真夏のメルボルンにて〜Walter's Wine Barが無くなっちゃう!〜
3度目のメルボルン行きです。こちらが真冬で向こうが真夏。こりゃ辛いよ。それも、日本からメルボルンには直行便がなく、韓国メーカとの下打ち合わせもあるのでソウル経由でメルボルン。ソウルは日本より寒いからね〜 こりゃほんと、辛い。

想定内だけど、ソウルは写真の通りの雪景色。寒い(>_<) −3度。メルボルンは32度。ふう〜、行く前から泣けてくる、、
着いて早々、メルボルンの朝の空は突き抜けるような青い空に夏の雲が漂う。通る人たちもホットパンツにノースリーブな感じ。

街にはのどかな馬車が通り過ぎ、街角にはストリート・ミュージシャンがたくさんいて活気に溢れてる。


でも夜の顔はまた別。


昼間の暑苦しさとは別の清く美しい静寂な夜の世界がある。
ヤラ川沿いの川縁に佇むストリート・ミュージシャンは昼間のそれとはまったく違う世界を醸し出す。
写真のサックス奏者のむせぶような音には人が生きているって生き様が吹き込まれてる。
でもそこで恐るべき事実を知る事になる。
20数年に渡り続いて来たこのWalter's Wine Bar、何と、、5月頃で店を閉めるって、、


ショックで声が出ない、、
何で?? いつも流行ってるのに、、、
聞けばオーナーが都市部を離れワイナリーの近くでワインバーをやりたくってそっちに店を出したんだけど、そこだけに集中するらしい。
メルボルンに行く楽しみが無くなっちゃうな、、
で、ともかく腹ぺこ青虫な僕は最初はヴィクトリア州のリースリング、そして同じくヴィクトリア州のロゼなワインに向かい、お料理はスモークサーモンにステーキと、まさに食べたいものを食べたいだけ食べました!

写真に撮ったワインリストからすると、たぶんリースリングはキング・ヴァレーのGapsted、ロゼはヤラ・ヴァレーのMedhurstというものだと思う。
ワインもお料理も、最高に美味い!! 何で無くなるんだよ〜〜!
そんなわけで、翌日もWalter's Wine Barに行った。もうこれが最後の機会かもしれないからね。
ホテルからWalter's Wine Barまでの道すがらも夜の世界は実に美しい。ダウンタウンの中央駅たるフリンダース駅の駅舎もライトアップされて美しい!

そして昨日はのどかに想えた場所も夜の世界ではおとぎの国の馬車となる。幻想的な光景に思わず足が止まる。
(あまりに美しい光景ゆえ、拡大写真を用意しました。写真をクリックすると大きな写真を見ることが出来ます。)

最後になるかもしれないWalter's Wine Bar、まずは地元ヴィクトリア州のリースリングをグラスでいただき、Walter's Wine Bar流シーザーサラダを組み合わせる。川沿いからの青白い光を受けたテーブルの上だけが別世界になっている。
さて、メインのワイン。前夜はグラスでいろいろなワインを飲んだけど、今夜はWalter's Wine Barの最後に相応しいよう、ボトルを開けた。

開けたのは、西オーストラリアの名醸地、マーガレットリヴァーのウッドランズ(WOODLANDS)のカベルネ・フラン&メルロー。
深みと森林浴のような香ばしさ、冷涼な空気感のある素敵なボルドースタイルなワイン。
合わせるお料理は、鴨のコンフィならぬ鶏のコンフィ。
鴨よりさっぱりとしていて、そして香ばしさがある。
Walter's Wine Bar、本当にこれが見納め、来納め??
何とも寂しいな。日本人スタッフのチアキさんと日本での再開を約束し店を後にしました。
外はすっかり夜の静寂。川面に映るビルの青い光が美しい。このまま時が止まってしまったらと想うほどの景色です。

メルボルンの素敵な二夜があっという間に過ぎて行きます。

メルボルン、実に素敵な街です。また来れる機会があるといいな〜〜
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