リンコートであの頃を深く想う夜
今夜はサンタバーバラの銘酒、リンコート(LinCourt)を開けた。2000年。もう10年熟成だ。

たぶん今はもう日本に入ってきてないリンコート、実はこの地の銘酒フォーリーと兄弟ワインらしい。どちらも同じウィリアム・フォーリー氏が立ち上げた小さなブティック・ワイナリー。
そのフォーリーは、たった1本しかない2000年を昨夏に飲んじゃった。実にサンタバーバラらしい小悪魔的なワインだったけど、今夜のリンコートもやはり同じ系統で、ちょっと小猾い小悪魔的女性のイメージ。
フランボワーズ等の赤系のベリーの香りがして、そしてほのかな誘惑香。ちょっとヨレってきちゃいます。

あ、誘惑香と言えば、このワインのワインメーカ、写真の妖艶な女性、Kris Curranです。彼女の個性がそのまま乗り移ったかのようなワインだな〜
フォーリーにしてもこのリンコートにしても、2000年代中盤に買い付けてセラーに寝かせたワイン。上場直後でイケイケだった時代だな〜
時代は変わり、緻密にかつ迅速に動かないとどんな会社だって時代に飲み込まれてしまう、そんな激動の時代に突入した。あの頃は一芸に秀でてさえいれば、勢いで時代を生き抜くことが出来た。時は移り時代も移ったね〜
セラーのワインを開けるたびに、そのワインをセラーに入れた時代を想い出す。そしてそのワインが生まれた年を想う。それがワインの楽しみでもあり、そしてそれがまた、たまに人をメランコリーな気分にさせる由縁でもある。
深い想いを抱きながらリンコートに酔う夜です。
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