ビル・エヴァンス最後の夜をニュートンのシャルドネで送る...

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僕の愛するジャズピアノピレイヤー、ビル・エヴァンス。彼は1980年9月10日から1週間、ニューヨークの今は無きジャズクラブ「Fat Tuesday's」に出演する事になってた。しかし初日を終えた彼はそのまま倒れ病院に運ばれ、そして15日に天に召された。

ビル・エヴァンス Fat Tuesday's Very Last Performance
そんな9月10日の彼の最後の1日の録音が何と、誰かの手に残されていた! そのアルバム『Very Last Performance』が発売になった。もう狂喜乱舞です!

ビル・エヴァンスマーク・ジョンソンジョー・ラバーバラというメンバー。晩年の最後の2年を支えた若者たち。今やマーク・ジョンソンランディー・ブレッカーの初代夫人、イリアーヌ・イリアスと結婚して公私共々活躍中(^_^) ジョー・ラバーバラバークリー音大の教授。二人とも大活躍です。

ナイショのバー No.2にて、そんなビル・エヴァンスの人生最後の演奏を聴く。何とも切ないな。

でも素敵な演奏です。生き急ぐかのようないつもよりややテンポ早めの演奏。テンションは上がりっ放し。最後の1年はどの録音もみなこんな感じ。

この最後の夜に関するマーク・ジョンソンのインタビューが残されてる。

とにかく手が異常に膨れていて、鍵盤を押さえると隣の鍵盤にも触れてしまう状態だった。それでも彼は最後の気力を振りしぼるようにして全身全霊で演奏に取り組んでいた。一音一音別れを惜しむような感じでね。音のひとつひとつを愛おしむように弾き出すことで、彼なりの別れを告げていたのかもしれない。テクニックがどうとかいう問題ではなくスピリチュアルな世界に彼はいたのだろう。ジョーとぼくの二人は彼のピアノについていくだけだった。最後に演奏した曲は今でもはっきりと憶えている。「マイ・ロマンス」。もうことばではいい尽くせないほど胸に迫る演奏だった。終わってしばらく涙が止まらなかった……。
(ジャズ批評誌、No.60、1988年2月29日刊、BILL EVANS LAST DAYS、小川隆夫氏著)

ニュートン
この切ない演奏を聞きながら飲むワインは、大好きなニュートンのシャルドネ。フランスのホンマモンかと思うほどの上品な仕上がりのワイン。

演奏に魅き込まれ過ぎて、何かガッツリ食べるって感じじゃないので、お料理は軽くした。

可愛らしい縦長トマトと3色パプリカのサラダ、スモークサーモン、縦長トマトと使ったパプレーゼ。

ナイショのバー No.2
今夜はビル・エヴァンス最後の夜の演奏とニュートンに酔う夜です。

PS. 
この最後の夜の演奏に偽物疑惑が... 6月のライブ盤と演奏、アドリブなど1音1句いっしょだとの書き込みがネットにありました。本当なら哀しいことだな〜
ま、でもともかくいい演奏なのでそれでよし!

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2011年8月14日 14:40.

パリジェンヌにフレンチで勝負した夜 was the previous entry in this blog.

フォープレイにエキサイトするキャロウェイな夜 is the next entry in this blog.

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