ベリンジャーのサード・センチュリーで熱く語る夜
ベリンジャーは僕の大好きなワイン。でも日本のレストランでは品揃えのいいところはあまりない。代表的なものを1〜2種類置いてるのが大半。

このベリンジャーには今は無き僕の最愛のシリーズがある。そう、『サード・センチュリー』。今もブランドだけはあるけど、安ワインに使われてる。これは非常に残念。
ベリンジャーは1876年創業。19世紀に創業し、20世紀に大きくなり、そして21世紀を迎えた。3世紀に渡るワイン造りに敬意を表して造られたスペシャルなワインがこれ、サード・センチュリー。
ちなみに、3世紀に渡りといいつつ、実はファースト・ヴィンテージはたぶん1997年。僕のセラーにはあと1本だけある。そして、なぜかカベルネ・フランで造るのが特徴。不思議だよね〜 ナパでカベルネ・フラン 100%はかなり珍しい。
今夜はそんなサード・センチュリーを飲みながら盟友とビジネスを熱く語る夜。エッチングされたボトルも凛々しく美しい。
今夜のサード・センチュリーは2001年。前にもここ、ニューヨーク・グリルで飲んだ。都内では置いてるのはここだけじゃないかな。僕のセラーにも同じ2001年があと数本、残ってる。まだまだ10年くらいは保存かな〜

開けたその瞬間から周囲に森の碧い空気が漂うかのごとく素敵な香りが立ち上がる。口にする前からクラっとなる。
フランス物のカベルネ・フランはもう少しピーマンなどの青い野菜系の香りがしたりするけど、このサード・センチュリーのカベルネ・フランはそんな単純な碧さじゃなく、もっともっと深い碧さ。
実際に行った事はないけど、洞爺湖の周囲の森の奥にテントを立て、初夏の涼しい時期に薫る森の香りとかって、きっとこんな感じじゃないかな〜などと空想をかき立てられる。
このサード・センチュリーを造った張本人のスプラジアさんとは一度飲んだことがある。彼の力作です。
そして、今夜は食後酒も凄い!!

ナパの地で1855年から続く老舗中の老舗ワイナリー、ファー・ニエンテがリリースするデザートワイン『ドルチェ』。
元々はファー・ニエンテのオーナー、銘酒『ニッケル&ニッケル』でも有名な故ギル・ニッケルさんの個人の楽しみのために造られていた貴腐ワイン。フランス本家のソーテルヌを超えてるとすら思える素敵な貴腐ワイン。
サード・センチュリー同様、こちらもエッチングされたボトルが美しく、そして黄金色とも言うべきワインの色も素敵。
甘みの中に豊かさと暖かさとカリフォルニアの碧い空の広さを感じる。ナパとは思えない力作。
前にベリンジャーの貴腐ワイン、ナイチンゲールを飲んだ事があるけど、あの世界を想い起こすな。
素敵なサード・センチュリーと素敵なファー・ニエンテのドルチェと盟友との熱い会話にて都心の高層階で幸せに酔った夜です。
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