22年ぶりのパリ、オー・リヨネな夜

出張で22年ぶりにパリに行きました。
創業当時、フランスから輸入しているソフトがあり、何度か行った事があった。
あれから長い年月と長い道程があったな〜
パリ初日の夕飯は、オペラ座近くにある食の都・リヨンの料理を食べさせてくれる店、『オー・リヨネ(Aux Lyonnais)』に行った。

オー・リヨネは今を時めくカリスマシェフ、史上最年少で3つ星を獲得し世界中でレストランをプロディースしているアラン・ディカスのレストラン。
元々は1890年から続く老舗のビストロだった。それを2002年、アラン・ディカスが買い取ったらしい。
リヨンはフランス中部の都市。紀元前にローマの植民地として建設された街。

フランスがまだヨーロッパの片田舎であった頃、文化の中心地イタリアのメディチ家仕込みの宮廷料理をリヨンは我が物としたことから、それ以来、食の都としてもてはやされてるそうだ。
またリヨンは文化の面でも進んでいる。リヨン生まれの作家、サン=テグジュペリの生誕100年を記念して、市内の空港は何と「リヨン・サン=テグジュペリ国際空港」と命名されている。
さて、期待して入ったオー・リヨネ、想定はしていたけど、まったくもって英語が通じないし、もちろん英語のメニューもない。かなり苦戦。
しばらくオタオタしてるうちに、ようやく少し英語の出来るスタッフに巡り会い、何とかオーダー出来た。
最初の付出しとして、マヨネーズを使ったクリームみたいなものにパンを付けて食べるのが出て来た。

ワインはコート・ロティ、造り手はパトリック・エ・クリストフ・ボンヌフォン。ソムリエがかなり怪しい片言の英語で、小さなブティックワイナリーでとってもレア物と言ってるようだったので、頼んでみた。
後でネットで見てみると、パトリックとクリストフという兄弟でやってるドメーヌ。最上位の畑のLes Rochains(レ・ロシャン)というのがロバート・パーカーにもの凄く高く評価されてた。
僕が飲んだのは日本では検索してもひっかからないCOLLINE de COUZOUというキュヴェ。とても柔らかく深みのあるワイン。2009年とまだ若いにもかかわらず、堅さはまったくない。
香り豊かでほどほどのボミューム感もあり、実に素敵なワインです。コテコテのフランス料理に合わせるより、今夜のリヨン料理のような卵、クリームなどを使った柔らかく油分も少なめな料理の方がこのワインにはよく合うように思う。

そういう意味では、片言の英語での議論をしたソムリエ君、中々いい選択をしたね。
お料理は卵のココット風なもの、アスパラのグリル、白身魚を卵でくるんだメレンゲのようなもの、そして小さなフライパンの上で焼かれたステーキと、実に変化に富んだプレートが続いた。
パリ初日、素敵なリヨン地方の料理とパトリック・エ・クリストフ・ボンヌフォンのコート・ロティで幸せな夜です。
さあ、明日は大事な大事な交渉事。頑張ろう!
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