃さと強さがあった。

でも今飲んでみると、実にしなやかでエレガントなワインに成熟している。”美しい”という表現が一番かもね〜

これほど美しいプティ・シラーは珍しい。

たぶんシラー、そしてプティ・シラー、これらのエレガントさはワインメーカーであるマルコ・カッペリ氏の個性によるものなんだろうね。トラディショナルなヨーロッピアンスタイルで、実に洗練された味わいです。

この2006年のシラーとプティ・シラーは、2009年のサンフランシスコ・クロニクル・ワイン・コンペティションにて銀賞を受賞してます。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards San Francisco Chronicle Wine Competition サンフランシスコ・クロニクル・ワイン・コンペティション Wine Enthusiast ワイン・エンスージアスト

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
そして2007年のジンファンデル。

こちらは樹齢の若さを感じさせない深みのあるジンファンデル。ジンファンデル特有のレーズンとかドライフルーツ系の香りはするものの、濃さや甘さは控えめで、こちらもシラー、プティ・シラー同様、エレガントな仕上がり。

このジンファンデルも一度だけRansen離れで飲んだけど、それっきり見掛けなくなったな〜 残念。

実にシルキーで艶のある高貴なワインです。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
これらシラー、プティ・シラー、ジンファンデルすべてに共通なのは、土の香りがすること。

土とミネラル、大地の香り。自然の恵みを活かした素晴らしいワインです。シエラネバダ山脈からの水もいいのかもしれないね。

確かに水を飲ませていただくと本当に美味い! この水も商売になりそう。

さ、最後はデザートワイン。

千代さんにお孫さんが生まれた際にその記念に少しだけ造ったそうで、市販はしていないレア物。

上品な甘さと艶が素敵なデザートワインです。

そしてランチへと出掛けました。シエラ・ムーンが位置するFair PlayというAVAの一つ隣り、エル・ドラドAVAのダウンタウンへ向かいます。

エル・ドラド Taste
入ったレストランは「Taste」という小粋なフレンチです。

残念ながらシエラ・ムーンは置いていないので、他の地元のワインを頼みました。

選んだワインは、近郊アマドール・カウンティFORLORN HOPEというワイナリーの『Mil Amores 2007』というもの。

ブドウが珍しい!

アマドール・カウンティ FORLORN HOPE Mil Amores
何と、トゥーリガ・ナショナル 60%、テンプラニーリョ 40%というポルトガルとスペイン品種です。

テンプラニーリョはポルトガルではティント・ロリスと呼ばれ、FORLORN HOPEのWEBサイトでもトゥーリガ・ナショナルとティント・ロリスと書かれてるから、ポルトガルを意識したワインなのかな。

不思議とWEBサイトではティント・ロリスと書かれているけど、実際のボトルの裏面にはテンプラニーリョと記載されてる。この辺りがおおらかなアメリカンな感じですね〜

エル・ドラド Taste
凝縮感の高い少し濃い目のワインです。エレガントなシエラ・ムーンをこれだけテイスティングしてきちゃっているので、ちょっと強過ぎるかな〜 まさにカリフォルニア的なワインです。

そしてこのワインに合わせるお料理は、ラグーソースを絡めた手打ち麺のパスタです。

ラグーソースの旨味がワインとピッタリ! 実にナイスな組み合せでした。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards ANDIS
食後は、シエラ・ムーンへの帰路、ANDISというワイナリーに立ち寄り、ここでもいろいろ試飲をしました。

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンほか、テイスティングし過ぎてだんだん酔っ払って来るよね〜

さて、楽しかったシエラ・ムーンへの旅も終わりです。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 Sierra Moon Vineyards
朝8時にサクラメントに迎えに来ていただいてからおよそ9時間を千代さん&ご主人のEjさんと過ごしました。またとない素敵な旅となりました。

愛するシエラ・ムーンが永きに渡って続く事を祈ってFair Playを後にしました。

シエラ・ムーン、最高です!
トーランス Veggie Grill
トーランスで迎えた朝、何だかまだ時差ボケだよね〜

でも素敵なランチに遭遇し、一発で頭が起きた!

ランチに出掛けたには、「Veggie Grill」というベジタリアンなレストラン。何がベジタリアンかって、すべての食材が野菜で出来てるって事。

って、これだけじゃ意味解らないよね〜

例えばハンバーガーで言えば、お肉のパテに相当するものが野菜から出来てる。大豆と言ってたかな〜??

トーランス Veggie Grill
僕はポートベロ・マッシュルームのサンドイッチのようなもの(?)を食べました。美味かったけど、不思議な触感でした。

そして付け合わせはケールのサラダ。そう、ケールとはあの青汁の原料です。苦味がかなりある。

でもともかく野菜漬けなランチで時差ボケな体をリフレッシュしました。

JetBlue ロングビーチ空港
さあ、いざサクラメントへ!

そして、ロサンゼルスからサクラメントへの移動は、初めて乗る格安航空会社、JetBlue。途中で渋滞にハマって乗れるかどうか、ヒヤヒヤでした。

空港も行き慣れたロサンゼルス国際空港じゃなく、ロングビーチ空港というローカルな空港。

JetBlue ロングビーチ空港
で、何とかギリギリに到着し、荷物を預けた後、「体は乗れる保証はないよ!」とか訳の分からないことを言われ、もう一度冷や汗。でも何とかセキュリティゲートを優先的に通してもらって突破!

それにしても何とも小さな空港。普通に歩いて飛行機に近付き、自分でタラップを登っていって乗る。不思議な感覚です。

でも乗ってしまえば日本からの行きのデルタ航空より席の足下は広く、中々快適。安くってこれだけ広ければ文句はないね。

そしてわずか1時間のフライトで到着したサクラメントで、何ともアメリカンな体験をした。

預けた荷物を取るに際し、ターンテーブルが1〜6まであるんだけど、普通は大きな表示板があって、そこに便名とターンテーブル番号が出て来るんだけど、このサクラメントの空港、そういうのがない!

で、インフォメーションの人に聞いても、「2番か6番」と、実に曖昧な答え。で、心配だからもう1カ所のインフォメーションでも聞いたんだけど、「通常、JetBlueは2番か6番から出て来るよ〜〜」ってな答え。

このアバウトさにはビックリだね〜

サクラメント Ella Dining Room & Bar
ま、ともかく無事にサクラメントに着きました。

ホテルに着いたらもう19時頃。すっかりディナータイム!

さ、街に出るぞ〜〜

出掛けた先は、前夜に続きワインが超充実してるという地元で一番のレストラン「Ella Dining Room & Bar」。

写真にある通り、入り口を入ると大きなガラスケースの中に魚介類がたくさん並んでる。期待に胸膨らむ瞬間。

サクラメント Ella Dining Room & Bar

サクラメント Ella Dining Room & Bar
席は外のテラス席にした。

すぐ横を路面電車が通る。

この風情がいいね〜

まずは白ワインから。

確かファニエンテのシャルドネだったかな〜

ファニエンテの白は日本にはたぶん入ってないから珍しい。

サクラメント Ella Dining Room & Bar

お料理は、「BONE MARROW」という牛骨の骨髄を使った珍しい料理を食べた。とっても不思議なものです。写真で解るかな〜〜

そしてムール貝に獅子唐のグリル「ROASTED MUSSELS」。

もひとつメインは、「GRILLED SANTA MARIA TRI TIP」というお肉のグリル料理。名前自体は、サンタ・マリアのバーベキューという意味らしい。もちろんサンタ・マリアとはワインで有名なサンタバーバラの名醸地のこと。

サクラメント Ella Dining Room & Bar

どれもこれも珍しいお料理でビックリ! 特に牛骨の骨髄を使った料理には驚いた。

LIPARITA
そして、ワインも凄い!!

僕が2001年にやってたカリフォルニアキュイジーヌのレストランでも置いていて、今やたぶん日本には入ってきていないと思われる『LIPARITA』、それも1990年!!

凄い!

もうこれは強烈です!

感動して言葉も出ない。

LIPARITA
円熟した旨味と艶、深い香り、最高なワインです!

そしてまだまだ果実味が残ってる。

まだこれからもう10年、しっかりと生き残りそうなワイン。

お料理もワインも何とも素晴らしいElla Dining Room & Barです。


58 WINE SHOP
さて、ディナーが終わったら、バーへ行くのがお約束。

サクラメントで見付けた素敵なワインバーは、店内でワインも売ってるという、まさにトーランスの『Friends of the Vineとそっくりなワインバー『58 Degrees & Holding Co.』。

聞いた事、見た事のないワインばかり、それらがグラスで開いてるのが凄い!

このワインバーですっかり酔っ払って素敵なサクラメントな夜は更けました。

58 WINE SHOP

さ、明日はいよいよシエラ・ムーン行きです! 今夜はワクワクして眠れないな〜

58 WINE SHOP
ナイショのバー ホワイトホース オールドボトル ハイボール
いよいよシエラ・ムーンに逢えます...


そう、本当にシエラ・ムーンに逢える...


その旅立ち前夜、ナイショのバーシエラ・ムーンを飲んで気分を高揚させる。

そんな夜もいいものです。

ホワイトホースのオールドボトルのハイボールからスタートし、温野菜のグリルにプロシュートを添えたものでまったりと飲む。

片倉真由子 FAITH マストロベラルディーノ MASTROBERARDINO Fiano di Avellino フィアーノ
流れるジャズは、米国ジュリアード音楽院在学中に日本人ピアニストとして初めてモンク・コンペティションでセミ・ファイナリストとなって話題をさらった片倉真由子の『FAITH』。

まさにチックコリアかのようにバリバリ弾き倒すピアノ。

カール・アレンのドラムスも粋なテンションを創り出している。

シラスと青唐辛子のパスタにまったりとマストロベラルディーノMASTROBERARDINO)の『Fiano di Avellino』。

エミリー・クレア・バーロウ emilie-claire barlow ハヴント・ウイ・メット? Haven't We Met?
海の恵みとミネラル感たっぷりの天の恵みたるワイン。素晴らしい組み合せ。フィアーノというブドウが珍しい。

そして流れるジャズがオーケストラをバックにしたエミリー・クレア・バーロウの『Haven't We Met?』になってミシェル・ルグランのユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングなどでメロメロになる頃、いよいよシエラ・ムーンの出番です!

そう、もう数日でシエラ・ムーンに逢えると思うと気分が高揚する。

さ、明日は旅立ち。今夜はギムレットを1杯飲んで帰ろう!

シエラ・ムーン 市之瀬千代
1ヶ月来れなかった鬱憤を晴らすべく、今週2度目のナイショのバー

ボンベイサファイア ジンリッキー ジョシュア・レッドマン フリーダム・イン・ザ・グルーヴ Freedom in the Groove
まずは一日中蒸し暑くってかなり汗をかいたので、スタートアップはボンベイサファイアジンリッキー。う〜ん、爽快!

そして流れるジャズも爽快!

今宵の最初のジャズは、若手テナーの星、ジョシュア・レッドマンの本当に若かりし頃の作品『フリーダム・イン・ザ・グルーヴFreedom in the Groove』。1996年の作品。太くハートに響くジョシュア・レッドマンのテナーが気持ちいいし、美しいソプラノサックスのトーンも艶がある。

スピード感、疾走感のある演奏に心躍る。後からネットで試聴してみると、ハードバップな感じで粋なホーム・フライズ、ソプラノサックスが美しいパントマイム、トランペットとのデュオのストローリンなど、逸品揃い。上記リンクで試聴できます。

この最後の日本版だけのボーナストラック「ストローリン」のトランペットとのデュオ、この相手が誰だか解らない。どこにも名前が出てこないな〜

素敵なアルバムですが、もはや絶版で上記のリンクでも中古しか手に入りません。再発を強く望みます!

ナイショのバー 万願寺唐辛子のグリル アドベック
さ、お腹も減った〜 まずはフルーツトマトのカプレーゼから。ジンリッキーのライムの果実味といい感じ。

続いては、大好物中の大好物、万願寺唐辛子のグリル。プロシュートの塩気に合わせ、塩っぽいウイスキーを選んでもらった。

出て来たのは、アドベックの12年物。塩っぽいけどピートはそれほどキツくなく、旨味がたっぷり詰まった素敵なウイスキー。

万願寺唐辛子のグリルアドベック、こりゃ最高の組み合せ!

ここでジャズが変わる!

ティル・ブレナー オセアーナ Oceana カーラ・ブルーニ ルチアナ・スーザ
ドイツのトランぺッター、ティル・ブレナーの『オセアーナOceana』というこのアルバム、女性ヴォーカルも入る素敵で粋な作品。

「チャイナタウン・愛のテーマ(Love Theme From Chinatown)」、トランペットのミュートの美しさにカーラ・ブルーニのヴォーカルも素敵な「イン・マイ・シークレット・ライフ(In My Secret Life)」、ルチアナ・スーザのヴォーカルが素敵な「さよならをいうために(Pra Dizer Adeus)」など、素敵な作品揃い。

特に"Pra Dizer Adeus"はギターの伴奏、ティル・ブレナーの深くムーディーなトランペットが美し過ぎる世界。試聴はこちらで!

ナイショのバー インゲンのソテー
この"Pra Dizer Adeus"とは、ポルトガル語で「さよならを言う」という意味。

ちなみにGoogleは本当に凄い! 英日翻訳で"Pra Dizer Adeus"と入れたら、ちゃんと英語じゃなくポルトガル語!、と出て来たよ。

さあ、もうムードは完全なるユーロジャズな世界へ突入。

ア・ドロップ・オブ・ザ・アイリッシュ A Drop Of The Irish
ここでインゲンのソテーが出て来た。

それも黄色、緑、黒の3色インゲンという贅沢なプレート。パルメザンチーズとアンチョビと思われるソースが美味過ぎる!

このインゲンのソテーに合わせたお酒は、定番のアイリッシュ、『ア・ドロップ・オブ・ザ・アイリッシュA Drop Of The Irish)』。トワイスアップでいただきました。

軽やかな塩気がインゲンのソースによく合う。


大和芋のロースト ゴルゴンゾーラ パンチェッタ
そしてシメのプレートは、これまた大好物中の大好物、大和芋のロースト。


ゴルゴンゾーラたっぷりでトロけるチーズの味わいと、大和芋の上に乗っかる厚切りの旨味たっぷりのパンチェッタが素晴らしいコンビネーション。



合わせるお酒は、今夜は徹底的にワインじゃなくウイスキーで。

タリスカー 17年 シェリーカスク ハートブラザーズ

シェリーの甘みと艶がゴルゴンゾーラの香りと素敵な組み合せ。

そして、最後の最後、食後に心を洗い流すワイン、シエラ・ムーンを1杯いただき素敵な夜は更けました。

もうすぐ逢えるシエラフットヒルズな世界を思い描き飲むシエラ・ムーン、このエチケット同様の月が見えることでしょう。

そう、実はもうすぐシエラ・ムーンに逢えるのです...

シエラ・ムーン 市之瀬千代

この謎はまたそのうちに! では、おやすみなさい!
タムドゥー TAMDHU
レトロワに続き、久々のナイショのバーな夜です。こちらも1ヶ月くらい来れてなかった。

さ、今夜はガッツリ飲もう〜〜

まずはスペイサイドのタムドゥーTAMDHUリキッド・サンのボトリングです。美味い!

柔らかく穀物の旨味を活かした心と体に優しいウイスキー。

流れるジャズがまた素敵!

アンディ・ラバーン トゥルー・カラーズ Andy LaVerne True Colors シンディ・ローパー マーク・ジョンソン
愛するビル・エヴァンスの系統を歩むリリカルなピアニスト、アンディ・ラバーンの『トゥルー・カラーズ』。

メンバーがまた泣かせる。ビル・エヴァンスの晩年の伴侶たるベーシスト、マーク・ジョンソンが入ってるのが凄い!

でもこのアルバム、いつもリリカルなアンディ・ラバーンとはちょっと違う毛色。

ビル・エヴァンス WE WILL MEET AGAIN ラリー・シュナイダー トム・ハレル
いつものしっとりとしたリリカルな世界ではなく、タイトル曲はシンディ・ローパーのヒット曲だし、全体にかなりシャープな感じ。

Night and Dayなどもかなりタイトな演奏。I Hear a Rhapsodyもテンションの高い演奏。試聴はiTunesで!

それにしてもこのアルバムでのアンディ・ラバーン、僕の知ってるアンディ・ラバーンとは別人かのような演奏だな〜


アンディ・ラバーン Andy LaVerne ラリー・シュナイダー ビル・エヴァンスに捧ぐ
アンディ・ラバーンと言えば、ビル・エヴァンス最後のスタジオ録音となった『WE WILL MEET AGAIN』に参加したテナー・サックスのラリー・シュナイダーとのデュオアルバム『ビル・エヴァンスに捧ぐ』が記憶に残る。しっとり、まったりとした逸品です。

トゥルー・カラーズ』はこのアルバムとはまったく違う、実にテンションの高いアルバムです。

こういうアンディ・ラバーンも素敵だな〜

ナイショのバー 万願寺唐辛子のグリル
久々のナイショのバー、もちろん料理も素敵!


初夏になって大好きな万願寺唐辛子のグリルが復活!


万願寺唐辛子の青さとプロシュートの塩気がたまらない。


この万願寺唐辛子のグリルの塩気に合わせ、塩っぽいハイボールを行こう!


ナイショのバー 万願寺唐辛子のグリル ア・ドロップ・オブ・ザ・アイリッシュ A Drop Of The Irish
選んでもらったのは、アイリッシュです。


塩気と言っても、アイラほどの塩気じゃなく、まろやかで穏やかな塩気。お料理とピッタリ!


そして白桃とフルーツトマトの素敵なサラダ。

こちらも桃とトマトの甘みにドレッシングの塩気が混じり合って素敵なプレートになりました。スイカに塩を振って食べるのと同じ感覚か!?

ナイショのバー 白桃とフルーツトマトのサラダ ゴマリス・X アルバリーニョ

この白桃とフルーツトマトのサラダに合わせ、ワインはスペインの『ゴマリス・X アルバリーニョ』。桃の香りとフルーティーなゴマリスは良く合うな〜

シエラ・ムーン 市之瀬千代
そしてメインのワインは大好きな大好きなシエラ・ムーン

今夜はちょっと故あって特別にシエラ・ムーンに想い入れのある夜。

いつも美味しいけど、今夜はさらに美味く感じる。

ボトルで開け、増田さん、森浦君のほか、思わずカウンターのお隣さんにも飲んでもらっちゃった〜

市之瀬千代さんの愛情が籠った素敵なワインです。シラーだけじゃなくプティ・シラー、ジンファンデルも置いて欲しいな〜

マーク・マーフィー ラヴ・イズ・ホワット・ステイズ LOVE IS WHAT STAYS
ここでジャズはディープなヴォーカルに変わった。ベテラン、マーク・マーフィーの『ラヴ・イズ・ホワット・ステイズLOVE IS WHAT STAYS』。

ストールン・モーメンツ、マイ・フーリッシュ・ハート、ワンス・アポン・ア・サマータイムなどのスタンダードをゆったりと余裕を持って歌い上げてる。試聴はこのリンクから!

素敵なジャズクラブな空間が展開されます。

ナイショのバー ブルックリン
さ、飲みまくり、ジャズ聴きまくりな夜ですが、この素敵な夜はシメのブルックリンでお開きです。

久々のナイショのバー、実に素敵な夜でした。
サンセール ドメーヌ・アンリ・ナテール Domaine Henry Natter ランシャントゥモン l'Enchantement
この1ヶ月、出張が多くってどうにもこうにもならない日々を過ごしてました。

6月1ヶ月の間に韓国に3回、大阪に1回、仙台に1回と、もう旅芸人のような生活。それに加え株主総会も。

なもんで、本当に1ヶ月ぶりのレトロワです。

まずはサンセールのドメーヌ・アンリ・ナテールDomaine Henry Natter)のロゼで喉を潤してから、ワインは疲れた体に滋養強壮のように染み込む柔らかいロワールのピノ、同じくドメーヌ・アンリ・ナテールの造るサンセール ランシャントゥモンl'Enchantement) 2006』

レトロワ l'Etroit
ほんとこのドメーヌ・アンリ・ナテールのピノは心身の疲れを癒す素敵なピノ。

心が洗われる〜!


味見串は、牛ロース、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、鴨とフォアグラという黄金メニュー!


美味いったらないね〜これは!


レトロワ l'Etroit 野菜のエチュベ
そしていつものお約束、絶品のコンソメに野菜のエテュベ


自然の滋養に満たされた幸せな時空間。


長ネギの甘さといったらもうたまらない!


メインはカツレツです。


レトロワ l'Etroit カツレツ
何ともお洒落に出て来るね〜


シメの一品は、メニューにはないスペシャルオーダー!


コンソメのリゾットというか雑炊というか、何とも素敵な”作品”。


コンソメの旨味に浸るお米が美味過ぎる!


レトロワ l'Etroit コンソメのリゾット
気が付けばあっという間に食べ尽し、飲み尽くし!


久々に原シェフの素敵なお料理を満喫した夜です。

レトロワ、最高!!
三幸苑
今年9回目の渡韓をして帰って来た夜、疲れ果てた体で向かったのは、大好きなワインと焼肉の店「三幸苑」。


毎度、ただいま〜〜、って感じで店に入ります。


今夜は「がんばろう ふくしま!」の手作りな提灯が置いてあった。


さて、食前酒は、ローヌ地方のドメーヌ・マゼルDomaine MAZEL)の『Le MAZEL Perlant Bulles De Rose』という素敵なロゼ。

ドメーヌ・マゼル Domaine MAZEL Le MAZEL Perlant Bulles De Rose
カリニャン 100%で微発泡性。

清涼感があり、初夏の風を感じる素敵なロゼです。

自然派ワインらしい。野生酵母での発酵。酸化防止の亜硫酸も使わないって。

軽やかで清楚な30歳くらいの美女なイメージです。

堀北真希の10年後くらいか!?


そして、もひとつ食前酒(^_^)


ドメーヌ・ド・ラ・シャップ Domaine de la Chappe キュヴェ"?" ヴァン・ムスー
前回飲んで驚嘆したドメーヌ・ド・ラ・シャップDomaine de la Chappe)のキュヴェ"?"という不思議なヴァン・ムスー

ドメーヌ・ド・ラ・シャップはブルゴーニュのドメーヌ。

爽やかで酸がきれいなスパークリングですが、この酸がブルゴーニュを主張してる? ピノから造られてるのかな?

こちらは先ほどの堀北真希系のドメーヌ・マゼルと比べると、もう少し身長の高いキリッとした女性のイメージ。松下奈緒とか。

さ、ここで一大イベント!!

三幸苑 レバ刺し
もうまもなく日本では食すことが禁止されるレバ刺しです!

たぶんこれが最後のレバ刺し

厚切りで、ごま油と旨味の深い岩塩で食べる極上のレバ刺しは、これはもう至極の世界。美味い!

ここでこのレバ刺しに合わせ、まっとりと白ワインを1杯いただいた。

ドメーヌ・デュ・ピカティエ Domaine du Picatier LE Blanc
ドメーヌ・デュ・ピカティエDomaine du Picatier)の『LE Blanc』というワイン。


以前、このドメーヌ・デュ・ピカティエの『キュヴェ100%(Cuvée 100%)』という謎のガメイ種のワインをこの三幸苑で飲んだけど、そのドメーヌの造る白ワイン。シャルドネです。


まっとりと疲れを癒す系のワイン。



さて、メインのワインは、ドメーヌ・マゼルDomaine MAZEL)の『キュベ・ブリアンCuvée Briand)』というグルナッシュ 100%の素敵なワイン。

ドメーヌ・マゼル Domaine MAZEL キュベ・ブリアン Cuvée Briand
ギュッとした果実の凝縮感があり、口の中で広がる果実味が素晴らしい。

かなり骨格の太い力強いワイン。でも口当たりは上品。

堀北真希の10年後なドメーヌ・マゼルの『Le MAZEL Perlant Bulles De Rose』、松下奈緒ドメーヌ・ド・ラ・シャップキュヴェ"?"と来て、このドメーヌ・マゼルの『キュベ・ブリアンCuvée Briand)』はもっと年齢は上、艶があり脂の乗った女性、そう、例えば鈴木砂羽とか。そんなイメージ。

これら素敵なワインの連発の中、ガッツリとお肉を食べ、今夜は最後は謹製・三幸うどんでシメました。

食後のデザートに今年初めてのさくらんぼをいただき、素敵な三幸苑な夜は更けました。

いい夜です。三幸苑、最高!!

三幸苑
エリザベス女王 即位60周年記念 ダイヤモンド・ジュビリー Diamond Jubilee セント・ジョージズ蒸留所
何とエリザベス女王即位60周年記念のウイスキー『ダイヤモンド・ジュビリーDiamond Jubilee)』というのがあった!

全世界で3,300本限定、日本へはわずか120本。行きつけのスコッチバー『82』に1本限定で置いてあったのを見付けた。

そしてこのウイスキー、何と、スコットランド産じゃなく、イングランド産!

イングランドでは19世紀終わりに最後の蒸留所が閉鎖されてからずっとウイスキーは造られてなかった。それが2006年、つまりはわずか6年前、セント・ジョージズ蒸留所というのがイングランド東部のノーフォークに設立されたんだって。

そのセント・ジョージズ蒸留所が造ったウイスキーが、このエリザベス女王即位60周年記念の『ダイヤモンド・ジュビリー』。

エリザベス女王 即位60周年記念 ダイヤモンド・ジュビリー Diamond Jubilee セント・ジョージズ蒸留所
ボトル中央には王家の家紋がエッジングされてる。

トワイスアップでいただきましたが、美味かったです!

柔らかくピート香はあまり感じず、穀物の旨味と甘みを活かしたフルーティーでチャーミングな素敵なウイスキーでした。

ちなみにラフロイグエリザベス女王即位60周年記念の『ダイヤモンド・ジュビリー』を出してるって! 3,000本限定だそうです。こちらも気になるな〜

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