ナイショのバーで過ごす大台突入なバースデー
今日は僕のバースデー。ついに大台に突入しちゃった...

そしてそんなバースデーな日、僕は哀しいかな、山梨へ出張。遠いし寒かった〜
駅弁を食べながら特急列車の旅。
「行きは良い良い帰りは怖い」、とおりゃんせの歌の如く、帰りが辛かった〜

特急が1時間に1本しかない。
でも駅には暖をとる待合室もなく、ただホームに吹きっさらしで待つしかない。
そして、改札を通り帰路は反対のホームに行かないとならないんだけど、階段以外に方法がないんだって! まだ松葉杖な生活です。こりゃ辛過ぎる!
5分くらいかけてゆっくりゆっくりと階段を上り、そして反対側のホームに降りる。ふ〜、これだけで超疲れる。

で、何とかかんとか帰って来て、そして、またまたナイショのバーに来ちゃった! 24時間前に居たじゃん、ここに〜〜
まずは昨夜のクラウン・ジェエルの御礼に物々交換。
って言うか、元々1月のニューヨークの帰路に買ってあったんだけど、足のケガで持ってこれなかったんだよね。
ブルックリンという素敵な名前のアメリカ産のジン。
自分でも1本買ったけど、ボタニカルの香りが爽快で軽やかなジン。
さて、今夜はクラウン・ジェエルのジンリッキーのからスタートし、バースデーワインを選ぶ。

マスターの増田さんに選んでもらったのは、カリフォルニア東部、ローダイ(LODI)のワイン『アイアンストーン 2007』。これを増田さんたちにも注いでみんなで乾杯した。幸せです!
ローダイは、カリフォルニア州の州都サクラメント市の南方48km、サンフランシスコ市の東方130kmに位置し、すぐ東にはシェラネバダ山脈がある。何らかの縁で1961年、甲府市と友好都市として提携しているんだって。ワインの縁かな??
樹齢100年を超えるオールド・ヴァインのジンファンデルから造られるアイアンストーン、これは本当に素晴らしいワイン。
レーズンとカカオとかの香りはジンファンデルの特徴だけど、それに加え、何ともアイアンストーンの凄いことには、バラの香りがすること!
口の中でゆっくり味わっているとそのバラの香りがふっと自分を包み込んでくれる。何ともお洒落で、上品で、そして高貴で、妖艶なワイン。

今日で50歳を迎えたんだけど、アイアンストーンで自分を祝う夜。いいね〜
そしてナイショのバー、流れるジャズがまた渋い! 大好きなピアニスト、デビッド・キコスキーの『DETAILS
』。オランダのジャズ専門レーベル「Criss Cross」からリリースされた作品なんだけど、よくもまあこんなニッチなものを持ってるよね〜
生ピアノでは力強くアタックも激しく、そしてエレピでは優しげな表情を見せる素敵なアルバムです。
デビッド・キコスキー、最高!
マッシュルームのカルパッチョ、ヤングコーンのグリルなどをつまみ、メインディッシュは大好物な大和芋のローストにゴルゴンゾーラと厚切りのパンチェッタを乗せたグリル。

この美味さはぜひ皆さんにも体感して欲しいものです。この世の物とは思えない美味さ!

ジャズはまたまた素敵な作品へ進む。パット・メセニーとブラッド・メルドーがデュオで創った作品、その名もそのまま『メセニー・メルドー
』。
幻想的なパット・メセニーのギターにリリカルなブラッド・メルドーのピアノ。本当に素敵でお洒落で、まさにナイショのバーの夜の静寂にピッタリ!

同じパット・メセニーの作品としては、ベースのチャーリー・ヘイデンとのデュオ作品『ミズーリの空高く
』が似たような世界を展開している。
Our Spanish Love Songなど幻想の静寂へ突入する感じ。僕の大好きなアルバムです。
ここでトマトと5種類の野菜のスープ仕立てなグラタンが出て来た! 食べる健康!

このグラタンに合わせ、ギガルの『シャトーヌフ・デュ・パプ 2003』のハーフボトルを開けた。
2003年ということは、もう9年熟成。
枯れた感じがいいな〜
野菜のグラタンに良く合う。
ジャズはデンマークの女性ヴォーカル、シーネ・エイ(Sinne Eeg)の『ブルーな予感(Don't be so blue)』へと進む。

艶やかな声に魅かれワインもさらに美味しくなる。
最後のシメは、クライヌリッシュのトワイスアップ。甘い誘惑系の香りが立ち上がり、バースデーの最後をシメる。
2日続きのハッピーバースデーなナイショのバーです。ナイショのバー&増田さん、森浦君、ありがとう!!
ナイショのバー、最高!
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