2010年6月 Archives

今夜はサンタバーバラの銘酒、リンコート(LinCourt)を開けた。2000年。もう10年熟成だ。

リンコート LinCourt
たぶん今はもう日本に入ってきてないリンコート、実はこの地の銘酒フォーリーと兄弟ワインらしい。どちらも同じウィリアム・フォーリー氏が立ち上げた小さなブティック・ワイナリー。

そのフォーリーは、たった1本しかない2000年を昨夏に飲んじゃった。実にサンタバーバラらしい小悪魔的なワインだったけど、今夜のリンコートもやはり同じ系統で、ちょっと小猾い小悪魔的女性のイメージ。

フランボワーズ等の赤系のベリーの香りがして、そしてほのかな誘惑香。ちょっとヨレってきちゃいます。

Kris Curran リンコート LinCourt
あ、誘惑香と言えば、このワインのワインメーカ、写真の妖艶な女性、Kris Curranです。彼女の個性がそのまま乗り移ったかのようなワインだな〜

フォーリーにしてもこのリンコートにしても、2000年代中盤に買い付けてセラーに寝かせたワイン。上場直後でイケイケだった時代だな〜

時代は変わり、緻密にかつ迅速に動かないとどんな会社だって時代に飲み込まれてしまう、そんな激動の時代に突入した。あの頃は一芸に秀でてさえいれば、勢いで時代を生き抜くことが出来た。時は移り時代も移ったね〜

セラーのワインを開けるたびに、そのワインをセラーに入れた時代を想い出す。そしてそのワインが生まれた年を想う。それがワインの楽しみでもあり、そしてそれがまた、たまに人をメランコリーな気分にさせる由縁でもある。

深い想いを抱きながらリンコートに酔う夜です。
ロサンゼルス ベンチャー企業 CEO
今週はヘビーでした。ロサンゼルスの取引先ベンチャー企業のCEOが来日した。3日3晩、フルアテンドです。初日の夜は打合せの後に鮨、2日目は客先周りをしながら昼は陳健一麻婆豆腐、夜は鉄板焼き、3日目の夜は天ぷらと、That's Japan!という感じで食べていただきました。

そしてビジネスは大きく進んだ。そういう意味ではとっても充実した3日間でした。

でも、何と彼はアルコールを一滴も飲まない。ノンベーな僕にはツラい夜です。特に鉄板焼きの霜が入ったお肉はワインがないと油が強く厳しい。ふう〜

ナイショのバー ジントニック ヴーヴレイ ベリンジャー ヴェスパー ボンド・マティーニ
そんな夜、なんと週に2日もいつものナイショのバーに寄っちゃった。ここは最高のストレス解消の場。

ノンアルコールでヘビーに食べて少しもたれたを胃をジントニックで刺激し、英語漬けで疲れた脳と心をワインで労り、そしてシメにヴェスパーボンド・マティーニ飲んじゃったりして、とっても素敵な夜を過ごしストレスを解消しました。

あ、おまけに両日ともに、わがまま言って新しいワインをグラス用に開けてもらっちゃった!

CEO君もナイスガイだったし、そしてナイショのバー、最高!
ナパの古参、トレフェセンを初めて飲みました。1886年に創設されたワイナリーが原点。カリフォルニア最古のワイナリーがベリンジャーの1876年だから、ほんと、ここも古い畑。

トレフェセン
ナパの中でもオーク・ノールという小さくて地味なエリアで造られるこのワイン、日本にはほとんど入ってきてなかったはず。それがなんと、白金のレストランにあった!!

もちろんこれを飲むしかない! 重々しい深い香りがする伝統的なカベルネ・ソーヴィニヨン。ミント、ユーカリなどの香りがここが都会のレストランということを忘れさせる。森林浴をしているかのごとき、実に幸せな空間を創り出してる。

とっても奥行きのあるワインです。今夜のは2005年ですが、ぜひ長期熟成したものを飲んでみたいな。

ジャズ 成重幸紀
食後は隣りのラウンジに移動してジャズを聞く。粋だね〜 そこで大事な客人と交わす会話は素敵だ。

ワインとジャズ、実に素敵な関係。シメにまたまたヴェスパーボンド・マティーニを飲んでしまいました。う〜ん、翌日を考えるとちょっと失敗か....

それにしてもいい夜です! 心が洗われるな〜
先日の渡米でとってもレアなワインを持ち帰ってきた。

ロバート・キーナン。現地での価格は安い。せいぜい$30〜$40。でもその価格帯でこれほどまでに有名なものもないくらい。

ロバート・キーナン
80年代の終わり、ボルドー vs. カリフォルニアワインのメルローでのブラインドテイスティングにてボルドー右岸系の名門、シャトー・ペトリュスと一騎打ちしてドローまで持ち込んだ、アメリカの誇りとでも言うべきワイン。サンフランシスコのワインショップで普通に売ってた。

今夜はこのロバート・キーナンカベルネ・フランです! もちろん飲むのは初めて。そしてこのワインに合わせ、生ハムとブロックから切り出したロースハム、スモークサーモンなどを買い付けてきた。

う〜ん、香りからして最高! 深い森の奥のハーブ香がする。近くにはひんやりとした湖があり、湖畔には藻が茂ってる。明け方の空が蒼い。そんなイメージが頭に浮かぶ。

素敵なロバート・キーナンで大好きなカリフォルニアの青い空を想う夜です。
滞在が一日延びて土曜に出て日曜の夜に帰国しました。そんな夜、大好きなカリフォルニアの青い空を想って飲むワインは、ソノマのピノのスペシャリスト、ラ・クレマLA CREMA)の2002年。

ラ・クレマ LA CREMA
ラ・クレマを飲むのは、年末に渡米して帰国出来ずに一人で年越しをした際に飲んで以来。あの時は2007年。まだチェリーっぽさが強く本家ブルゴーニュとはかなり遠い感じがしたけど、こちらの2002年、8年の熟成を経て実に上品なピノに昇華してた。素敵です。

これだけの熟成を見せられちゃうと、何年か前にサンフランシスコで買い付けてきた1989年をいつ開けてみるか、期待わくわくで迷うな〜

素敵なワインで東京のどんよりした梅雨の空気を吹き飛ばし、そしてラ・クレマが造られたカリフォルニアの地を想う夜です。
金曜日にサンフランシスコを発つはずが、交渉の残件が残り1日滞在を延ばした。

日中、米国勢と諸々の折衝をし、そして夜になれば日本がゴールデンタイム! 結局夕飯に出れるのは22時半。う〜ん、さすがにこの時間になるともう開いてる店は限られる。

BIN 55
今夜は泊まってるホテルの1階にあるワインバー「BIN 55」で夕飯にした。ここはカリフォルニアワインが55種類もグラスで開いてる。渡米以来、毎日覗いてたんだけど、いつも混んでいて入れなかった。今夜はすいてる。

前菜プレートってのがあって、これが中々イケてる。オリーブ、アンティチョーク、チーズ、ハムなど、ワインに合うものがいっぱい!

そして、一人で寂しく飲んでたら、Twitter上で僕を発見した近くに泊まってる取引先の若者が、なんと23時過ぎだって言うのにわざわざワインバーまで訪ねてきてくれた。渡米最後の夜、活きのいい若者と酌み交わすワインは最高!

渡米最終日は素敵な夜となりました。初日にブルーな出来事があったけど、でも成果はいろいろあったし、実にいい旅だった!

カリフォルニアの底抜けに青い空に乾杯!
渡米4日目、木曜の夜はアップル恒例のビアパーティー。カリフォルニアの夕方はまだ明るい。広い公園に数千人が集う。もの凄い人と迫力。途中から生バンドが入る。これも毎年恒例。

食事は2種類。フレンチフライにチリービーンズとホットチーズをかけて食べるもの、そして好きな具を入れて作るハンバーガー。飲み物はビールにワイン。

アップル ビアパーティー

アップル ビアパーティー
何しろ会場が広いし人が多い。でも幸運な事に、お目当ての人はみな探せた。日本のキーマン、米国本社のキーマンそれぞれと会場で遭遇でき、ビールを飲みながら腹を割っていろいろ話す事が出来た。

僕は眼鏡をかけてても視力は悪いんだけど、以外にいい目してるね!

素敵な夜に乾杯!
渡米3日目、ようやく夜、少しだけ自由な時間が取れた。渡米すると、日中は現地で仕事をし、夜は日本がビジネスのゴールデンタイムに入るのでまたまた仕事となり、実にヘビーな生活になる。

この日も現地で夕方から日本対応をし、21時半まで仕事。アメリカは日本と違って夜中までやってる飲食店は少なく、21時ラストオーダーなんてのが多い。日本ほど治安がいい国は中々ないからね。

で、夕飯をどうしようか考えた末、出掛けた先はホテルから徒歩数分のところにあるジャズライブのあるビストロ。まさに店名がJazz Bistro。毎日ライブがあるらしい。

22時近かったけどまだまだ店はホットな感じ。外までライブの音が聞こえてる。今夜はサックスにギターも加えたクインテット「CHARLES UNGER EXPERIENCE」が出演中。ゲストにトランぺッターも飛び込みで出てきた。

Jazz Bistro CHARLES UNGER EXPERIENCE

BLACK RIDGE シラーズ
選んだワインは初めて飲むカリフォルニアワイン「BLACK RIDGE」のシラーズ。カリフォルニアのワインでシラーじゃなくシラーズとは珍しい。詳細不明なれどわずか3名でやってるワイナリーらしい。年間1,400ケースと僅少の製造量。名門テスタロッサで醸造をしてるらしい。

果実の凝縮感の高いドライフルーツ的な色合いの強い濃いめのワインです。この濃いワインと、ソウルフルな濃い感じの演奏、そして実にアメリカっぽいステーキで幸せな夜になりました。

こんな街中で夜遅くに旨いものが食べれ素敵なジャズが聴けるなんて、なんと幸せなんだろう。超忙しい渡米の中で一瞬だけのオアシスです。
ステーキハウス
火曜の夜はお客様とステーキハウスでディナー。

入るとそこにはウェイティングバーがある。本格的な店だ。そしてステーキは写真の通り、大きな金属の洞窟のような中から出て来る。一抱えもあるような固まりから切り出していく。食べてみるとステーキというよりローストビーフに近い感じ。素晴らしいステーキです。アメ牛とは思えない旨味がたっぷりと詰まったお肉です。

ワインのチョイスは僕に任された。選んだワインは、懐かしのホワイトホール・レーン 日本への輸入が途絶えて久しいナパの逸品。ユーカリやミントなどの素敵な香りがする。お肉の旨味を包み込むようなベルベットな感じの舌触り。とても上品なワインです。

素晴らしいステーキと素敵なワインで素敵な時間を過ごしました。ホワイトホール・レーン、最高!

ホワイトホール・レーン
PS. 翌日、「NAPA WINE」という名前からしてそれっぽいワインショップに行き、ホワイトホール・レーンの2001年と2006年を買っちゃった!
今月もまた渡米。今度は久しぶりのサンフランシスコ。4〜5年ぶりかな。

デルタ航空のディナー
行きはラッキーだった。満席の中、デルタ航空の旧知の知人に空港のカウンターから内線をかけてつないでもらったら、ビジネスクラスへアップグレードしてくれた!

相変わらずデルタのビジネスは食事が凄い! ウェルカム・シャンパンからスタート。そしてディナー前の食前酒はジントニック。ライムが入っていて美味しい。

前菜はマッシュルームのスープにトマトのカプレーゼ。機内で陶器のお皿でこんなのが味わえるなんて幸せ至極。続くサラダもワインビネガーと塩、胡椒で自分で味付けて食べる本格的な逸品。

それに合わせるワインはソノマのグローヴ・ストリートGrove Street)のシャルドネ。日本にはスパークリングしか入ってなかったと思うけど、シャルドネがあるんだね。まっとりとしたフレンチ系の素敵なシャルドネです。

デルタ航空の朝食
そしてメインはものすごいボリュームのステーキとルイ・マティーニのカベルネ。食後にはチーズ。至れり尽くせりのディナーでした。

サンフランシスコ到着前の朝食も、フルーツとクロワッサンにヨーグルトというお洒落なプレート。

カリフォルニアの青い空
到着すると、サンフランシスコには珍しく、少しだけ雨が降っていて空が青くない。僕はカリフォルニアの底抜けに青い空が大好きなんだけど、ちょっと残念。

今回はアップル社のイベント、及びそこに来ている本社の方々との折衝があって渡米した。午後、会場に行き、レジストレーションだけ済ませる。その頃には雨が上がり空が青くなってきた。

京屋
夜は一人で名門の鮨屋、京屋に出掛けた。ここは箱根の富士屋ホテルが経営し毎日築地から鮮魚を送り込む本物の鮨屋。

5年前に来た事があったので超久しぶりに行ってみた。すると大将も変わらず、何もかもあの頃のまま。こういうのって嬉しいよね〜

開けたワインはスタッグスリーププティ・シラー。4月にサンルイス・オビスポに行ってプティ・シラーの美味しさを知って以来、プティ・シラーは常に気になる存在。ナパのプティ・シラーは日本では特に珍しい。ほとんどがサンルイス・オビスポパソロブレスなどのもの。

スタッグスリープ プティ・シラー
初めて飲むナパのプティ・シラー、これはサンルイス・オビスポなどに比べ甘みが少なくドライな感じ。口の中でふくよかなボリューム感を持つんだけど、でもどこかシャープな輪郭がある。酢飯と醤油にぴったり。こりゃ超旨い!

素敵な鮨と素敵な大将、そして素敵なワインで時差ボケの体を労る夜。さ、明日から頑張るぞ〜!

と、そんな夜、真夜中の3時過ぎ、嫌なニュースが東京から飛び込んで来る。とってもブルーになります。

あ〜あ、幸先は良かったんだけどな...前途多難な感じがします。
月曜から緊急渡米。某米国大手企業の上層部との会談の予定が飛び込んできたから。おまけに今回はちょっと長く、金曜日までいる。通訳も無しの単身乗り込みです。ふう〜

ヴィアデア V VIADER
今回の渡米、僕の経営する会社にとってはいろいろ勝負がかかってる。必ずや交渉に勝つ! 今夜は大好きな勝利の”V”ワインヴィアデアの”V”を開けた。いろいろな年代を持ってるが、今夜は2001年。9年熟成の逸品。

ボルドーでは補助品種なプティ・ヴェルドをメインにした超レアなワイン。深い森の奥深くの湖の畔にひっそりと佇むかのような味わい。森林浴やハーブ香など、素敵な香りがする。

ヴィアデアで明日への気合いを入れていたら、日本の某大手の経営陣から応援のメッセージをメールでいただいた。「応援します」、「期待しています」との言葉に感動! ありがたいことです。

憂鬱な気分がこれで一気に吹っ飛んで気合い満タン! さ、この勝利の”V”ワインで明日からの渡米、頑張るぞ〜!
土曜日、あるプロジェクト開始から5年が経過したことを祝して祝杯をあげた。場所は前年同様、汐留のオレゴン・バー&グリル

ドメーヌ・セリーヌ
最高の夜景をバックに開けたワインは、珍しくオレゴンの白。ドメーヌ・セリーヌのシャルドネです。まっとりとしてバター香があり、ムルソーのよう。高貴なワインとはまさにこういうワインのことを言い表すんだと思う。

仕事も忙しくかなり遅い時間からのスタートだったけど、とっても素敵な時間を過ごした。

大事で素敵なこのライフワークのごときプロジェクト、まだまだ続く。

来年もここで祝おう!