ワインのある生活: 2009年2月 Archives

昨夏、著名な映画監督、フランシス・コッポラ監督が2006年よりソノマで造るワイン『ディレクターズ・カット』 のピノ・ノワールを飲んだ。とってもチャーミングで倒れそうな艶気のあるワインだった。ゾーエトロープ」という映画産業初期の頃のテクノロジーへのオマージュが込められている。詳しくは昨夏のブログに詳細が!

コッポラ ディレクターズ・カット今夜開けたディレクターズ・カットは、2007年のジンファンデル。もう飲めるのか、まだ早いのか、期待半分、不安半分の中、ともかく開けてみた。

結果は、これってジンファンデル?、って思うようなカベルネ・ソーヴィニヨンに近いような味わい。ジンファンデルっぽいスパイシーさは抑えられていて、カベルネ・ソーヴィニヨンのような果実香、そして樽から来るであろうバニラ香が軽やかに香っていて、しっかりしてはいるけどどこかチャーミングなような、何とも素敵なワイン。前回のディレクターズ・カットのピノは石原さとみ的って形容したんだけど、このジンファンデルを言い表す日本語は難しいな...

コッポラ ディレクターズ・カットでも相変わらずコッポラが愛情たっぷりに造るワインが美味しいって事だけは間違いのない事実。ほんと、コッポラの造るワインは、どれも理屈抜きに美味しい。

巨匠・コッポラに背中を押され明日も頑張ろうと思った夜~

PS.

 前回のディレクターズ・カットのピノと今回のジンファンデル、エチケットはほとんど同じだけど、よ~く見ると違いがある。ピノは一人の踊り子(!?)、このジンファンデルは紳士・淑女の舞踏会の絵!

山梨日日新聞社の古畑記者から昨夜の懇親会の写真が届きました! 写真の通り、ほんと皆、楽しそうですよね~ いろいろな面白い人が集まり、いろいろな面白いワインが集まり、皆が童心に帰って無邪気にワインとディナーと会話を楽しんだ夜。

素敵な夜です。

 

SWEJ CSW合格者祝賀会PS.
ドメーヌ・シュヴロ マランジュ
懇親会前のセミナーで、ブルゴーニュはマランジュドメーヌ・シュヴロの当主、パブロ・シュヴロと奥様のかおりさんが講演され、同ドメーヌの5つの作品のテイスティングをさせていただきました。そして、実は会合が終った後、残ったボトルを関係者で分けまして、僕は2006年のピノ・ノワールをいただきました。赤いベリー系のチャーミングな香りがあり、そして果実味の凝縮感は高いけど酸もタンニンもまろやかで優しい優雅な味わいのピノ。

今夜、その残ったボトルからグラスに一杯注いでみた。昨日の印象からさらに丸みを帯び、とってもシルキーで優しい感じのワインに昇華してた。仲睦まじいシュヴロご夫妻の印象そのままって感じのワイン!

昨年、かねてからの念願だった米国ワインエデュケーター協会SWE)のワインの資格『CSW(Ceritified Specialist of Wine)』に合格した。土曜の夜、同協会の日本支部・SWEJの会合があり、その後の懇親会は昨年度の合格者の祝賀会を兼ねて行われた。会合では福岡出張時によく立ち寄るワインバー「モンターニュ」のオーナーの山室さんも福岡佐賀地区長として来てた。

懇親会では参加者が一人1本ずつお気に入りのワインを持ち込むルールになっていて、僕は大好きなパルメイヤーの1999年を持ち込んだ。お蔭様で皆さんにとってもご好評いただけたようだ。僕がその昔に副業(趣味?)で友人たちとやってたワインを中心にしたカリフォルニアキュイジーヌのレストランでもこのパルメイヤーはイチオシのワインだった。僕は本当にこのパルメイヤーが大好きで1995年~2001年までのものを大量に自宅にストックしてる。このブログも右上のSearch欄でパルメイヤーと検索してもらうとたくさん出てくる。そんなパルメイヤー今夜は皆さんにおすそ分け(^J^)

 

SWEJ CSW合格祝賀会写真の通り、全部で20種類くらいのワインが集まった。シャンパンあり、ロゼあり、実にいろいろな種類のワインが集まった。そして実にいろいろな職種のいろいろな人たちが集まり、わいわいと語るうちにあっという間に時が過ぎていった。実に素敵な夜でした! 集合写真を幹事の方が撮ってるので、届いたら掲載します!

ワインは人と人をつなぐ。心と心をつなぐ。そして素敵な会話を創り出す。だからワインはやめられない! こんな素敵な場を企画して下さったSWEJ日本支部長の児島速人先生、及び日本支部のスタッフの方々に感謝です! そして僕のCSW合格を祝って下さった参加者の皆さんに感謝です!

金曜日、超強行軍で広島に出張した。朝、06:55発の飛行機で飛び、10時から打合わせをし、そして13:40の飛行機で帰京し、17時から都内で打合わせ。いや~、超疲れた。そもそも僕は早起きは大の苦手。朝はほんと、弱い。5時過ぎに起きて羽田空港に向かうなんて無理! 起きれないリスクを考え、夜はそのまま起きてた。飛行機の往復で3時間、広島空港がかなり市内から遠いので市内までのバスの往復で2時間、計5時間は寝れるから大丈夫、って計算。

それでもやっぱりかなり疲れた.... 夜、新宿で最後の打合わせを終えたあと、もう仕事は終わりにして軽く鮨をつまんでワインを飲んだ。

リッジ ガイザーヴィル ジンファンデル開けたのは、1976年のボルドー vs. カリフォルニア対決、通称『パリスの審判』で有名なリッジのジンファンデル。エチケットにもある通り、カリニャンを混ぜたりしてる。そのせいか、ジンファンデルと言うとスパイシーなイメージが強いけど、このリッジはカベルネ・ソーヴィニヨンもそうだけど、もちろんジンファンデルらしいスパイシーさはあるものの、実に柔らかく上品なワイン。こんなジンファンデルがあること、ぜひ皆さんにも知って欲しいな~

どうも日本ではジンファンデルの評価は今一つ。でも探せばすごいものはたくさんある。特に、本当にいいジンファンデルは長期熟成でかなり変化する。ニコルスのジンファンデルなど、もう驚嘆でした!

強行軍の移動で腰も痛く寝てない頭はボーッとしてたけど、でも美味しい鮨を目の前にこのリッジを開けたら途端に復活! 疲れを取るには美味しい料理と美味しいワインに限る!

今日は日中、広島でも名物とかを食べる時間がなく、市内からのトンボ返りの広島空港で昼食。それも名物のお好み焼き(広島焼き)の店は混んでて入れなかったので、何のことはなくラーメン屋。一応、「尾道ラーメン」って書いてあったから広島名物ではあるんだろうけど....

疲れた出張の後に幸せな鮨とワインの夜でした(^J^)

水曜も夜遅くまでいろいろ打合わせが続いた。夜の終わりにいつものナイショのバー No.2で軽く食事。チコリ・トレビスにパンチェッタを加えた香り高いサラダと鴨のマデラソースにワインという深夜とは思えないお洒落なディナー!

ボニー・ドゥーン
合わせたワインはカリフォルニアはサンタバーバラ近郊の銘醸地、サンタ・クルーズ・マウンテンのワイン。ボニー・ドゥーンという南仏ローヌ品種を専門とするワイナリーのシラー。エチケットがとっても印象的。

味わいはカリフォルニアにありがちな強烈な果実味と濃さがあるタイプではなく、実に南仏ローヌ的なシラー。コート・ロティのような感じ。渋味、酸味ともに穏やかで、濃過ぎる感じはなく、ひたすら美味しい。味わいに透明感がある。

ローヌレンジャーと呼ばれる米国のローヌ系品種の革新的な造り手たちのワインはほんと、このところもの凄い品質の高さ! 驚かされるものが多い。この1年で飲んだ中で印象に残ったものを下記にまとめた。こうやってふり返ってみると、僕ってかなり南仏好き、シラー好きなんだな~ 特に意識はしてないんだけどね。

ボニー・ドゥーン
さて、このボニー・ドゥーンというワイナリー、
エチケットがすごく独創的。BOSCOVEという女性アーティストが担当してる。ワイナリーのWEBサイトに行くとものすごくたくさんの種類のワインが出てるけど、それぞれのエチケットがどれもすごくお洒落。WEBサイトを読む限り、いずれもこの女性アーティストの作品らしい。ボトルのネックのところの絵も素敵! こんなところにまでこだわるワインは珍しい。

鴨は合鴨じゃなく岩手の地鴨だそうだ。ギュッと身の引き締まった鴨に優しい味わいの香り高いマデラソース。甘過ぎずお酒っぽい感じもなく最高! この素敵な料理に南仏を彷彿させる素敵なシラー。ボニー・ドゥーンというのは初めて聞いたし、輸入元のWEBを見ても今夜のこのシラーは出てない。すごくレアなワインなのかな~

疲れた深夜、素敵な料理と素敵なワインで一日の疲れを癒した夜。

<この1年で飲んで感動した米国のローヌレンジャーワイン>
ダックホーンキャンバスバック
ノヴィ
マリエッタ・セラーズ
ヴィアデア
ヒッチングポスト
ラジオ・コトー
レッドカー
デリール・セラーズ
 ドイエン(ワシントン)
シエラ・ムーン

ドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュ
フランシス・タナヒル(オレゴン)
ラヴェンチュア
ザ・シャドー(THE SHADOW)

この不況下、今夜はグレートなワインです! 先日の米国、オバマ新大統領の就任式昼食会でメイン料理と共に供された赤ワインです!

ダックホーン ゴールデン・アイ昨日、米国ではオバマ新大統領陣頭指揮の景気対策法案が上下院で可決された。就任からのこの短い期間での怒濤の勢いと行動力! これを見習うってわけでもないけど、このオバマパワーにあやかってみるか、ってな感じで、就任式の昼食会で出されたメインのワイン『ダックホーン ゴールデン・アイ ピノ・ノワール 2005』を開けた。

オバマさんは中々のツワモノ。普通さ、こんな世界中の注目が集まる昼食会のワイン、いろいろ取り混ぜて個人の趣味は見せないし、どこか1社に偏ったりしないもの。でもオバマさんは違う。どういう縁か知らないが、この就任式の昼食会、ダックホーンの白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン)から始まって、メインのお肉料理にはこのダックホーンのピノ。ダックホーンずくしだったらしい。

カリフォルニアの名門ダックホーンではあるけど、白ではソーヴィニヨン・ブラン、赤ならメルローが有名。また、最近では南仏・ローヌ系のワインにも挑戦しており、12月にはそのローヌブレンドのキャンバスバック』を飲んだけど、これも素晴らしかった。でもまさかピノ・ノワールを造ってるとは... これは今回の新大統領の話題で初めて知った。

で、その就任式のワイン、中々ディープです! ピノ・ノワール特有の鉄分や血の香り、獣臭などはしっかりとあり、でもブルゴーニュや最近のオレゴンのピノに比べると酸味が少なく、その分、力強さと熟した果実味がある。まさにカリフォルニアらしいピノ。個人的にはもう1週間~10日くらい前にブドウを収穫した方が糖度が上がり過ぎずきれいな酸も残ったんじゃないかな~とも思うけど、これがカリ・ピノ(カリフォルニアのピノ)らしいとも言え、無理にブルゴーニュっぽくする必然性もないようにも思う。

まさにこの景況下でのオバマ大統領の船出に相応しい力強い凝縮感の高いワイン。このワインのように新大統領には経済対策に向け猛突進して欲しいものです。そして僕らもこのワインのように、生き生きとダイナミックに挑戦して時代を創っていきたいものです。

オバマさんになった気分で明日からの戦いに臨む気合いを入れ直した夜。さ、もうすぐ夜が明ける! ファイト~~~

PS. ちなみに新大統領就任式の昼食会は、前菜のロブスター、帆立貝、タラなどが入ったシーフードシチューに合せてダックホーンの白(ソーヴィニヨン・ブラン)が、後半のメイン料理、鴨とキジのオーブン焼きに合せて今夜のピノがそれぞれ出たそうだ。

でも意外に就任式って質素なんだね~ オーパスワンとか出まくりかと思いきや、このダックホーンの赤白はそれぞれわりとカジュアルなワイン。オバマさん、庶民派なのかな~(^J^) そうなら僕らと目線が近くて嬉しいかも~

テヌータ・イル・コルノ ミッナモーロ今日はバレンタインデー。子供たちが料理を作って祝ってくれた!

開けたワインは、バレンタインデーに相応しい感じに、イタリアのハート模様のお洒落なワイン。12世紀から続くイタリアはトスカーナのワイナリー『テヌータ・イル・コルノ』の『ミッナモーロ 2007』。ミッナモーロとはイタリア語で「恋する」という意味だそうで、このワイナリーのオーナーが結婚する時にその結婚を祝して造ったワインとのこと。

トスカーナらしくサンジョヴェーゼが50%なんだけど、残りがコロリーノという地場の土着のブドウ。コロリーノなんて初めて聞くブドウ。

トスカーナと言うとどうしてもサンジョヴェーゼを使ったキャンティに代表される味わいをイメージするんだけど、このテヌータ・イル・コルノミッナモーロは、サンジョベーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンなどの国際品種を混ぜたスーパートスカンのよう。ほんと、カベルネ・ソーヴィニヨンが入ってるのかと思った。ロバート・モンダヴィがイタリアの巨匠フレスコ・バルディとジョイント・ベンチャーとして立ち上げた『ルーチェ』などに近い感じかな~ ブドウの皮の渋味がかなりはっきりしていて味わいを引き締めてる。

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シメはハート模様のココアプリンとそれに合わせた食後酒はピコン。お洒落なエチケットの素敵なワインと子供たちの作る料理に酔う夜でした~

PS. このワイン、贈り物にいいよね(^J^) 味も美味しいし、お薦めです!

金曜日はハードな一日だった。夕方は外人さんとシビアな折衝事。帰社して監査法人とミーティング。なんだかんだで仕事が終ったのはまたまた遅い時間。ふう~

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気を取り直して街に出ようとも思ったんだけど、やめた。昨秋以来、ちょっと事情があり、毎週土曜日の午前中にヘビーなミーティングが入ってる。これが超気が重い。平日はヘロヘロになるまで働き、土日だって仕事をしてる事は多いけど、土日の朝寝坊で大量の睡眠を取ることで体調のバランスを取ってきた自分にとっては、これはとってもキツい。それを考えると街に繰り出す元気はない。

前夜に引き続き、いつものナイショのバー No.2で軽く食べて&飲んで帰ることにした。開けたワインは、何とも謎のイタリアワイン。見ての通り、音符がお洒落に描かれた素敵なエチケットのワイン。どこの何者か、まったく不明。トスカーナのキャンティ地区に程近い地域のワインらしいことまでは解る。

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サンジョヴェーゼ主体とは思うけど、サンジョヴェーゼ特有の酸味はそれほど強くなく、果実味がたっぷりとした実に優雅で素敵なワイン。ボトルのネック部分にまで音符が描かれている。お洒落だな~

生ハムとスモークサーモンにフランスパンとこのワイン。軽めのお洒落な夕飯で明日のヘビーな土曜ミーティングに備えて英気を養った夜。元気を出すには美味しいワインが一番!

皆さん、ナカイ・ヴィンヤードを知ってますか? 日本人の中井さんという方がカリフォルニアはソノマの地で立ち上げたワイナリー。赤はメルロー、白はシャルドネとソーヴィニヨン・ブランを造ってる。

ナカイ・ヴィンヤード
木曜の夜、翌日に外人向けのプレゼンがあり英文資料の用意で夜中まで働いた後、いつものナイショのバー No.2。ハヤシライスとこの『ナカイ・ヴィンヤード メルロー 2004』で疲れ果てた体と心を癒す。そしてなんとこのワイン、中井さんご本人の直筆サイン入りボトルだ! こりゃ凄い!

このところ、カリフォルニアのメルローと言えばコッポラとかモジョンズ・ベンチとか、カリフォルニアワインでありながらボルドー右岸系、ポムロールのような感じの落ち着いた静けさの漂うワインを飲むことが多かったけど、このナカイ・ヴィンヤードは久々にカリフォルニアらしいメルロー。ちょっと南仏のグルナッシュ、スペインのガルナッチャなどに近いようなドライフルーツのような凝縮感もあり、でも舌触りは中々シルキー。

ポムロールを静のワインとするなら、こちらは動のワイン。ポムロールを森の奥の静けさの下で飲むワインとするなら、こちらはカリフォルニアの底抜けに青い空の下で飲むワイン。

素敵なワインで夜中まで働いたお腹をハヤシライスでうめる。旨味がたっぷり詰まったハヤシライスの甘味とワインのドライフルーツ感が相まって素晴らしい空間を創り出す。頑張って働くといい事あるな~~

この1週間、なぜか懐かしい情景に遭遇する。鹿児島しかり、浅草しかり。そして今日も!

今日は1年ぶりに亡母の墓参りに行った。そのすぐ近くに江戸東京たてもの園』という施設があり、フラッと昼ご飯を食べるくらいの気持ちで立ち寄った。ところがどっこい、これが凄い施設だった~

江戸東京たてもの園

江戸~明治の建物、大正モダニズム的な洋館など、様々な由緒ある建物が移築されてた。突然100年前とかにタイムスリップしたかのような世界....

コッポラ エディツオーネ・ペニーノ ジンファンデルそんな夜に飲むワインは、これまたレトロな歴史を背負ったワイン。昨夜に続き大好きなコッポラのワイン。でも今夜のコッポラ、『エディツオーネ・ペニーノ ジンファンデル 2003』は、これはほんと格別!

裏面の記述を読むとこのワインの背景が事細かに書いてあった! コッポラの祖父、ペニーノは1905年、イタリアはナポリから新世界を夢見てアメリカに渡った。作曲家・作詞家だったペニーノはそのニューヨークの地で、音楽出版社『エディツオーネ・ペニーノ』を設立した。このパイオニア精神溢れる祖父に敬意を表したのがこのワイン。

 

コッポラ エディツオーネ・ペニーノ ジンファンデルエチケットの左のダイヤモンド型の絵は祖父・ペニーノが旅立ったナポリの港を、右側のダイヤモンドは祖父が到着したニューヨークの風景を、それぞれ描いてるそうだ。そしてこれはペニーノが興した音楽出版社のロゴそのものと書いてある。

このジンファンデル、とっても果実味の凝縮感が高い。ドライフルーツのような凝縮感。ジンファンデルはイタリアのプリミティーボ種と根っこがいっしょのブドウなんだけど、まさにプリミティーボとか南仏のグルナッシュに近い。スパイシーさはあまりなく、幸せを運ぶような素敵な香りがする。

ジンファンデルも造り方や熟成によりいろいろな顔があるようで、クロ・デュ・ヴァルのクリスマスワインニコルスなど、長期熟成によりブルゴーニュのピノ・ノワールのように昇華するものもあれば、ひたすら南の地域のブドウらしさを発揮し続けるフルーティーな物もある。ジンファンデルの本質ってどんな?、ってたまに思うことがあるくらい、いろいろな顔を持つ。造り手によって違うのかな~?

レトロな景色を見た後に、レトロなストーリーのあるコッポラのワインを飲んで感慨に浸る夜~

今夜は自宅で大好きなフランシス・コッポラ監督の造るメルロー。ダイヤモンドシリーズと言われるこのエチケットのシリーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンは大好きで今も2000年を1本だけストックしてる。1999年をいくつか持ってたんだけど、昨夏の地震の大惨事で粉々に割れちゃった.... とほほ~ あと2002年のシャルドネを2本持ってる。こちらもまったりとして深い感じのバター香が素敵な素晴らしいシャルドネ。

コッポラ メルロー今夜は初めてこのシリーズのメルローを飲んだ。2006年と若いので、晩熟型のコッポラとしてはどうかと心配だったんだけど、いや~、素晴らしいワインです!

典型的なボルドー右岸系、ポムロールのメルロー 100%のワインと似た感じの実にトラディショナルなワイン。新世界っぽさはない。ものすごく柔らかく、そして刺激性はまったくなく、ブドウらしさを最大限に活かした実に正統派の素敵なワイン。礼儀正しいブリティッシュ・ダンディーなイメージ。

このワインは3,000円前後で買えるとてもコストパフォーマンスのいいワイン。皆さんもいかがですか? そして、きっと5年くらい寝かせると、さらに凄いワインに昇華すると思います。

この数日の出張でメールが超溜まってしまい、今日は日中、それを片付けるのに大変だった。そんな疲れた目と脳神経をこのコッポラのメルローに優しく包まれ癒された夜。

ワインはストレス解消、疲労回復に最適! ユンケルより効くよん!(^J^)

スカルボロ スパイ・ヴァレー2008年2月7日、僕の会社の功労者である若者が6年もの闘病の末、亡くなった。福岡から朝一の飛行機で仙台に飛び、葬儀に参列した。その夜、行き場のない哀しみと無情感、脱力感を抱え飛び込んだいつものナイショのバーで『面影』と呼ばれるワイン、ザ・シャドー(THE SHADOW)』に出会った。 僕の心を見透かしたかのように、霊感者のように、僕は何も言ってないのに、マスターは僕にこのワインを勧めた。

明日は彼の命日。鹿児島から戻った金曜の夜、このナイショのバーに飛び込み、そして2杯ほど食前酒(!?)のグラスワインを飲んでから、このザ・シャドーを開けた。一人じゃ到底飲み切れないので、バーのスタッフの皆にも注いだ。

 

ザ・シャドー彼を偲んで飲むザ・シャドー。彼は本当に会社のために力の限り、頑張った。彼のためにも頑張らないと!

彼の命日前夜、彼を偲ぶワインで気持ちを新たにする夜。

木曜日は福岡な夜。一晩でいろいろあった(いろいろ飲んだ!?)。

まずは部下と鮨屋で一杯。野球のソフトバンクホークスにいろいろ関係ある鮨屋らしく、松中とか城島とか、最近引退した田之上投手などのオリジナル焼酎があった! これは本当にビックリ~ いずれもたぶんご当地でしか飲めないレアなもの。 城島の焼酎は米焼酎でかなり旨かった!

そしてそれらのホークス選手の焼酎で鮨をつまんでたら別のお客様接待に呼ばれ、ダッシュで鮨を食べ終えて先発隊がいるワインバーへ慌てて参戦。

ニッカウィスキー 余市 宮城峡それも終わり、片腕の男と福岡のお気に入りのバー『ヒグチ』でシメの酒。ここで会社経営について熱く語って飲んでたら、なんと我が創業の年、1988年のウィスキーが2種類、出てきた。僕の大好きなニッカウィスキー余市宮城峡余市は男らしいピートの効いたウィスキー。対して宮城峡は柔らかい優しい感じの女性的なウィスキー。とてもフルーティー。それぞれをストレートで楽しんだ。

対極な感じの2種類のウィスキーで夜を閉じた。僕の会社もこのウィスキーも、それぞれ生まれてから21年。凄い年月だな~ その間、ウィスキーは粛々と熟成を続けてきたんだろうけど、僕はいったいどれだけの事が出来たのか.... などなど、2種類の1988年のウィスキーでいろいろ想う夜。

ラングロール ニュル・パール・アイユール今夜はスペシャルなワイン! 南仏ローヌ地方で活躍するワイナリー「ラングロール」が造る日本限定ワイン『ニュル・パール・アイユール』。裏面の解説からすると、これはフランス語で「他にはない」という意味らしい。

造り手のエリックさんが2005年に日本に初来日した際、日本のファンのもてなしとワイン好きに感動し、日本だけのスペシャルワインを造ろうと決意して造ったのがこのワイン。

南仏ローヌ地方でローヌ・ワインの発祥の地と言われる地区で樹齢110年というとてつもない古樹から造られるこのワイン。完全なる自然農法、自然醸造で造られる。

抜栓したとたん、可愛らしいベリー系の香りが立ち上がる。そのベリーもブルーベリーなどの黒系じゃなく、ラズベリーなどの赤いベリー系統の香り。ちょっとボジョレーなどの香りとも近い。ふわっと立ち上がる可愛らしいベリー系の香りと南仏らしい胡椒のようなスパイシーさもあり、そして口当たりはものすごく柔らかい。素敵なワインだ。

ラングロール ニュル・パール・アイユール前に飲んだ石原さとみ的小悪魔ワインをもうちょっと大人にしたような感じ。って、こんな日本語じゃ味わいは伝わらないね~ でもこうとしか表現のしようのない小悪魔的ワイン。写真でわかるかどうか、淵まできれいにグラデーションが広がる。ワインってさ、おおよそ色艶で中身の判断はつく。このワイン、何とも素敵な色合いと淵に向かってのグラデーション。見るだけで素敵だ。そして飲んだら本当に艶っぽい。でもその艶は嫌らしい妖艶というより、南の太陽をさんさんと浴びたブドウらしく、実に健康的な美という感じ。

エチケットのド真ん中に真っ赤な日の丸が描かれてる日本専用の素敵なワインに酔う夜.... 日本チャチャチャ!、って気分!

フランソワーズ・ショーヴォネ ガーギッチ土曜の夜は自宅で白菜をたっぷり入れた湯豆腐。こりゃ白ワインだね~ 最初に開けたのは、先週に続き498円のワイン。ブルゴーニュでフランソワーズ・ショーヴォネが造るシャルドネ。フランソワーズ・ショーヴォネは1800年代から続く古いドメーヌ。なんでこれが498円なのかな~ エチケットがとっても素敵。でも味わいはちょっと軽いというかブドウのエキス分が薄いというか、もう一つって感じ。状態が怪しいから安売りされてるのかな。

このフランソワーズ・ショーヴォネのシャルドネを1杯飲んで、これは残して翌日にビール替りに飲む事にして、別の白ワインを開けた。ナパの巨匠・ガーギッチの造るガーギッチヒルズのソーヴィニヨン・ブラン。ガーギッチは1976年、パリでフランスワイン vs. カリフォルニアワインでカリフォルニアが圧勝した時に白ワインの造り手として有名になった。その後、自身のワイナリーを興してる。

このガーギッチヒルズのソーヴィニヨン・ブランは初めて飲むけど、ソーヴィニヨン・ブランらしいパッションフルーツの香りがしてとっても素敵♪ 爽やかだけど色艶もあり、軽快だけど芯がある素晴らしいワイン。白ワインには珍しく、抜栓後しばらくしてからより味わいが出てきた。

っと気付くと、湯豆腐と白ワインにハマッて夜は更けました。やっぱりガーギッチは凄いな~

水曜日の夜は、僕の会社が東証マザーズに上場する際に担当してくれた主幹事証券のメンバーの方々と広尾のグレープチョイスで新年会。

会社と証券会社が二人三脚で頑張る上場作業。会社と証券会社という立場を越え、本当に同士としていっしょに戦った仲間って感じ。四六時中いっしょに居た。今も年に一度くらいだけど、お互いのその後の活躍を祝して酒を酌み交わす。

ドメーヌ・メリウェザー ソーコル・ブロッサー レコール No.41 デリール・セラーズ シャルール・エステートまずは珍しいオレゴンのスパークリング『ドメーヌ・メリウェザー 1999』で乾杯! すっきりとしてフルーティーな素敵なスパークリング。オレゴンでこんな素敵なスパークリングを造ってるんだね~ 続いてやはりオレゴンのピノ・ノワール『ソーコル・ブロッサー』。ベリー系の誘惑香がする素敵なピノ。

ノンベーな我々はさらに2本開けた。まずはワシントンの『レコール No.41』のメルロー。カベルネ・ソーヴィニヨンとシラー、ブレンド物の3種類は飲んだことがあるけど、メルローは初めて。まっとりそして心が穏やかになるような静けさのワインって感じ。それなりに強さ、パンチもあるんだけど、どこか口当たりには冬の寒い日の池の回りの静寂感みたいな空気が漂う。素晴らしいワイン。

最後にもう1本、ワシントンの銘酒中の銘酒で僕も数本だけどストックしているデリール・セラーズの『シャルール・エステートを開けた。ロバート・パーカーをして「ワシントン州のラフィット・ロートシルト」と言わしめる素晴らしいボルドースタイルの正統派ワイン。”同窓会戦士”のシメに相応しいワイン。

僕ら事業会社も証券会社も今はみな苦しい。でもこうやって同士が集まって情報交換し、そして励まし合ってお互いに英気を養う。美味しい料理とワインに元気をもらい、懐かしい会話に勇気をもらい、お互いに絶対に生き残ろうと誓いあった夜。最高に盛り上がった夜!

仲間っていいよね~~って、ほんと、そう実感した夜。

PS.
写真は右から上記の順番。後ろに見えるのは生ハムの足!

火曜日は主幹事証券の役員と新年会。こちらからは管理部門の担当役員と部長が出席。こんな景況下だけど、お互いに頑張ろうと励まし合った”日本酒ナイト in 銀座の美登里”! 美登里はワインも凄いけど、大将は日本酒の蒐集家としても日本の5本の指に入るほど凄い。

その帰り、二人は五反田に帰り、僕は五反田が乗り換え駅。ってんで、五反田まで帰ってきたんだけど、3人でごく軽く(!?)、二次会(^J^)

アラン・グライヨ クローズ・エルミタージュ場所は五反田のいつものワインバー「エシェゾー」。3人なのでグラスじゃなく1本ワインをボトルで開けた。アラン・グライヨの造るクローズ・エルミタージュ。僕の大好きな造り手の大好きな地域のワイン。

シラー 100%でかなり濃厚な力強いワイン。でもとっても香り高い。ベリー系の甘い香りもしつつシラー特有のスパイシーさもしっかりと併せ持つ。とっても凝縮感が高く、フルーツ爆弾が口の中で炸裂する感じ。でも別に味が甘いわけじゃない。素敵なワイン。

日本酒にヤラレた頭を香り高いクローズ・エルミタージュのワインでリセットした夜。そして上場企業を運営するために僕と死力を尽くして戦ってくれる心から信頼できる同士と素敵なワインを酌み交わす夜。いい夜だ!

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