ハードに仕事したサンルイス・オビスポの一日と素敵なワインな夜
土曜日は渡米最終日。朝9時からヘビーに仕事をこなした。こちらのCEOもワイン好きで(そりゃ好き好んでワインの里に住んでるんだから好きだよね〜)、昨日空港に迎えにきてくれた時から地元のワイナリーガイドを手に「早く仕事を片付けて明日の午後はワイナリーに行こうよ!」とずっと言い続けてる。
でもそうは簡単に行かない。仕事はたんまりとあります。9時過ぎから13時くらいまで、みっちりとミーティング。話しながらドキュメントも書きまとめていく。

ここでようやくランチ休憩。マドンナ・インという由緒あるホテルに食べに出た。ジョン・ウェインがよく来た事でも知られるホテル。男子トイレの中に小さな滝(!?)があり、女性もそこをノックして覗いて大笑いするのが有名なんだって。
そして午後もバリバリに仕事した。ワイナリーはほとんどが17時で閉まってしまう。行きたかったけどね〜、とってもそんな時間で終わる感じじゃなかった。それでも朝から根を詰めて仕事したので、18時過ぎには一通り終わった。
もうワイナリーは閉まってるので、ダウンタウンに出てワインのテイスティングなどしようということになった。

まずは『PITHY LITTLE WINE』という店へ! ここはほんとに小さな店で、カウンターが1つだけ。席は10席もなかったと思う。バーかと思いきや、PITHY LITTLE WINEというブランドで自分たちでワインを造ってるワイナリー。ここはそのアンテナショップで、10ドル払うと3種類の彼らのワインを一口ずつ試飲させてくれるというもの。
シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデルを試飲。どれもエレガントで人工的な味わいはまったくなく、そして樽香も自然でお洒落な味わい。

そしてもう1杯、珍しいホットワインをいただいた。デザート酒とのことだけど、ほんのり甘く、先日アバスクで飲んだ『ヴァン・キュイ(Vin Cuit)』に似てる。でもそれが湯気が出てるってのが不思議。鍋から出してきた。
不思議な体験です。
そしてこの写真右がオーナーでありワインメーカなんだけど、手にiPadを持ってたことからTwitterの話になり、僕のアカウントを知りたいと言い出した。教えてあげたんだけど、早々にフォローが入り、コメントも入ってきた。ビックリです。

続いてこの街で一番有名なワインバー『GRANADA』に向かうも、わずか10席くらいの小さな店で満杯で入れなかった。
仕方なく街を歩き、次のワインバーへ。
途中、壁一面がチューインガムだらけで有名なバブルガム・アレイというところを通った。ほら、凄いでしょ!
チューインガムで名前やメッセージまで書いてある。

このバーで飲んだのは、確かカベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルを混ぜたという実に不思議なワイン『DOMAINE ALFRED DA RED』というワイン。
そして『Presidio』というワイナリーのヴィオニエ。
DOMAINE ALFRED DA REDは前日飲んだプティ・シラーのような感じ。ジンファンデルのスパイシーさがうまく活かされてる。強く濃いめのワインだけど、嫌らしさはなく舌触りも滑らか。

でも実はとっても謎なワイン。
ワイナリーのWEBサイトにもこのワインは出てない。Googleで検索すると写真としては同じものが出て来るけど、みな少し古い年代でシラーとピノ・ノワールのブレンド。これはこれで超不思議で興味があるけど、今回飲んだものも超不思議。
Presidioのヴィオニエは、ヴィオニエ特有の香水のような香りやライチのような香りを無理に演出してなくって、実に爽やかで洒落た香りがする。

最初ちょっと冷たい時にはクール過ぎる気がしてたけど、少し温度が上がると実に洒落た味わいになった。柑橘系の香りがほんのわずかに上品に香るのが素敵。ヴィオニエの本家、南仏コンドリューのものより甘さもすっきりしていて都会的な洒落た感じがあるかも。
ワインを巡る夜はまだまだ続きます。
続いてはワインショップに立ち寄りお買い物。とっても珍しいワインが買えた。大好きなカベルネ・フランの1999年物がわずか22ドル。なんだこりゃ? 店に並ぶほぼ全てがサンルイス・オビスポ、パソロブレス、サンタバーバラといった地元のワイン。見た事のないワインが大半。

買い物を終え向かった店は、さっき入れなかった『GRANADA』。こちらはネットでもこの街で最高のワインバーと書かれてたので期待して入る。
でもここはGRANADAという店名にもある通り、スペインワインが中心で地場のワインは置いてなかった。何を飲むか考えた末、スペインではなく南仏の17世紀から続く名門『シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ(Chateau de la GARDINE)』のシャトー・フヌ・デュ・パプにした。
アヴィニヨン近くの由緒あるドメーヌ。深い果実味、太陽の恵みを存分に浴びたであろう香り、伝統に裏打ちされたトラディショナルな樽香。どれもとっても最高の逸品。
チーズとハム、パニーニをつまんでこのワインを飲む。幸せな時間です。このGRANADAでは、気分はすっかり打ち上げムード。二日間で一通り予定されてたことをこなせた。そして懸案だったもう1社のCEOとも電話会議ができ、これまた大きく進んだ。後はしっかりと仕上げて成功あるのみ!

テンションの上がった我々はさらにもう1軒ワインバーをはしご! 何軒目だよ、ってもう4軒目!
行った先はこれまた地元で有名なワインバー『NOVO』。
そこで地元最高のワインを開け、ビジネスの成功を期す! 開けたのはパソロブレスの銘酒ジャスティンの最高のキュヴェ『ジャスティン アイソセレス(Justin Isosceles) 2006』。

エチケットの下に配合が書いてあるんだけど、カベルネ・ソーヴィニヨン 86%、カベルネ・フラン 9%、メルロー 5%というボルドーブレンドです。地場最高のワインで最高の成功を誓い合う。
このワイン、形容しがたい威風堂々とした佇まいです。重過ぎるわけじゃなく、深いという表現が一番かな。地底に吸い込まれるかのような人を吸引する力を感じる。Isoscelesとは辞書によれば二等辺三角形。エチケットにある通り。ワインのバランスを指してるのかな〜
最後にもう一度CEOと乾杯し、明日への挑戦を誓い合った。それにしてもよく飲んだな〜
ホテルに戻った我々は、もう4軒も飲んだんだけど、昨夜お世話になったホテルのバーのマダムと目が合ってしまい、軽く1杯。
マダムは僕らのことを気に入ってくれたみたいで、昨夜のご夫婦が開けてくれた『J.LOHR』、そしてもう1杯何かのカベルネ・ソーヴィニヨンをサービスしてくれた! 美味しかったと思うけど、さすがに細かい記憶が怪しい。
渡米最終日は仕事も超充実したし、そして素敵な素敵なワインライフも楽しめた最高な一日でした。
Jim&Jimの娘さん、Chris&奥さんと2歳のお嬢ちゃん、バーのマダムと隣席の名も知らぬご夫婦、通訳のYokoさん&Alice、みんなの親切と熱意は一生忘れない。ありがとう!!
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