ナイショのバーで島巡りとジャズな夜

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アイル・オブ・ジュラ
今年に入って既に4回目の渡韓。いや〜、こりゃちょっと多過ぎだよね〜

その韓国から帰った翌日、この週末の海外出張でヘロヘロになった体を癒すべく、今夜はナイショのバーシングルモルトで島巡りな夜です。

スタートアップは有名なアイラ島のすぐ横、ジュラ島で造られる大好きなアイル・オブ・ジュラ

それもイタリアでボトリングされたスペシャルなものでハイボール

アイル・オブ・ジュラ
森浦君に「疲れ果てた心と体を癒すような穀物らしさがあるハイボールを!」とリクエストしたら出て来たのがこのアイル・オブ・ジュラ

実にまっとりとして穀物の甘みもあり素晴らしい。

疲れを癒すお酒とは、まさにこのようなものを指すんだと思う。

エチケットも素敵。

そして島も素敵なところ。

ジュラ島

カサンドラ・ウィルソン シルヴァー・ポニー
流れるジャズはカサンドラ・ウィルソンがライブ音源にスタジオで音を重ねて創った『シルヴァー・ポニー』という2010年の作品。

ワルシャワ、セビリア、グラナダでのライブ音源をスタジオで発展させて完成させ、新曲/新録音も収録されてる。

エネルギッシュだけど温かみのあるトーンがナイショのバーの空間を巡る。

ナイショのバー 菜の花のガーリックソテー インゲンのアンチョビ風味のソテー
お料理は、この時期の風物詩、菜の花のガーリックソテー。

そしてインゲンのアンチョビ風味のソテー。

いずれも香り高くアイル・オブ・ジュラと素敵な組み合せ。



続いてのウイスキーは、スコットランドの最北端の蒸留所、スキャパの16年物。

スキャパ
島を見上げるかのような最北端のスキャパ湾に立つ静かなる蒸留所。

リングロ・バーン川からの水で仕込まれるこのウイスキー、ピートは使ってなくともピートがたっぷり含まれた水から造られるので、軽やかなピート香がある。ほの甘い穀物の香りもする。

僕の大好きなブレンデッドスコッチ、バランタインのキーモルトであるスキャパはシングルモルトで出回る量はうんと少ない。

貴重なウイスキー。実に素敵なハイボールが出来上がりました。

スキャパ

ナイショのバー 茸のバターソテー
ここで大好物、いろいろ茸のバターソテーが出て来た!



さあ、この茸のバターソテーに合わせ、もう1つウイスキー!



スカイ島で唯一の蒸留所、1830年から続く伝統あるタリスカー

スカイ島 タリスカー ハートブラザーズ
その中でもシェリー樽を利かせた『タリスカー 17年 シェリーカスク ハートブラザーズ』へと進む。

シェリーの甘みがふわっと立ち上がり、上品で艶のある素敵なウイスキー。

ちなみにタリスカーとは、古代ゲール語で「傾いた大岩」または、「斜面上の大岩」の意味だそうだ。

この意味深げな単語に謎掛けをするかのような複雑味のある素敵なウイスキー。

島の中心地、ポートリーの港は色鮮やかな建物が並び美しいね!

スカイ島 ポートリー

スポンサ ヴェロネーゼ 2009 テヌータ・サンアントニオ Sponsa' Veronese 2009 Azienda Agricola Tenuta S.Antonio
野菜たっぷりのリゾットが出て来たので、ここでウイスキーからワインへスイッチ!

増田さんが選んでくれたワインは、イタリア・ヴェネト州の『スポンサ ヴェロネーゼ 2009 テヌータ・サンアントニオSponsa Veronese 2009 Azienda Agricola Tenuta S.Antonio)』という初めて聞くワイン。

何と、カベルネ・ソーヴィニョンをアマローネのように陰干しして乾燥(パッシート)させ、ヴァルポリチェッラとブレンドしたという何とも珍しく、かつ革新的なワイン。

ギュッとした果実の凝縮感と旨味を感じる。これがパッシートの成せる技か。美味い! 野菜の旨味とチーズの味わいにピッタリ。

ちなみに、ワインの名前「スポンサ」とは、「休憩する、一服する」と言う意味。

Piano Jazz 2 水口恵美子 熊谷ヤスマサ
畑で太陽の光をいっぱい浴びてしっかりと成熟した後に収穫されたブドウは、醸造所の中のパッシートを行うカゴの中に寝かされる。その風景が、まさに日陰に入って休憩しているかのように見えることで、この名前が付けられたらしい。

カベルネ・ソーヴィニヨンのパッシートという人生初のワインに感動!

流れるジャズはピアニスト数名によるコンピュレーションアルバム『Piano Jazz 2』に変わる。

水口恵美子 こころ
フランスで活躍中の水口恵美子、若手でバークリー音大出の熊谷ヤスマサなどが参加してる。後でAmazonで調べてビックリ! 

こんな凄いCDを持ってるとは、本当にナイショのバー、恐るべし。

水口恵美子は美空ひばりの名曲「りんご追分」を切々とベースの太いトーンを軸に展開する。

ピアノトリオの演奏なんだけど、ピアノの1音1音とベースの太い音が組み合わさり、夜の静寂を漂う音が紡ぎ出す世界は深い。水口恵美子のファーストアルバム『こころ』から。

熊谷ヤスマサ 熊谷泰昌
デンマークの若手ピアノトリオRefleksによる「Lovesong」はリリカルで哀愁漂う逸品。最後を飾る熊谷ヤスマサの「AMAZING GRACE」まで、どれも素敵な作品のオンパレード。

テヌータ・サンアントニオスポンサとこのアルバム、実に素敵な組み合せ。

ギムレット ナイショのバー
シメは増田さんの十八番、ギムレット

そしてそのギムレットの登場に合わせるかのように流れていたジャズはスコットランド出身の歌手、ニッキー・キングが切々と歌い上げる『Azure』へと変わる。

生ギターだけを伴奏に肩の力を抜いて全曲バラードを歌い上げる。

スローなテンポが珍しい「Fly mt to the moon」、深く沈み込むかのような「The very thought of you」、ビル・エヴァンスの名演でも有名な「For All We Know」、ラテンチックな「Estate」、お洒落な「Spartacus/Look of Love」などなど、もうどれも逸品。上記リンクで試聴できるのでぜひ!

ニッキー・キング Azure
艶のある深く沈み込みようなトーンがナイショのバーの空間を取り巻いていく。そこにギムレット...

何かでき過ぎだよね〜 ヌーベルバーグな映画のよう。

映画の一シーンのような気分を味わって今宵のナイショのバーな夜は更けました。

今夜は島物のウイスキーと素敵なジャズに心やられた夜です。素敵な夜だな〜

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2012年4月11日 22:41.

松葉杖の取れた夜はナイショのバーで乾杯! was the previous entry in this blog.

ALTECという名のワインバーにて is the next entry in this blog.

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