『Pahlmeyer 6.0』を想って飲むパルメイヤー 1998

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今日は珍しく(笑)、ちょっと真面目にワインな話題です。

最愛なるワイン『パルメイヤーPahlmeyer)』。僕が2001〜2002年、カリフォルニアワイン専門のワインバー&レストラン『cure』に手を染めてた頃のうちの店のイチオシのワインがパルメイヤーだった。

そしてマイケル・ダグラスデミ・ムーア主演、1994年の映画『ディスクロージャーDisclosure)』で事件の切り札にシャルドネが使われた事でも有名になった。このリンクに英会話のレッスンにピッタリな感じで脚本の和訳が出てますのでご覧あれ。

今も自宅にメリタージュ(ボルドーブレンド)の1995、1996、1998〜2001をストックしてる。特に1998〜2001の4ビンテージはかなり数量も持ってる。それほど愛するパルメイヤーが次なる進化を遂げたらしい。
(写真はオーナーのJayson Pahlmeyerと娘でマーケティング担当のCleo Pahlmeyer

Jayson Pahlmeyer
Cleo Pahlmeyer

ホームページを見ると、『Pahlmeyer 6.0』と書かれてる。WEB 2.0同様、Pahlmeyerが次の世界へ展開した事を示している。

この『Pahlmeyer 6.0』、ワインメーカーの歴史に依る。

初代:Randy Dunn

Randy Dunn

ケイマスCaymus)で70年代後半に名声を浴び、パルメイヤーの他、ラホタLa Jota)、そしてフィリップ・メルカミッシェル・ローランなど8人の著名なワインメーカーの共同プロジェクト「ロング・シャドウズLong Shadows)」などで活躍し、今は自身のワイナリー「Dunn Vineyards」を主宰しているワイン界の重鎮。


2代目:Bob Levy

Bob Levy

ロンバウワーRombauer)、メリーヴェイルMerryvale)、そしてBill Harlanと知り合って共同で立ち上げたハーラン・エステート、その姉妹ブランドのボンドなどなど、Randy Dunnに劣らぬワイン界の巨匠。


3代目:Helen Turley

ヘレン・ターリー Helen Turley

ご存じ、ヘレン・ターリー。彼女の時代にパルメイヤーはグッとメジャーに登り詰めた。艶っぽいピノで有名なピーター・マイケルPeter MichaelラホタLa Jota)、そして弟のLarry Turleyが主宰しているオールド・ヴァインのジンファンデルの名門ターリーTurley)など、彼女もナパの売れっ子ワインメーカー。僕の店でもターリーはジンファンデルではイチオシのワインだった。


4代目:Erin Green

エリン・グリーン Erin Green

パルメイヤーでずっとヘレン・ターリーの助手を勤めていたエリン・グリーンパルメイヤーの4代目ワインメーカーに就任し、直近までやっていたはず。ヘレン・ターリーからエリン・グリーンに代わった時にエチケットが赤から白に変わった。


で、「Pahlmeyer 6.0」ですが、最近、エリン・グリーンから二人の若者にスイッチをしたらしい。それが写真のKale AndersonBibiana González Rave女史の二人。右端はオーナーのJayson Pahlmeyer

Pahlmeyer 6.0 Kale Anderson Bibiana González Rave Jayson Pahlmeyer

Kale Andersonは大好きなテラ・ヴァレンタインTerra Valentine)で活躍し、また自身のKale Winesというワイナリーも持っているらしい。写真からするとまだ若いね。

Kale Anderson Pahlmeyer 6.0

Bibiana González Rave女史はフランスでコート・ロティなどの名門で仕事した後にカリフォルニアに移動し、オーボンクリマAu Bon ClimatキュペQupe)、ラ・クリマLa Cremaなど、ピノの名門で仕事してたらしい。

Bibiana González Rave Pahlmeyer 6.0

早くこの二人の若者の造る「Pahlmeyer 6.0」を飲んでみたいものです。

と、大好きなパルメイヤーの進化を期待しつつ、僕がワインバーをやっていた僕自身の中での第3の青春時代のワイン「パルメイヤー 1998年」を開ける夜です。

パルメイヤー 1998年 Pahlmeyer

もうここまで円熟して来ると家庭料理には合わせ辛く、今回は無理を言って麻布十番の素敵なフレンチ「ルエ ヴェル ロールに持ち込ませていただきました。1週間以上前に持ち込み、お店のセラーで静かに休ませておきました。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

パルメイヤーの1998年、グラスで香りを嗅ぐだけで、ふ〜っと深遠なる深みと冷涼なる空気が流れ込む。目をつぶればそこは森の奥深く、湖の畔。木々の間から抜けて見える空はどこまでの碧く澄んでいる。周囲には木々と草のハーブ香がいっぱい。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

そんな世界が目の前に開けます。う〜ん、やられちゃうとはこの事!

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

合わせるお料理は、パルメイヤーの深さを考え、メインはお魚とお肉ではなく、2つお肉にしてみた。鶏と牛です。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

ルエ ヴェル ロールのお料理はパルメイヤーにまったく負けることなく奥行きの深い味わいを表現してる。

お料理とワインのマリアージュ、本当に素敵な世界。

ルエヴェルロール パルメイヤー Pahlmeyer

パルメイヤーのファーストリリースが確か1986年。28年を経過してさらに進化する「Pahlmeyer 6.0」を想像しながら1998年の素敵なパルメイヤーを飲む。何とも素敵で贅沢な時間が流れます。

素晴らしいこの場を演出して下さったルエ ヴェル ロールさんに感謝です!

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2014年9月23日 16:22.

パラシュートに狂喜乱舞したサン・シュペリな夜! was the previous entry in this blog.

突然のカンザスシティー行きにタマげ、それでもワインを楽しんだ夜 is the next entry in this blog.

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