2015年11月 Archives
僕がアルバムをプロデュースした名ピアニスト・湊孝夫さんが昨年7月に亡くなった。葬儀には共演したグラミー賞受賞トランペッター、ランディー・ブレッカーも弔辞を寄せてくれた。

世界のランディー・ブレッカーから弔辞が来るほどのピアニストをプロデュースできて幸せです。



1月18日に新宿の"J"にて「ピアニスト 湊孝夫さんを偲ぶ会」が開催された。

生涯3枚しかアルバムを残さなかった湊孝夫さんの3枚中の2枚をプロデュースした僕が本来はこの会を企画して取り仕切らなくっちゃいけなかったんだけど、残念ながらできず、ミュージシャンの方々にお願いしてしまい、名ドラマー、木村由紀夫さんが幹事をして下さいました。

会場には入りきれないほどのミュージシャンが集まった。そしてその中でも僕がプロデュースした湊孝夫さんの1枚目のアルバム「I'm Glad There Is You」の出演者が集まり、湊孝夫さんのピアノパートだけは代役を立てて演奏をしてくれた。
サックス:佐藤”ハチ”恭彦
ベース:山口雄三
ドラムス:吉尾公弘


その他、多数のミュージシャンが登場し故人を偲びました。


私も挨拶に立たされたけど、万感の思いでした。
湊孝夫さん、安らかに!
1月はかなり珍しい初物のワインと遭遇した。
まずはニューヨーク、ブライアント・パーク脇にある大好きな名門Bryant Park Grillにて。

ニューヨークの冬は寒い。ブライアント・パークの噴水には氷の柱ができてるし、

園内は毎度な感じでアイススケート場になっていて、寒い中、みんな楽しそうにスケートをしている。


その脇に佇む名門レストランBryant Park Grillは入口の趣も重厚。


まずはカンヌ映画祭の公式シャンパーニュ、PIPER-HEIDSIECKがソノマで造ってるというPIPER SONOMAに驚く。PIPERがナパで造ってるとはね〜

F1公式シャンパンのMummもカリフォルニアで造ってると先日聞いたんだけど、シャンパンメゾンがこぞってカリフォルニアでスパークリングに乗り出してるんだね〜
そしてここBryant Park Grillではもう1つの驚きが!
大好きな大好きなワイン「エチュード」にサブブランドとして「LYRIC」というピノ・ノワールがあるんだと! 確かにエチケットに「BY ETUDE」と書いてある。1月のことで少し記憶も怪しいけど、とっても柔らかく上品なピノだったと思う。エリアはサンタバーバラ。

続いては、これまた大好きなレストラン、カンザスシティのAVENUES BISTROにて。

大雑把で何を食べても同じシーズニングの味がするカンザスシティのレストランの中で、ここだけはちょっと異質。とっても上品な大人な世界を演出してくれるレストラン。

ここで飲んだワインが初物「Carter CELLARS」というもの。

調べてみると、メンドシーノでベッド・アンド・ブレックファースト・イン「The Carter House」を経営してるMark Carter氏がやってるワイナリー。
The Carter Houseはとっても素敵なお宿です。泊まってみたいね〜


涼しいメンドシーノだからか、部屋には暖炉がある。

ボルドースタイルの赤ワインだけを造ってる。
1月のカンザスシティでは、2日続けてAVENUES BISTROに行った。そしてソムリエに2日目もまた珍しいワインを選んでもらった。VERMEILというワインなんだけど、2009年物を「XXXIV」と書くところがにくいね〜

詳細不明なれどカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にカベルネ・フランなどが入ったボルドーブレンド系のようです。オーナーのDick Vermeilは元々アメフトの選手で、数々のNFLのチームでヘッドコーチを務めていたことから、どうやらあだ名が「コーチ」らしく、ボトルの脇には「Coach Dick Vermeil」とサインが入っている。

テイスティングルームがお洒落だね〜


1月のニューヨークとカンザスシティはかなり寒かったけど、その中で素敵なワインに出逢えたのは幸せです。
1月にニューヨークに展示会で行った際、到着日の夜、ホテル近くのUncle Jack's Steakhouseで夕飯をした。さすがニューヨーク、中々小洒落たレストラン。


店内にはもう1月なのに、なぜかまだクリスマスツリーがある!

そしたら、その日チャンピョンになったというボクサー、Chris Van Heerdenを祝す宴席と偶然一緒になった。

何だかよくわからなかったけど、ともかくメデタい席なので、一緒に祝しました。

やっぱ、身体はデカかった〜〜

ワインは大好きなデヴィッド・ブルースのピノ。

お料理は、巨大なシュリンプカクテル、そして巨大なステーキ。アメリカは何でもスケールがデカいね〜


シメに中々に艶気のあるボンド・マティーニをいただき夜は更けました。



- この1年のあまりの忙しさに本ブログは11ヶ月遅れの更新です! -
2014年のカウントダウンパーティーは前年同様、ジャージーなパーティーナイト!


入って早々、まだカウントダウンには早いのにバンドは盛り上がってる。


まずはウェイティングバーでジンを引っ掛けて奥へ進む。

店内はカウントダウンに向け天井まで準備完了! 胡蝶蘭も豪華です。

今回の年越しワインは、キャシー・コリソン(Cathy Corison)のカベルネ・ソーヴィニヨンを開けてみた。2004年物なので、まさに10年熟成。

巨大な鶴のネックのようなデキャンタで空気に触れさせ深い眠りから覚ます。
深い深い森の奥に迷い込んだかのような静寂さとハーブ香が心地よい。
そしてコリソンを飲んでいるうちにバンドの演奏は最高潮を迎え、いよいよカウントダウン!

上から風船がわっと降りてきて新年を迎える。


素敵な夜が更けてゆきます。


そして日付が変わり、2015年1月1日のニューイヤーパーティーがこれまた凄かった〜
総勢12名の参加者でのホームパーティーは大盛り上がり。
僕は今回はソムリエ役ではなく、シェフとして参画。
ローストビーフ

鶏もも肉のオリーブ&ハーブマリネードしたグルル


握り鮨

ビーフブイヨンから造り込んでそのスープを使った温野菜のグリル

シメのシメはブイヨンとゴルゴンゾーラを使ったチーズリゾット。

いやはや、正月早々から汗だく&ヘトヘトになりました。そしてワインもみなで持ち寄ったけど、何本空いたのか判らないほど飲んだ。


素敵な素敵な2014カウントダウン&2015ニューイヤーパーティーでした。
