クラインの100年樹齢のジンファンデルとイリアーヌのジャズに酔う夜
久しぶりのナイショのバーに続き、今夜はナイショのバー No.2。今夜もワインとジャズが凄い!

ワインは、100年以上の樹齢のブドウから造られるジンファンデル『クライン ジンファンデル "エインシェント・ヴァインズ"』。古樹からのワインと言っても、本当に100年物から造ってるところは少ない。
クライン自体はたぶんソノマのワイナリーなんだけど、このワインはナパでもソノマでもサンタバーバラ産でもない。サンフランシスコから東の内陸部へ少し向かった方面のコントラコスタ郡オークレーで造られてる。
日本ではほとんど知られていないこの地区、100年くらい前にイタリア人やポルトガル人の移民が住み着いてジンファンデルを植えたらしい。
味わいはわりとさっぱりとしていてベタつかない。深みはあるけど濃過ぎない。とっても上品なジンファンデル。少しプティ・シラーとかに近いかも。

この上品なジンファンデルに合わせるジャズは、僕の愛するトランぺッター、ランディー・ブレッカーの最初の奥さんでブルーノート・レーベルのトップジャズピアニスト、イリアーヌ・イリアスがビル・エヴァンスに捧げた『サムシング・フォー・ビル・エヴァンス
』。イリアーヌの素敵なボーカルも聴ける。
このランディー・ブレッカーとイリアーヌ・イリアスは僕ら凡人には解らない大人の関係があり、実の娘のアマンダ・ブレッカーのデビューの時には二人仲良くアルバムに参加してた! 日本人的にはかなり驚きだけど、でも素敵な関係。
大好きな曲「貴女と夜と音楽と(You and the Night and the Music)」から始まる艶気は最高!
そしてこのアルバム、ディープな事がたくさんある!
まずは、なんと、初めて知ったけど、ビル・エヴァンスの晩年最後のベーシスト、マーク・ジョンソンとどうやらイリアーヌは結婚したらしい! やるな〜イリアーヌ! ランディー・ブレッカーの後は若手売れっ子のマーク・ジョンソンか!
そしてもちろん、このアルバムでもベースを弾いている。

続いては、そのマーク・ジョンソン、ビル・エヴァンスの未発表曲の録音テープを持っていたらしい。それがこのアルバムでプレーされている「サムシング・フォー・ユー」と「エヴァネスク」。「サムシング・フォー・ユー」はビル・エヴァンスがどこかのライブで弾いたと思われる録音がアルバムの中でも流されている。貴重な歴史的音源です。
そして最後にもう1つ、ビル・エヴァンスが世に出た時の伴侶とも言うべきベーシスト、若くして交通事故で亡くなってしまったスコット・ラファロ本人のベースを持ち込んでそれをマーク・ジョンソンが弾いてるらしい。凄い!

そして、クラインとイリアーヌ・イリアスのジャズでまっとりした後、もっとビックリした事がある。
クラインはなんと、ソノマのワイナリー内でジャズフェスティバルをやるって!
期日は7月16日(土)、デキシーランドジャズに関するフェスティバルです。
Zinfandel Stompersってなバンド名が笑える。オーナーがジャズが好きなのかな?
今夜はクラインの上品で深いジンファンデルとイリアーヌ・イリアスとマーク・ジョンソンの深いジャズで幸せに酔う夜です。
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