ワインのある生活: 2012年5月 Archives

ドメーヌ・ド・ラ・シャップ DOMAINE DE LA CHAPPE ヴァン・ムスー
今夜は大好きなワインと焼肉の店『三幸苑』。

三幸苑では毎度、いろいろなワインとの出逢いがある。

今夜も凄い!


出て来た食前酒は、ドメーヌ・ド・ラ・シャップDOMAINE DE LA CHAPPE)という謎のブルゴーニュのスパークリング(ヴァン・ムスー)。

ドメーヌ・ド・ラ・シャップ DOMAINE DE LA CHAPPE ヴァン・ムスー
ドメーヌ・ド・ラ・シャップはシャブリの北東約15kmに位置するトネール村(ヨンヌ県)にあるらしい。

トネール村のワインと言えば、中世ではフランス王朝ブルボン家が好んで飲んだと言われるところ。そんな地域で興した新興ワイナリー。

泡がきめ細かく、いつ朽ち果てるでもなく静かに立ち上り続けている。素晴らしいね。高級なシャンパンのようなきめ細かい泡です。

口当たりも柔らかく、食欲を駆り立てる。まさに食前酒の王道を行ってる!

モンタレー ジオリス カベルネ・フラン
こんな素敵なヴァン・ムスーを持ってるとは、三幸苑&和合さん、恐るべし。まさに初夏の風情。

メインのワインは、大好きなモンタレーのワイナリー、ジオリスカベルネ・フラン

もう三幸苑では残り1本で、かつ輸入元でもカベルネ・フランは辞めちゃったらしくもはや手に入らないと言われたので、慌てて最後の1本を飲んだ次第です。

昨年の秋に三幸苑で1本飲んでるけど、まさに素敵なスケールの大きなワイン。

三幸苑
ロワールのカベルネ・フランのような青さ、ピーマンのような香りは強くなく、静かだけど重々しさ、力強さ、深さを持つ素敵なワイン。

ハーブ香も心地よい。

ジオリスカベルネ・フランがお肉の旨味を舌の上で包み込む。

最高の組み合せ。

途中でランジュ・ヴァンL'ANGE VIN)の『キュヴェ・ビストロロジ-CUVEE BISTROLOGIE)』という白ワインを1杯ご馳走になる。

ランジュ・ヴァン L'ANGE VIN キュヴェ・ビストロロジ- CUVEE BISTROLOGIE ジャン・ピエール・ロビノ
このはランジュ・ヴァンはロワールで自然派として有名なワイン。

1年ちょっと前、この三幸苑で別のキュヴェを飲んだ。詳しくはそちらで!

このキュヴェ・ビストロロジ-は、シュナン・ブラン100%

最高の白ワインはシャルドネではなく、シュナンで造る!、というのがランジュ・ヴァンのオーナーであるジャン・ピエール・ロビノさんの信念だそうだ。

三幸苑
ミネラル感たっぷりの余韻の長い素敵なワイン。

お肉の脂を洗い流すようなワインだな〜

今夜は三幸苑でまたまた素敵なワインに出逢った夜です。

そして、毎月芸術的な作品が並ぶ表のディスプレイはジャズメンに変わってた。

毎度、素敵です! 三幸苑、最高!
暑くなりかけたある初夏の夜のナイショのバー。今夜は初夏にピッタリな2つのワインに出逢いました。

ダルユーイン Dailuaine
まずスタートアップはいつもの通り、ハイボール

今夜のウイスキーは、ダルユーインDailuaine)という初めて聞くもの。ジョニーウォーカーのメインの原酒のひとつだそうだ。特にジョニ黒では、タリスカーとともにこのダルユーインが重要なキーモルトだってさ!

幸せな穀物の甘みが疲れた心を癒し、疲れをほぐし、そして食欲を駆り立てる。

Dailuaineとは、ゲール語で「緑の谷」という意味。スペイ川の支流、キャロン川を跨ぐように位置し、まさに蒸留所名どおりの森林に囲まれた窪地にあるらしい。

スペイサイド・ウェイ
蒸留所は1852年創業の歴史あるところ。

スペイ川の対岸に開通したストラススペイ鉄道から川に架かる橋を通じて敷地内に引込線を引き、自前の蒸気機関車でウイスキーや原料の輸送を行ってたそうだ。

ちなみにこのストラススペイ鉄道は1967年に廃線となってしまったけど、線路跡はスペイサイド・ウェイという名のスペイサイド巡りの遊歩道として現在利用されている。


スペイサイド・ウェイ

以下、スペイサイド・ウェイの遊歩道の地図です。スペイサイドのウイスキーを片手に歩いてみたいものです。

スペイサイド・ウェイ

そして当時の機関車もアバフェルディ蒸留所で大事に保存されているそうだ。

その蒸気機関車の走ってる頃の写真を発見!

ストラススペイ鉄道

先日紹介したタムドゥーTAMDHU脇の駅舎もこのストラススペイ鉄道の事だと思われます。

その他、各駅もほら、こんな感じで駅舎っぽく遊歩道になっていて、何ともお洒落だよね〜 行ってみたい〜

スペイサイド・ウェイ

流れるジャズは、ビレリ・ラグレーンとの『デュエットで一躍その名を世界に知られた南仏バイヨンヌ出身、シルヴァン・リュックの『アンブルAmbre』というギターソロのアルバム。

シルヴァン・リュック アンブル Ambre

ヴィッラ・ヴィータス Villa Vitas トラミネール アロマティコ
まっとりしたギターソロが幻想的。A Child Is BornShadow of Your Smileなど、素敵な世界を展開してる。試聴はiTunesで!

続いてはワイン! 夏な感じでゲヴュルツトラミネール! 初夏にピッタリだよね〜

そして今夜のゲヴュルツトラミネールはまた格別。

何が格別って、本家アルザスでもなく、新興勢力である北米メンドシーノでもなく、何とイタリア!

それもイタリアの北東端、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のワイン。

ヴィッラ・ヴィータス Villa Vitas
オーストリアと接し、ドイツ語を話す人も多い地域。

こんな地域でゲヴュルツトラミネールを造っているとはね!

イタリアではゲヴュルツトラミネールの事をトラミネールと呼ぶ。

ヴィッラ・ヴィータスVilla Vitas)の『トラミネール アロマティコ』と名付けられたこのワイン、「作品」とも呼ぶべき崇高なアロマがする。

初夏の女神が降臨した!

このヴィッラ・ヴィータスVilla Vitas)というワイナリーも伝統あるところらしい。館の写真が手に入った!

ヴィッラ・ヴィータス Villa Vitas

クライヌリッシュ Clynelish
で、ヴィッラ・ヴィータスの『トラミネール アロマティコ』と茸のバターソテー、中々いい感じなんだけど、でもこのバターっぽさにもう一度ウイスキーに戻りたくなった。

次なるウイスキーは、伝統あるクライヌリッシュClynelish)。今も昔と変わらずクラインミルトン川から蒸留所まで水をパイプで引き込んでる。

ちなみにClynelishとはゲール語で「金色の湿地」という意味だそうだけど、仕込水を採るクラインミルトン川の上流でかつて金が採れたからと言う本当だか嘘だか解らない話が残ってるって。

数えられないほどの種類の茸が入ったソテーの旨味とクライヌリッシュは素敵な組み合せ。

クライヌリッシュ Clynelish

スパイヴァレー ロゼ ナイショのバー 野菜のオーブン焼きプロシュート添え
ここで野菜のオーブン焼きプロシュート添えが出て来た。それも夏野菜がいっぱい!

このお料理に合わせ、初夏のワイン、スパイヴァレーロゼが出て来た! スパイヴァレーロゼを造ってるとは知らなかったな〜

スパイヴァレーお得意のピノから造ったと思われるこのロゼ、旨味がたっぷり詰まっていて、冷たい状態でのロゼらしさから、温度が上がって少しピノらしさが出て来るまで、いろいろな顔を見せてくれて実に楽しい。

カサンドラ・ウィルソン ラヴァリー~恋人のように~
素敵なロゼです。

ヴィッラ・ヴィータスVilla Vitas)の『トラミネール アロマティコ』とこのスパイヴァレーロゼで気分はすっかり初夏のリゾート地。

ここでジャズはカサンドラ・ウィルソンの『ラヴァリー~恋人のように~』に変わる。

ソウルフルな歌声がナイショのバーの夜の闇の中に存在感を示す。

豚肉とアスパラのオイルのパスタに合わせ、ニュージーランドのセレシンを1杯。ハリーポッターで有名なマイケル・セレシンのこのピノはいつ飲んでも最高に上品で美味い!

さらにもう1杯、大好きなシエラ・ムーンでワインは終了! シエラ・ムーンの果実の旨味が凝縮された味わいは本当に素晴らしい。このワインも「作品」だな〜

セレシン ハリーポッター マイケル・セレシン シエラ・ムーン

ピコン
今夜は食後酒コーナーにも突入!


久々に大好きな苦味酒、ピコンへ!


ピコンはオレンジの皮などをベースにしたリキュール。


なのでロックグラスに注いだ上からオレンジを絞ってもらう。

大人の苦甘い世界。

ピコン ブルックリン
酸いも辛いも経験した大人にだけ許される味わい。素晴らしい〜〜

そしてピコンと言えば、大好きなカクテル、ブルックリン


最後の最後に大好きなブルックリンを飲んで素敵な夜は更けました。



ブルックリン
今夜はわずか数時間だけど、都会の喧噪を忘れて初夏のリゾート地な気分を味わった素敵な夜です。


でも本当はヴァーチャルじゃなく、リアルにリゾート地のデッキにぼ〜っと佇み、ヴィッラ・ヴィータスの『トラミネール アロマティコ』やスパイヴァレーロゼを傾けたいものですね〜
ヒッチングポスト ハイライナー サイドウェイ
今夜のワインは鈴木京香とかによる日本版も制作されて話題になった映画「サイドウェイ」で有名になったヒッチングポスト。主人公が訪れる実在のレストランが自分たちで造っているワイン、それがヒッチングポスト

そしてそのヒッチングポストの中でも、このサイドウェイで実際に取り上げられたワインが今夜のハイライナー

ワイナリー自身のWEBショッピングでも少し前までは一人2本までと制限が付いてもほど品薄になったワイン。

そんなハイライナーを開けちゃいました! ヒッチングポストを飲むのは昨秋、日本未輸入のロゼを開けて以来だな〜

ジム・ホール パット・メセニー Jim Hall & Pat Metheny
最近、自宅のストックの在庫管理が全然できてなくって、まだあるつもりで開けちゃったのですが、後で解ったのですが、これが2003年のハイライナー、最後のストックでした。ありゃりゃ、何でもない日に開けちゃった〜

ふくよかだけれど濃過ぎず、自然・天然の果実味を大事にした素敵なワイン。チャーミングなピノです。

合わせるジャズは、ギターの名手、ジム・ホールパット・メセニーがギターデュオで綴る至極の作品、アルバム名もまさに『Jim Hall & Pat Metheny』。1999年の作品です。

ミッシェル・クーブレイ ベレバーレ
二人のギターが静かに、そしてまったりと絡み合う芸術。All The Things You Areなど、背筋がぞくぞくする。

ヒッチングポストハイライナージム・ホールパット・メセニーのギターデュオでご機嫌に酔った後のシメは、ブルゴーニュなウイスキー、ミッシェル・クーブレイベレバーレベレバーレ詳細はこちらで!

甘い誘惑香とシルキーなトーンは至極の世界。

クルセイダーズ ラプソディ&ブルース ビル・ウィザース ソウル・シャドウズ
それに合わせるジャズは、クルセイダーズの『ラプソディ&ブルース』。ビル・ウィザースが歌い上げる「ソウル・シャドウズ」は素敵な逸品。

先日のグローヴァー・ワイントン Jr.の『ワインライト』でもJust The Two Of Us(邦題:クリスタルな恋人たち)」を歌い上げたビル・ウィザースがここでも素敵な歌を披露している。ワインライトと同じ1980年、僕が大学に入学した年の作品。

ミッシェル・クーブレイベレバーレクルセイダーズラプソディ&ブルース、そしてビル・ウィザースの渋く甘いヴォーカルはハマる。ベレバーレの中に落ちてしまう...

今夜も素敵なワインとウイスキーとジャズにメロメロに酔う夜です。
沖縄に行ってきました! もちろん仕事で。

バンドール シャトー・ド・ピバルノン CHATEAU DE PIBARNON
で、せっかくなので、沖縄っぽいものを食べようと思ったんだけど、同行してるフタッフが辛いもの、匂いの強いもの、内蔵系は苦手と。

う〜ん、そうなると本当の意味の沖縄料理はちょっと辛いな〜

なので、視点を変え、沖縄の食材を活用した洋物系を探してみた。

選んだ店は、頑張ったスタッフへのご褒美も兼ね、ラ・コールL'ACCORDというフレンチ。地場のあぐー豚や野菜、お魚にこだわったお店。

WEBの感じからカジュアルかと思いきや、中々の洒落た創り。店内や外を撮らなかったけど、実に素敵なお店でした。

そしてワインの揃えがこれまた中々のセンス。

バンドール シャトー・ド・ピバルノン CHATEAU DE PIBARNON
沖縄の食材を意識してか、南仏系が多い。それもローヌだけじゃなく、プロヴァンスやラングドックなど。

今夜はプロヴァンスにしてみた。

それも大好きなバンドール地域のがある!

バンドールのワインを置いているフレンチは僕は初めて。素晴らしい!

開けたのは、バンドールシャトー・ド・ピバルノンCHATEAU DE PIBARNON)というところの2005年。初めて聞くシャトーだな〜

バンドール シャトー・ド・ピバルノン CHATEAU DE PIBARNON
バンドールと言うと若手夫妻が立ち上げたデュペレ・バレラが有名だけど、このシャトー・ド・ピバルノンはどの辺りにあるのかな。

ちなみに、造ってるのはこの方々のようです。

写真で見ても素敵なところだね。

ブドウはたぶんムールヴェードル主体と思う。果実味がたっぷりとしていて、でも南にしては引き締まった深みのある素敵なワイン。

ラ・コール
可愛らしい一口のアミューズにあぐー豚を使ったパテのようなものが出て来た。

そして野菜と蛤を使ったサラダ。蛤が入ってるのが珍しいね。

続いては、甲殻類のカプチーノと見間違うかのようなスープ。これも斬新。フワッとしていて旨味が口の中に広がる。

お魚料理は、青鯛のポアレ白蕪のブレゼとワカメ添え。

そして最後はお肉。

連れは沖縄紅あぐーロース肉のロティを、僕は牛フィレのロティにしてみた。

旨味たっぷりのソース、特にあぐー豚は一口もらったけど、あぐー豚自体からの肉汁を使ったソースらしく、旨味が詰まってる感じ。

地場の食材で素敵な料理を創る。素敵なことです。

沖縄で実に洒落たフレンチに遭遇しました!
ネイティブ・サン サバンナ・ホットライン
今夜は70年代後半〜80年代前半、マクセルカセットテープのCMでジャズ好きじゃなくとも知られる事になったフュージョンバンド、ネイティブ・サンの『サバンナ・ホットライン』に熱く燃えてスタートした夜です。

僕が高校生の時にネイティブ・サンが結成され、これが僕がジャズにハマるきっかけの一つとなった。

ちなみに僕の通う高校のすぐそばに今は無きテニス競技場、田園コロシアムというのがあり、そこで毎年、ジャズライブ「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」があった。

V.S.O.P.ザ・クインテット ハービー・ハンコック 田園コロシアム ライブ・アンダー・ザ・スカイ
ハービー・ハンコック率いるV.S.O.P.ザ・クインテットの伝説の演奏『ライヴ・アンダー・ザ・スカイ伝説』があった1979年、僕が高校3年生だったあの時のライブです! アンコール曲の一瞬だけ、それも田園調布だけ瞬間豪雨が降り、その中で行われたV.S.O.P.ザ・クインテットのライブは今もCDで鮮やかに蘇る。現場には行けなかったけど、近くで音は聴こえた。もちろん僕はLP盤とCD、両方持ってる。

なので、我が高校(都立田園調布高校)に通ってる生徒の中でジャズにハマる人が多かったのも環境からすれば当然。

さて、今夜のサバンナ・ホットライン、熱い演奏です。マクセルのCMにもなったタイトル曲「サバンナ・ホットライン」で大出元信の熱いギターソロがいいね〜

ハイランズ ジンファンデル Paul夫妻
そんなネイティブ・サンで熱くなった体をワインでクールダウン!

開けたのは、ハイランズジンファンデル。昨年11月にオーナーのPaul夫妻にお会いしてサイン入りでワインをゲット!

その後、グレープチョイスで一度このジンファンデルを飲んだんだけど、今夜は少し甘めに感じるかな〜 もしかしてサバンナ・ホットラインのせいか?

でも後半にはそれも落ち着き、森の奥深くの森林浴的味わいが出て来た。美味い!

シメは大好きな日本のウイスキーメーカ、ニッカ宮城峡蒸留所限定の20年物のシングルモルトと12年物のカフェグレーンのミニボトル。

ニッカ 宮城峡

それぞれをストレートで味わった後、最後は自分なりの比率でブレンデッドウイスキーを創る。これはたまらない楽しみ!

ニッカ 宮城峡 宮野弘紀 LAISSE REVER
ニッカ・宮城峡を楽しむためのジャズは天才ギタリスト、宮野弘紀のソロアルバム『LAISSE REVER』。ライブの時にサインをもらったお宝物。Amazonとかで扱ってないのが残念だな〜

まっとりしたアコースティックギターのソロとまっとりとしたニッカの宮城峡。

今夜はネイティブ・サンのサバンナ・ホットラインでハイテンションにスタートし、それをハイランズのジンファンデルでクールダウンし、最後はニッカの宮城峡宮野弘紀のギターソロでまっとりとした夜です。

ネイティブ・サンも既に本田竹曠本田竹広)、大出元信と二人が鬼籍に入ってしまい、もはやオリジナルメンバーでの再結成は不可能だけど、でもオリジナルメンバーでの演奏が聴きたい! そんなことをまっとりと想う夜です。
僕の愛するランディー・ブレッカー、そしてブレッカー・ブラザーズ

ブレッカー・ブラザーズ ヘヴィ・メタル・ビ・バップ サム・スカンク・ファンク ランディー・ブレッカー マイケル・ブレッカー テリー・ボジオ Terry Bozzio
本当に大好きです。ブレッカー・ブラザーズのすべてのアルバムを持っているし、いまやVHSなのでデッキもなくって観ようもないけど、ライブ盤の映像も持ってる。

そのブレッカー・ブラザーズの初のライブ盤『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』。

たぶんこれまでにもう数百回、いや千回とか聴いたかもしれないほどの愛聴盤。

テリー・ボジオ Terry Bozzio
今夜はナイショのバー No.2にてこのヘヴィ・メタル・ビ・バップを!

プログレッシブ・ロック、ハード・ロックの分野で有名な超絶技巧ドラマー、テリー・ボジオTerry Bozzio)の参加が斬新。たぶんテリー・ボジオがいなければこのライブは実現されなかったのでは、と思わせるほどの存在感。

写真の通り、テリー・ボジオはそもそも普通のドラマーと違い、狂った数のドラムセットを並べて使う。きっとのこのヘヴィ・メタル・ビ・バップの時もそうだったに違いない。

テリー・ボジオ Terry Bozzio
このテリー・ボジオを招聘してヘヴィ・メタル・ビ・バップを創ったブレッカー・ブラザーズはやはり驚異的!


このアルバムから後世に残る名曲「サム・スカンク・ファンク」が生まれる!

今や世の中のビッグバンドではスターダードになり、皆こぞって演奏する。


ランディー・ブレッカー マイケル・ブレッカー サム・スカンク・ファンク
愛するマイケル・ブレッカーが2005年6月、不治の病を公開した直後、2003年のつかの間のブレッカー・ブラザーズ復活ライブ、ドイツでビッグバンドといっしょに演奏した『サム・スカンク・ファンク』を緊急発売し、兄、ランディー・ブレッカーサム・スカンク・ファンクを演奏してるけど、もう涙が止まらない。

一生手放せないアルバル、ブレッカー・ブラザーズの『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』。深いです。

コート・ド・ブール シャトー・フルール・メリゴ Chateau Fleur Merigot
そしてそのヘヴィ・メタル・ビ・バップに合わせるワインは、珍しくボルドー。マルゴー村の対岸、コート・ド・ブールの「シャトー・フルール・メリゴChateau Fleur Merigot) 1996」。

メルロー主体の実に柔らかいワイン。ブレッカー・ブラザーズテリー・ボジオで熱くなり過ぎた体に染み入るようで心地よい。

今夜はヘヴィ・メタル・ビ・バップでドッキュン!と殺られた夜です。

久しぶりのナイショのバー No.2。今夜は80年代のフュージョンで古き良き時代を想う夜です。

コノスル ゲヴュルツトラミネール グローヴァー・ワイントン Jr. ワインライト ビル・ウィザース Just The Two Of Us クリスタルな恋人たち
暑くなってきたので、ワインはゲヴュルツトラミネールを所望! でも本家アルザスやカリフォルニア物はなかったので、チリのコノスルを。

少しだけでベタ付き感があるけど、中々爽快なゲヴュルツトラミネール。そんなにキンキンに冷やさないでも旨味が味わえて中々の出来映え。

以前、本家ナイショのバーで飲んだスペイン南西部、バレンシアのゲヴュルツトラミネール、「カサ・ベナサルCASA BENASAL)」の華やかさに似てるな〜

グローヴァー・ワイントン Jr. ワインライト ビル・ウィザース Just The Two Of Us クリスタルな恋人たち
そしてバーの空間に初夏を呼ぶゲヴュルツトラミネールの香りが浜風のように漂う中、流れるジャズは1980年の大ヒット、グローヴァー・ワイントン Jr.の『ワインライト』。

ビル・ウィザースのボーカルをフューチャーした「Just The Two Of Us(邦題:クリスタルな恋人たち)」で大ブレークしたアルバム。この頃、スキー場に行くといつもこの曲が流れてた記憶がある。

でも甘いトーンに対し、演奏しているミュージシャンはバリバリ系!

ギターにエリック・ゲイル、エレピ(フェンダー・ローズ)にリチャード・ティーという当時流行に流行ったフュージョングループ「スタッフ」の両雄が参加。

クルーセイダーズ ラプソディー&ブルース ソウル・シャドウズ Soul Shadows
ベースもフュージョン界の大物マーカス・ミラー、ドラムスも大物スティーヴ・ガッドという何とも贅沢な布陣。

ちなみに同じ1980年、ビル・ウィザースクルーセイダーズの『ラプソディー&ブルース 』の中でも「ソウル・シャドウズ (Soul Shadows) 」のヴォーカルで大きな話題をさらった。


ナーリーヘッド デイブ・グルーシン ナイト・ラインズ セント・エルスホエア St. Elsewhere ボサ・バロック
そしてもう1枚、懐かしいフュージョンを!

1984年のヒット作、敬愛するデイブ・グルーシンの『ナイト・ラインズ』。

まだ日本では『24』のような米国ドラマが流行る前なので皆さん知らないと思うけど、ボストンの病院を舞台とした医師たちの繰り広げるヒューマンドラマ『セント・エルスホエアSt. Elsewhere』のテーマ曲が入ってる。

セント・エルスホエア St. Elsewhere
テレビ版の演奏はこのサイトで聴けます! 病院の名前がセイント・エリージャス病院。何でタイトルがSt. Elsewhereなのかは不明。

でも1982年から1988年まで6年続くヒットしたドラマで、その後のERなどの医療ドラマに大きな影響を与えたと英文のページに出てた。

また、80年代フュージョン最高の曲とも言われたボサ・バロックなど、もう落涙ものの至極の曲が詰まった作品です。このボサ・バロック、上記のリンクからぜひぜひ聴いてみて下さい。泣ける曲です。

ナポレオン ウィーン会議 会議は踊る
このデイブ・グルーシンナイト・ラインズに合わせるワインは、大好きなナーリーヘッドのピノ!

ナーリーヘッドはジンファンデルが有名だけど、このピノも素晴らしい。”華やかな社交界のダンス”というイメージ。ナポレオン失脚後の1814年のウィーン会議を舞台にした映画「会議は踊る」を想い出すのは僕だけか?

旨味が詰まったギュッとした深い味わい。それでいて濃過ぎない。妖艶でいてかわし方もこなれたお洒落なレディーな世界。

今夜はコノスルゲヴュルツトラミネールワインライトナーリーヘッドのピノとデイブ・グルーシンナイト・ラインズ古き良きバルブな時代だった80年代を想い起こす深い夜です...

僕にとっての80年代は1980年の大学入学から始まり半分プロのミュージシャンとして活動し、そしてミュージシャンを諦めて1985年の最初の会社の立ち上げ、そして1988年の今の会社の設立と、まさに怒濤のごとき流れの中、グローヴァー・ワイントン Jr.デイブ・グルーシンの音楽と共に駆け抜けた慌ただしく駆け抜けた時代です。懐かしくもあり辛くもあり、何とも深い80年代です。
某花金な夜のナイショのバー、今夜は深い。深過ぎる。

なぜか今夜のナイショのバーはすいてる。ガラガラ。こんな事、滅多にないのにな。

マティアス・アルゴットソン・トリオ MATHIAS ALGOTSSON ヤング・アンド・フーリッシュ
僕が来たのは遅かった。23時近く。でもいつもなら真夜中までいっぱい。今夜は24時頃から貸し切り状態。

なので、増田さん、森浦君といっしょにワインを開けてジャズナイトにしちゃいました〜

1枚目は、増田オーナーお得意のユーロジャズな世界から、マティアス・アルゴットソン・トリオMATHIAS ALGOTSSON)の『ヤング・アンド・フーリッシュ』。アンニュイな世界が展開します。

前回ここで紹介してますので、ご参照あれ!


マティアス・アルゴットソン・トリオ MATHIAS ALGOTSSON

ロングロウ 10年/1995年 スプリングバング キャンベルタウン
マティアス・アルゴットソン・トリオのお供は、キャンベルタウン大好きなロングロウの10年/1995年というレア物。




スプリングバングロングロウヘーゼルバーン(これら2つもスプリングバングで造ってる)、どれも素敵なウイスキー。


旨味、艶のある甘さ、喉を通る時の広がり、どれから見ても素晴らしい”作品”!


ウォルター・ラング・トリオ エルフ WALTER LANG
続いての2枚目のジャズは、これまたユーロジャズ、ドイツのピアニスト、ウォルター・ラング・トリオの『エルフ』という作品。

ちょっとクラブチックなアレンジで演奏してる。デイブ・ブルーベックTake Fiveを演ってるけど、これが唯一ネットで試聴できるものっぽい。AmazoniTunes、それぞれで聴けます。

ラッピーなリズムの上にシャカタクのごときクリスタルなピアノが流れていきます。

ウォルター・ラング・トリオ WALTER LANG

カレラ シャルドネ キュヴェV cuvée V
ウォルター・ラング・トリオのお供は、大好きなカレラのシャルドネ『キュヴェVcuvée V)』。何やら日本向けの専用のものらしい。

もちろんカレラ、美味い! 後でネットを見ると、マウント・ハーランの自社畑のブドウのみから造ってる。

ウォルター・ラングのクリスタルなピアノの響きにマッチする素敵なシャルドネ。

シエラフットヒルズ アマドール・カウンティ ドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュ Domaine De La Terre Rouge イーストン Easton ピノ・ノワール
さて、ここでナイショのバー、僕だけになったので、ワインのボトルを開けていっしょに飲もうという事になった。

開けたのは、シエラフットヒルズアマドール・カウンティの素敵なワイン、ドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュDomaine De La Terre RougeがリリースするイーストンEaston)というピノ・ノワール。

このドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュはローヌブレンドで有名なワイナリーなんだけど、ピノも素晴らしい。大人なピノです。かなり本家ブルゴーニュに近い。鉄分、血の匂い、獣臭、そして土の香りなど、本物です!

ビル・エヴァンス Conversations With Myself
さて、3枚目のジャズ。ここからが深くなる。敬愛するビル・エヴァンスの『Conversations With Myself 』。

これは深〜いアルバムです。一人三重奏! ソロピアノを録音し、それにもう1台のピアノをかぶせる。もちろんアドリブ。そしてさらにもう一度、ピアノをかぶせる。

3台のピアノを一人で弾く多重録音による作品。1963年の録音なんだけど、その時代によくこんな芸当が出来たね〜

実験的にやったんだろうと思いつつ、でも作品としての芸術性も素晴らしい。素敵な作品です。

キース・ジャレット Whisper Not ゲーリー・ピーコック ジャック・ディジョネット
艶っぽく流れるフレーズにイーストンのピノはよく合う。試聴はiTunesで! ヘッドホンやイヤホンで聴くと3台のピアノが左右と真ん中から出て来るのがよく解ります。

続いて4枚目のジャズは、キース・ジャレットの『Whisper Not』。1999年のパリでのライブ録音。

いつものゲーリー・ピーコック(b)、ジャック・ディジョネット(ds)というメンバーでの2枚組のライブ盤。落ち着いたスタンダードな曲が並ぶ。

オスカー・ピーターソン ソロ
さて、5枚目のジャズは、オスカー・ピーターソンの『ソロ』。1968年の作品。オスカー・ピーターソンはピアノトリオが中心で、ソロは珍しい。この作品くらいかも。

ダイナミックなストライドを使った巨体を揺するような演奏は迫力十分。そして繊細さも兼ね備えたオスカー・ピーターソン、まさに巨匠です。

惜しくも2007年、82歳で逝去されました。もはや出てこないであろう奇才・天才。そのオスカー・ピーターソン本人から後継者として指名されたベニー・グリーンが今後はこんな演奏を聴かせてくれるのかな〜

オスカー・ピーターソン ロマンス オスカー・ピーターソン・シングス
さらに6枚目もオスカー・ピーターソン。今度は超珍しいオスカー・ピーターソンが歌うという『ロマンス/オスカー・ピーターソン・シングス』。

オスカー・ピーターソンが歌うとは初めて知った! 驚きです!

それにしてもナイショのバー、ジャズの奥が深いよね〜 よくこんなアルバム、持ってるな〜 今や絶版で中古でしか手に入らなさそう。

僕のジャズレーベル「ハートノートHeartNote」でタイトルにもなった「I'm Glad There Is You」、ビル・エヴァンスの名演で有名な「Polka Dots and Moonbeams」など、感動物の暖かいハートフルなヴォーカル。素晴らしい作品です。これはもう、芸術!

Amazonで試聴して本当に感動した。でも中古でしか手に入らないんだよね...

ビル・エヴァンス We Will Meet Again
そして、最後の最後、7枚目、これはグッと来た。ビル・エヴァンスの最晩年の作品、スタジオ録音としては遺作となる『We Will Meet Again』。僕の最愛のアルバム。

Bill's Hit Tuneで泣き、最後のWe Will Meet Againでもう一度泣きます! 前年に自殺をした亡き兄、ハリー・エヴァンスに捧げたアルバム。

このアルバムからトランぺッターのトム・ハレル、テナー・サックスのラリー・シュナイダーが出て来た。

ハリー・エヴァンス Someday We'll Be Together Again
ちなみに、ビル・エヴァンスの兄、ハリー・エヴァンスもピアニストであり、音楽教師だった。

そのハリー・エヴァンスの遺した『Someday We'll Be Together Again』というLP盤を持ってる。

久々に聴いてみようかな〜

と思ったら、何とAmazonのMP3配信にアップされてた! ここで試聴出来ます!

All The Things You Areなど、素敵な曲が並んでる。

ナイショのバー ギムレット
それにしても今夜はジャズ漬けになった一夜。ジャズとワインをたんまりと堪能した。

そしてシメのカクテル(ギムレットだと思うが記憶があやしい...)をいただき夜は更けました。

そして、超酔っ払いました〜

ナイショのバーとジャズとワイン、最高!
メデタイことに、今日はナイショのバーの森浦君のバースデー。お祝いに参上!

プレゼントはとっておきのワイン、大好きなヴィアデアDAREテンプラニーリョ。2003年です。

ベリー・ブラザーズ&ラッド ダフタウン 18年 1984/2002
実は森浦君にプレゼントするに当って傷んでないかどうか、熟成度合いはどうか確かめなきゃと思って、前夜、自分でも飲みました〜〜

素敵な熟成を遂げたカリフォルニアではレアなテンプラニーリョでハッピーバースデー!

で、それはプレゼントなので、僕が飲んだのはそれじゃなく、まずはハイボール

選んでもらったのは、ダフタウンという聞いた事のないスペイサイドのシングモルト。

ダフタウン
正式には『ベリー・ブラザーズ&ラッド ダフタウン 18年 1984/2002』というもの。英国最古のワイン&スピリッツ商で創業以来300年以上もの永きに渡り同じ店舗で営業を続けてるという、何とも桁外れなベリー・ブラザーズ&ラッド社がボトリングしたもの。

ダフタウンという街は、「ローマは7つの丘から成り、ダフタウンは7つの蒸溜所から成る」という言葉があるそうで、その言葉の通り、有名な蒸留所を7つも有するウイスキーの街だそうだ。

その中でもダフタウン蒸留所は地味な存在。ブレンデッドのベルの中心となる原酒らしいんだけど、自身のオフィシャルボトルは存在しないらしい。写真の通り、のどかで美しい蒸留所。

ダフタウン

何とも柔らかく艶っぽい妖艶なウイスキー。炭酸の泡に乗って立ち上ってくる甘い香り、誘惑香がたまらない。

そして、今夜は流れるジャズも艶っぽい。若手テナー・サックス奏者、グラント・スチュワートの『リカード・ボサ・ノヴァ』。

グラント・スチュワート リカード・ボサ・ノヴァ

グラント・スチュワート
ジャケット自体がもう艶っぽ過ぎるよね〜 ほんと、ヤラレてしまうジャズ。

ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)というリズム隊がまた素晴らしい。

ニューヨークの若手を結集してジャズ界のテナーの巨人たちの作品に挑んだ力作。

力強いけど艶っぽい。この世界はグラント・スチュワートならでは。いいね〜

ナイショのバー
お料理が野菜のグリル・プロシュート添えとハンバーグと来るので、さ、ワイン!

今夜は森浦君を祝う日。いっしょに乾杯するワインは、オレゴンのベルグストローム

大好きなピノです。

ベルグストローム グラント・スチュワート リカード・ボサ・ノヴァ
その昔、畑違いでいろいろなものを持ってたことがある。

今夜ももちろん美味しいのですが、なんと、話が弾んで写真を取り損ねた〜

唯一、グラント・スチュワートの右端にチラッとだけ映ってる。

あっという間にベルグストロームは空いちゃって、次なるワインはスペインの初物、テラ・アルタDOサ・ナトゥーラSa Natura)というもの。

テラ・アルタDO サ・ナトゥーラ Sa Natura ボデガ・セニョール・ピニョル
そもそもテラ・アルタってどこ??

このテラ・アルタバルセロナから地中海沿いに西南へ下っていったところにある新しいDO。バルセロナバレンシアの中間地点くらいと思われます。

ボデガ・セニョール・ピニョルが造るこのサ・ナトゥーラSa Natura)、ブドウがまた変わってる。カリニェナ 35%、メルロー 30%、シラー 20%、テンプラニーリョ 15%。

まさに南のワインな感じがする。ベリー系の香りに樽から来るバニラなトーン、でもしっかりとしたミネラル感。骨格のしっかりした素敵なワインです。

シエラ・ムーン 市之瀬千代 ナイショのバー 東京X豚のハンバーグ
そしてメインの東京X豚のハンバーグには定番のシエラ・ムーン

この組み合せは最高だね〜

最後にシメにカクテルを1杯!

そしてそのシメのカクテルに合わせてシメのジャズはシモーネ・コップマイヤーの『ニュー・ロマンス』が流れ出す。

これがまたちょっとレトロでいいな〜

有名なクラシックの旋律に歌詞を載せて歌ってる。

このシモーネ・コップマイヤーの『ニュー・ロマンス』が出て来るのは、実はとっても奇遇です。

シモーネ・コップマイヤー ニュー・ロマンス
昨年12月、ナイショのバーのマスターの増田さんのバースデーをした時、その時にもこのアルバムが流れてた。

こんな偶然ってあるもんなんだね〜

今夜は森浦君の素敵なバースデーナイトです。
進藤陽悟
進藤陽悟は深い!

今夜は最後に深〜い夜になった。

出だしは普通にワインとジャズ。もちろんこれも素敵なワインとジャズだけどね。

開けたワインは、大好きなヴィアデアのスペシャルブランド「DARE」の中から、2003年のテンプラニーリョ

カリフォルニアのテンプラニーリョはかなり珍しい。残りあと2本かな。

ヴィアデア DARE テンプラニーリョ
9年を経過したこのテンプラニーリョ、スペインの古酒がそうなるように、実に朗々とそして老獪に熟成を遂げてる。

まるで角はなく、渋み、タンニンも枯れてる。酸化熟成はしておらず、至って穏やか。

でも一口含んでゆっくり飲み込むと、ほら、そこにスケールの大きな天空の楽園が登場する!

実にスケールの大きな広大なサンクチュアリが登場するんです。深く、そして広い。

ブドウという果実の恵みからできていることを想いっきり表現し、でも決して主張は強くなく穏やか。

心穏やかに飲める素敵なワインです。こういうワインを本当の意味で小洒落たワインと言うのかもね!

スティーブ・キューン シェルブールの雨傘 I Will Wait For You~The Music Of Michel Legrand
ヴィアデアは大好きなワインで、メリタージュのヴィアデアの他、テンプラニーリョとカベルネ・フランがリリースされてるDAREプティ・ヴェルドにフォーカスしたV、それぞれかなりの本数をストックしてるけど、どれも本当に美味い! あ、あとヴィアデアブランドではメリタージュのほかにシラーもある。これも素晴らしい逸品。

この素敵なヴィアデアDAREテンプラニーリョに合わせるジャズは、スティーブ・キューンの『シェルブールの雨傘 I Will Wait For You~The Music Of Michel Legrand』。ワイン同様、実に洒落た粋なジャズ。

どこまでも肩の力を抜いてさらっと、でも深くジャズを紡いでいく。「What Are You Doing The Rest Of Your Life」、「How Do You Keep The Music Playing」など、絶品です。

少し甘過ぎる感じのアルバムなんだけど、このDAREテンプラニーリョとはよく合う。

ミッシェル・クーブレイ ヴェリー・シェリード
そして食後酒は、ブルゴーニュの地でウイスキーを創る奇人・才人、ミッシェル・クーブレイヴェリー・シェリード

27年物です。スコットランドで醸造し、その後、ブルゴーニュの地へ運び込み、シェリー樽でゆっくりと寝かせた逸品。美味いを通り越して、時の崇高さを感じる。

至高の作品。

この作品を飲むにはジャズにも作品が必要。

選んだジャズは、旧知の実力派若手ジャズ・ピアニスト、進藤陽悟のソロピアノ集『Time Never Flows』。

進藤陽悟 Time Never Flows
自作の曲も素晴らしいし、枯葉、All The Things You Areなども絶品。気絶するほどのソロピアノ。

進藤陽悟さんとはジャズヴァイオリニスト、maikoさんのCD発売記念ライブでごいっしょしたり、あるいは僕のレーベル「ハートノートHeartNote」でCDをリリースしている細野義彦さんのライブでピアノをお願いしたり、いろいろ接点がある。

その彼のサイン入りピアノソロアルバムをバックに飲むミッシェル・クーブレイは素敵過ぎるな〜

そして最後にお店ではできない飲み方を!

ウイスキーのストレート用のグラスにミッシェル・クーブレイの香りを残し、そのグラスに大好きなバランタインを注ぐ。

ミッシェル・クーブレイ ヴェリー・シェリード バランタイン
つまり、ミッシェル・クーブレイでリンスしたグラスにバランタインを注いでるってこと。

これがまた素敵! 至極の香りとはこの事。天にも舞う如き幸せな香り。

シメはこのミッシェル・クーブレイの残り香がある中でのバランタイン進藤陽悟のソロピアノです。

素敵な夜です!

最後の最後に進藤陽悟が登場した事で、今夜のグレードはトップギアまで上がったな〜 

進藤陽悟、素敵なピアニストです!
チャーリー・ヘイデン マイケル・ブレッカー アメリカン・ドリームス ブラッド・メルドー Charlie Haden Michael Brecker
今夜のナイショのバーは泣けてくる。

何で泣けるかって、僕の敬愛するブレッカー・ブラザーズの弟、亡くなったマイケル・ブレッカーの魂の響きが流れてたからさ。

チャーリー・ヘイデンマイケル・ブレッカーがコラボしたバラード集『アメリカン・ドリームス』。これ、本当に素晴らしい作品。芸術と呼ぶのが相応しいかな。

チャーリー・ヘイデン マイケル・ブレッカー アメリカン・ドリームス ブラッド・メルドー Charlie Haden Michael Brecker
名義はCharlie Haden with Michael Breckerとなっているけど、実質的に二人の共作。

メンバーも素晴らしく、ピアノのブラッド・メルドーの優しげなトーンがこれまた泣ける。

チャーリー・ヘイデンのベースはいつもよりもう一段音程が下がったかのようなどっしりとした響きがある。マイケル・ブレッカーは本当に泣きのフレーズ。

曲によって34人編成の大規模なオーケストラが入ってるけど、この至極の艶と甘さはたまらない。

チャーリー・ヘイデン マイケル・ブレッカー アメリカン・ドリームス ブラッド・メルドー Charlie Haden Michael Brecker
そう言えば、ブラッド・メルドーも管弦楽団を入れたハイウェイ・ライダーという作品をリリースしてた。これも素敵な作品。

このアルバムは、2001年の9.11を経て、2002年に録音されてる。

強き良きアメリカを復活を祈って制作されたに違いないこのアメリカン・ドリームス、僕は今夜初めてナイショのバーで聴いたけど、素晴らしい作品です。途中、本当に涙が出そうになった。

モントレー・ジャズ・フェスティバル チャーリー・ヘイデン マイケル・ブレッカー アメリカン・ドリームス ブラッド・メルドー Charlie Haden Michael Brecker
このレコーディングに関連した貴重な写真が手に入りました!

そして、このCDの発売直後と思うけど、2002年9月のモントレー・ジャズ・フェスティバルでの二人の共演シーンの写真も小さいけどゲット!

2007年1月13日、57歳にて没したマイケル・ブレッカー。その魂の響きが聴けるアルバムです。

いや〜、もう今夜は最初から熱い夜だな〜

タムドゥー TAMDHU
そしてウイスキーも熱い!

ゴールデンウィークを働き詰めで疲れ果てた体を癒すハイボールと頼んだら、増田さんが出して来たのは、パッとみたら前回飲んだのと同じ、リキッド・サン


でもエチケットの下の方をよ〜く見ると、前回のはラフロイグ、今回のはタムドゥーTAMDHU)となってる。


知らないぞ〜、このタムドゥーTAMDHU)。

聞けばスペイサイドの古くからある蒸留所だって。


タムドゥー TAMDHU
気になって家に帰ってから土屋守さんの『シングルモルトウィスキー大全』を開いてみた。

スペイサイドスペイ川の支流にタムドゥー川というのがあるらしく、その畔にできた蒸留所がこのタムドゥーTAMDHU)。創業は1897年。

途中長い中断期間を経て、現在はマッカランなどと同じ系列で経営されてるらしい。

伝統的なフロアモルティングではなく、サラディン式モルティングというここにしかもう残っていない手法で麦芽を生成し、マッカランにも供給してるそうだ。小部屋に麦を敷き詰め、下から空気を吹き込んで撹拌する方式。

タムドゥー TAMDHU サラディン式モルティング

タムドゥー TAMDHU
すごく素敵な場所らしく、隣りには電車の線路跡がある。

1965年まで走ってたという記述をイギリスのサイトで見付けた。

また、この駅のプラットホームをしばらくタムドゥーのビジターセンターとして使っていたというようなメモも見掛けた。

現在のビジターセンターもこの駅舎に似せてるね。

ドイツのリキッド・サンがボトリングしたのは21年物のシェリー樽熟成。

色がかなり黒っぽくシェリー樽に長年浸されてきたことを物語ってる。

タムドゥー TAMDHU

タムドゥー TAMDHU
味わいは黒蜜のような艶のある甘みと舌を包み込むような優しさに溢れてる。ハイボールの泡が口の中で蜜を撹拌しさらに旨味を増す。

素敵な素敵なハイボールです。

さて、ここであまりにタムドゥーが気になったので、続いては本家タムドゥーのオフィシャルボトルを!

こちらは度数40%の極めて柔らかい穏やかなウイスキー。

飛び出せ!青春 村野武範 青い三角定規 太陽がくれた季節
軽やかで青春物のドラマって感じか? 甘いようでいてホロ苦い味、それが青春。穀物を噛んでる時のようなデンプンの甘さと、そしてウイスキーとしのほのかな苦み、それらが素敵に組み合わさって最高のハイボールとなった。

1972年、村野武範主演の「飛び出せ!青春」、あの青い三角定規が歌う「太陽がくれた季節」が主題歌のドラマで、まさに村野武範がグイッて飲んでそうなハイボール

って、今の若い人は意味解らないかな!?

青空の下、太陽が似合うハイボール

バーベキューなんかの時に屋外で飲んでもいいね。

素敵なウイスキー2連発、そしてマイケル・ブレッカーで泣いた後は、温野菜のオーブン焼きプロシュート添えとスペインのワイン、そして毎度のセレシンでまっとり。

最後は久しぶりの森浦君のボンド・マティーニでシメました。

セレシン ボンド・マティーニ ナイショのバー

今夜はマイケル・ブレッカーに涙するタムドゥーナイショのバーの一夜です。
今夜はワインもジャズもディープです!

タンタラ ソロモン・ヒルズ・ヴィンヤード
ワインは、サンタバーバラの銘酒、タンタラ。ピノで超有名なめちゃくちゃ入手難のあのタンタラです!

開けたのは、2005年のソロモン・ヒルズ・ヴィンヤード。我がセラーの残りもこれを飲んじゃうとあと1本!

タンタラはその昔(ってそれほど前の話じゃないですが)、世界のセレブのためのナショナルジオグラフィック社の超高級旅行ガイド誌「THE 10 BSET of EVERYTHING」にて、ワインの部で第5位に選ばれ大騒ぎになったワイン。このページにそのリストの解説が出てます!

ナショナルジオグラフィック THE 10 BSET of EVERYTHING
だって1位がペトリュス、2位がロマネ・コンティって並びの中での第5位だからね。これは凄過ぎる。

そんなタンタラ、7年の時を経て旨味が増してよりふくよかに成長してる。まだまだ強く、まったく枯れる気配はない。

開けちゃって失敗したかな〜 まだ10年はヘタらなさそう。本当の飲み頃は2020年頃かも。

タンタラ
果実味がしっかりとしていて、骨格がはっきりとしたワイン。まだ若い。

それにしてもこの旨味成分はどこから来るのか... 並みいるブルゴーニュワインをいろいろな雑誌の評価でなぎ倒して勝って来たことが解る。

ちなみにエチケットの馬のマーク、これはオーナーが飼っていた馬の名前がタンタラ号で、その馬からワインの名前を取ったので、エチケットにも馬を描いたらしい。

さて、今夜はジャズもディープです!

松本英彦 ニューヨーク・ファースト・コールズ Sleepy Matsumoto With N. Y. 1st Calls パピヨン Papillon
2000年に惜しくも亡くなったテナー・サックス奏者、松本英彦の作品『パピヨンPapillon』です。1992年録音の作品。

何がディープかって、このアルバム、当時のニューヨークの売れっ子のジャズ・ミュージシャンを総動員して制作されてるんです!

アルバム名義も正式には、「松本英彦・ウィズ・ニューヨーク・ファースト・コールズSleepy Matsumoto With N. Y. 1st Calls)」となってる。

ニューヨークでファースト・コールな連中をかき集めて録音されてる。アレンジャーはデビッド・マシューズ

松本英彦 ニューヨーク・ファースト・コールズ Sleepy Matsumoto With N. Y. 1st Calls パピヨン Papillon
メンバが凄過ぎます!

The N. Y. 1st Calls
 Randy Brecker (tp,flh)
 Lew Soloff (tp)
 Chris Hunter (as)
 Gil Goldstein (p)
 Cliff Carter (syn)
 David Spinozza (g)
 Anthony Jackson (b)
 Steve Gadd (ds)
 Sammy Figueroa (per)
 Manoro Badrena (per)
 Carolyn Leonhart (vo)

ビッグバンド風のアレンジが多いんだけど、トランペットセクションが我が愛するランディー・ブレッカーと、そしてこれまた著名なルー・ソロフの2管だからね〜

松本英彦 ニューヨーク・ファースト・コールズ Sleepy Matsumoto With N. Y. 1st Calls パピヨン Papillon
ギターはジャズだけじゃなくジョン・レノンとかとも共演したデビッド・スピノザ、ドラムスの神様とも言われたスティーブ・ガッドなど、本当のそうそうたる面々。

今やこんなメンバーを集めてバックバンドやってくれなんて、きっと有り得ないだろうな〜 日本が90年代バブル最後の頃、まだ資金力に物を言わせてニューヨーク録音とかバシバシやっていた頃。

この頃はアイドル系でもニューヨーク録音でバックはジャズ/フュージョン界のファースト・コールな連中をバンバン使ってた。

懐かしいような、恥ずかしいようなことです。

ロバート・モンダヴィ フレスコ・バルディ ルーチェ グラッパ
しかし今から20年前の録音とは思えないハイテンションなジャズ。そしてランディー・ブレッカールー・ソロフも、吹き出した一瞬でもうどっちが吹いているか解る。ほんと、オンリーワンな素敵な個性を持ってる。

素敵なアルバムです。ただし、、、 選曲はちょっと微妙かな... せっかくこれだけのメンツを集めたんだから、売らんかなの選曲じゃなく、もう少し骨のあるジャージーな曲を選んだ方が良かったんじゃないかと、ふと思う。ちょっとバブルで金に任せた強引な作品な気もするな。

でも、ともかく僕の大好きなミュージシャンだらけのアルバムなので満点です!

ロマネ・コンティ フィーヌ
あまりに興奮し過ぎてお酒が止まらない! ロバート・モンダヴィとイタリアの巨匠フレスコ・バルディがジョイント・ベンチャーとして立ち上げたルーチェグラッパを1杯! この香りが最高! 何物にも代え難い至極の世界。

さらにもう1杯、ロマネ・コンティフィーヌを行っちゃいました〜〜 本物のロマネ・コンティのワインは飲んだことがないけど、飲んだ気分にさせられる。う〜ん、美味かった〜

今夜は最高のピノ、タンタラと、そしてルーチェグラッパロマネ・コンティフィーヌと、そして1992年のニューヨークのファースト・コールな腕利きの連中が集まったジャズに酔う夜です。

そしてこの録音がされた10年後の2002年、僕は自身のジャズレーベル『ハートノートHeartNote』を立ち上げることになる.... 深いな〜
超久しぶりにオレゴン・バー&グリルへ行った。もしかしたら、1年半ぶり??

それまでは何かあればよく出掛けてた。記者会見をした夜とか、何か記念日とかね。

思えばこの1年半、ほんと会社の経営が大変で、プライベートで飲み歩く事って極端に少なくなった。あ、もちろん真夜中のナイショのバーで夕飯とかはあるけど、早い時間に素敵なレストランに行くなんて、滅多になくなっちゃった。

景気が悪いとお客様の気分も冷えるので、仕事上の接待も激減。

何か、無駄遣いが良いとは言わないけど、接待交際費とタクシー代が締め付けられると日本の経済、回らなくなる気がする。銀座はやっぱり常に元気じゃなくっちゃ。

という我が社は大苦戦の日々なので、銀座どころじゃないんだけどね。

さてさて、今夜はプライベートと言えばプライベートだけど、大事な客人ご夫婦をお招きしてのディナー。

店長の石塚さんは公休で不在だったけど旧知の近藤さんがいた!

オレゴン・バー&グリル
さて、シュラムスバーグのスパークリングからスタートしたディナー、久々のオレゴン・バー&グリル、お料理に大変革が!

これまでのオレゴン・バー&グリルと言えば、大胆な炭火焼のイメージがあったけど、何とも繊細なフレンチ風のプレートが次々に登場!

最初のアミューズからして素敵! 一口サイズのスモークサーモンにチーズを練り込んだシュー。

う〜ん、最初からトロけちゃいます。

ベントン・レーン ピノ・グリージョ
開けたワインは、ベントン・レーンピノ・グリージョ。オレゴンのピノ・グリージョを飲むのは初めて!

とても華やかな香り。白桃の香り、白い花の香りなどがゆっくりと、そしてふわっと立ち上がる。

冷やし過ぎないのがいい。複雑味もありミネラル感もしっかりとした素敵なピノ・グリージョ。酸も穏やか。

まさかベントン・レーンピノ・グリージョを造ってるとはね。

ベントン・レーンは今でも僕が大好きなナパのジラードを立ち上げたスティーヴ・ジラードが、冷涼な地でピノ・ノワール造りをしたくってジラードを売っぱらってオレゴンで立ち上げ直したワイナリー。

オレゴン・バー&グリル
素晴らしい出来映えです。

お料理、まず前菜は、ホタテをほうれん草で包み、その上にオマール海老を載せ、そしてその回りに甲殻類のソースを散らしたもの。フレンチでいうビスクみたいな感じ。

ホタテはホクホク、オマール海老はプリプリ、おソースは旨味がたっぷり詰まってる。パンをもらってソースに付けたけど、もう絶品!

このソースはスープにして飲んだら美味そうだな〜 そしてお皿の脇に付けられた根セロリのピューレがこれまた美味い!

オレゴン・バー&グリル
そして次もまた目新しい! 野菜のグリルです。それも素敵な盛り付けで登場!

明らかにシェフが替わったと思い聞いてみたら、スー・シェフ(料理長の次のシェフ)の方がこれらフレンチっぽいものを先月くらいから立ち上げたんだって! 素晴らしい!!

さて、ベントン・レーンピノ・グリージョをまだ飲んだ事がないと言ってたスタッフに少しだけ残し、ボストンクラムチャウダーが出て来るのでこのクリーミーな味わいに合わせ、ベントン・レーンのピノを開けよう!

ベントン・レーン ピノ・ノワール
ワインリストには出ていないけれど、店長ストックにて2001年のピノがあると!

今夜はベントン・レーンずくしです。

もちろん、ベントン・レーンのピノは美味い! 僕の大好きなワインです。

ブドウの状態がいい年にだけ造るファースト・クラスっていうのが凄いんだよね。1回だけ買えたことがある。

今夜のベントン・レーンのピノ、開けた瞬間から周囲に素敵な香りが充満する。

オレゴン・バー&グリル
落ち着き払った大人のワイン。果実味をしっかり持ちつつ、11年の歳月を経て枯れた味わいもあり、そしてピノらしい鉄分、土の香りもしっかりと出ている。

これ、ブルゴーニュと思う人、多いだろうな〜 本家の人たちに飲ませたい逸品。

そして、もちろんボストンクラムチャウダーも最高! クリーミーな味わいとベーコンの旨味がベントン・レーンのピノとピッタリ。

オレゴン・バー&グリル
メインディッシュの前に口直しにシャーベット状のアミューズが一口。

こんなのもフレンチっぽいよね〜 素敵過ぎる。

メインはメキシコのソノラビーフのグリル。

サーロインです。

肉の旨味、それも和牛と違って霜が入らない引き締まったお肉の味わいに切れ味のあるベントン・レーンのピノはよく合う。

オレゴン・バー&グリル
この組み合せ、最高!

リストにも出てない店長ストックのベントン・レーンの2001年を出してくれた近藤さんに感謝!

1杯残しておいてあげるといいならが、気が付いたら全部飲んじゃってました。ゴメンなさい!


オレゴン・バー&グリル
シメのデザートもフルーツトマトを使った素敵な逸品。

こんな繊細なデザート、前は無かった気がするな〜

超久々のオレゴン・バー&グリル、素敵に進化してた。

夜景もきれいだし、本当に素敵な空間。

お料理もワインもスタッフも夜景も、すべてが素敵な夜です。

オレゴン・バー&グリル、最高!
グレンギリー ディスティラリー・コレクション 1990 17年 GLEN GARIOCHグレンギリーGLEN GARIOCH)、初めて知るウイスキー。思わずグレンガリオックとか読んじゃいそう〜

今夜、ナイショのバーでこの素敵なグレンギリーに出逢った。

1785年創業と、ハイランドの中でも最古の蒸留所らしい。

甘く切ない香りがする。

この蒸留所はこの200数十年の中で栄枯盛衰があったらしいが、切ない味わいはその栄枯盛衰のせいか?

グレンギリー ディスティラリー・コレクション 1990 17年 GLEN GARIOCH
ハイボールの泡の奥で弾ける蜜のような、そして花のような味わいが広がる。

奥行きのあるスケールの大きなウイスキー。

特にグレンギリーの中でも今夜のは『グレンギリー ディスティラリー・コレクション 1990 17年』というスペシャル物らしいので、より深いのかもね〜

何度か蒸留所閉鎖の憂き目にあったようだけど、現在はサントリーがオーナー。

グレンギリー GLEN GARIOCH
詳細不明なれど、サントリーボウモアを取得し、そのボウモアがこのグレンギリーを所有してるっぽいので、つまりはサントリーの孫かな。

北海油田から産出する天然ガスを蒸留の熱源に使ってるというところが中々ユニーク。

一時はその余った余熱で温室トマト栽培などにトライしてたそうだ。

蒸留所の前の道が「DISTILLERY ROAD」と名付けられてるのが粋だね〜

グレンギリー GLEN GARIOCH

グレンギリー GLEN GARIOCH
丁寧にフロアモルティングされ、時間をかけて世に出されるこのグレンギリー、深いものがあります。


ちなみにこのグレンギリーという名前、ゲール語で「谷の荒れた土地」という意味だそうだ。


その当時、ハイランドの奥地は荒れ果てて作物も出来ない場所だったのかな〜


ちなみに、グレンギリーのこんなTシャツ見付けちゃいました!

グレンギリー GLEN GARIOCH
ナイショのバーに来るたびに新しいウイスキーとの出逢いがある。

ウイスキーの世界は本当に深い。



あ、来るたびに新しい出逢いがあるのはウイスキーだけじゃないね、ジャズもだ!


今夜のジャズもディープです。

ホセ・ジェームズ JOSE JAMES ジェフ・ニーヴ JEF NEVE フォー・オール・ウィ・ノウ For All We Know
今夜流れてるジャズは、イギリスのジャズヴォーカリスト、ホセ・ジェームズJOSE JAMES)がベルギーのジャズピアニスト、ジェフ・ニーヴJEF NEVE)とデュオで創った作品『フォー・オール・ウィ・ノウFor All We Know』。

そもそも男性ヴォーカルがピアノだけをバックに歌うってことが珍しい。一歩間違うとかなりハズしそう。

Autumn In New York」、「Embraceable You」、「Body And Soul」、「For All We Know」など、耳慣れたスタンダードナンバーがジェフ・ニーヴのしっとりとしたピアノに乗って切々と紡がれていく。

Chet Baker Cool Cat For All We Know
夜の静寂の何とも言えないディープ・パープルな世界を演出する。ナイショのバーにピッタリ!

タイトル曲の「For All We Know」はこれまでもいろいろなジャズ・ミュージシャンが演奏してきた。


J・Fled CootsJ・フレッド・クーツ)が1934年に創った古き良き時代の名曲です。

このホセ・ジェームズジェフ・ニーヴのデュオ、結構いろいろなところで演奏してるっぽい。以下はニース・ジャズフェスティバルでの演奏から。

ホセ・ジェームズ JOSE JAMES ジェフ・ニーヴ JEF NEVE

そして昼間の顔はまた別人。とてもディープ・パープルなジャズを演ずる人たちとは見えないよね〜 どこかのジャズ・フェスティバルでのインタビュー風景のようです。

ホセ・ジェームズ JOSE JAMES ジェフ・ニーヴ JEF NEVE

そして、その夜の演奏となると、またまたこういう雰囲気に変身するんですよ、これが! 素敵だね。ダンディズムを感じる。

ホセ・ジェームズ JOSE JAMES ジェフ・ニーヴ JEF NEVE

今夜は実にディープなウイスキーとジャズな夜です。

おっと、忘れてた。もちろんこの1杯と1枚のジャズだけじゃなく、たくさん飲んだしたくさん食べました(^_^)

Piano Jazz 2 水口恵美子 熊谷ヤスマサ タリスカー 17年 シェリーカスク ハートブラザーズ セレシン シエラ・ムーン
最初に流れてたジャズは、ピアニスト数名によるコンピュレーションアルバム『Piano Jazz 2』。若手ミュージシャンが多数参加してる素敵な作品。

グレンギリーに続いて飲んだウイスキーは、『タリスカー 17年 シェリーカスク ハートブラザーズ』。そう言えば前回もこのハートブラザーズで『Piano Jazz 2』を聴いたな。素敵な組み合せ。

食べてはマッシュルームのカルパッチョ、インゲンのアンチョビソース、茸のバターソテー、大和芋のローストと厚切りバンチェッタ、シメはうどんのように太い手打ち麺「ピチ」を使ったラグーのパスタ。

合わせるワインは毎度のセレシンシエラ・ムーン、最後の最後のシメはフルーツに合わせ、増田さんの十八番、タンカレー No.10を使ったギムレット

ナイショのバー、素敵な夜です!

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