2013年11月 Archives

最愛のトランぺッター、ランディー・ブレッカーが2006年に録音し、2008年に発売、そして2009年にグラミー賞を受賞したアルバム『Randy in Brasil
』。このアルバムがついにLP盤になった!!!
喜び勇んでAmazonで購入しました。待つ事1ヶ月弱。ついに到着!!
待ち切れない想いの中、厳かにレコードプレイヤーの針を落とす。
1曲目から心躍る演奏! このアルバムはランディー・ブレッカーがブラジルの地元のミュージシャンたちと創ったもの。ラテンの空気と太陽が感じられる素敵な作品。
この写真の右、グラミーのアワードを持っているのが今回のプロデューサー、ブラジルのキーボーディスト、Ruriá Duprat。

いや〜、感激・感動です!
主なメンバーは以下の通り。
Randy Brecker(Tp)
Ruriá Duprat(Pf/Kb/Arr)
Teco Cardoso(Bs/Ts/As/Ss/Fl)
Andre Mehmari(Pf)
Ricardo Silveira(G)
Sizao Machado(Bass)
Robertinho Silva(Ds)
特筆すべきは、一人でバリトン・サックス、テナー・サックス、アルト・サックス、ソプラノ・サックス、フルートを吹きこなすTeco Cardoso。

テナーとソプラノは運指が一緒だけど、アルトは違う。まあアルトと確かフルートの運指は一緒だったような気もするけど、ともかくすべて吹いちゃうって凄過ぎるぜ、Teco Cardoso!


このランディー・ブレッカーの『Randy in Brasil』LP盤のお供をするワインは、大好きなヴィアデアの別ブランド「DARE」の、その中でもレアなカベルネ・フラン。
DAREブランドではカベルネ・フランのほかテンプラニーリョを造ってる。いずれも超の付く逸品。
不思議な事に、両方ともリンクを見ると、大好きなジャズ・ピアニスト、進藤陽悟のジャズをお供に飲んでた。進藤陽悟の深いピアノの音にきっとDAREの深い味わいが合うんだろうな〜
ヴィアデアはアルゼンチン人女性、デリア・ヴィアデアさんが一代で立ち上げ名声を得たワイナリー。
僕はヴィアデアが大好きで、ヴィアデア、DARE、そしてプティ・ヴェルドをメインにしたレア物”V”の各シリーズを1995年物くらいから多数自宅にストックしてる。

今はお子さん達が手伝っているようだね。ジャネット・ヴィアデアさんにアラン・ヴィアデアさん。ファミリーで創る想像を絶する深淵なるワイン。



ヴィアデアの各ブランドの中でも、特にこのDAREのカベルネ・フランは深く深淵なる味わい。
森の奥で森林浴に浸っているかのような空気感、冷涼な湖の畔に佇んでいるかのような世界。そんな現実とは思えない景色が目の前に浮かぶ。
今夜は最愛のトランぺッター、ランディー・ブレッカーの『Randy in Brasil』LP盤
と、そして最愛のワイン、ヴィアデアのDAREのカベルネ・フランで素敵に酔う夜です。
疲れ果てた某日某夜、ベリンジャーのロジャー・ハリソンも登場した都内最高峰のレストラン「TWO ROOMS」で食事をした。疲れた時は美味しいお料理とワイン、そして素敵な友が一番だからね〜!
今夜はワインが中々いい感じです。ニュージーランドのペガサス・ベイ(PEGASUS BAY)のリースリング。

ベガサス・ベイはニュージーランド南島、首都のクライストチャーチから100Kmくらい北上したところにあり、まさにペガサス湾という名前の通りの湾に面してる。

敷地内にレストランが併設されていて、写真で見る限り実に素敵なところ。

行ってみたいね〜〜

ワイン造りもレガシーで、未だに足踏みでブドウを潰してるっぽい写真がホームページにアップされてた。


さて、このペガサス・ベイのリースリング、実に生き生きとしていて美味い!
適度な酸としっかりとしたミネラル感、口の中で広がるブドウらしい果実味。どこを取っても一級品のリースリング。
ニュージーランドは行った事ないけど、このリースリングから想像するに、かなり冷涼な地域なんだろうな〜
ちなみにペガサス・ベイと言えば、この夏、食後酒のレイト・ハーヴェストを飲んだ(右の写真)。これも素敵だったな〜
ペガサス・ベイのお相手をするお料理は、マネージャーの浅田さんに選んでもらった。
まずは生ガキ。でもこれが単なる生ガキじゃないんだ!

見ての通り、2つのうち1つは上にイクラが乗ってる!! 大好きな生ガキに大好きなイクラ! こりゃ盆と正月が一緒に来たようなもの。

美味いったらないね〜〜
前回はオーストラリアの2種類の生ガキを出してもらったんだけど、今夜のは北海道産と言ってた。オーストラリア産もクリーミーで美味かったけど、北海道産の生ガキにイクラというこの贅沢にはかなわない!
そして白身のカルパッチョもこのリースリングと素敵な組み合せ。

途中から少し温度を上げてみると、意外にも重みが出て来て、マグロの炭火焼とも想定外のマッチング!

さらにお肉にもちゃんと寄り添うところが素敵。マスタードなどのソースが功を奏したのかな。付け合わせのアンチョビドレッシングを使ったほうれん草ともいいな。

こんな組み合せを提案する浅田マネージャーは凄過ぎる! こういう想定外の驚きと感動を与えるのが本当のプロのソムリエ。

一流の仕事ぶりを観た想いです。

締めのデザートまで美味しくいただき、疲れ果てた長〜〜い一日を素敵に締め括りました!
TWO ROOMS&浅田マネージャー&素敵な友よ、ありがとう!

今年は運気がいいのか、月に数回しかサリーヴに顔を出さないはずの中島シェフと僕はよく遭遇する。今夜も何と、、、中島シェフがいた〜〜!
たぶん今年4回目の遭遇。何と運の良いことか!
さ、まずはスペインのカヴァ「ラベントス・イ・ブラン(RAVENTÓS i BLANC)」からスタート!
果実味と旨味たっぷりの素敵なカヴァ。泡もきめ細かく、とっても上品なカヴァ。

ワイナリーもほら、とっても素敵なところ!

やっぱりどのワインでもそうだけど、素敵なワインはシャトーも畑も美しいよね〜 それは決してゴージャスという事ではなく、風情があるというのが一番正しい表現かな〜

お料理は、まずはモンサンミッシェルのムール貝が出て来た! これはほんと、美味い! ほのかな海と潮の香りと自然の甘みがある。
モンサンミッシェルのムール貝にはやっぱり白ワインだね、と思いつつ、ここでちょっとサプライズはワインを1杯いただいた。
イタリアのヌーヴォー、そう、ノヴェロ(NOVELLO)です。ジェンマート(GEMMATO)というこのノヴェロ、ボジョレーのガメイとは品種が違うはずだけど、でも醸造からすぐに飲むせいか、味わいとしてとても似てる。色も淡く少しロゼっぽい雰囲気。
そしてお料理はお野菜のピクルス風のもの(ギリシャ風らしく「根野菜のグレック」という名前です)、そしてフルーツトマトと水蛸のカルパッチョ風(「水だこの燻製 カルパッチョ仕立て」)。

どちらも身体に良い味、そしてとっても上品な味わい。

ここで白ワインが登場! 客人と2種類を飲み比べた。
1つ目は、「ラーマ・ディ・コルヴォ(Lama di Corvo)」というイタリアはプーリア州のシャルドネ。
温度が上がって来るに従い完熟フルーツ系、南国のフルーツなどの香りが立ち上がってきて、中々にセクシー。美味いな〜
詳細なデータはネットでも拾えなかったけど、どうやらLama di Corvoとは、本当にそういう名前の丘陵がプーリア州にあるらしい。
もう1つはブルゴーニュはマコンの「マコン・ウシジィ・レ・マランシュ(MACON-UCHIZY LES MARANCHES)」。
ムルソーの名門、ドメーヌ・デ・コント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンがマコンに立ち上げたのが、このレ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンというワイナリー。



モンサンミッシェルのムール貝にはやっぱり白ワインだね、と思いつつ、ここでちょっとサプライズはワインを1杯いただいた。
イタリアのヌーヴォー、そう、ノヴェロ(NOVELLO)です。ジェンマート(GEMMATO)というこのノヴェロ、ボジョレーのガメイとは品種が違うはずだけど、でも醸造からすぐに飲むせいか、味わいとしてとても似てる。色も淡く少しロゼっぽい雰囲気。
そしてお料理はお野菜のピクルス風のもの(ギリシャ風らしく「根野菜のグレック」という名前です)、そしてフルーツトマトと水蛸のカルパッチョ風(「水だこの燻製 カルパッチョ仕立て」)。

どちらも身体に良い味、そしてとっても上品な味わい。


1つ目は、「ラーマ・ディ・コルヴォ(Lama di Corvo)」というイタリアはプーリア州のシャルドネ。
温度が上がって来るに従い完熟フルーツ系、南国のフルーツなどの香りが立ち上がってきて、中々にセクシー。美味いな〜
詳細なデータはネットでも拾えなかったけど、どうやらLama di Corvoとは、本当にそういう名前の丘陵がプーリア州にあるらしい。
もう1つはブルゴーニュはマコンの「マコン・ウシジィ・レ・マランシュ(MACON-UCHIZY LES MARANCHES)」。

その中でもウシジィ村(UCHIZY)のレ・マランシュという畑で作るのが、今夜の「マコン・ウシジィ・レ・マランシュ(MACON-UCHIZY LES MARANCHES )」。
蒸れた果実、ごく軽いトースト香、パイナップルのような香りとか、とっても複雑な香りがして高級感に溢れたワイン。
お料理は秋刀魚の乗った炊き込みご飯風な一品、初物の「秋刀魚と栗リゾットのオーブン焼き」が登場!
香ばしい秋刀魚の香りが食欲を誘う。

そして今夜のメインは、何と、猪です!!

濃厚な「猪もも肉のロティ 干椎茸のソース」という逸品。ソースがすごく深い味わいで、そしてお肉は言われなければ猪とは思わないであろう柔らかく、かつ優しい味わい。噛むとじわっと旨味が口の中に広がってくる。
合わせるワインは、大好きなニコルスの1999年のジンファンデル。艶やかで、風と土と木々の香りがするかのような自然体の素敵なワイン。言われなければジンファンデルとは思わないんじゃないかな。
それほどまでに素敵に熟成した大人の女性のようなワインです。
シメはフレッシュポルチーニのクリームパスタ! 実に香り高く、もう美味いったらない!

すべてにおいて、さすがNo.1フレンチシェフ・中島寿幸さんならではの力作! とてもカジュアルなワインバーとは思えない品々。
そして今夜はデザートまで凄い! このデザートも中島シェフが自身で造ってるらしい。

1つは秋トリュフのクレームブリュレ、もう1つはフルーツのコンポート。あれ、中身なんだっけな? 写真からすると洋梨??

食後酒も粋です!
蒸れた果実、ごく軽いトースト香、パイナップルのような香りとか、とっても複雑な香りがして高級感に溢れたワイン。
お料理は秋刀魚の乗った炊き込みご飯風な一品、初物の「秋刀魚と栗リゾットのオーブン焼き」が登場!
香ばしい秋刀魚の香りが食欲を誘う。

そして今夜のメインは、何と、猪です!!


合わせるワインは、大好きなニコルスの1999年のジンファンデル。艶やかで、風と土と木々の香りがするかのような自然体の素敵なワイン。言われなければジンファンデルとは思わないんじゃないかな。
それほどまでに素敵に熟成した大人の女性のようなワインです。
シメはフレッシュポルチーニのクリームパスタ! 実に香り高く、もう美味いったらない!

すべてにおいて、さすがNo.1フレンチシェフ・中島寿幸さんならではの力作! とてもカジュアルなワインバーとは思えない品々。
そして今夜はデザートまで凄い! このデザートも中島シェフが自身で造ってるらしい。

1つは秋トリュフのクレームブリュレ、もう1つはフルーツのコンポート。あれ、中身なんだっけな? 写真からすると洋梨??


アルゼンチンの高名な女性醸造家、スサーナ・バルボさんの”作品”。
ブドウはマルベック。イタリアの陰干し系のアマローネスタイルで造られてる。
心地よい甘み、強過ぎない主張、穏やかな舌触りなど、本当に極上のデザートワインです。
そしてもう1つは、これはディープです! シチリアのマルサラです!
フローリオ(Florio)社が造る『モルシ・ディ・ルーチェ(MORSI DI LUCE)』。ブドウはズィビッポという地場品種。
モルシ・ディ・ルーチェとは、南イタリアの強烈な太陽がまぶしく島を照らすさまを意味してるとか。
酸が穏やかで、甘みも控え目で、深みのある実に美味いマルサラです。
ブドウはマルベック。イタリアの陰干し系のアマローネスタイルで造られてる。
心地よい甘み、強過ぎない主張、穏やかな舌触りなど、本当に極上のデザートワインです。

フローリオ(Florio)社が造る『モルシ・ディ・ルーチェ(MORSI DI LUCE)』。ブドウはズィビッポという地場品種。
モルシ・ディ・ルーチェとは、南イタリアの強烈な太陽がまぶしく島を照らすさまを意味してるとか。
酸が穏やかで、甘みも控え目で、深みのある実に美味いマルサラです。
こんなマルサラってあるんだね〜〜 初体験!

キャップがガラス製なのにも感動!
今夜は中島寿幸シェフご本人にお料理していただき、本当に幸せにお料理とワインを心から楽しんだ夜です。
サリーヴ、最高!!
今夜は中島寿幸シェフご本人にお料理していただき、本当に幸せにお料理とワインを心から楽しんだ夜です。
サリーヴ、最高!!

今日はワインの前にジャズから入ろう。とっても小洒落たジャズなので。
今夜のジャズは、ソニー・クラークの『DIAL "S" for SONNY
』。
皆さん、この題名から何か想像できますか?
この『DIAL M for Murder(ダイヤルMを廻せ!)』は想い出深い映画です。というのも、大学の時の英語の授業の副読本が、まさにこの『DIAL M for Murder』のペーパーバックスだった。英語で読んでもスリルがあったな〜
オリジナルの映画ではグレース・ケリーの美しさ、艶などが目を虜にした。1998年にマイケル・ダグラス主演のリメイクもあったそうで、こちらもかなり良かったと評判。こっちは観てない。今度観てみようかな〜
さてこの『DIAL "S" for SONNY』、ピアノのソニー・クラーク

を支えるメンバーが凄い!
トランペットには大好きなアート・ファーマー、

トロンボーンにはこれまた大好きで何度もライブに行って話もしたことのあるカーティス・フラー。

ドラムスのルイ・ヘイズも名手。
ちなみにこの『DIAL "S" for SONNY』、映画から来たのか、別ジャケットがあるらしい!! このアルバムを探したいな〜 たぶんCDじゃなくLP盤。


さ、この素敵な『DIAL "S" for SONNY』のお供をするワインは、映画監督、フランシスコ・フォード・コッポラ監督の創るディレクターズ・カット。
僕はコッポラのワインが大好き。ダイヤモンドシリーズもまだ1999年のカベルネが1本残ってるし、プレミアムなルビコンも1989年を筆頭にたくさんストックしてるし、そしてこのディレクターズ・カットも大好き。
今夜は久々にディレクターズ・カットを飲む夜です!
先月のロサンゼルス出張の際、地場の酒屋で買い付けて来たもの。
先月のロサンゼルス出張の際、地場の酒屋で買い付けて来たもの。
これまでピノ、ジンファンデル、シャルドネと飲んで来たけど、メリタージュを飲むのは初めて。

ジンファンデル 48%、カベルネ・ソーヴィニヨン 35%、カベルネ・フラン 10%、プティ・シラー 7%というジンファンデル中心なれど、そこにボルドーブレンド的な配合をしたという、実に珍しいレパージュ。

飲んでみると、グッとくる果実味とその凝縮感がたまらない。濃い目だけど節度があり、とっても上品な仕上がり。
映画監督らしく、映画の永年に渡る伝統に敬意を表したワインで、映画の創世記の頃の「ゾーエトロープ(zoetrope)」という連続した静止画を回転させて動画に見せる19世紀に発明された世界最初の動画装置をイメージしている、とエチケットに英文で書かれている。
ゾーエトロープとはこんなもの。
さすがに実物を見たことはないな〜〜
さすがに実物を見たことはないな〜〜

まさにこのディレクターズ・カットのエチケットはゾーエトロープそのもの。


ワインと映画という2つの伝統に経緯を表した素敵なワインです。
今夜はソニー・クラークの『DIAL "S" for SONNY』とコッポラ監督のディレクターズ・カットで幸せに酔う夜です。
今夜は客人とナイショのバー!
もうナイショのバーに行くというだけでワクワクしちゃう!
まずはグレン・マレイ(Glen Moray)の1989年というトンデモなく古いのをハイボールで!

凄いな〜 1989年と言えば、僕が会社を創業した2年目。ボトルNo.も記されてる。凄く貴重な感じがするウイスキー。
麦の甘み、穀物らしさが存分に出た素晴らしいウイスキーです。名前の通りのスコットランド最大の湾、マレイ湾の海沿いにある蒸留所。写真の通り、実に素敵な海です!

マレイ湾にはナッシーで有名なネス湖を源流とするネス川や、ウイスキーの銘醸地、スペイサイドから流れるスペイ川が注ぐ湾。クジラやイルカがいることもで有名だとか。
現地の写真を検索したら、見ての通り、イルカのシーンが満載!

行ってみたいものです。
そしてお料理はナイショのバーの名物、黒トリュフと自家製ソーセージ、トレヴィスの手打ちタリアテッレへ!

まさにワインを飲む人のために創られたプレート!
黒トリュフとソーセージの旨味がワインをもっと飲め、もっと飲めとけしかける。

メインディッシュはもちろん、ナイショのバー特製、東京X豚のハンバーグ!!

先日に続き、お肉をナイフで割った瞬間にスープが流れ出す瞬間を史上2回目、カッチョ良く写真にゲットできた! いや〜、今こうやって写真を見返していても食べたくなる!
合わせるワインは、前にもナイショのバーで飲ませてもらったマッケンジー・ミューラー(McKenzie-Mueller)の『NAPA JAZZ(ナパ・ジャズ)』という謎めいたワイン。


ブドウはネットで見たら完璧なまでのボルドーブレンド。
カベルネ・フラン 44%、カベルネ・ソーヴィニヨン 28%、メルロ 10%、マルベック 8%と、まさにトラディショナルな構成。
深みと重み、心地よい渋みがあり、素敵なワイン。ハンバーグにはピッタリ!
このマッケンジー・ミューラー(McKenzie-Mueller)は謎だらけでよく解らないワイナリーだけど、ネットで写真をアサると何とも素朴なワイナリーだね〜

そしてシメのカクテルにはハイハットでキメて、こうして月曜からめっちゃハイテンションなナイショのバーな夜は更けましたとさ。


昨年の夏にオーストラリアはメルボルンへ出張し、夕方から強引にヤラヴァレーに突撃し、ドメーヌ・シャンドンに駆け込んだ。ご存じフランスのモエ・エ・シャンドンがメルボルンに立ち上げたワイナリー。
もちろんメインはスパークリングだけど、現地ではピノ・ノワールも造っていて、試飲させてもらったけど、軽やかな艶があり、とても素敵なピノだった。帰路が日本じゃなく韓国へ行かなくてはならなかったがために買ってこれなかったのが残念。
そのドメーヌ・シャンドンのピノが何と日本で売ってた!!

喜び勇んで買い込んで飲んでみました〜〜
とってもトラディショナルなピノ。果実味はしっかりしてるし、鉄分、土の香りなどもして、とってもフレンチな世界。ブルゴーニュと言われたら騙されちゃうかもね〜
最近はオーストラリアのニッチなワインがずいぶんと日本に入って来るようになったね〜 先日もメルボルンで訪問したイヤリング・ステーションのワインに遭遇したしね。
ドメーヌ・シャンドンのお供をするジャズは、ジョン・ディ・マルティーノ&ロマンティック・ジャズトリオの『モリエンド・カフェ(Moliendo Cafe)
』
1曲目のラテンナンバー「マリア・セルバンテス」は泣きが入る感じの名演奏。
そう言えば、どこの国に行こうがワインバーとジャズクラブを探す僕ですが、メルボルンではジャズクラブは行かなかったな〜
もう中々行く機会がないだけに、残念!
今夜はドメーヌ・シャンドンとジョン・ディ・マルティーノの素敵なジャズに酔う夜です。

僕はブレッカー・ブラザーズが大好き。特に兄貴のトランぺッター、ランディー・ブレッカーは大好きで、彼のほぼすべてのアルバムを持ってるし、僕のレーベル「ハートノート(HeartNote)」でも湊孝夫さんの「I’m Glad There Is You」に2曲、ゲスト参加してもらった。
そしてランディー・ブレッカーの2度目の奥様、テナー・サックスのアダ・ロバッティーのアルバム『Under the Hat
』もハートノートから発売・ディストリビューションした(CDのリンクは残念ながらハートノートじゃなく輸入版、Amazonさん、扱ってくれなくって、、)。

毎年、日本に来るたびにライブには顔を出してるしメールで連絡は取ってる。
2011年と2012年はマイク・スターンのバンドで来日し、実質主役な感じだった。
でも今年は来てないな〜 マイク・スターンは来たんだけどね。
もちろん弟のマイケル・ブレッカーも大好きだけど、そのマイケル・ブレッカー、2007年1月、白血病で亡くなっちゃったからね〜
もう二度とブレッカー・ブラザーズのライブは聴けない、、、

そんな中、マイケル役をランディー・ブレッカーの奥様が努めた「ブレッカー・ブラザーズ・リユニオン」が行われた!
2011年9月の事です。その後、昨年の9月にも企画され、僕はその日ピンポイントで何とかニューヨークに行けないか、真剣に考えたものです。
その時のライブがDVDに、そしてスタジオで録ったものがCDになったパッケージが『ランディー・ブレッカー/ブレッカー・ブラザーズ・リユニオン
』として発売になった!!
もう感動物です!!

今夜はCDを聴いたんだけど、いや〜、『ランディー・ブレッカー/ブレッカー・ブラザーズ・リユニオン』でぶっ飛んだ夜です。
そしてDVDを観るのが楽しみだな〜
お供するワインは、ちょっと珍しいもので、ブルゴーニュ最北端のジョワニーで造られる『Domaine du Clos Saint Jacques』というロゼ。
淡いピンクが可愛らしい。
ジョワニーはローマ時代からすでに銘醸地で、ベルサイユ宮殿でもこの地区のワインは大人気だっだとか。
ジョワニーというところ自体、とっても素敵なところだね〜


行ってみたいものです。
その後、荒れ放題だったこの畑を立て直したのは、ジョワニーの三つ星レストラン「ラ・コート・サン・ジャーク(La Côte Saint Jacques)」のシェフ、ミッシェル・ローランという人。あの著名なワインの醸造家とは同姓同名の別人。
ご本人も貫禄があるし、そしてレストランも素敵。
ブドウはピノ・ノワールのほか、ピノ・グリ、トレソ(Tressot)、ソーヴィニヨン、マルベックと書いてある。
このトレソ(Tressot)ってブドウは初めて聞くな〜
ネットで見ると、正式名称はTressot Noirとなってた。
遺伝子解析の結果によれば、プティ・ヴェルドとデュラスの交配だとか。
今度はこのデュラスってブドウが知らないブドウだな〜


トレソ(Tressot)はかなりマイナーで、かつ消えかかりつつある運命な感じで、1軒の農家だけがその栽培を続けていると。
軽やかで、少し若目の艶気があり、中々素敵なワインです。
今夜はブレッカー・ブラザーズ・リユニオンに心躍らせ、そしてDomaine du Clos Saint Jacquesに魅せられた素敵な夜です。