2013年7月 Archives

マルグリット・マリー
超久しぶりにとっても素敵な客人とマルグリット・マリーな夜です!

マルグリット・マリー、いったいいつ以来だろう?

たぶん昨年12月にナカイ・ヴィンヤード中井さんの帰国パーティーの後に顔を出して以来だな〜 何と、、7ヶ月ぶりか〜!

この7ヶ月、本当に遊びに出るどころじゃない感じだったからね〜 いろいろな意味で、本当に忙しかったです。あ、今も忙しいけどね〜〜

さて、まずはアンリ・ジローのシャンパンで喉を潤し(写真撮り忘れたけどニコルスの右上にチラ見せあり!)、プロシュートやオリーブ、スモークサーモンなど、ワインのおつまみの定番中の定番をいただく。

そしてメインのワインは、毎年来日するたびに遊んであげてる(笑)ニコルスカベルネ・フラン。それも1998年!!

最初、少し酸化熟成が始まりかけてる感じもあったけど、時間とともにそんな老獪さのベールがはがれ、果実味と旨味が蘇ってきた。

ニコルス マルグリット・マリー カベルネ・フラン
エチケット同様、何ともお洒落なキース・ニコルスの”作品”です。

自宅にはこのヴィンテージでニコルスのサイン入りのが1本、大事にストックされている。前に彼と飲んでその場でサインをしてくれたにも関わらず、彼自身がそれを目の前で開けて飲んじゃって、罰ゲームとして後から贈ってもらった奴です(^_^)

そしてメインディッシュに牛頬肉の赤ワイン煮込みをいただいた。もうこれは頬が落ちてしまいそうなほどの美味さ!

マルグリット・マリーでは、オーナーたるマダムがワインに合うお料理を求めるのに対し、どうしてもシェフは”俺の料理にワインを合わせろよ!”系な人が多く、中々みな長続きしない。

で、最後の最後、いよいよどうするかと思っていたら、何と、ソムリエールたるマダムがご自身でシェフに”昇格”です!

今夜はマダムの造るお料理としては、写真を取り損ねたけどとっても旨味が詰まったキッシュ、そして写真の牛頬肉の赤ワイン煮込みの2品をいただいたけど、最高です!

マルグリット・マリー 牛頬肉の赤ワイン煮込み

マルグリット・マリー 牛頬肉の赤ワイン煮込み ニコルス カベルネ・フラン
久々のマルグリット・マリー、やっぱりここは地上の楽園サンクチュアリだな〜

そう、そして素敵な人と来るとワインもお料理もさらに素敵になる。

ワインと料理と人、それはパズルのように組み合わさって素敵な想いを描き出す。

それはまるで芸術家が描くコラージュの如し。

マルグリット・マリー、また早々に来たいけど、中々恵比寿のオフィスから銀座まで出てくる機会は少なく、次がいつになるかわからないな。でも近々来たいな〜!!

何とも素敵な夜です!
ロジャー・ハリソン Roger Harrison
ベリンジャーの歴史を背負った男、ロジャー・ハリソンと1年ぶりに再会です! 場所は表参道のお洒落なレストラン『TWO ROOMS』。

ロジャー・ハリソン貴腐ワインの大家。貴腐ワインって、フランスで言えばソーテルヌとかの甘口のワインの世界。

でも彼は自分の作品たる貴腐ワインをデザートワインと言われるのを嫌う。もっとお料理と合わせて素敵に楽しめるというのが彼の主張。今日はその彼の神髄を味わいべく、お料理と貴腐ワインの組み合せを楽しむランチ・パーティーです!

さて、ここTWO ROOMS、何やらシェフはオーストラリアンらしい。彼の創るオーストラリアンなお料理と、ロジャーの創る貴腐ワインの組み合せ、これは楽しみ!

ロジャー・ハリソン Roger Harrison

まずは最初にロジャー・ハリソンから彼の創る貴腐ワイン、そして彼がベリンジャーとは別に立ち上げてるプライベート・ワイナリー『ハリソンファミリーセラーズR.A. HARRISON FAMILY CELLERS)』に関するプレゼンテーションからスタート!

ロジャー・ハリソン Roger Harrison

とっての楽しいお話がいろいろ聞けた。でも僕の心は早くロジャーの”作品”が飲みたくって飲みたくって、もう待てない状態!

今回のロジャー・ハリソン貴腐ワインは2種類。

1つは「レイト・ハーヴェスト ソーヴィニヨン・ブラン 2011」。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison レイト・ハーヴェスト ソーヴィニヨン・ブラン

そしてもう1つは彼のフラッグシップたる「ノビリティ(Nobility) 2008」。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison ノビリティ Nobility

このノビリティはソーヴィニヨン・ブランとセミヨンから造られる、まさに本家フランスのソーテルヌのスタイルそのもの。

さ、お料理もスタートした!

最初の前菜は、「本日の築地鮮魚のカルパッチョ グリーンマンゴー フォアグラ タイフレーバー」というもの。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison TWO ROOMS

グリーンのマンゴーソースがお皿に華を添える。そして白身のお魚の上にはフォアグラが乗ってる! 何とも贅沢な逸品。

続いては、「赤身ツナ クリスタルベイ海老 北海道産ホタテ マカデミアデュッカ&クリーム」という”作品”。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison TWO ROOMS

赤身のマグロによるお料理、これはほんと、食べてしまうのが惜しいくらいの”作品”です。

クリスタルベイ海老もプリプリで美味い!

このクリスタルベイ海老とは、どうやらオーストラリアの特産品らしく、本当にクリスタル・ベイという港かあり、そこで捕れる海老らしい。

クリスタルベイ海老 TWO ROOMS

シドニー近くの透明度のとっても高い海だとか。その海の透明度のせいか、海老も透けるような美しさ。

クリスタルベイ海老

ロジャー・ハリソン Roger Harrison 古本龍彦
マカデミアデュッカ&クリームというクリームも旨味があって貴腐ワインによく合う。

レイト・ハーヴェスト ソーヴィニヨン・ブラン 2011」が軽やかで爽やかな酸と甘みを持つのに対し、「ノビリティ(Nobility) 2008」はもっと骨格が太くしっかりとした芯を感じる。

いずれのワインも高貴で、優雅で、上品な味わいと香り。ほんと、これはロジャー・ハリソンの作品です!

メインのお料理がまた凄い! 「鹿児島産黒豚のチャーグリル メープルグレーズドベーコン オランデーズ」という迫力満点な一皿。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison TWO ROOMS

ロジャー・ハリソン Roger Harrison 川邉久之 高畠ワイナリー
真ん中の四角い感じのものが黒豚。これはシンプルに焼き上げてある。右隣がベーコン。甘いソースがかかっていて、これは貴腐ワインと素晴らしくよく合う。

貴腐ワインとお肉料理、シェフのマジックで実に絶妙な組み合せ!

お肉の脂の甘みとか、まさに貴腐ワインといい感じ!

そしてデザートのところでサプライズ!!

ロジャー・ハリソン Roger Harrison ベリンジャー ナイチンゲール 1986年
ロジャー・ハリソンは1983年にベリンジャーに入社してるんだけど、彼がまだ若かりし頃、1986年のベリンジャーのレイト・ハーヴェスト「ナイチンゲール 1986」が登場!!

いや〜、こんなヴィーテージ物のカリフォルニアのレイト・ハーヴェストは飲んだことがない! それもナイチンゲールにしては珍しいフルボトル!

色は素敵な光沢のあるレンガ色。そして味わいは奇麗な酸化熟成をしており、シェリーで言うところのアモンティリャードのような雰囲気を醸し出している。

何とも言えない風格と歴史の重みを感じる迫力がある。鎮座して、姿勢を正して飲まないと!、という気になるほどの深〜いワイン。

ロジャー・ハリソン Roger Harrison ベリンジャー ナイチンゲール 1986年 ラズベリーパブロバ
いや〜、このウルトラなサプライズには本当に驚いたし、1986年のナイチンゲールが飲めて幸せ!

実は自宅のセラーに1986年のベリンジャー・ナイツ・ヴァレーがあるんだけど、1986年、気になるな〜

デザートは、これまたオーストラリアンな感じで「ラズベリーパブロバ」というアイス+クッキー的な”作品”。見た目も鮮やか!

今日は4時間近く、ロジャー・ハリソンを目の前に(本当に僕の席の真ん前でした!)して、ゆったりとロジャーの作品を飲みながらお料理と会話を楽しみました。

人生、こんな幸せな時間があっていいんだろうかと思えるほどの深く人生の深淵に届くかのような時間を過ごしました。

ロジャー・ハリソン、奥様のカミーユ・ハリソン、そしてこの素敵なイベントを企画してくれた村田みず穂さん、元ベリンジャーで今は独立した古本龍彦さんの皆々様に感謝です!

素敵な日曜日の午後です!

ロジャー・ハリソン Roger Harrison カミーユ・ハリソン 村田みず穂
ロジャー・ハリソン Roger Harrison TWO ROOMS
この三連休、哀しいかな突然、何と台湾台北行きとなった。何でこうなるかな〜〜

成田空港第2ターミナル
日曜日の午後一の便で成田から飛び立った。そう、これが羽田空港ならまだいいんだけど、成田空港ってのが哀しいな〜

おまけに超久しぶりの成田空港第2ターミナル、何と、、出国ゲートを通った後にはレストランがないよ!! マジですか〜

カフェが1軒、売店の中の立ち喰いコーナーが1軒。これでザッツ・オール!

成田空港第2ターミナル
仕方なく、売店で牛丼を頼むも、これが小学生向けかというほど小さなボールに呆れ果て、追加で天婦羅蕎麦を頼むも、これまたスープがウドンと兼用のためか、やや関西風な薄味でシマリのないスープ。

何とも最低なランチです〜(>_<)〜

インペリアルホテル SONOMA
で、日曜日の夜はホテルで夕飯。

ホテルには、鉄板焼き&ステーキハウスがあり、その名も何か期待させる「SONOMA」!

え、、カリフォルニアの名醸地「SONOMA」を名乗るとは、もしかしてカリフォルニアワインの店?

と、期待して入るも、ま、ワインはそれなり。チリとかが多く、カリフォルニアは数点。

その中で選んだには、サントリーが買収したシャトー・セントジーン

僕の場合、まずはメインのワインを決め、それから食前酒やお料理のストーリーを決めてくことが多いので、最初はワイン選びなんだよね〜

シャトー・セントジーン
さて、ワインの前の食前酒には、亜熱帯気候の蒸し暑い台北の空気を振り払うクールダウンな飲み物が必要。

ハイボールを頼んだら、写真の通り、ライムが上に乗った可愛らしいのが出て来た!

本来、僕はハイボールに柑橘系を入れるなんて絶対ダメ! ウイスキーの旨味が消えちゃうもん。レモンなんか入れられたら怒っちゃう。

でも本当に蒸し暑い台北の夜、ライムの入ったハイボールは実に爽やかで爽快な飲み物。美味い!! これはかなり最高です!

汗が引いたところで、さ、ワインです!


インペリアルホテル SONOMA シャトー・セントジーン
開けたのは、2009年のシャトー・セントジーン。家には1998年をあと1本残してるほど、大好きなワイン。長熟で大人の世界を醸し出す完璧なまでのボルドースタイルのトラディショナルなワイン。

レストランの若いスタッフがワインにとっても興味があるらしく、シャトー・セントジーンは飲んだ事ない、どんな味わいなの?、香りはどう?、とか聞いてくるので、彼女に1杯、献杯した!

嬉しそうに飲んでる彼女、可愛いね〜 幸せは共有しないとね!

泊まったこのインペリアルホテルというところ、中々の老舗かつ国際的ホテルらしく、スタッフはみな英語が出来るし、壁には有名人の宿泊の写真が多数!

スポーツ関係なら王貞治ニューヨーク・ヤンキースの面々、タレントならパフィー反町隆史、政治家なら横浜市の中田・元市長などの写真が廊下に飾ってある。

インペリアルホテル SONOMA
上段:王貞治
下段左:ニューヨーク・ヤンキース、右:パフィー

中々の素敵なホテルだな〜

さて、シャトー・セントジーンに合わせるお料理も、さすが老舗のホテル、中々なもんです。

前菜は、フォアグラの鉄板焼き。煮リンゴの上に乗せてきたのがお洒落でいいな〜 この1皿だけ、食中でも貴腐ワイン、ソーテルヌとかでもいい感じ。

インペリアルホテル SONOMA シャトー・セントジーン

続いては、実に本格的なオニオングラタンスープ! こりゃ完璧なまでのフレンチスタイル。シェフがフレンチ系なのかな? 素晴らしい出来栄えです。

そしてシーザーサラダ。これもブルーチーズの風味がワインと心地よい素敵な一皿。

インペリアルホテル SONOMA シャトー・セントジーン

ここで一口、口直しのグラニテ。フワッとしたシャーベットて口の中をリセットし、メインのステーキに備える。

さ、メインのステーキです! アメ牛のヒレ。分厚いけれどとっても柔らかく、トロけるような口当たり。ミディアム・レアな火の通り加減もちょうどいい。

インペリアルホテル SONOMA シャトー・セントジーン

インペリアルホテル SONOMA BALLANDEAN Estate バランディーン
このレストラン、何から何まで素晴らしいな〜〜〜

ここでシャトー・セントジーンが空いちゃった〜

ちょっとだけ飲み足らないのでハウスワインをグラスでいただきました。

ここのハウスワイン、オーストラリアのBALLANDEAN Estateバランディーンと読むらしい)というところのらしいけど、クイーンズランド州の老舗のワイナリーらしい。1932年創設だそうです。

シメにデザートをいただき、素敵な台北の夜は更けました。

何とも素敵なレストランです。


BALLANDEAN Estate バランディーン

P.S.
2日目も同じホテルのレストランで夕飯を食べました。当夜のワインは大好きなベリンジャーのナイツヴァレーの2010年です!

これまたレストランのスタッフの女性が飲んでみたそうだったので、1杯献杯です!

インペリアルホテル SONOMA ベリンジャー ナイツヴァレー
ドゥーツ DEUTZ
久々に『びのむ』に出掛けた。鴨のコンソメのスープで煮込むおでんの店。これ、本当に凄いよ〜

今日も暑かった〜 ということで、まずは泡、シャンパンさ! 出て来たシャンパンは、ドゥーツDEUTZ)という初めて聞くもの。

気になってドゥーツDEUTZ)、調べてみた。1838年創業の歴史ある小さなブティック型シャンパン・メゾンで、パリの最上級のレストラン「タイユヴァン」にて、タイユヴァン・ブランドのハウス・シャンパーニュに採用されてるって! これは凄いこと!

そんなシャンパンが日本に入って来てるんだね〜 暑さを吹き飛ばすかのようなカラッとした夏向きの清々しいシャンパン。

びのむ

ガイヤーホフ Geyerhof リースリング
シャンパンに合わせる前菜は、ウニ、カニ、ジュンサイの素敵な酢の物。旨い! 本当に夏が来た感じです。大黒摩季の『夏が来るな世界!?

続いては、オーストリア、ガイヤーホフGeyerhof)のリースリングです。

とても爽やかなリースリング。ミネラル感がたっぷりとしていて、土と白い花系の香りがする。シャンパンに続き、実に夏向きな逸品。

ガイヤーホフGeyerhof)は現在何代目かをイルゼ・マイヤー女史が継いでワインメーカとして頑張ってるワイナリー。写真の通り、実に素敵な女性です(左下の写真の男性はご主人のジョセフ・マイヤー氏)。ワイナリーも素敵なところ。

ガイヤーホフ Geyerhof リースリング イルゼ・マイヤー

ガイヤーホフ Geyerhof リースリング イルゼ・マイヤー

そして、このリースリングにぴったり寄り添うかのように出て来たお料理は、鱧と松茸のフライ。

びのむ

鱧をフライで食べるのは生まれて初めて。いや〜、ギュッと身が引き締まって旨味が凝縮されてる感じ。

びのむ

ルネ・ロスタン Domaine René Rostaing コート・ロティ
続いての一皿は、蒸し鮑。肝をソースに使ってる。これは赤ワインだね〜

選んでもらったワインは、南仏コート・ロティの名門中の名門、ルネ・ロスタンDomaine René Rostaing)。それもヴィンテージが1998年と、何と15年物!

実に円熟したまろやかなワイン。まだまだ果実味がしっかりしていて、まだずいぶんと年数もイケそうな感じ。

ルネ・ロスタンDomaine René Rostaing)は、まさにMr. René Rostaing氏が自身で立ち上げたワイナリー。

フランス革命以前からアンピュイ村でワインを造ってきた親族と夫人の祖母の畑をまとめる形でドメーヌを設立し、隠居した親族の畑を次々に相続することでドメーヌを拡大してきたとか。

コート・ブロンド」、「ランドンヌ」、「ヴィエレール」という素晴らしい畑名を付けた”作品”が有名。シャトーも実に素敵!

ルネ・ロスタン Domaine René Rostaing コート・ロティ

そしてこのルネ・ロスタンを選んだ事を見据えたかのように、ほんわりと赤い色が艶っぽい鴨肉が出て来た! いや〜、鴨とルネ・ロスタン、最高の組み合せ!

びのむ

さあ、いよいよ鴨のコンソメスープで煮込むおでんの時間で〜す!

毎度のお約束、フルーツトマト、大根と牛ホホ肉トリュフ添え、そして季節物の京野菜の逸品「壬生菜(みぶ菜)」、蛸、ゴボウ天、車麩などなど、いやはや、もう赤ワインのために生まれて来たような素敵な逸品ばかり。

びのむ
2段目左:フルーツトマト、右:大根と牛ホホ肉トリュフ添え
3段目左:車麩、右:蛸
4段目左:ゴボウ天、右:壬生菜

そしてシメのお食事は、グリンピースとトウモロコシの炊き込みご飯。最初はそのまま、途中からは鴨のコンソメスープを掛けて食べる。もう頬が落っこちちゃう旨さ!

びのむ

デザートはフルーツのコンポート。

びのむ

ペガサス・ベイ PEGASUS BAY FINALE
それに合わせてデザート酒は、ニュージーランドの貴腐ワイン『PEGASUS BAY FINALE』。

ペガサス・ベイはニュージーランド南島、ワイパラ・ヴァレーにあるワイナリー。ロバート・パーカー選出のニュージーランドに5つしかない5つ星のワイナリー。

その5つ星のペガサス・ベイが造るレイト・ハーヴェスト、つまりは貴腐なワインの世界は深い。

地に足の着いたブドウの味わいとトロけるような甘みに身体ごとトロけてしまいそう、、、

相変わらずの野尻シェフの”野尻マジック”な素敵なお料理と、そしてオーナーセレクトな素敵なワインに心ヤラれる、言葉では表現し切れない、何とも素敵な『びのむ』な夜です。
サリーヴ マンサニージャ
大きなビジネスをしている大切なお客様との会食があった。

場所は大好きな恵比寿のワインバー『サリーヴ』。

この客人、若い時にフレンチに勤めていて料理人を目指していたとかで、料理にはこだわりがあるし、食べて美味しいと思ったものはご自分でも作るそうだ。凄いね〜!

さて、まずは食前酒に僕はマンサニージャ。幸せなお酒です! 美味い!

そう、まず何が幸せって、今夜は何と、、18時からのスタートです!

こんな明るい時間から飲むなんて、僕らIT業界では中々ないこと。


シモンシッヒ カーブス ヴォンケル Simonsig Kaapse Vonkel Brut
続いては、超珍しい南アフリカのスパークリングに挑戦!

この『シモンシッヒ カーブス ヴォンケル(Simonsig Kaapse Vonkel Brut 2011)』、かなりの出来栄えです!

言わなければそのままシャンパーニュと言ってしまいそうなほどの完成度。

泡の立ち方もきめ細かいし、シャンパーニュ特有の軽いトースト香もある。

ブドウはピノ・ノワール55%、シャルドネ43%、ピノ・ムニエ2%とシャンパーニュっぽいし、製法も瓶内二次発酵のシャンパーニュ・スタイル。

ケーブタウンから45Km東に行ったステレンボッシュに近いSimonsberg Mountainというところで造られてるらしい。

シモンシッヒ カーブス ヴォンケル Simonsig Kaapse Vonkel Brut Simonsberg Mountain

シモンシッヒ カーブス ヴォンケル Simonsig Kaapse Vonkel Brut Simonsberg Mountain

このワイナリー、何と、1688年からワイン造りをしてるとか! Malan家という一族が経営してる。

シモンシッヒ カーブス ヴォンケル Simonsig Kaapse Vonkel Brut Simonsberg Mountain

お料理も相変わらず凄いよ〜

サリーヴ

今日はまずはクジラ料理から! クジラをバルサミコのソースにて。スライスしたゴボウと生姜が添えられてるのが斬新。

サリーヴ

そしてオードブルの盛り合わせは、スモークサーモンを初めとし、パテ・ド・カンパーニュ、そして緑色のは何だったけかな〜?

サリーヴ ラクレット

ドメーヌ・フランソワ・リチュレ DOMAINE FRANCOIS LICHTLE ペサック・レオニャン シャトー・ド・ロッシュモラン Chateau De Rochemorin
続いてのお料理は、サリーヴ名物ラクレット

火で温めた小さな鉄板の上でラクレットチーズを溶かし、そこにソーセージ、ポテト、ブロッコリなどを乗せ、チーズに絡めて食べる。僕の大好きな一品。

ワインはラクレットに合わせ、客人はアルザスのリースリング、ドメーヌ・フランソワ・リチュレDOMAINE FRANCOIS LICHTLE)の2010年。

爽やかで夏向きの逸品。

僕はペサック・レオニャンシャトー・ド・ロッシュモランChateau De Rochemorin)を。

シャトー・ド・ロッシュモランペサック・レオニャンの中でも歴史ある由緒正しいドメーヌ。7世紀にはここにムーア人が住み着き、シャトーは何と、1072年には存在したらしい。

ペサック・レオニャン シャトー・ド・ロッシュモラン Chateau De Rochemorin
ペサック・レオニャン シャトー・ド・ロッシュモラン Chateau De Rochemorin

敷地内には今のムーア人の紋章があるとか。

ちなみに、ムーア人とは北西アフリカに居たイスラム教徒の民族。7世紀頃は、歴史の教科書的には「イベリア半島に侵入し、スペインやポルトガルを傘下に入れてた」となってるけど、シャトー・ド・ロッシュモランChateau De Rochemorin)をネットでググっていると、もっともっと深くヨーロッパ社会全土に入り込んでいたことが解る。

例えば、地中海に浮かぶ島々の中で、ナポレオンの生まれた島として有名なコルシカ島、あるいはイタリア領のサルディーニャ島などの旗にはムーア人が描かれている。

ムーア人 コルシカ島 サルディーニャ島

ローマのナヴォーナ広場には、『ムーア人の噴水』というオブジェがあるし、

ローマ ナヴォーナ広場 ムーア人の噴水

著名なファッションデザイナー、エミリオ・プッチの出生家、フィレンツェの貴族、プッチ家の紋章も先のコルシカ島サルディーニャ島の旗と同じ横顔を型取ったムーア人の紋章。

ムーア人 エミリオ・プッチ プッチ家

私市 幻
きっと中世ヨーロッパにはイスラムの風邪が吹き荒れてたんだろうね〜

さて、メインのワインだ!

選んでもらったのは、私市さんがカリフォルニアで造る『のカベルネ・ソーヴィニヨン。ヴィンテージは2003年とジャスト10年物。

4月に来た時にもこの『』のカベルネの2003年を開けたんだけど、本当に艶があってきれいに熟成した大人のワイン。そこらのガキどもには飲ませられない。

そしてメインディッシュが凄い! 何が凄いって、このワインバー「サリーヴ」の母体、都内最高峰のフレンチレストラン「ミュージアム1999ロアラブッシュ」の料理長、中島寿幸氏が今日は何とサリーヴに手伝いに来てる!!

まさか会社近くのカジュアルなワインバーにて中島シェフに遭遇できるとは!

メイン料理はもちろん中島シェフにお任せです!

サリーヴ 中島寿幸

出て来たのは、素敵な羊! 中島シェフのラムを食べるのは初めてですが、いや〜、トロけちゃうほどの美味さ!

赤ワインをたっぷり使ったであろうソースも艶がある。お肉もとっても柔らかい。とても羊とは思えない!

今夜はなんだか凄い夜だな〜

サリーヴ 中島寿幸

セッラ&モスカ SELLA & MOSCA カンノナウ・ディ・サルデーニャ
シメに、パスタをいただいたんだけど、もちろん中島シェフの造るパスタなんて初めての体験!

カルボナーラを創っていただきましたが、フレンチの最高の料理人が創るカルボナーラ、これはもう異次元空間なお料理。

このカルボナーラの旨味にハマってグイっとワインを飲み干しちゃったので、グラスでワインをいただく。


佐野さんに選んでもらったのは、1つはセッラ&モスカ(SELLA & MOSCA)のカンノナウ・ディ・サルデーニャ、もう1つがドメ-ヌ・ドゥ・マタン・カルムDOMAINE du MATIN CALME)という自然派のワイン。南仏ラングドック・ルーションの地域のワインらしい。


ドメ-ヌ・ドゥ・マタン・カルム DOMAINE du MATIN CALME
ドメ-ヌ・ドゥ・マタン・カルムは、見ての通り、ちょっとロゼなようにも見える淡いピンク色の素敵なワイン。

軽やかだけど、清潔感のある艶気満々。水川あさみ系の艶気か〜(笑)

ブドウは後でネットで見ると、この地域らしくグルナッシュ 60%、カリニャン 30%、シラー 10%。

最後の1杯に相応しい心と舌を洗い流すような素敵でチャーミングなワイン。

そして食後酒に自家製のレモンチェッロをいただき、素敵なサリーヴの夜は更けました。

サリーヴ レモンチェッロ
久しぶりにサリーヴ、相変わらず素晴らしいな!

そして中島シェフに遭遇できて、中島シェフが普段創らないカルボナーラなどいただき、そしてワインも南アフリカ→ムーア人の足跡を感じるペサック・レオニャン→カリフォルニア→サルディーニャ→ルーションと世界を巡り、本当に素晴らしい夜です!


P.S.
その後、盛り上がり過ぎた我ら、月曜日にも関わらず、”マイク放さーず”な世界に突入してしまい、さらにその後にもう1軒、ジャズギターの最高峰、ギブソンの335が置いてある店にまで突入してしまいました!!!

月曜日から、ナンデヤネン!?

でも客人は店のプロとギブソンの335でジャムセッションをして大盛り上がりでした。最後の最後まで、実に素敵な夜です!

ギブソン 335
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ローレーヌ ヴェロニク・ドルーアン
Facebookでつながっている「西海岸ワイン族」という面々と、オレゴンのピノが長熟するか、いつが飲み頃か、2000年は今じゃないの、とかのやり取りしてたので、すっかりオレゴンの2000年物を飲みたくなっちゃった!

Facebookで盛り上がったのはシドゥーリのオレゴンだったんだけど、僕のストックも2000年があと1本だけ。

さすがに普通の夜、素敵なお料理の段取りも無しに1本しかないのを開ける勇気はないので、数本あるオレゴンで、かつ2000年ということで選んだのは、ブルゴーニュの名門、ジョセフ・ドルーアンがオレゴンで立ち上げたドメーヌ・ドルーアン・オレゴンの『ローレーヌ 2000年』。

このドメーヌ・ドルーアン・オレゴンメゾン・ジョセフ・ドルーアンの現当主、フレデリック・ドルーアンの姉に当るヴェロニク・ドルーアンがオレゴンの地で立ち上げたもの。

以下、ドルーアン・ファミリーの写真だけど、左からヴェロニク/ローラン/フレデリック社長/ロベール/フィリップ・ドルーアンの各氏。

メゾン・ジョセフ・ドルーアン ヴェロニク ローラン フレデリック ロベール フィリップ・ドルーアン

ロベール・ドルーアンがメゾン・ジョセフ・ドルーアンを第3代目当主として大きく広げた。そして2003年、4兄弟の末っ子、フレデリック・ドルーアンを社長(当主)に据えた。

姉はオレゴンで頑張り、弟はブルゴーニュの地で頑張る。才能溢れる兄弟たちです。姉、ヴェロニク・ドルーアン、素敵な女性ですね〜〜

ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ローレーヌ ヴェロニク・ドルーアン

そのオレゴンで頑張る姉、ヴォロニク・ドルーアンの娘の名を付けたドメーヌ・ドルーアン・オレゴンのトップキュヴェがこの「ローレーヌ」です。この2000年がとってもお気に入りで、当時、木箱で12本買い付け、それ以来大事に保存してました。あと残り1〜2本です。

ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ローレーヌ ヴェロニク・ドルーアン マイルス・デイビス カインド・オブ・ブルー マイルストーンズ
いや〜、こりゃ芸術的美味さ! 当時いくらで買い付けたか記憶にないけど、万の単位とかは絶対してない。まさにブルゴーニュの万の単位の金額のワインとバリバリに勝負できるワイン。

まだふくよかに残る果実味、しっかりとした土の香り、鉄分、わずかに香る獣臭や血の匂いなど、完璧なまでのブルゴーニュ。いや、普通のブルゴーニュの13年物より骨格がしっかりしてるな。本国を超える勢い。

現在普通に流通してるドルーアン・オレゴンのネットショップなどの評価を見ると「ブルゴーニュの本家とは一味違った」、といった記述をよく見掛けるけど、13年経って熟成したドルーアン・オレゴンは、本家と区別が付き辛いほどの素敵なブルゴーニュスタイルのワイン。

残りの1〜2本はまだまだ当分保存です!

マイルス・デイビス カインド・オブ・ブルー
さて、このドメーヌ・ドルーアン・オレゴンの『ローレーヌ 2000年』に合わせるジャズは、今夜は久々にCDじゃかくアナログなレコード。

渋めにマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』、そしてもう1枚『マイルストーンズ』です。

マイルスの渋くミュートされたトランペットにキャノンボール・アダレイのアルト・サックス、ジョン・コルトレーンのテナー・サックスが艶っぽく絡む姿がある種のエロティズムな世界。

写真はカインド・オブ・ブルーの録音風景。ピアノには敬愛するビル・エヴァンスです!

マイルス・デイビス カインド・オブ・ブルー ビル・エヴァンス キャノンボール・アダレイ ジョン・コルトレーン

マイルス・デイビス マイルストーンズ
ベースは大好きなポール・チェンバースが2枚とも弾いている。

完璧なまでにトラディショナルなピノ「ローレーヌ」と、完璧なまでのモダン・ジャズを演じるマイルス・デイビス。これらの世界にもう言葉はいらない。まさにダブル・トラディショナルな世界!

どこまでも美しく、どこまでも艶っぽく、そしてわずかな切なさと哀愁を秘めたワインとジャズの組み合せに心ヤラレた夜です。
ボデガス・マルケス・デ・ビソハ Bodegas Marques de Vizhoja トーレ・ラ・モレイラ torre la moreira
もう暑い日々だね〜〜

そんな蒸し暑い夜のお供は、スペイン北西部、ポルトガルとの国境に程近いガリシア地方リアス・バイシャスアルバリーニョ種のワインが爽やかで美味い!

開けたアルバリーニョは、ポルトガルとの国境河川、ミーニョ河沿いで、DOリアス・バイシャスの4つのサブゾーンのうちの一つ、コンダード・デ・テアに1966年に創設されたボデガス・マルケス・デ・ビソハBodegas Marques de Vizhoja)の造る『トーレ・ラ・モレイラtorre la moreira)』。

アルバリーニョには珍しく、かなり発泡してる。


ボデガス・マルケス・デ・ビソハ Bodegas Marques de Vizhoja トーレ・ラ・モレイラ torre la moreira アス・バイシャス コンダード・デ・テア
微発泡はよく見掛けるけど、カヴァと見間違うほどの発泡している状態は珍しいな。


でもこの発泡状態が暑苦しく蒸し暑い夜には心地よい。美味い!!


ワイナリーも実に素敵なところ。


ボデガス・マルケス・デ・ビソハ Bodegas Marques de Vizhoja トーレ・ラ・モレイラ torre la moreira アス・バイシャス コンダード・デ・テア

場所は、本当にポルトガルとの国境沿い。行ってみたいものです。

ボデガス・マルケス・デ・ビソハ Bodegas Marques de Vizhoja トーレ・ラ・モレイラ torre la moreira アス・バイシャス コンダード・デ・テア

さて、トーレ・ラ・モレイラtorre la moreira)のお相手をするジャズは、日本のジャズピアニスト、名手・益田幹夫の『ブルー・ダンブリング』。ミッキーの愛称で親しまれるとっても素敵なピアニストです。

益田幹夫 ブルー・ダンブリング ローン・カーター グラディ・テイト

スターダスト、いつか王子様が、マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴなど、至極のスタンダード集。

益田幹夫 ブルー・ダンブリング ローン・カーター グラディ・テイト

オール・ラヴ グラディ・テイト・シングス
メンバーが凄い!


ベースにローン・カーター、ドラムスはグラディ・テイトという名手に囲まれた素晴らしいピアノトリオです。


グラディ・テイトはドラマーとしても超一流だけど、実はヴォーカルのアルバムも何枚か出していて、何と、1973年と1989年にはグラミー賞の男性ベスト・ポップ・ヴォーカルにノミネートされているとか。多彩だね〜

写真は2002年の「愛」をテーマにしたヴォーカルアルバム『グラディ・テイト・シングス/オール・ラブ』。

オール・ラヴ グラディ・テイト・シングス
ボデガス・マルケス・デ・ビソハBodegas Marques de Vizhoja)の造る夏らしいワイン『トーレ・ラ・モレイラtorre la moreira)』と、益田幹夫のとってもお洒落なジャズ、この組み合せの妙で暑さを忘れ何とも心地よく酔う夜です。

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