素敵なジャズとナイショのバーでシエラ・ムーンを想う夜
1ヶ月来れなかった鬱憤を晴らすべく、今週2度目のナイショのバー!

まずは一日中蒸し暑くってかなり汗をかいたので、スタートアップはボンベイサファイアでジンリッキー。う〜ん、爽快!
そして流れるジャズも爽快!
今宵の最初のジャズは、若手テナーの星、ジョシュア・レッドマンの本当に若かりし頃の作品『フリーダム・イン・ザ・グルーヴ(Freedom in the Groove)
』。1996年の作品。太くハートに響くジョシュア・レッドマンのテナーが気持ちいいし、美しいソプラノサックスのトーンも艶がある。
スピード感、疾走感のある演奏に心躍る。後からネットで試聴してみると、ハードバップな感じで粋なホーム・フライズ、ソプラノサックスが美しいパントマイム、トランペットとのデュオのストローリンなど、逸品揃い。上記リンクで試聴できます。
この最後の日本版だけのボーナストラック「ストローリン」のトランペットとのデュオ、この相手が誰だか解らない。どこにも名前が出てこないな〜
素敵なアルバムですが、もはや絶版で上記のリンクでも中古しか手に入りません。再発を強く望みます!

さ、お腹も減った〜 まずはフルーツトマトのカプレーゼから。ジンリッキーのライムの果実味といい感じ。
続いては、大好物中の大好物、万願寺唐辛子のグリル。プロシュートの塩気に合わせ、塩っぽいウイスキーを選んでもらった。
出て来たのは、アドベックの12年物。塩っぽいけどピートはそれほどキツくなく、旨味がたっぷり詰まった素敵なウイスキー。
万願寺唐辛子のグリルとアドベック、こりゃ最高の組み合せ!
ここでジャズが変わる!

ドイツのトランぺッター、ティル・ブレナーの『オセアーナ(Oceana)
』というこのアルバム、女性ヴォーカルも入る素敵で粋な作品。
「チャイナタウン・愛のテーマ(Love Theme From Chinatown)」、トランペットのミュートの美しさにカーラ・ブルーニのヴォーカルも素敵な「イン・マイ・シークレット・ライフ(In My Secret Life)」、ルチアナ・スーザのヴォーカルが素敵な「さよならをいうために(Pra Dizer Adeus)」など、素敵な作品揃い。
特に"Pra Dizer Adeus"はギターの伴奏、ティル・ブレナーの深くムーディーなトランペットが美し過ぎる世界。試聴はこちらで!

この"Pra Dizer Adeus"とは、ポルトガル語で「さよならを言う」という意味。
ちなみにGoogleは本当に凄い! 英日翻訳で"Pra Dizer Adeus"と入れたら、ちゃんと英語じゃなくポルトガル語!、と出て来たよ。
さあ、もうムードは完全なるユーロジャズな世界へ突入。

ここでインゲンのソテーが出て来た。
それも黄色、緑、黒の3色インゲンという贅沢なプレート。パルメザンチーズとアンチョビと思われるソースが美味過ぎる!
このインゲンのソテーに合わせたお酒は、定番のアイリッシュ、『ア・ドロップ・オブ・ザ・アイリッシュ(A Drop Of The Irish)』。トワイスアップでいただきました。
軽やかな塩気がインゲンのソースによく合う。

そしてシメのプレートは、これまた大好物中の大好物、大和芋のロースト。
ゴルゴンゾーラたっぷりでトロけるチーズの味わいと、大和芋の上に乗っかる厚切りの旨味たっぷりのパンチェッタが素晴らしいコンビネーション。
合わせるお酒は、今夜は徹底的にワインじゃなくウイスキーで。

スカイ島の『タリスカー 17年 シェリーカスク ハートブラザーズ』をトワイスアップです!
シェリーの甘みと艶がゴルゴンゾーラの香りと素敵な組み合せ。
そして、最後の最後、食後に心を洗い流すワイン、シエラ・ムーンを1杯いただき素敵な夜は更けました。
もうすぐ逢えるシエラフットヒルズな世界を思い描き飲むシエラ・ムーン、このエチケット同様の月が見えることでしょう。
そう、実はもうすぐシエラ・ムーンに逢えるのです...

この謎はまたそのうちに! では、おやすみなさい!
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