ワインのある生活: 2008年5月 Archives

エマニュエル・デュペレ/ローラン・バレラ
今夜のワインは超エコ! ワインを造るのに一切の電気や機械の力は使わず人力のみで造られるワイン。場所は南仏・プロヴァンス。若きカップル、ローラン・バレラとエマニュエル・デュペレが1997年に始めた南仏のワイナリー、デュペレ・バレラの『ノワット』。名前の由来はそのものずばり、「No wat = 電気を使用せず造る」。

電気も機械も使わずにと言うが、これが半端じゃない。ブドウの枝から実を分離する除梗作業は手で、ブドウをつぶす圧搾は足で、醸造途中の攪拌は手で、とすべて人力。樽はロマネ・コンティが1年使用した樽を分けてもらい使っている。

ノワット
その後、瓶詰めに際しては通常はオリとかを除くためにフィルタリングをするが、ここはそれもしない。瓶詰めは月の周期と気圧配置を利用しながら重力によってのみ行われる。月が下降の時期は重力が増す為、ワインに通常浮遊する微粒子が自然沈殿することを利用するらしい。ちょっとカルト的ではあるけど、月の満ち欠けと気圧、重力の関係は確かに科学的にはそうなるはず。裏面にもいろいろこの辺りの理念が書かれている。

ブドウはカベルネ・ソーヴィニョン25%、シラー25%、ムールヴェードル25%、カリニャン25%という配合。味わい的にはシラーのような感じはあるけど、通常のシラーに比べるとスパイシーさが抑えられていて非常にスムースで上品。ベルベットのような舌触り。色はかなり黒く、これはムールヴェードルが入っているからかな。南のワインという感じがとってもする。ものすごく美味しいワイン。かなりビックリした。

デュペレ・バレラのワインはあと2種類、樹齢50年以上のムールヴェードル主体に造られたバンドール・キュヴェ・インディア、樹齢100~110年の超古樹を使ったシャトーヌフ・デュ・パプが手元にある。まだ入ってきたばかりで飲んでみてない。超楽しみ~

月の満ち欠けや星座の動きを活用してワイン造りをするビオディナミという手法があるけど、その手のものに近いんだろうな~ 南仏でこうやって自然の摂理に任せてワインを造ってる若いカップルがいる。それをいま東京で飲む。ワインを飲んで今夜も世界を周った気になる。ワインは深いな~

金曜日、会社で送別会があった。とっても優秀で将来性も高かった女性の退職。すごく残念だけど、きっと彼女のことだから次の職場でも大活躍するに違いない。でもいつの日か、僕ももっともっと会社を成長させて、彼女が戻って来たいと思える会社にしてみせる!

僕の中では今夜は送別会じゃなく、卒業式。僕の会社をここ数年支えてくれた彼女が次のステップへ進む。会社としては一次的にはかなり損失だけど、そういう人材を世の中に輩出できたって事は誇れるな~

宴席に出掛ける前に会議室で最後に彼女と少し話をした。送別会ではなく卒業式だよ!、と言って卒業記念のプレゼントにペンを贈った。ブランド物だけどギラギラしてなくって普段オフィスで使えるような物。これを使って新しい職場で頑張ってもらい、そしてこのペンを使う時にたまにでも僕の事や僕の会社を想い出してくれたら嬉しいな。そしていつか、きっと彼女を呼び戻せる日が来ると信じてる。

さ、卒業式のワイン! スタートはブルゴーニュのスパークリング、クレマン・ド・ブルゴーニュで乾杯! とても爽やかな味わい。草原で飲むスパークリングって感じ。

コナンドラム

続いて白ワイン、カリフォルニアのコナンドラム。前にもこのブログで紹介したけど、白ワインには超珍しく、5種類のブドウ(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエ、セミヨン、マスカット)を混ぜて造ってる。コナンドラムという名前は英語で「なぞなぞ」。ワイン界の常識を逸脱し5種類のブドウを混ぜることでいろいろ言う評論家たちに対する挑戦状とも言うべき名前。ライチや金木犀の香りが食欲を誘う。ヴィオニエをもう一歩艶っぽくした感じ。南仏でギガルが造るコンドリューに近いニュアンス。素晴らしいワイン!

次いで赤ワインのトップバッターはオレゴンのエルクコーブ。ピノ・ノワールらしい柔らかい酸とふくよかな果実味があり、とっても女性的なワイン。まさの今夜の主賓の女性のイメージに近い。

ハーン今夜は10名超の宴会。ワインもいろいろ飲める。次はカリフォルニアはモントレーの『ハーン』のシラー。ハーン夫妻が丹精をこめて造るワイン。写真の通り、鶏のエチケットで有名なんだけど、スイス人のハーン夫妻の名前の「ハーン」がドイツ語で「雄鶏」の意味だかららしい。太陽の恵みをさんさんと浴びた熟したブドウから造られるシラー。南仏のシラーとは一線を画した味わい。濃厚なんだけどベタッとした感じではなく、どちらかと言うとかなり引き締まったボディー。ブルーベリー、ラズベリーなどの香りはするんだけど甘過ぎず果実味に流されずに芯がしっかりある素晴らしいワイン。

最後にもう1本、ソノマのジンファンデルを飲んだ。でも酔っぱらってて記憶が怪しい。たぶんレイヴェンスウッドだったように思うんだけどね。

と、彼女の卒業を祝しいろいろなワインを飲んだ。いつかきっとまた彼女と仕事が出来る日が来る事を祈り、この日飲んだワインを想い出しながら今このブログを書いている... そして彼女の記憶の中に、今夜のワインと僕たちの顔やキャラ、そして会社が残ることを祈ってる。

レコール No.41今週は役員会があった。毎月、役員会が終ると脳みそがヘトヘトになる。自分へのご褒美は、米国ワシントン州の銘酒『レコール No.41』のカベルネ・ソーヴィニョン。

このワイン、まず名前が面白いよね。 ワラワラ・ヴァレーの町の西にあるフランス人街に1915年に建てられた古い校舎がワイナリーとなってるんだけど、レコール No. 41はフランス語で「41番学区の学校」という意味。現在ワイナリーとなっているのが元校舎で、それが名前の由来らしい。

フルボディーで奥行きがあり趣きのある上品なワイン。かなりボルドー系の味わいです。ブラインドテイスティングするとかなりの人がボルドーと答えそう。


深い森の奥の草木の下生えの香り、ユーカリやミントのようなハーブ香、そして豊かなタンニンと樽香。プラムやブラックチェリーのような果実味もたっぷりとしてる。

抜栓した瞬間から深い森の奥へ人を誘い込むかのような芳醇な香りが立ちこめ、飲む前からワインに酔う。

疲れた脳みそはワインで癒すのが一番だな~

ニコルス ピノ・ノワール
今夜はカリフォルニアのピノの逸品、『ニコルス』のピノ・ノワールで幸せに酔った~ ニコルスは新興勢力なれど1993年のファーストリリースより話題を集めてきたワイナリー。何年か前にニコルスさん本人が来日され、ご本人のサイン入りのワインを買った記憶がある。

今夜のニコルスエドナヴァレーの1997年。長い名称「ニコルス ソレイユ&テロワール ピノノワール "エドナ・ランチ・ヴィンヤード" エドナヴァレー 1997」が付いてるけど、サンフランシスコの南、モンタレーの近くで造られたワイン。

開けた瞬間、南仏の古酒、ポール・ジャブレーの『ラ・シャペル』の古いヴィンテージのようなレンガ色、エンジ色の輝きと、そしてブルゴーニュでも本当の高品位なワインにだけ与えられるような古酒の香り。でも1997年なのでまだ11年。そこまでの熟成香がするのかと、ちょっと心配&弱気になった。

味わいはほんと、南仏の古酒。あるいはブルゴーニュでも本当に年数が経ってきれいに熟成した古酒って感じ。まだ11年物。ノンフィルターって書いてあったけど、それが影響してるのか、ほんとにフランスの20年物、30年物の古酒と識別は難しい。傷んでいる酸とは明らかに違う、熟成した良質なワインだけが持つ独特の酸がある。

最初、酸がやや立った感じもしたのでデキャンタージュしたんだけど、大ぶりのリーデルのブルゴーニュ・グランクリュのグラスを用意し、そしてトマトソースで煮込んだロールキャベツが出てくると、一気に表情を変え、古き良き時代を伝える語りべのような味わいに変わった。

 レディー・マドンナ時を経て熟成するワイン。我々人間も歳をとるごとの熟成感は大事だよね~ 人はそれぞれその年齢や経験に応じた役割や活躍の場があるはず。老け込んじゃいけない!、って想う今日この頃。なんかまたまた南仏やブルゴーニュの古酒収集にハマっちゃいそうな嫌な予感~

そして最後の締めは先週同様、まだノイリープラット(ドライベルモット)が調達出来てなくてスタンダードなボンド・マティーニが造れないので、やむを得ず『レディー・マドンナ』。

今夜のワインは1997年。その当時、僕はまだまだ仕事の行方が混沌としていて成功するんだか時代の荒波に打ち消されて消え去るのか、よくわからず死に物狂いで格闘していた時期だ・・・ 何とも深い夜だな・・・

20080524-softball.jpg土曜日は子供の学校の父親たちのソフトボール大会に出てみた。ソフトボールなんて数十年ぶり。1試合目は皆が嫌がるホットコーナー、サードを守った。強烈な打球が飛び交い、2エラー。

対戦相手にはテレビで有名な元高校球児の弁護士がいた。バラエティー番組で横浜ベイスターズのエース・三浦投手からヒットも打ってる人。我がチームは彼を中心にバッチリと打たれた~ 特にこの方の強烈な打球が僕の守るサードを何度も襲う。う~ん、自分的には追い付いてるつもりでも、やっぱり体は動かない。何度も右に左に飛び込んてあちこち擦りむいて奮闘するが、哀しくもボールはグラブの下や先を通り抜けて外野へ抜けていく・・・ 大敗。

2試合目はフルイニング、なんと重労働なキャッチャーを担当した! 小学校の頃は野球気狂いで毎日草っパラで野球をしてたけど、さすがにキャッチャーは生まれて初めて。頑張ってトライはしてみたが、顔にキャッチャーマスクをするだけで、真正面は見えるけど下はよく見えない。ボールがショートバウンドしようものならまったく見えない。勘でグラブを指し出す。ほんと、キャッチャーって重労働。たぶん1試合で100回くらいの座ったり立ったりがある。

最終回、同点で迎えてワンアウト満塁でサードベースに僕。サードベースコーチから内野ゴロなら本塁突入と言われてて、ほんとにバッターがセカンドゴロを打った。打った瞬間にベースコーチから「GO!」と言われ、強烈にホームへスライディング! 夢中でよく覚えてないんだけど、どうやらキャッチャーを吹き飛ばしてホームインしたようで、劇的なサヨナラ勝ち! いや~、面白かったけど疲れた。

僕のチームはなんと、校長先生が入ってるチームで、なんかやっぱり気合いが入ってさ、結構みな真面目に頑張った。途中1イニング、校長先生がマウンドに立ち、僕とバッテリーを組んだ。50代半ばとは思うんだけど、今日僕が受けたピッチャーの中では一番球が速くて超ビックリ! この校長先生、赴任してから大改革をしてきた先生と聞いて子供も入学したんだけど、まさにそれを実感する明るさと情熱感。すごい人はいるもんだ。かなりの大物でした。事業を営む身として、僕も勉強になったし参考になった。人を魅き付ける力、人を引っ張る力というものを感じた。

そして終ってから、簡単な打ち上げが校内であった。ビールが出たんだけど、僕があまり好きでないアサヒスーパードライ。それも打ち上げ準備で30分くらい前からテーブルに置かれてぬるくなってる。でも、さすがにこれだけの運動の後。ぬるかろうがスーパードライだろうが、神の滴のように、湧き水のように、超美味しかった!!

シャトー・クロ・ダヴィオー
と、数十年ぶりにソフトボールして、それもフルイニング×2試合もして、体はボロボロ~ ヘロヘロになって帰宅した。今夜選んだワインは中々珍しいワイン。サンテミリオンで最高峰と言われるワイン『ル・パン』のオーナー、フランソワ・ティエポンがスーパーワインコンサルタント、ステファン・デュルノンクールとジョイントで立ち上げたワイン『シャトー・クロ・ダヴィオー』。ネットの記事では「ドリームワイン」などと書かれてた。裏面の写真、左がデュルノンクール、右がティエポン

 

ボルドー右岸のサンテミリオンなのでカベルネ・ソービニヨンではなく、メルロー主体。30%ほどカベルネ・フランが混ざってる。とってもスムースなワイン。ユーカリやミントなどの香りが穏やかにごく軽くするほかは、至って刺激性はなく柔らかいワイン。デキャンタージュしてみたけど、あまり変化はない。時間的にも変化は少なかった。でもこのワイン、2,800円で入手したんだけど、たぶんどんな食事でも合わせ易く、日本の食卓には高級過ぎるボルドー物よりいいかな。値ごろ感があるワイン。本家のル・パンは飲んだことがないけど、その主が造るワインを飲めて幸せ~ スポーツでヘロった体に優しい~~

火曜日の夜はビジネスパートナーの社長さんや幹部の方といっしょにグレープチョイスでワインを飲んでいろいろ語り合い、有意義な時間を過ごした。

最初にシャンパンでお互いのビジネスの成功を祈願して乾杯し、次いで最初はニュージーランドの白ワインからスタートした。

ソコール・ブロッサー ウッドワード・キャニオン ビランチャ

ニュージーランドには珍しい南仏系の品種、ヴィオニエを使った『ビランチャ』(BILANCIA)。フルーティーで金木犀やライチの香りのするまさにヴィオニエらしいワイン。でも甘ったるさはなく、ミネラル感もあって酸もしっかりしている。爽快!、って感じで記憶に残るワイン。素晴らしい!

「初め良ければ全て良し」とはよく言ったもので、この爽やかなワインで我々の実り多いディスカッションは最初からトップギアに入り、実に有意義な夜へと突入した。

次いでオレゴンのダンディ・ヒルズで造る『ソーコル・ブロッサー』のピノ・ノワール。ベリー系の香りや果実味、きれいな酸味があり、フィニッシュが長い素晴らしいワイン。色も麗しい濃いめのルビー色できれい。

フィニッシュはワシントン州の『ウッドワード・キャニオン』。たぶん古樹のカベルネ・ソーヴィニョン・オールド・ヴァインズを開けたんじゃないかな~と思うんだけど、実は超酔っぱらってて記憶が曖昧・・・ この夜はお肉をホエー豚(乳清で飼育された豚)、鴨、羊と3種類少しずつ出してもらい、締めのこのワインで味わった。

男4人でこの3本のワインを堪能した! 今夜はお互いの会社にとって、とっても前向きな将来のあるビジネスの議論が出来た。いつも書いてることだけど、美味しい料理と美味しいワインは会話を豊かにし、コミュニケーションが進む。この場を演出してくれた素晴らしい料理とワインに感謝&乾杯!

5月19日・月曜日は決算説明会だった。午前中は証券系記者の方々向けに、午後は機関投資家の方々向けに行った。1日二度の説明会で疲れた頭をワインで癒す...

今日は先輩経営者の方々が集まってワイン持込可のイタリアンレストランでワイン会。大手上場企業を率いる社長さんも居た。集まった面々の中の一人の大先輩が先月、出張の帰りにナパバレーに立ち寄り、オーパスワンにも寄って2003年と2004年を買ってきた。それを持ち込むとお聞きしていたので、僕のような若輩者がオーパスワンに力づくで対抗するのも趣味が悪いので、前日に自宅で飲んだ日本人女性・市之瀬千代さんの造るシエラ・ムーンにしてみた。珍しさで勝負!

最初はある先輩経営者がドンペリを持ちこんでくれ、これで乾杯。総勢5名だったので、2杯は飲めた。決算説明会で渇いた喉を癒す心地よさ~

さあ、ワインは何から飲むか? さすがにオーパスワンの後に他のワインを開けるのは中々難しいので、先発ピッチャーは僕の持ち込んだシエラ・ムーンにした。カリフォルニアで造るシラー。みな、カリフォルニアとは思わなかったようで、それなりに気に入っていただけて何より。かなり南仏的な味わい。まずは一安心。

次いでオーパスワンの2004年。若い方から開けた。これはまさにオーパスワンの世界。樽香、タンニンの渋味、果実の熟した甘い香りなど、久々に飲むオーパスワンはやっぱり美味しかった。我が家には創設2年目の1980年から1981、1982、1984、1989、1990、1991、1993、1995年をそれぞれ1本ずつはストックしてるけど、さすがにあまり開ける機会はない。まだまだ長期熟成!

次いで2003年を開けた。もしかしたらデキャンタージュした方がよかったのか、みな2004年の方に軍配をあげてた。確かに2003年、固いと言えば固い。抜栓してからの時間もあるし、1年の時間差がある分、ちゃんと空気に触れさせてあげた方がよかったのかな。

さて、3本のワインを飲んで想うこと。オーパスワンは世界最高峰か? う~ん、微妙だね~ 確かに美味しい。素晴らしく美味しい。でも・・・

最近、評論家ウケを狙ったかのように本家ボルドーでもこのオーパスワンのような濃厚な味わいのワインが増えてきた。どうも没個性的なんだよね~ 確かに美味しいのは間違いなんだけど。最近の僕のボルドーブレンド系のワインに関する好みとしては、もう少し素朴で枯れた味わいがするのが好きなんだよね~ カリフォルニアで言えばペトリュスのムエックス家が造るドミナスの古いものやベリンジャーも古い世代のものはいい感じ。リッジも90年代初頭のものは枯れた素晴らしい味わいがある。時代とともにワインの造り方も流行・廃りで変わるんだろうね。古式ゆかしいボルドーブレンドのワインが少なくなってきているのが寂しいな~

と、いろいろ想うこともあると言えばあるけど、どれも文句なく美味しい! ドンペリ→シエラ・ムーン→オーパスワン 2004年→オーパスワン 2003年と、4種類の素晴らしいシャンパンとワインを飲んで、そして大先輩経営者の方々の貴重なお話を聴き、疲れた脳ミソをリフレッシュし、そして癒した夜でした!

千代さんのシラーでノックアウトされたあと、さて、食後酒として何を飲もうか? これは悩ましい。ワインがディープであればあるほど、食後酒の選択は超難しい。

悩んだ末の選択肢は、ボンド・マティーニ! さ、万全の体制で造ろうとしたら、あ、、なんとドライベルモットがない!! 僕のベルモットのスタンダードはノイリープラット。う~ん、冷蔵庫に入れてあったはずが.... 小人が飲んだらしい...

レディー・マドンナ

慌てて酒庫を探す。でもドライベルモットは出てこない... やむなくロタン・シャンベリのスイートなベルモット(つまりは赤!)を出してきた。

ウォッカ 3、ゴードンのジン 1、スイートベルモット 1/2 でハードシェークで造るボンド・マティーニ。写真のようなボンドガールの髪の毛のようなブロンズカラーに出来上がった。題して『レディー・マドンナ』!

千代さんのディープなシラーでほろ酔いになった体に艶っぽさを流し込むような食後酒。我ながら艶っぽい仕上がり。これを傍らに女性のいるバーで何杯も飲んだら人生、ほんと危ないよね~ お酒と艶気、人生の大いなるテーマだね!

シエラ・ムーン
今夜のワインもまたまた色々な意味でディープ~! 日本人女性、市之瀬千代さんがカリフォルニアはシエラフットヒルズで興したワイナリー『シエラ・ムーン』のシラー。ご夫婦二人で切り盛りするワイナリーゆえ、エチケットのこの写真も千代さん自身で撮影された自分のワイナリーの夜の畑の写真だそうだ。

このワイナリー、この2005年がわずか231ケースだけのファーストヴィンテージなれど、既にもう大物の気質を感じる。シラー特有の果実味、スパイシーさ、凝縮感に溢れている。そして、甘さはないけどベリー系のジャムの香りもある。でも実際の味わいはかなりドライでディープ。南仏・コート・ロティと言えばみな騙されるかもしれない。

シエラ・ムーンいま日本人もワイン界ではいろいろな地で頑張ってる。私市(キサイチ)さんの『まぼろし』、今夜の『シエラ・ムーン』など、それぞれ伝統の地で伝統のワインと戦い、負けてない。世界各地でいろいろな造り手がいろいろな気候・風土の中でいろいろなブドウを使ってチャレンジするワイン造り。奥の深さを感じる。ワインにハマると人生幸せだけど大変だよね~~ 今夜は千代さんのワインに乾杯!!

アラヤン』のプティ・ヴェルドをディープに味わった後の食後酒は、ブルゴーニュの巨匠(変人という説も...)、ミッシェル・クーブレイが造る”シェリーもどき”で幸せに浸る...

このミッシェル・クーブレイ、かなりの変わり者。ブルゴーニュの地でワインの醸造組合の長も務めたこともある長老なれど、ここ数十年はウィスキーに命をかけている。

英国・スコットランドでウィスキーを醸造するんだけど、法定の熟成期間(4年だったかな...)を満たす前にフランス・ブルゴーニュの地に運び込み、シェリー樽で長期熟成に入る。

絶滅に瀕した伝説のベレ麦から造る『Bere Barley』、シェリー樽で35年熟成した『Very Sherried』など、これらを我が家にもストックしてるんだけど、ほんと珍しいウィスキーのオンパレード。どれもシェリーの甘い誘惑香が香しく、幸せの極み! 本数がほんとに少なくって日本へ入ってくるといつも争奪戦になる。

そのミッシェル・クーブレイがシェリーに挑戦した。シェリーと言っても、法的にはスペインの南部、ヘレスの地で造らない限りシェリーとは名乗れない。詳細不明なれど、ヘレスの地で醸造後、ウィスキー同様、ブルゴーニュに持ち帰って長期熟成をしているのではないかと推測される。よってシェリーとは名乗れず単にリキュールと書かれてる。

彼は2種類の”シェリーもどき”を造ってるようだ。『PL』及び『PX』がそれ。『PL』はシェリーで言うところのアモンティリャード相当。アモンティリャードは熟成香がして色が濃い辛口のまっとりしたお酒。僕はアモンティリャードが大好きで、「公爵のアモンティヤード」という別名を持つ『デル デュークを自宅に常備してる。

ミッシェル・クーブレイ PLクーブレイの『PL』はさらにディープで艶っぽい~ 大ぶりのブルゴーニュグラスに注ぎ、香りを楽しみながらゆっくりと飲む。本場スペインのアモンティリャードでもここまで艶っぽいものは中々ないと思う。ニュアンスを伝えるのが難しいんだけど、アルコール度数は違うけど最上級のブランデーを飲んでるような感じと言えば伝わるかな~ 僕的には、史上最高の食後酒って感じ。昨年、わずかな日本割り当て入ってきた際、まとめて4本調達出来た。残り3本は長期保存!

ちなみにもう1種類の『PX』はシェリーで言うところのペドロヒメネス。黒蜜のような香しく甘~い食後酒。普段あまり甘いお酒を飲まないので日本上陸時に購入しなかったんだけど、いつものナイショのバーで飲んでみたらこれがまた最高に艶っぽい甘さだった。購入しなかったのは超大失敗! もう日本国内在庫はない... 『PL』、『PX』ともにいつものナイショのバーで教えてもらったんだけど、このバーにコモると幸せになれるし常に新しい発見もある。皆さんにお教え出来ないのが残念(^J^)

ちなみに噂では、ブルゴーニュの地に行くと、クーブレイさんが造るワインがあると言う。門外不出で一切輸出はしてないようだ。この噂、ほんとかな~~? これをどうしても飲んでみた~い! どなたかブルゴーニュへ旅される方がいたらぜひ入手にトライしてみて下さい! そしてクーブレイ狂の僕に1本お分け下さ~~~い!

ミッシェル・クーブレイの紹介サイト

今週はヘビーな1週間だった。木曜日は年に一度の決算発表! 中々厳しい内容もある中、なんとか乗り切った~ 発表を終え、連日深夜まで発表準備をした管理部門のメンバーと『グレープチョイス』にてワシントン州で南仏・ローヌ品種だけを手掛ける珍しいワイナリー、マックレイの白、赤をメインに全部で4本のワインを飲んでヘベレケに打ち上げた!

アラヤン プティ・ヴェルドさて、大仕事を終えた週末、土曜の夜は珍しいワインを飲んだ。スペイン内陸部、世界遺産の町・トレド近郊のメントリダという小さな街で造られる『アラヤン』というワイナリーのプティ・ヴェルド種を使ったワイン。プティ・ヴェルドはボルドーのワインではスパイス的にわずかに混ぜる補助品種。このプティ・ヴェルドを主体としたワインはかなり珍しい。今までに僕が飲んだ中では、前に紹介したカリフォルニアの VIADER がプティ・ヴェルドをメインした『V』というワインをリリースしてるけど、これとてプティ・ヴェルド 100%ではない。今夜の『アラヤン』のプティ・ヴェルドは、同社のホームページを見ると、まぎれもなくプティ・ヴェルド 100%。元々はシラー種を使ったワインが有名で、いまでは世界各地の著名なレストランにシラーはリストされたりしてるらしい。

飲んだ瞬間、かなり南仏~ グルナッシュを使ったワインにかなり近い感じ。果実味は豊かで凝縮感があり、軽いスパイシーさもある。とてもふくよかなボディー。VIADERの『V』に近い香りもすると言えばするけど、『V』はカベルネ・ソービニヨンやメルローを混ぜてる分、昨今ボルドーでロバート・パーカーとかの評論家ウケを狙ったかのような濃厚なスタイルのボルドーワインに近い感じ。たぶんプティ・ヴェルドの比率が上がると濃厚になるんだろうね。対してこちら『アラヤン』はジゴンダスとか、南仏の中でも南部のワインに近い感じ。『V』よりもっとディープかな~

ピエダン・グロアウォッシュタイプのチーズ『ピエダン・グロア』と合わせて飲んだ。チーズの塩気と牛乳の甘み、これらと合わさって素晴らしい空間を創り出した。VIADER の『V』も大好きなワインで1998年~2001年のヴィンテージを結構な本数をストックしているけど、今夜の『アラヤン』はプティ・ヴェルドが 100%のせいか、南の暑い地域で太陽の日差しをさんさんと浴びて育ったブドウの感じが香りや味わいからも感じられる。素晴らしいワイン!

ネットで調べて見ると、スペインでは内陸部のこの暑い地域でプティ・ヴェルド 100%のワインを造ってるワイナリーが数軒あるらしい。でも日本にはほとんど入ってきてない。なんでもこのプティ・ヴェルド、育てるのがかなり難しい品種らしく、ボルドー地区でも「完熟するのは10年に一度」と書かれてた。このスペインの内陸部の地はボルドーに比べればずっと暑い地域。その気候のせいもあってプティ・ヴェルドがこの地ではよく育つのかな? 前に紹介したスペインワインの専門書でも、ラ・マンチャの中でもこのメントリダという地区はとても小さな地区で、ほとんど地元で飲まれていて輸出もされてないように書かれてた。この『アラヤン』って、新興勢力かな~ そしてシラーで成功した次に選んだブドウがプティ・ヴェルドというのが何ともまたチャレンジャー! 楽天でも『アラヤン』のシラーは売ってるけどプティ・ヴェルドは出てこない。たまたま蒲田のワインショップで見つけたんだけど、何とも貴重なワインに出会えた!

ビジネスの世界でもさ、常に脇役、No.2 的な人が、あるフィールドに立った瞬間に突然主役に躍り出ることってあるよね! 今夜のプティ・ヴェルドはまさにそんな感じ。ボルドーでは味付け程度に入れる補助品種なれど、カリフォルニアの地ではデリア・ヴィアディアさんが『V』としてプティ・ヴェルド主体のワインを造ってるし、スペインではこの品種 100%のワインを造るワイナリーがある。すごいな~ 大仕事で疲弊した脳みそを素晴らしいワインで癒した夜・・・

前にも書いたけど、僕にはポルトガルの血が流れてる。ジーさんのジーさん、つまりは僕の4代上がポルトガル人とのハーフだったらしい。とどのつまり、僕には 1/32 のポルトガル人の血が流れてることになる。戸籍も途中まで調べたんだけどね.... 詳細はいま調査中(^J^)

曽々祖父:ハーフ(=1/2)
曽祖父 :1/4
祖父  :1/8
父   :1/16
僕   :1/32

ドン・マルティーニョ祖父の代は多人数の兄弟だったんだけど、昨秋、最後の生き残りの人が亡くなった。その人が死に際に「僕にはポルトガルの血が 1/8 流れてる」と言ったというもんで、それ以来、妙に気になり、ポルトガルに関するいろいろな書物を読んでる。

今日、買物に出たついでに立ち寄った街中のワインショップで何気なく売っていたポルトガルが気になって買ってみた。ポルトガルのワインと言えば食後酒に飲むポートワインとか、夏の暑い日にゴクゴク飲むような軽めの白ワイン『ヴィーニョ・ヴェルデ』、あるいはマテウスロゼなどが有名だけど、実はちゃんとフランスなどにも対抗出来るしっかりとした赤ワインも造ってる。

今日見つけたワインは『ドン・マルティーニョ』というワイン。何気なく買ったんだけど、家に帰ってよく見てみると5本の矢に包まれたRのマークが....

シャトー・ラフィット・ロートシルトの印お、そしてよくよくエチケットを見てみると、『DOMAINS BARONS DE ROTHSCHILD(LAFITE)』と書いてある! そう、このワインはボルドーの格付け第1位のシャトー・ラフィット・ロートシルトがポルトガルで造るワインだった!! いや~、ビックリ!

慌ててネットで調べてみると、ラフィット・ロートシルトがポルトガルの地で「キンタ・ド・カルモ」というワイナリーを創設していて、そのワイナリーのセカンドワインがこのワインらしい。テンプラニーリョにカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーを少し混ぜているようだ。

ポルトガル ~大航海時代のルーツを探る~場所はアレンテージョ地方と言うポルトガル南部の地。紀元前のローマ帝国支配の頃より栄え、いまでもその当時の神殿も残っているという由緒ある地。いま僕は『ポルトガル ~大航海時代のルーツを探る~』という本を読んでるけど、まさに今日、『第四部 アレンテージョとアルガルヴェ』と題する章を読んでたところ。何とも奇遇だな~ ポルトガルワインのメインは本当はもっと北のドウロ河沿いの地域。この地はワイン造りでもあまり知られてない地域。なぜボルドーの名門ラフィット・ロートシルトはこの地を選んだのか?

今夜はすき焼きをした。最初は関西風に砂糖と醤油を肉の上から振り掛けるスタイルで。そして後半は関東風に割下を入れて煮込むような感じで食べた。ネットですき焼きとワインの相性をチェックすると、ソムリエ試験対策講座などをやってるサイトをはじめ複数のサイトで南仏やスペインのグルナッシュ、テンプラニーリョなどの南方系の凝縮感のあるブドウのワインと合わせるといい感じ~と書いてある。それもあって本日買ったばかりのこのポルトガルのワインを開けてみることになった。

このワインはテンプラニーリョがメインで、若干のフランス品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー)が混ぜられているらしい。味わいはかなりディープ。スペインはリオハのワインのような強さやスパイシーさもあるし、シラーは少ないはずなのになぜかオーストラリアのシラーズのような香りもする。太陽の恵みをさんさんと浴びた熟した果実の凝縮感があり、まさに南方のワイン。そして次第に重さを増してきて、最後には喉に引っ掛かるくらいの重み、凝縮感を醸し出した。素晴らしい!

自分のルーツを探る旅の途中で出会った素晴らしいワイン。記憶に残るワインだな~ このワイナリーのトップキュベとなる『キンタ・ド・カルモ』というワインもぜひ飲んだみたいもんだ。

そして益々ポルトガルに行ってみたい衝動が高まった.... 行ってみたい!

今週は連休明けてたった3日しか仕事してないんだけど、金曜日にヘビーなイベントがあったことからかなりタイトな3日間だった。疲れ切った体と心には美味しいワイン! さ、今夜も美味しいワインを飲むぞ~

喉が渇いていたので、食前酒は久々の”シェリートニック”! その昔、2001~2002年にカリフォルニアキュイジーヌのレストランの経営にジョインしていた時、僕らのレストランの一押しの食前酒がこれ。ドライシェリーをトニックウォーターで割るだけのシンプルな飲み物。でも暑い時や喉が渇いた時には実に爽やかな飲み物。トニックウォーターはウィルキンソンにこだわってた。さすがに自宅にウィルキンソンのトニックウォーターはなかったけど、シュウェップスで代用して造った。

ベルナール・ビュルゴー コート・ロティー
そしてワイン。今日はガーリックを効かせたローストポーク(日本語で言えばつまりはチャーシュー!)に合わせ、シラー系にする事にした。ガーリックの香りが強いと果実味が強いワインは合わせにくいからね。で、選んだのはベルナール・ビュルゴーが造る『コート・ロティー 2001』。

う~ん、抜栓した瞬間から素晴らしい香りが食卓の回りに立ち上がる。美味しいワインに当った時って、ほとんど場合、抜栓した瞬間にもうその香りで美味しいであろうことを確信する。まさに今夜のビュルゴーのロティーはそんな感じ。

で、香りを嗅いだ時にもちょっと思ったんだけど、テイスティングしてみると南仏系とは思えないきれいな酸があり、ものすごく繊細でオシャレな味わい。こう書くと、凝縮感があってスパイシーさのあるシラーにピノっぽい酸を加えたような味を想像するかもしれないけど、実際はその逆。ブルゴーニュのきれいに造られたピノ・ノワールにシラーらしい凝縮感やスパイス香を付け加えたようなイメージ。こんなに酸がきれいなコート・ロティーは久しぶり。

南仏のシラー系のワインは、長期熟成するとだんだんブルゴーニュに近付いて来る。色もブルゴーニュの古酒と同様、エンジ色になってくる。ポール・ジャブレの造るエルミタージュラ・シャペルの70年代とか、先日このブログでも紹介したシャトーヌフ・デュ・パプの70年代など、ほんとにきれいな熟成を遂げる。今夜のワインは2001年なのに、なぜかこういった南仏の名門の古酒に近いような味わい。もちろんそこまで酸が出てきてるわけじゃないんだけど、南仏の古酒を想わせるようなきれいな酸がある。

コート・ロティーはシラー種だけから造るけど、同じブドウの品種を使ってもみなそれぞれ個性のあるワインを造る。大きく分けて3つの系統かな~ ギガルが造るような果実味とボリュームを全面に出したシラーらしさをストレートに表現したタイプ。そしてシャプティエなどが造るシラーのスパイシーさと凝縮感、力強さを表現しつつ、それをシルクで包み込んだような舌触りに仕上げたタイプ。そして3つめはクリュゼル・ロックが造るようなちょっとピノを想わせるようなきれいで美しい酸を残し、香り高く、かつ、ものすごく上品に仕上げたタイプ。今夜のワインはこの3つ目のタイプ。

抜栓してテイスティンググラスでテイスティングした段階でこのタイプである事が解ったので、グラスは最近お気に入りのリーデル社のオレゴン・ピノにした。このグラス、皆さんも騙されたと思ってぜひ買ってみて欲しいな~ どんなワインを入れてもそのワインの酸味をとってもきれいに表現する。今夜のロティーも酸味の美しさをうまく表現出来るグラスで飲まないとつまらないワインになりそうだったのでこのグラスにした。

予想通り、ワインとグラス、そしてガーリックが効いたローストポークとの相性は抜群。ブルゴーニュと南仏の両方の”良いとこ取り”をしたかのようなワインの味わいが実にポークとよく合った。惜しむらくはデキャンタージュをしなかった事。2001年という事でしないでいいと判断したんだけど、最後の一杯で実はかなり味わいが変わった。前半はブルゴーニュのワインに南仏のエッセンスを加えたというイメージだったんだけど、最後は南仏のワインにブルゴーニュのニュアンスを付け足したというようなイメージになった。きれいな酸はそのままで、それに果実味や凝縮感がグッと伸び上がってきた。ほんと、この最後の一杯が最高! 残念~~

レストランでの2時間かけたディナーとは違い、我が家での食事は子供たちもいる事もあり1時間程度でワインは飲んでしまう事が多い。それを考えるとテイスティングした段階で、古酒に近いとも思える酸、それもまだ閉じているような味わいを考えれば、ちゃんとデキャンタージュすればよかった... おまけに2001年を馬鹿にし過ぎて、ワインはパニエで斜めに寝かせて置いてたんだけど、最後の一杯、無造作にサラッとグラスに注いだら、なんとびっくりするほどの少量だけど重たそうなオリがあり、それがそのままグラスに... うわ、舌にひっかかる...

う~ん、このワイン、これだけ素性というかお育ちというか品格というか、そういうのがある素晴らしいいワインだっただけに、もっともっと気を使って扱えばよかった... もう1本あるのでこちらはしばらく保存し、そして次回開ける際にはちゃんとデキャンタージュして飲もうっと!

ドメーヌ・ジル・バージュ キュヴェ・プレッシー
ちなみにこのワインは地元の『エスポア かまたや』で買ったんだけど、この酒屋さん、ボルドーやブルゴーニュといった大御所系のほかにローヌ地方やラングドック地方などの南仏系にもすごく力を入れている。そう言えば前にこの酒屋さんで買ったドメーヌ・ジル・バージュのコート・ロティー『キュヴェ・プレッシー 1997』も確かものすごく酸がきれいで古酒のような香りもあってブルゴーニュに近いようなシラーだった。まだ僕のセラーにはこのワインが1本あるんだけど、このワインはこの酒屋さんの直輸入のようだ。これまでにこの酒屋さんで購入したローヌ系のワインはいずれも酸がきれいで上品な仕上がりのものが多い。この辺りは店主の嗜好やセンスかな。

同じ地方でもいろいろな顔のワインがある。コート・ロティーだって、昨今の評論家受けのいい凝縮感の強い濃いワインから、今夜のワインのようなきれいな酸を残した上品なタイプまで、実にいろいろある。だからワインの旅は楽しいし止められないんだよね~~

疲れた体と心を上品なワインで癒した夜。天からの恵みに感謝!

連休最後の夜、今夜は家族で地元にあるカジュアルなスペイン料理の店スペイン食堂石井に行った。この店は料理も美味しいしワインもリーズナブルで楽しいものが多い。前にこのブログにも書いた僕が生まれて初めてラ・マンチャのワインを飲んだのもこの店。

スペイン・ワインの愉しみ
今夜は生ハムやパエリアに併せ、日本ではかなり珍しいアラゴン州のカリニェーナという地区のワインを飲んだ。この地区、耳にした事はあるけど僕が持ってるワインの教科書にも出てない。う~んとしばし悩みし、『スペイン・ワインの愉しみ』という書籍を開いたら出てきた!

このカリニェーナ、なんと紀元前3世紀からワインを造っており、スペイン最古のワイン醸造地らしい。18~19世紀の内戦に明け暮れた時代に荒廃し、いまやリオハなどに主役を奪われワインの教科書にも出ないような存在になってしまった。でもこのカリニェーナという土地、土地の名前と同じカリニェーナ種という地場のブドウが実は有名。これが南仏に行けば主要品種であるカリニャンとなる。つまりはカリニャンの原産地。

カリニェナ セレクシオン・リミターダ 8.0.1
で、今夜はカリニェーナ地区のワインだけでも珍しいのに、その中でもさらにかなり珍しいワインに出会った。『セレクシオン・リミターダ 8.0.1』というのがそのワイン。せっかくのカリニェーナ地区なんだけど、実はこのワイン、ブドウはカリニェーナではなく、カベルネ・ソービニョン、メルロー、シラーのメリタージュ。「8.0.1」という暗号のような名称は、このワインが初めて作られた時のブレンドしたワインを現しており、カベルネ・ソーヴィニヨン’98、メルロー’00、シラー’01のヴィンテージの末尾が由来だって。生産者も普通のワイナリーではなく、ボデガス・サン・バレロというこの地区の生産者の協同組合らしい。

このワイン、色はかなり濃くガーネット調で、味わいも力強いんだけど、でも何とも舌触りがスムース~ スペインや南仏系というより、どちらかと言うとカリフォルニアの上品に造ったローヌレンジャー系のワインに近いかな。

開けた直後はまったくシラーの感じはせず、濃いけど柔らかみもあるサンテミリオンなどボルドーの右岸的な雰囲気だった。でも飲み進むうちにシラーのスパイシーさや独特の酸の感じが裏側に出てきて、単なるカベルネとメルローによるボルドーブレンドのワインじゃないって事が解ってくる。かなり奥深いワイン。大ぶりなグラスでゆっくりと飲むのがいいかな。

今夜も素晴らしいワインと出会った。このところ、スペインのワインを飲む機会が多いな~ この1~2週間で飲んだところでも、スペイン北西部、リアス・バイシャスで造られるアルバリーニョ種の爽やかな白ワイン、ルエダで造られるベルデホ種から造られるフルーティーな白、プリオラートのディープな赤ワイン『マニェテス(MANYTES)』、いまやリオハを凌いでスペインの銘醸地と言われるリベラ・デル・ドゥエロのワインなどなど。

そして、スペインに限らず、カベルネやメルローといったボルドー系のブドウ以外のものを飲む事がやたら多くなった。特にシラー、グルナッシュ(スペインではガルナッチャ)といった果実味の凝縮感が高くスパイシーさを併せ持つタイプを飲む機会が増えてきた。

世界は広い。こんなワインがあるなんて、まだまだ知らないワインの世界があるんだな~ スペインワインとは思えない世界を教えてくれたスペイン食堂さんに感謝!

気軽にパエリアとスペインワインを楽しめるお店
『スペイン食堂石井』

今夜はまたまた生まれて初めてのワイン経験!

アベイ・ド・レランス キュヴェ・サンソヴェール映画祭で有名なフランスは南仏の「カンヌ」。地図で見ると、イタリアとの国境に近いモナコのすぐそば。そしてそのカンヌの沖合いに浮かぶ島々。これをレランス諸島という。その諸島の中のサントノラ島で男子だけの修道院がワインを造ってる。そこのワイン『アベイ・ド・レランス キュヴェ・サンソヴェール 2004(Abbeys de Lerins Cuvee St Sauveur)』を開けた。

ワイナリーの名は、まさにそのまま「レランスの修道院」という意味らしい。この修道院が造る赤ワイン「St Sauveur」はシラーが 90%、ムールヴェードル 10%らしい。

う~ん、深いシラーだ・・・ 南仏と言えば南仏。でもオーストラリアの特上のシラーもこういう香りを醸し出す。スパイシーだけど果実味がしっかりとあり、飲むものをグッと魅き込むような迫力がある。

グラスはまたも今夜、リーデル社のオレゴン・ピノ。途中、リーデルのボルドーも出して比べてみたけど、明らかに奥行きや酸の奥ゆかしさなど、オレゴン・ピノのグラスが圧倒する。このグラスの潜在能力は恐るべし。

と、今夜は生まれて初めてのカンヌ地方、レランス諸島サントノラ島のワインを飲んだ。世界地図を見てみたけど、地中海のコードダジュール、まさに欧米の紳士淑女の最大のリゾート地。高貴な紳士淑女のサンクチュアリと呼ばれるコートダジュール。その地で島全体が男子修道院という特殊な島。そこで密かに造られる門外不出のワインを飲む。なんかさ、ぞくぞくするような静かなる興奮を覚えるよね~ ほんと、ワインは深い・・・

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連休2日目は大きな予定も組まず、のびのびと過ごす。夜は珍しいワインを開けた。

ヴィノスやまざきというワインのインポーターで、かつショップをやっているところがある。僕は渋谷の西武百貨店で見つけた。本店は静岡で、つい先週、僕の地元近く、自由が丘にも店を出したそうだ。チラシによれば、自由が丘は1階がワインショップ、2階はそのショップからワインを持ち込めるレストランらしい。行ってみたいな~~

ジオリス先日このショップを訪れた際に店のスタッフから薦められ、ここが直輸入するカリフォルニアはモントレー地区、カーメルヴァレーのワイン『ジオリス(GEORIS)』を1本買ってみた。今夜はこれを飲んだ。

このワイナリー、立ち上げの詳細はよく解らないけど、ともかくボルドーはポムロールの銘酒・ペトリュスから苗木の株を分けてもらい、クローンをカリフォルニアの地で育てたらしい。樹齢24年とのこと。

開けてみてテイスティング! ちょっと温度が低過ぎた事もあり、デキャンタージュしてみることにした。開栓直後だからとは思うけど、やや酸がきつく思えたので、あえてボルドー系のグラスではなく、最近ハマってるリーデルのオレゴン・ピノのグラスを使った。このグラスはほんと、刺激成分を和らげワイン本来の味わいを表現する。

香りを嗅いだ瞬間から、深~いボルドーの香り。深い森の奥の草木の香りやミント、ユーカリのようなハーブ的な香りもして、香りだけだったら絶対に北米とは当らない。間違いなくボルドー右岸のワインと言うであろう深い香りがする。

味わいは、そこまでディープではなく、タンニンの渋味、樽から出る渋味など、苦み成分は軽く、重そうな香りはするんだけど実は全体に柔らかい。その分、ごく軽くだけどボルドーっぽくない酸が少しだけ表に出る。でもやっぱり香りはポムロールなんだよね~ 細身で艶のある女優っていうような感覚かな。中々魅力的なワイン。

このワイン、GEORIS のトップキュベではなく、セカンド。トップキュベはどんななんだろうね。このワインにしても、出来ればもう5年くらい寝かせてみたかったな~

気候も土壌もまったく違う地でスーパーボルドーに臨むウォルター・ジオリス氏。氏の今後に期待して乾杯~!

PS. 先日、グラッパの第一人者、ロマーノ・レビー爺さんが亡くなったそうです。彼の手書きのエチケットはもう造られないと思うと哀しいな~ 彼のグラッパを飲んでグラッパに対する考えが変わったくらい、彼のグラッパはニューマンで暖かみのあるグラッパだった。レビー爺さんに追悼の意を表します・・・

ドメーヌ・ド・スーシュ
連休初日の夜は渋谷の大好きなレストランアバスクへ家族を連れていった。フランス/スペインの国境沿い、バスク地方の料理をメインとするこのレストラン、料理だけじゃなくワインもこれらの地方の珍しいものを置いている。これまで何度も来てるんだけど、常にお客様といっしょのため、いままでは何となく無難にボルドーやブルゴーニュのワインを選んでいた。今夜はチャレンジ!

シャンパンで喉の渇きを癒したあと、まずはこの地方の白ワインを飲んでみた。南西部・ジュランソン地区の白ワイン『Domaine de Souch』。ドメーヌ・ド・スーシュと読むらしい。ブドウも地場の土着のブドウのようだ。柔らかいけどいままで飲んだことのない酸がある。シェリーのフィノのようなナッツとかアーモンドとかトーストといったような酸をもっと軽く柔らかくしたような感じというか・・・ ともかく初めて飲むワイン。地図で見るとジュランソンはほんと、ピレネー山脈の麓、山を超えればそこはスペインという地域。新しい出会いだ~ 映画「モンドヴィーノ」の最初の場面に登場するのがこのワインだってソムリエの大山さんが言ってた。食前酒にピッタリのドライな白ワイン。

シャトー・モンテュス
そしてメインのワインは、やはりピレネー山脈近く、マディラン地区の『シャトー・モンテュス』。アルコール度数が 15.5%もある! ブドウは地場のタナ種。輸入元のページを見るとカベルネ・ソービニヨンが 20%入っているらしい。すごく黒くて見るからに重そうな色合い。深いバニラ香がして、北米・ナパとかのディープなカベルネ系と近い味わい。舌触りは超滑らかで柔らかいビロードのよう。ものすごく濃厚で果実味の凝縮感も高く強い。う~ん、このワインも生まれて初めての味わい。スパイシーさはそれほど強くなく、濃いけど柔らかいというのが印象かな。グルナッシュなどとも近い味わいかも。シラーやグルナッシュといった南仏系のブドウにハマッてる今日この頃の僕としては、とっても幸せなワイン! 素晴らしい~

今夜も新しいワインとの出会いがあった。初めて知る世界、そういう出会いがまたまた僕をワインにのめり込ませて行くんだなあ~ この辺りのワインは「フランス南西部」と呼ばれる地域。所変われば味わいも変わるんだね~ 数100Km 北のボルドーとはまったく違う世界。タナ種というブドウのせいもあるだろうし、気候も違うからかな。ボルドーより南部だけど、単なる南の太陽をさんさんと浴びました~っていうワインとは違う。ボルドーが川沿いの平野部なのに対し、こちらは標高高い山脈の麓。もしかしたら平均気温はこっちの方が低いのかな?

最後の締めはバーマン・佐々木さんの造るボンド・マティーニ! 相変わらず彼の造るカクテルはシャープで香り高く素晴らしい。そして最後の一杯のつもりがもう一杯となり、マンハッタンを飲んだ。

レストラン・アバスクでバスク地方特有の料理を食べ、そしてその地方のワインを飲んだ。素晴らしい料理と素晴らしいワインと素晴らしい食後酒に酔った夜。アバスクは素敵なレストランだ!

ゴールデンウィークが始まる。毎年、この時期は3月の決算を締めるために監査法人の監査が続き、中々休みが取れない。でも上場して4回目の決算でだいぶ段取りが出来てきたこともあり、今年は少しは休めそう。

連休突入前夜、金曜日の夜はいつももナイショのバーでまっとりワイン~ まずはゴードンのジンリッキーで喉の渇きを癒し、続いて珍しくオーストリア(ラリアじゃないよ!)の白ワインをグラスで飲む。とっても爽やかでこの時期にピッタリ。そして、メインのワインを開ける。

ドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュ
今夜は珍しいカリフォルニアの内陸部、ネバダ州との州境、シエラフットヒルズのワイン。前にも紹介したドメーヌ・ド・ラ・テレ・ルージュ(Domaine de la Terre Rouge)』の1999年。グルナッシュ 45%、ムールヴェドル 35%、シラー 20%という南仏系ブドウのメリタージュワイン。

今年に入ってなぜか南仏系のブドウ、シラーやグルナッシュがとってもお気に入りだ。南仏・ローヌ地方や地中海沿いのラングドック地方、イタリアのサルディーニャ島、スペイン、オーストラリア、そして北米のローヌレンジャーと言われる南仏系ブドウに挑戦している連中のワイン、これらが好きでよく飲む。前日は北米・ワシントン州の銘酒『K Vintners』のシラーを飲んだけど、これも素晴らしかった。

今夜のシエラフットヒルズのワイン、う~ん南仏の香りプンプン! 太陽の日差しをさんさんと浴びて熟したブドウのイメージそのもの。でもそれを甘ったるくなく芯のしっかりとしたハードボイルドな味わいに仕立て上げている。混ぜてるブドウの組合わせとしては南仏・ローヌ地方でも南部、ジゴンダスのワインなどと類似しているけど、どちらかと言うともっと北部のコート・ロティとかのワインに近い感じがする。ロティはシラー単種で造るけど、3種類のブドウを混ぜている分、ローヌ地方の銘醸地シャトーヌフ・デュ・パプって感じもあるかな~

僕の秘密の隠れ家はいつ来ても素晴らしいワインとの出会いや発見がある。今夜も大好きな南仏系ワインに浸り、なんとも幸せな夜・・・

木曜日、子会社の社長とオレゴン・バー&グリルで飲んだ。この1年、子会社はすごく頑張ってきた。その”ご苦労さん会”。見た感じ『焼酎オヤジ』って感じのガテン顔なんだけど、僕の秘書が確認したらワインが好きと言う。
え~、??、と思いつつ、オレゴンへ。僕一人でこのガテン顔オヤジの対応は大変そうなのでもう一人、管理部の部長をお供に連れてった。

ドメーヌ・ドルーアン・アーサー今夜は彼&彼の会社の活躍に期待を込めたワインを開けた。フランス・ブルゴーニュの名門『ジョセフ・ドルーアン』。ブルゴーニュはワイン造りに最適な地なれど、土地は狭くこれ以上の拡大はない。4世代目となるロベール・ドルーアンは考えた。彼は1960年代から世界各地を回り、ブルゴーニュと似ている気候や土壌の地を探し求めた。そして行き着いたのがオレゴン。このオレゴンの地にドメーヌ・ドルーアン・オレゴンを創設し、愛娘のヴェロニク・ドルーアンを着任させた。

僕のブログで何度も紹介してきたドメーヌ・ドルーアン。今や本国の親を超えたと僕は思ってる。今夜は子会社の社長に、「子が親を超えてもいいんだよ! 親を超えてね!」と檄を飛ばしドルーアンを飲む。

最初は蛤を焼いたのに合わせ、白・シャルドネ『ドメーヌ・ドルーアン・アーサー』でスタート。ミネラルがたっぷりとしていてバターの香りがほのかにするブルゴーニュ・ムルソーのような感じ。まっとりと飲みたかったのですぐにクーラーから上げて卓上に出した。温度が上がるに連れ、よりミネラル感じが心地よくなってきた。造りの悪いシャルドネは温度が上がると妙に酸が目立つようになるけど、ドルーアンはさすが。温度が上がるほどに艶っぽくなる。満足な逸品。写真の右上に見える縦に赤い線は東京タワー。汐留の42階から東京タワーを眺めて飲むドルーアン。感動の極み。

ドルーアン・オレゴン ロレーヌ
続いて開けたのは、ヴェロニクの長女の名前を付けたドルーアン・オレゴンのトップキュベ『ピノ・ノワール ロレーヌ』。これは毎度ながら最高のピノ。ヴェロニク本人は「シャンボール・ミュジニーが理想的なピノ・ノアール」と語っており意識しているみたいだけど、僕はもっとヴォーヌ・ロマネなどの香りを感じる。ブルゴーニュの上質なワインに特有の鉄分や血、獣臭などがかすかに香り、最高のワイン。今夜のヴィンテージは2003年だったけど、自宅には2000年を木箱で1箱、持ってる。それほどこのロレーヌには入れ込んでいる。大好きなワイン。

そしてノンベーな我々3人は最後にもう1本。元ロックンローラーが米国ワシントン州で造る銘酒『K Vintners』のシラーを開けた。ヴィオニエは大好きでよく飲むんだけど、シラーは初めて。レストランの可愛い女性スタッフのお薦めもあり開けてみた。

K Vintners シラーう~ん、うなるような力強さと果実の凝縮感。ここまで2本、上品なドルーアンを飲んできたのとの対比としては最高! パワフル、かつ果実味という点では対極な繊細さも併せ持つ。1年の成果を労う宴だったんだけど、過去を喜んだり懐かしんでる場合じゃなく、今年もガンバレ~~、ってワインに言われてるような感じ。どこまでも深く強いワイン。でも喉を通過する際に果実である事を伝える凝縮された香りが鼻に上がってくる。素晴らしいシラーだな~ 南仏のシラーの銘酒『コート・ロティー』をもう少しボリュームを持たせたような感じかな。

と、気付けば3本のワインを飲み干し、幸せな夜を終えた。そして帰り道、今夜の主役の子会社の社長を電車に乗せた後、ウルトラノンベーな僕と管理部長は二人でワインバーに立ち寄ってしまった。あ~あ、もう十分に飲んできたじゃんか! なぜか足が行き付けのそのワインバーに向かっちゃったんだよね~ いい歳した中年二人が意味不明な行動~ そこで彼は南アフリカのワインを2杯、僕は南仏・ラングドックのワインを2杯飲んだ。体中にブドウのエキスを流し込んだ夜。ワインのある人生は楽しい。

さあ、明日も頑張ろう~~っと!

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