再びワインを傍らに熱く議論する夜
先週に続き、盟友とIT業界での僕らの生き残りを懸けて議論をする夜。

素敵なワインは僕たちの思考のバリエーションを増やし、既成概念から人を解き放ち、原点に立ち返って考える手助けをしてくれる。
今夜のスタートは、KENZO ESTATEのリリースする白ワイン、「あさつゆ」。初めて飲むけど、実にソーヴィニヨン・ブランらしい逸品。フランス物と見間違わんばかりの力作。
香りも柑橘系が強過ぎず、温度が上昇するにつれ艶も出て来て、とってもアダルトなワイン。食前酒として最高!
そして、冷涼な空気感、碧く透明な空のようなイメージも湧き出て来るワイン。カリフォルニアの底抜けに青い空の下で造ってるからかな〜

メインのワインは『リヴァイアサン (Leviathan)』という初めて聞くナパのワイン。エチケットの黒と金のコントラストが美しく、そして堂々としている。
このワイン、何十万円もすることで有名なスクリーミング・イーグルの元ワインメーカー、アンディ・エリクソンのプライベートレーベルのワインらしい。ネットで見ると、通常のボルドーブレンドであるカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランの他、シラーが入ってる。珍しい配合だね。

アンディ・エリクソンとアニー・ファヴィアというオシドリ夫婦が造ってるワイナリーとのことだけど、味わいも何かそんな感じで、とっても柔らかく、ブドウの角が取れ、まろやかで香り高いワイン。4種類のブドウを混ぜることでこういうバランスを取ってるのかな。
時間の経過とともに大きく開いていき、最後にはかなり深いワインへと昇華した。どこまでも柔らかなハーブ香も心地よい。
そして、ワインの昇華とともに議論も昇華していった。

IT業界、本当にここで何とか踏ん張らないと、単に欧米製品を利用するお手伝いをするだけの存在意義になっちゃう。日本にだってまだまだ出来る事はあるはず。
そして僕らの会社もここままじゃ荒波の飲み込まれて終わってしまう。ここで踏ん張らないと!
シメは1991年の素敵なシャトー・ディケムを食後酒として1杯飲んだ。
久々のディケム、甘さが実に上品で、カリフォルニアやオーストラリアの貴腐ワインの数段上を行く上品な世界が展開されている。これが本当にソーテルヌ。
素敵なワインで盟友と熱く語る夜。ワインも会話も最高な夜です。
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