パリ滞在8泊中5回も夕飯のお世話になった素敵なビストロ「La Corail」

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昨年11月、展示会への出展などがあり、長期でパリに出張した。11月1日(土)に日本を発ち、同日の夜遅くにパリに着き、8日(土)の夜の便で帰国したんだけど、いや〜、とにかく忙しくって、まともにレストランにも行き着けない日々。

La Corail

そんな中、ホテルの目の前のホームページもない小さいけど素敵なビストロ「La Corail」に5夜も夕飯のお世話になった。ビストロと言えば聞こえがいいが、日本語で言えば居酒屋。でもそんな居酒屋に癒された。

La Corail

1日(土)は長旅の末、22時過ぎにホテルに到着。同僚は疲れ果てて機内食だけで十分でもう寝るという中、僕はお腹が減ってたまらず、でもパリもこの時間になると繁華街のど真ん中まで出て行かないと中々開いてる店も難しい中で、何とホテルの斜め前に小さなビストロが!!

ダッシュで駆け込みました。中々に小洒落た店です。

でも想定内だったけど、スタッフはほとんど英語が通じない。ま、メニューも何となく解るし、ワインリストもまあ読めるので、特に問題なし!

ということで深夜の夕飯がスタートした。

開けたワインが初日から中々にレアな日本では飲めない、かつカジュアルで素敵なワインです!

DOMAINE LA FERME SAINT MARTIN Les terres jaunes ボーム=ド=ヴニーズ BEAUMES-DE-VENISE La Corail

まず、地域が珍しい。南仏ローヌ地域の南部で「ボーム=ド=ヴニーズBEAUMES-DE-VENISE)」という村。ジゴンダスの南に隣接する村らしいけど、ミュスカを使ったやや甘口の白ワインで有名。

ボーム=ド=ヴニーズ BEAUMES-DE-VENISE

この地の赤ワインというのが珍しい。たぶん日本では手に入らないのでは??

開けたのは、DOMAINE LA FERME SAINT MARTINというワイナリーの「Les terres jaunes 2013」というもの。ワイナリーのサイトを見ると、グルナッシュ 75%、シラー 25%。まさに南仏のワイン。

DOMAINE LA FERME SAINT MARTIN ボーム=ド=ヴニーズ BEAUMES-DE-VENISE

地下には素敵なセラーがあるし、建物も素敵なワイナリー。

DOMAINE LA FERME SAINT MARTIN ボーム=ド=ヴニーズ BEAUMES-DE-VENISE

味わいはとっても穏やかで、まさに南仏で太陽の陽射しを燦々と浴びたブドウから造られたであろうことが解る素敵なワイン。

オニオングラタンスープとフィレのステーキでこのワインを楽しみました。

La Corail

オニオングラタンスープも場末のビストロとは思えない本格的なものだし、ステーキも見ての通り、極上!

La Corail
La Corail

このオニオングラタンスープとフィレのステーキは連日食べ続けることになるのですが、パリ到着のこの夜はまだそれを知る由もなかった。

La Corail
La Corail

続く2日(日)は、朝食もここLa Corail! ベーコンとチーズの乗った素敵なトーストをいただいた。このLa Corail、朝の8時から夜も24時近くまで開いてるんだよね〜 完全に地元密着型。夜もフラッと入って来る独り者が多い。

La Corail
La Corail

この夜は同僚が長旅の疲れで発熱し、僕はまたもや一人で夕飯。日本を発ってから野菜を食べてないので中華に入ってみた。でもこれが世紀の大失敗!! 料理は油が強過ぎるし、飲み物に至っては外のメニューにはいろいろ書いてあるのに青島ビールしかないし。ったく〜

パリの中華
パリの中華

たまらずすぐに店を出て、ホテル斜め前のこの店「La Corail」に飛び込む。

英語が通じないスタッフとの会話の中でも、指を指して店から見えるダメダメ中華で外れたことを伝えると、何となくボディーランゲージで様子は伝わり、「あそこはダメだよ〜〜」みたいなリアクションで爆笑され、そしてやり直しなディナーがスタート!

今夜のメインは鴨のコンフィ。これまた場末のビストロとは思えないまさに”作品”。美味過ぎる!!

La Corail

ワインはボルドーのサンテミリオンの北部、これまた日本ではあまり手に入らなそうなモンターニュ・サン・テミリオンMONTAGNE SAINT-ÉMILION)地区のシャトー・オーグジョンChateau Haut-Goujon)の「LA FLEUR DU BARRIL 2011」というワイン。ワイナリーのサイトからすると、たぶんわりとカジュアルなワイン。

モンターニュ・サン・テミリオン MONTAGNE SAINT-ÉMILION シャトー・オーグジョン Chateau Haut-Goujon LA FLEUR DU BARRIL La Corail

裏面を見ると、メルロー 100%。まさにボルドー・右岸のワイン。

モンターニュ・サン・テミリオン MONTAGNE SAINT-ÉMILION シャトー・オーグジョン Chateau Haut-Goujon LA FLEUR DU BARRIL La Corail

でも本場サン・テミリオンのワイン、実に奥行きのある深い味わい。極上の鴨のコンフィに極上のワインに感動です!

モンターニュ・サン・テミリオン MONTAGNE SAINT-ÉMILION シャトー・オーグジョン Chateau Haut-Goujon LA FLEUR DU BARRIL La Corail

2日目のパリもこのLa Corailのお陰で素敵な夜を過ごせました。感謝!!

La Corail

そして迎えた11月3日(月)、パリ滞在3日目が、これまた大変だったな〜

この日は展示会の準備を終え、夜は客人に「福知山」という和食の店に連れて行かれた。まさに”拉致”!

パリ 福知山

これが店名は福知山だけど日本人シェフが居るわけじゃない怪しげな鮨屋。う〜ん、食べれない。シャリはオニギリかってほどの量だし、ネタも醤油もイマイチ。

パリ 福知山

食べたふりして食べず、宴会が開いたらすぐにまたホテル斜め前のLa Corailに駆け込む。まさに困った時の駆け込み寺。もうこれで3日連続して来てる。

La Corail
La Corail

この日は外はしとしとと雨が降っていた。そして遅い時間にも関わらず店は混んでおり、僕は3日目にして初めてテーブルじゃなくカウンターに座った。これまた素敵で小洒落た空間。さ、まずはジャンパン!

La Corail

壁面ではサッカーの中継が流れてる。まさにフレンチレストランじゃなくビストロな世界。

La Corail

今日もワインを開けるぞ〜〜と勢い込んで開けたワインは、南仏の大好きなドメーヌ、シャプティエの「Petite Ruche Crozes-Hermitage 2012」。シラー 100%のまさに南仏のシラーらしい太い骨格がありながらも繊細なワイン。

シャプティエ Petite Ruche Crozes-Hermitage La Corail

今夜もガッツリとフィレのステーキでこのワイン! これでこの3日、フィレ、鴨のコンフィ、フィレと肉続きですが、本当にどれも柔らかくって旨味たっぷりで素敵な逸品。

La Corail

4日(火)は展示会初日。展示会が終了後、会場近くのホテルで客先のパーティーがあり、素敵なフレンチをご馳走になった。なのでこの日はパリに来て初めてLa Corailの出番は無かった。

5日(水)は展示会で丸一日立ち続け英語で対応し続け、ヘロヘロになってホテルに戻り、そして夕飯はもうどこかに出掛ける気力もなくLa Corailへ。これで滞在5日で4回目の来訪。

まずは疲れ果てた心と身体をシャンパンで癒す!

La Corail

そしてメインのワインとして選んだのは、シャプティエの中でも最高の地域、コート・ロティの「レ・ベカスLe Bécasses COTE-ROTIE) 2011」。4回目の来訪のして、初めてプレミアムクラスのワインを選んだ。

シャプティエ コート・ロティ レ・ベカス Le Bécasses COTE-ROTIE La Corail

さすがにこのクラスのワインになると、店側もデキャンタージュすると言い出した。出来てたデキャンタにビックリ! まさに巨大なワイングラスのよう!

シャプティエ コート・ロティ レ・ベカス Le Bécasses COTE-ROTIE La Corail

そしてこのワイン、もちろん美味い! 最高です! シラー特有のスパイシーな香りは穏やかで、そしてとても2011年とは思えない落ち着いた味わいに感動します。

この日は同僚も一緒だったので、お料理はいろいろ取り分けて食べられる。

La Corail

まずはエスカルゴ。スープが美味いな〜 日本で食べるエスカルゴとは格が違う感じ。

La Corail

そしてスープもポタージュ系とオニオングラタンスープの2種類を楽しむ。これまた最高!

La Corail

そしてメインは、夜のLa Corailに来るのが初めての同僚のために美味しかったフィレのステーキと鴨のコンフィの両方をオーダーし食べ分けた。どちらも最高!

La Corail
La Corail

そして4回目にして初めて、シメのカクテルをオーダーしてみた。もちろんボンド・マティーニ、通称ヴェスパー・マティーニ。中々言葉が通じないが、取りあえずウォッカベースのマティーニって事は伝わったっぽい。

ボンド・マティーニ ヴェスパー・マティーニ La Corail

レモンの皮から出るオイル分が上手く使われたしっとりとした大人なマティーニ

ボンド・マティーニ ヴェスパー・マティーニ La Corail

そういやフランスでマティーニ飲むの、初めてかもね〜 美味かったです。

こうしてパリ滞在5日目で4回目のLa Corailな夜は更けました。

La Corail
La Corail


そして迎えたパリ最後の日、8日(土)は夜21時過ぎのフライトゆえ、昼間、少しは街を散策。初めてまともに時間が取れた。

パリ

空は晴れ渡り、気持ちの良い日です。

パリ
パリ

ランチはサン・ミッシェル橋のたもとの「Le départ Saint Michel」で食べました。ここも中々。

Le départ Saint Michel
Le départ Saint Michel

オニオングラタンスープとハンバーガーなランチ。でもハンバーガーは中々美味かったけど、オニオングラタンスープは我がLa Corailの勝ちだな〜

Le départ Saint Michel
Le départ Saint Michel

食後には、ノートルダム大聖堂で献花ならぬ献蝋燭をし、ここからの未来に祈りを捧げる。

ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂

それからホテル近くまで戻り、まだ17時だけど飛行機の搭乗時間から逆算し、連日お世話になったLa Corailで最後の夕飯。

La Corail

まだ日も明るくディナーな感じでもないけど、ともかくどうしてもここで食べたかった。

La Corail

まずはシャンパン!

La Corail

そして開けたワインは、「シャトー・グラン・ピュイ・ラコストChâteau Grand Puy Lacoste) 2008」。

シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト Château Grand Puy Lacoste La Corail

デュクリュ・ボーカイユのボリーファミリーがポイヤックに所有している素敵なシャトー。

シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト Château Grand Puy Lacoste
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト Château Grand Puy Lacoste

もちろんあのデッカいグラス型のデキャンタが出て来た。

シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト Château Grand Puy Lacoste La Corail
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト Château Grand Puy Lacoste La Corail

前菜はスモークサーモン。

La Corail

メインは毎度のフィレのステーキに鴨のコンフィ。

La Corail

食べ納めだ〜〜

La Corail

いやはやこの8日間、本当にLa Corailにはお世話になりました。泊まったホテルはレストランも無いひなびたホテルだけど、斜め前にLa Corailがある限り、次もこのホテルに泊まるぞ〜〜

La Corailのお陰で素敵な素敵なパリ物語な旅でした。

La Corail
La Corail
La Corail

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2015年2月22日 20:54.

コルシカ島の料理とワインに酔う『La Villa Corse』の素敵な夜 was the previous entry in this blog.

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