2011年3月 Archives

今夜のワイン&ジャズはディープです!
今夜のワインはパソ・ロブレスのROBERT HALL。日本には入ってないと思われるワイン。年末の渡米で買い付けたものです。
南の地にしては果実の凝縮感は無理な強さがなく、実に自然な感じのワイン。上品な味わいです。カカオやコーヒーなどの香りもするけど、青い森の香りもする。心魅かれるものがあるワイン。
ワイナリーも見ての通り、とってもお洒落。ワイナリー・ウェディングも積極的に手掛けてるようです。
パソ・ロブレスと言えばその近郊、サンルイス・オビスポへ行ったのがもう1年近く前だ。この辺りは本当に素敵なワイナリーだらけ。でも昨年行った際にはまったく時間がなく、仕事だけしてたな〜


そんなROBERT HALLのお供のジャズは、日本のジャズボーカルの女王とも言うべき中本マリの「ヴォイス
」。ドラムレスでピアノとギターなどを中心とした実にアコースティックな演奏。歌そのものを聴かせる空間が目の前に広がる。これぞ声の艶とも言うべき世界。
僕は自分がプロのミュージシャンだった頃、この中本マリさんの強烈なファンで、中本マリさんのバックバンドに入りたくってたまらなかった。読売ホールでのライブに花と自分のデモテープを持って出掛けた事もあったな〜
その頃ののバックバンドはスパンキーと言って、トランペット、サックス、トロンボーンが入った強烈なバンドだった。確かトランペットは我孫子浩、トロンボーンが鍵和田道男というようなメンツだった記憶がある。
以下、懐かしい中本マリ&スパンキーの写真。

そんな青春時代の想い出とも言うべき中本マリのヴォーカルを聴きながら飲むROBERT HALLは最高!
またサンルイス・オビスポに行きたいな〜

三幸苑で素敵なワインに出逢った夜です!
まず、食前酒はロワールのドメーヌ・モス “ムーサムーセット(Moussamoussettes)”。ロゼなスパークリングです。
旨味がたっぷり詰まった軽やかだけと旨味と艶のある素敵なスパークリング。そして、ヘビー過ぎた一日の重たい気分をリセットする心地よいスパークリング。
そして本丸、今夜のワインは南仏はコート・ド・ルーションのドメーヌ・デュ・ポッシブルが造る『シャリヴァリ (Charivari) 2007』。なんと、カリニャン 100%で造られたワインです。こりゃ珍しい!

カリニャン 100%と言うと、かなり果実の凝縮感の高いドライフルーツのようなイメージを持つけど、このシャリヴァリはそんな重過ぎた感じはなく、どちらかと言うと南仏にしてはクールな印象。
開けた直後、まだ温度もやや低い時にはボジョレーのようなガメイっぽさもあったし、温度が上がると自然な酸がピノ的な片鱗も見せる。だけど、やはり南のブドウ。凝縮感がだんだんとしっかりしてきて骨格を現して来る。
細身で長身のバレリーナの凛とした気高いイメージ。草刈民代をもう少し若くしたイメージ? って意味解るかな!? 実に深みのある素敵なワインです。

このワインが落ち着くまでの間、1杯、素敵な白ワインをいただいた。
ドメーヌ・コンビエの造るサン・ヴェラン、これはシャルドネとは思えない深みと、そして透明度の高い酸とミネラル感。美しいシャルドネです。
牛タンをはじめ、すべてのお肉を塩で焼いてこれらのワインを楽しんだ夜です。

毎度、三幸苑には見た事も飲んだ事もない素敵なワインが多数。そして極上のお肉。
幸せなMy Livingです。三幸苑、最高!
ナイショのバー、益々ジャズが凄い!今夜、店に入った時に流れていたのはスウェーデンの歌姫、セシリア・スターリン(Cecilia Stalin)の「ストレイト・アップ
」というアルバム。
ホーンと自分の肉声をユニゾンでつないぐスキャットで魅惑的な世界に誘う。
チャカ・カーンとか、フローラ・プリムのような硬質な伸びと透明感と若干の黒っぽさのあるボーカルに心魅かれる。声だけじゃ北欧とは解らないな〜
このアルバムがデビュー盤らしいけど、それを全曲自分のオリジナルで飾るという離れ業を演じてる。凄い!

そんな歌姫、セシリア・スターリンの歌を聴きながら飲むハイボールはまたまたニッチな逸品、キャンベルタウンのシングルモルト「グレン・スコシア(GLEN SCOTIA)」。
キャンベルタウンはその昔、英国のウイスキー造りの中心だった。時を経て今は2軒の蒸留所が残るのみらしいけど、でもその伝統的なウイスキー造りは残ってる。
キャンベルタウンは例の”キンタイア半島にあるらしい。華やかで、艶があり、そして穀物の味わいもしっかりとした実に素敵なウイスキーです。旨い!

そしてジャズはダン・ニマー・トリオの「モダーン・デイ・ブルース
」へと進む。我がハートノートが追い付け追い越せと目指したヴィーナスレーベルからの作品。
ケニー・ドーハムの「ブルー・ボッサ」をゆったりとしたボサノバ的アレンジで奏でてみたり、バド・パウエルの「クレオパトラの夢」を実に緊張感漂うアレンジでと、聴くものの心を虜にし、そしてお酒を極上の快楽に昇華させる。

このダン・ニマー・トリオにはワインよりシェリー! ウィリアムズ&ハンバートのヴィンテージ物のアモンティリャード、12年物を合わせた。色合いといい艶といい、ダン・ニマー・トリオにピッタリ!
シメはイタリアはウンブリア州の逸品、テヌータ・レ・ヴェレッテ(Tenuta Le Velette )のリリースするガウディオ(Gaudio)を一杯! イタリアでは珍しいメルロー 100%のワイン。
このテヌータ・レ・ヴェレッテの歴史は古く、1884年にはローマで行われたワインコンテストで入賞しているワイナリーだそうだ。

濃い紫がかった色の中にカシスやプラムといった果実味が包まれている。そしてどこかちょっとだけ突っ張ったようなスパイス香もあり、柔らかいけど腰は砕けてない。実に素敵なワイン。
フルーツトマトとモッツァレラのカプレーゼ、このところハマってるトリュフのバターソースをふんだんに使った茸のパスタ、そして素敵なジャズとウイスキー&ワインで幸せな夜を過ごしました!

う〜ん、ナイショのバー、このところジャズクラブに来てるかのような素敵なジャズの連発。これだけで心メロメロ。
今夜の出だしはイタリアでボトリングされた素敵なエチケットのウイスキー「TEANINICH(ティーニニック)」。香り高く実に華やか。心が晴れる。
流れるジャズがまたいいんだよね〜
ジャンニ・バッソ&レナート・セラーニの「ボディ・アンド・ソウル
」。ピアノとテナー・サックスのディオという珍しい構成。

渋く、太く、そして甘いトーン。ティーニニックのためにあるのかという感じのサウンド。
そして野菜のグリルに合わせ、ワインはスペインはバレンシアの「カサ・ベナサル」という超珍しいゲヴュルツトラミネール。少しモスカテルも入ってるらしいけど、ともかくスペインでゲヴュルツトラミネールとは凄い!

アルザスのゲヴュルツトラミネールとは少し違い、華やいだ香り、金木犀やライチの感じは確かにゲヴュルツトラミネールんだけど、モスカテルが入ってるせいか、もう少し落ち着いた香りと酸が軽やかな味わいを醸し出してる。
春の風を感じるな〜
ジャズは素敵な女性ジャズ・ボーカルに変わる。イタリアはミラノ出身のアリス・リシャルディ(Alice Ricciardi)の「Comes Love」。ブルーノートからのデビュー盤。
ネットで見ても実に素敵なキュートな女性。そのビジュアルそのものような艶のある大人のジャズ。目の前にまさに素敵なジャズクラブが出現する。
ちなみにアリス・リシャルディ(Alice Ricciardi)は英語読みで、イタリア語では「アリーチェ・リチャルディ」だってさ!

合わせたワインはパソ・デ・モンテレイ(Pazo de Monterrey)というガリシア地方の白ワイン。ゴデーリョという地ブドウから造られた黄色味が強い洒落たワイン。
柑橘系の果実味、白い花やハーブの香り、ちょっとミルキーな感じなど、複雑味のある記憶に残る素敵なワイン。
そしてどうやらこのパソ・デ・モンテレイ、なんとゴデーリョというブドウだけで勝負してるワイナリーらしい。凄い!
ワインはカレドニア・オーストラリスのピノへ。先日はシャルドネを飲んだけど、実にこのピノもフランス本国、ブルゴーニュっぽい上品な逸品。

そしてカレドニア・オーストラリスの香りを嗅ぎ付けたかのようにジャズが変わる!
次なるジャズはエディ・ヒギンズの「イッツ・マジック
」。スコット・ハミルトン(ts)、ケン・ペプロフスキー(ts cl)の2管をメインに、ジェイ・レオンハート(b) ベン・ライリー(ds)という布陣で固めた、まさにトラディショナルなジャズ。

しかし、、 このエディ・ヒギンズのジャズに心魅かれ過ぎて、これで帰るはずが増田さんにシェーカーを振ってもらうハメに...
ヤバい、明日も会社です...

振ってもらったのはタンカレー No.10で創るギムレット。もう最高! これほどお洒落なカクテルはない。毎度の増田さんの渾身の逸品。
そして、本当に最後の最後のシメのもう1杯、大好きなブルックリンで今宵の夜は更けました。いい夜です。

大好きな焼肉とワインの店『三幸苑』で2つの素敵なワインに出逢いました。
1つはフランス南西部、ベルジュラックのシャトー・グリマール(Chateau Les Grimard)。
17世紀からジョワイユー家によって代々受け継がれてきた伝統ある家族経営ワイナリー。
メルロー主体の芯はしっかりしてるけど優しさのある果実味あふれる逸品。
南西地方というともう少し濃い目のワインを想像するけど、このシャトー・グリマールはシルキーで体をフワッと包むかのような包容力がある。

もう1つは南仏ラングドックの「マ・ド・マルタン ウルトレイア」。
南仏らしい果実味たっぷりのワインなれど、実に柔らかく優しくされる感じ。
シラーを中心にグルナッシュとムールヴェードルという典型的な南仏ブレンド。土と太陽の恵みを感じる。
ワイナリーもこの通り、実に素敵な太陽の恵みの下で輝いてる。
毎回来る度に知らない素敵なワインに出逢える三幸苑。
素敵な場所です。


ナイショのバーでジャージーな夜です。
まずはザ・フェイマス・グラウス(The Famous Grouse)でハイボール。Grouseとは雷鳥の意味。エチケットに雷鳥が描かれてる。旨味たっぷりの素敵なブレンデッド・スコッチ。カプレーゼといい感じです〜
そして毎度のこと、ジャズもいい感じ。
店に入るといきなりドミー・リパートンのLovin' youが流れてる。でもあの「は〜あ〜あ〜」という高音部、そして「ラララララ、ラララララ」という歌いぶり、どうもドミー・リパートン本人じゃない。

CDを見せてもらったらSHANTIという日本の女性歌手の「ROMANCE WITH ME
」というアルバム。SHANTIって誰??
日本人離れした声の伸び、気になってネットで見てみたら、なんと、あのゴダイゴのドラマー、トミー・シュナイダーの娘だって!! こりゃビックリ!
僕はその昔、高校生でプロのミュージシャンになった時、「山城新伍の金曜娯楽館」というテレビ番組の付き人のような仕事をしてた時がある。その時、ゴダイゴのミッキー吉野が音楽担当のキャスターみたいな感じでよく出演してて、結構お世話になった。トミー・シュナイダーにも一度くらい会った気がする。

ちなみにその時のメインの音楽キャスターが、恋のバカンスや宇宙戦艦ヤマトで有名な作曲家の宮川泰さん。この人のわけのわからない手書きの楽譜をよく運ばされたな〜 晩年はジャズ・ピアニストとしても活躍された方です。
そんなトミー・シュナイダー譲りの極上のジャズを聴きながらまっとりするナイショのバーは最高!
料理は大和芋のグリルに厚切りのパンチェッタを乗せた素敵なものへ進む。これ、大好物。この厚切りのパンチェッタがたならない!

合わせるワインはイタリアはプーリア州の白ワイン「コンティ・ゼッカ LUNA(ルナ)」。シャルドネと地ブドウ「マルヴァジーア・ビアンカ」から造られるまっとりとした旨味とミネラル感がたっぷりとした素敵な白ワイン。マルヴァジーア・ビアンカなんてブドウ、生まれて初めて飲んだ。美味い! 先日の『ラ・ルノット』同様、月(ルナ)がエチケットに描かれてる。
このコンティ・ゼッカというワイナリーは、プーリア州サレント半島に昔から公爵家として門を構える「ゼッカ・ファミリー」の家業。500年にわたるワインづくりの歴史をもち、古くからフランスやイギリスとの貿易を行ってきた由緒あるワイナリーだって。

ここで最近のマイブームとも言えるトリュフのバターソースのキノコたっぷりパスタをいただいた。これ、本当に最高! キノコの旨味を閉じ込めたかのようなソースが香り高い。
このパスタに合わせ、ワインはスペインへと突き進む。スペインの絶滅品種とも言われる希少なブドウ「ボバル」を使った「ボデガス・イ・ビニェードス ポンセ ラ・カシーリャ」。柔らかく上品で、ブルゴーニュのピノのような味わい。素敵なワイン。
ここでジャズは「たなかりか」という謎の女性の「When She Flows
」というジャズに変わった。トラディショナルなジャズボーカル。

”スカイラーク”、”クライ・ミー・ア・リヴァー”、”あなたと夜と音楽と”などを切々と歌い上げる。ギターがいい感じでボーカルに絡んでん盛り上げてる。
さ、これだけ食べたら後はチーズ! ウォッシュ系とブルーを少々。

これに合わせたワインはオーストラリアのローガン。初めて飲むワインなれど、とても新世界とは思えないトラディショナルなブルゴーニュ系。鉄分、血のような香り、獣臭など、まさにトラディショナルな素敵で上品なピノ。
そしてシメのシメはナーリー・ヘッドのジンファンデル。チーズの付け合わせのレーズンと最高の組み合せ。
気付けばいい時間。ルナとローガンとナーリー・ヘッドな素敵なジャズボーカルな夜でした。ナイショのバー、最高!

ロバート・パーカーをして「ナパのシャトー・マルゴー」と言わしめたナパの銘酒『スポッツウッド』。これ、本当に美味いワイン!
シャトー・マルゴーは実に優美な女性的色彩のワインで「ワインの女王」などとも言われる。ナパでそんな優美な女性的イメージのワインで最高峰なのが、このスポッツウッド。名醸地セント・ヘレナで造られる最高に優美でスケールの大きな艶気たっぷりのワイン。
久々にこのスポッツウッドを開けた。2004年物。7年の時を経て実に美しく昇華してる。ワイナリーもなんか素敵そうだよね〜 行ってみたいものです。


合わせる音楽はこれまた艶気たっぷりでトロケてしまいそうな痴美な世界を演ずるビル・エヴァンスの「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング
」。死後に発表された発掘物。エリオット・ジグモンドのドラムスがビル・エヴァンスに寄り添う姿はエロスさえ感じる。女性の素肌を爪でそっと撫でてるかのようなエロス。
今夜はスポッツウッドとビル・エヴァンスのユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリングで、素敵な女性と一夜を共にしたかのようなエヴァンチックな夜です。
今週は仕事が大ハマり。
月、火とともに明け方近くまで夕飯も食べれずに仕事して、そしてそんな時間にはラーメン屋くらいしか開いてないでのラーメンを食べるという、とっても不摂生、不健康な生活が続いた。3月9日(水)もそんな感じ。夜中2時過ぎまで会社で仕事。もちろん夕飯も食べてない。
さすがにワインの禁断症状が出て、こんな時間から帰りがけに立ち寄ったのは、いつものナイショのバー。ここに来ると落ち着く。

まずは素敵なハイボールを1杯。出て来たのはシンジケートというブレンデッドなスコッチ。
エチケットに「58/6」と書いてあるけど、これは1958年に6人で造り上げたところから来てるらしい。ボトル上部の「65:35」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドする黄金比率だってさ。
18種類のモルトウイスキーと、2種類のグレーンウイスキーをブレンドしてるそうで、蒸留所名がネットに出てた。
[モルト]
トーモア、ダルモア、バルブレア、トマーティン
ロングモーン、グレングラッソー、インチガワー
グレンキース、グレングラント、キャパドニック
ダフタウン、グレンファークラス、タムナブリン
トミントール、ブラドノック、キンクレイス
インバーリーヴン、ブルイックラディ
[グレーン]
インバーゴードン、ノースブリティ

穀物の旨味と軽やかなピートの香りがお洒落なウイスキー。
流れるジャズが毎度のこと素敵。
エディ・ヒギンズがギターとドラムスという編成で奏でるロマンティックなアルバム『恋のためいき
』。う〜ん、このバーにマッチし過ぎ! 極上のエロスさえ感じる。
大ベテランのピアニストを支えるメンバーたちも憎い!
ギターのケビン・ユーバンクス、ベースのルーファス・リードともにピアノに絡み付くかのようなエロい演奏。でもそのエロスはドロドロしたりベタベタしてなくって、もっとクールな感じ。女優の芦名星とかのイメージ!?

さて、ワインはスペインの『ゴマリス・X(エキス)・アルバリーニョ 2009』へと進む。
アルバニーリョと言えばわりとさっぱりとした夏向きの白ワインを想像するけど、このゴマリスはかなり中身の詰まったしっかりとした旨味がたっぷりとしたワイン。ミネラル感もすごくいい感じ。
冷やし過ぎずに飲むのがいいな。ジャズとの相性も最高! ちょっとエロい味わいと色。素敵です。

ここでジャズが変わった。日本人ピアニスト、山中千尋の『フォーエヴァー・ビギンズ
』。躍動感溢れるテンションの高い演奏に心魅かれる。
近藤真彦のヒット曲「サマーウェーブ」を奏ってみたり、「ザ・ムーン・ワズ・イエロー」ではエキゾチックなラテンを奏でたり、変幻自在な演奏。でも一貫してるのは透明感と躍動感のある演奏と素敵なアレンジ。
まさにお洒落なバーのための作品集かとも言うべきアルバム。素晴らしい!

ワインは次へと進む。カレドニア・オーストラリスという初めて聞くシャルドネ。実に色が黄色くって、そして味わいも深い。
ナッツや木の実などの香り、たっぷりとしたミネラル感など、極上のシャルドネ。
ブルゴーニュとは微妙に違う気もするけど、でもオーストラリアやナパという感じでもない。上質なシャルドネです。美味い!
さて、もう3時過ぎなんでそろそろ帰ろうかと思ってたら、なんとマスターの増田さんが僕のバースデーを祝ってくれた!

そう、3月10日(木)は僕の誕生日。水曜の夜中に来たんだけど、確かに店に入った時はもう午前2時なので実は10日になってたんだね。
そう言えば昨年も3月10日、一人でこのナイショのバーに来て祝ってもらったな。何と、希少品のリレ・ブランをもらっちゃった!
それにしてもマスター、よく人の誕生日を覚えてるな〜 お祝いに大好きなカレラのハーフボトルを開けてくれた。幸せな夜です。

そして最後の最後にシメのカクテルを1杯。素敵なハイハットをいただき夜は更けました。
こんな真夜中に美味しいものを食べて、美味しいワインを飲み、そして素敵なジャズを聴き、そんな中でバースデーを祝ってもらえるなんて、なんと幸せなことか。
さ、明日も頑張ろう!

今夜は洒落た音楽を選んだ。その音楽から飲むワインを選んだ。
1曲目の「My Favorite Things」(邦題:私のお気に入り;映画「サウンド・オブ・ミュージック」より)の小洒落たサウンドに心やられる!

この作品に合わせ、選んだ食前酒はシェリーのごとき酸化熟成した黄色いワイン、スイスとの国境沿い、ジュラで造られる『ヴァン・ジョーヌ アルボア 1989』。
100年熟成して保存出来るという不思議なこのワイン、ボトルもクラヴランと呼ばれる620ml入りの独特な瓶。
シェリーよりブドウの旨味成分が深い感じがする。実に洒落た食前酒。
そして今夜のワインは南カリフォルニアはサンタ・イネズ・ヴァレーのニッチなワイン『ベックメン "キュヴェ・レ・ベック" 2009』。昨年末の渡米の際にロサンゼルスのパートナーからいただいた日本には入ってきてない貴重なワイン。

このベックマン・ヴィンヤーズは、シンセサイザーやデジタルピアノで有名なローランドの米国現地法人を50%出資して立ち上げたスティーヴ・ベックメン(下記の写真の人)が立ち上げたワイナリー。
早く開けたくてうずうずしてたんだけど、このところ週末が忙しく、中々落ち着いて飲む時間がなかった。
ベックメンが位置するサンタ・イネズ・ヴァレーはサンルイス・オビスポとサンタバーバラの間くらいにあるところ。南仏系の品種を使ったワインが盛んな地域。このワインも南仏系。
エチケットに書かれてる通り、グルナッシュ 45%、シラー 34%、ムールヴェードル 14%、クーノワーズ(Counoise;シャトー・ヌフ・デュ・パプなどに使われるニッチなブドウ) 7%という配合。
太陽の陽射しを燦々と浴びたスケールの大きな果実味がたっぷりとした素敵なワイン。


ベックメンに合わせたジャズはビル・エヴァンスが1973年6月24日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行ったコンサートを収録した「My Foolish Heart
」。
リリカルなBeautiful Loveから始まり、そして小粋に弾むようなWaltz for Debbieでシメる素敵なライブ。素敵なジャズで素敵なワインが広がる。

ヴァン・ジョーヌとジョー・ラバーバラ、ベックメンとビル・エヴァンス、それぞれの組み合せが心を踊らせ、そして時を忘れさせる。
素敵な時間を過ごしたビル・エヴァンチックな夜です。
僕は日本のレトロなウイスキーが好きです。サントリーの角瓶、そしてニッカのブラックニッカ。特にブラックニッカには想い入れがある。女手一つで僕ら兄弟を育ててくれた亡き母がいつも夕飯の卓上にこのブラックニッカを置いて飲んでた。

今夜はブラックニッカな夜です。最初はハイボールで、そして続いてロックで。特にこのブラックニッカは1965年発売から40年が経過した2005年に40周年記念ボトルとしてリリースされたスペシャル物。
12年物のモルトと、そして19世紀初頭にスコットランドで開発され今では超希少価値なカフェ式連続蒸溜機を使って造られた12年物のグレーンウイスキーのブレンドで造られてる。
ほの甘い麦の香り、柔らかい口当たり、華やいだ空気感、どれも昭和の高度成長期を彷彿させる素敵なもの。猛烈サラリーマンがモテハヤされた時代。
僕の父もそんな猛烈サラリーマンを演じ37歳で過労死してる。その件で後年出版された書籍に父が実名で出ていてビックリしたのを想い出す。そんな時代のウイスキーです。

右手に大麦の穂を、左手にウイスキーのテイスティング用グラスを持つ黒髭のオジサンはキング・オブ・ブレンダーズと呼ばれ、17世紀の冒険家ウォルター・ローリーがモデルとも言われてる。
そして実は40年の歴史の中では、右向きと左向きの2種類が存在したらしい。今はこの1種類のみ。

そんな心の病と裏腹に、いや、そういう内向性があるからこそかもしれないけど、実に深い音を出す。
僕の敬愛するジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの遺作となる「ウィ・ウィル・ミート・アゲイン(We will meet again)
」に参加し一躍有名になったんだけど、このアルバムは死期迫るビル・エヴァンスの究極の恥美が描かれた作品。その流れの中でのトム・ハレルは実に深く、そして美しい。僕の愛聴盤です。ぜひ皆さんにも聴いてもらいたいな〜

今夜のラビリンスもいい作品です。テナーサックスのドン・ブラッデンとのハーモニーが最高にエキサイティング! 1曲目、「サンバ・マテー」のエンディングなど、ぶっ飛ぶ感じ。
バラードも最高です。美しきエロスを感じる作品。
作家でも天才と精神の病はよくある組み合せ。心の恥美を描けるような人って、きっと心と頭の構造が僕ら凡人とは違うんだろうね。

トム・ハレルの演奏があまりに美しく、ワインも開けちゃった。スペインはフランスとの国境近いペネデスのワイン、Bodegas Pinord社の『CLOS de TORRIBAS 2005』。実にテンプラニーリョらしいスペインのワインです。150年の歴史があるワイナリーらしく、初期の頃の広告がBodegas Pinord社のWEBに出ていた。
レトロな感じのワインで益々トム・ハレルの深みにはまり込むような演奏が魅き立つ。
今夜はブラックニッカとトム・ハレル、そしてBodegas Pinord社のCLOS de TORRIBASに酔う夜です。


このところ、あまりの激務。もう少しで一区切りというところで心身の疲れがピークにきて、そしてなんかちょっと風邪っぽい。
この重たい体をリセットしに三幸苑に出掛けた。大好きな大好きなワインと焼き肉のお店です。
ソムリエに疲れ果てた体に優しいワインを選んでもらった。
出てきたのはロワールはアンジュのワイン『ドメーヌ・モス(DOMAINE MOSSE) キュヴェ・ボワ(VDT ROUGE CUVEE BOIS)』。
カベルネ・フラン主体の癒し系のワイン。

旨味と果実味が素敵なワイン。強過ぎず、個性を無理に主張することもなく、自然体で体に染み渡って入って行くようなワイン。
このドメーヌ・モスはルネ・モスとアニエス・モスの夫婦で営まれていて、そして2人の間には3人の子供がいる。
エチケットに描かれているのは、その家族全員をぶどうの粒に見立たものらしく、子供たちを囲むように大小の5つのブドウが並んでる。
何とも粋だね〜

途中、珍しい白ワインを1杯いただいた。
ドメーヌ・ラ・ルノットというロワールのソーヴィニヨン・ブラン。色が実に黄色い! まさに”That's Sauvignon Blanc!”という感じのワイン。
自然派のワインらしい。ノンフィルターな感じがする。とっても深いワイン。
そしてエチケットも素敵。
『ラ・ルノット』とは、『『月』を意味する”La Nune”から来てるらしいんだけど、エチケットは三日月に照らされる農家の絵。

自然派のワイン造りにとって月の満ち欠けはとっても重要なので、たぶんそこから来てるんだろうね。
とってもロマンチックなワインです。
そして今夜はシメのデザート代わりに山形の高畠ワイナリーがピノから造った干しブドウをいただいた。可愛らしい香りと軽やかな甘みにとろけてしまいそう! ワインともよく合います。
帰りがけに年末に飲んだイタリアのジャンボ・ボトル『ブリッコ・マンツォーニ(BRICCO MANZONI) 2004』に記念のサインを描いて今夜の三幸苑な夜は更けました。

三幸苑、最高!

前日は超重たい夜でした....
盟友の壮行会で3本もシャンパン&ワインを飲んで、そしてストレス発散に歌って絶叫し、心身ともにボロボロになった。
そんな重たい体をリセットしないとならない。
そんな夜、軽く蕎麦屋で食べて帰るはずが、ちょっと間違って(!?)、なぜか武千代に向かっちゃった! う〜ん、ノンアルコールな夜のはずだったんだけど...
ま、でも武千代は超健康的。和の食材をたんまりと堪能した。お刺身や筍の蕗味噌焼き、茶碗蒸し、野菜の天婦羅などなど。
そして最初のワインは珍しい南仏はヴァケラスの白。ドメーヌ・ラ・ガリーグというところのワインで、樹齢55年のクレーレットが60%、樹齢40年のグルナッシュ・ブラン40%だそうだ。

メロン、青リンゴ、ハチミツなど、いろいろ混じり合った複雑な香りと味わい。官能的な世界です。美味い!
ヴァケラスの白ワインを飲むのはもちろん初めて。地元でも珍しいものらしいけど、ほんと素晴らしい!
ちなみにドメーヌの名前は、このヴァケラス一帯の丘の上がレ・ガリーグと呼ばれていたことに由来するらしい。
そして定番のヴーヴレイを挟んで最後はブルゴーニュはマランジュのドメーヌ・シュヴロのピノを1杯。
このドメーヌ・シュヴロは18世紀より続く古きドメーヌで、現在、日本人女性が当主に嫁いだことから日本語のホームページがあったりする。

そう言えば福岡のワインバーの女性オーナーが毎年ブルゴーニュに通ってて、”ブルゴーニュのドメーヌのお嫁さんになるんだ!”、とかよく言ってたな〜
とっても可愛らしいピノです。心弾み脳の疲れを癒すワイン。
今夜は重たい心と肝臓に優しいお料理と軽めのワイン3杯でリラックスした夜を過ごしました。毎度、武千代、最高!

僕の会社の大切な頼りになる参謀が一人、会社を去った。
子会社を任せてたんだけど、その子会社を売却した。彼はそのまま社長として次の里親たる会社へ行くことになった。
子会社を譲渡した夜、彼と杯を傾けた。何とも寂しい夜です。
出掛けた場所は大好きな和食の店『くずし割烹 かのふ』。
さ、気持ちを切り替えよう。

新天地での彼の活躍を期待して、門出の杯はヴィクトリア女王、エドワード七世から「ロワイヤル」の称号を受け、今でもチャールズ皇太子やアンドリュー皇子の結婚式などの指定シャンパーニュとして君臨する『ジョセフ・ペリエ ブリュット キュヴェロワイヤル』。
とっても柔らかくて旨味があるシャンパン。冷やし過ぎない方が美味い。シャンパンにしては少し温度を高めにして飲んだ。

このジョセフ・ペリエ、シャンパンの熟成と保存をする地下のカーヴは、何と2,000年以上前のローマ時代に掘られた洞窟で、全長3Kmもあるって! 凄い!
続いてはドメーヌ・モド(Domaine MODOT)のシャンボール・ミュジニーを開けた。聞けばこのドメーヌ、この2004年が遺作となるらしい。
当主の息子が実質的に仕切って醸造してたんだけど、交通事故で亡くなったそうで、引退していた当主が最後に醸造したのがこのワイン。これを最後に畑も売ってしまったらしい。

何とも深いワイン。味わいはそんな重苦しい話とは逆に、華やかで軽やか、そしてとってもしなやかな柔らかさを持ってる。素敵なワインです。
2004年と言えば、僕の経営する会社が上場した年。いろいろな事が大きく変化した年。
激動の2004年、そんな年のワインで盟友を送り出す夜。深いな...

そして、ノンベーで、かつちょっと心が重い僕たちは、何と、もう1本ワインを開けちゃった! ジョルジュ・リニエのモレ・サン・ドニの2001年です。とっても華やかで果実味があり、そしてスケールの大きなワイン。目のパッチリとした大柄で妖艶な女性、例えば藤原紀香とか、そんな感じのワイン。
3本のシャンパン&ワインと香山さんの素敵な料理ですっかりご機嫌に酔っ払った僕らは、またまた大失敗なのことに、街に歌いに出掛けちゃいました! 例のところです。トホホ...
あ〜あ、こんな風に彼とヘベレケに飲める夜ももう中々ないかもね〜 何とも重たい夜だな〜


