2010年4月 Archives

今日は親族集まって墓参りに行った。母方の実家の墓と我が家の墓の2カ所を1日で回った。小平、武蔵小金井とかなり遠かったが、特に母方の墓は10数年ぶりだったし、久々に従兄弟にも会えたし、貴重な一日だった。

そんな夜、先日の渡米でワインの里、サンルイス・オビスポで買い付けてきたとっておきのワインを開けた!

BRUCHER カベルネ・フラン
BRUCHER カベルネ・フラン 1999』。何とも謎なワインです。産地はサンルイス・オビスポの少し南の地、サンタバーバラ。もちろん日本には入ってきてない。現地のワインショップでわずか$22で購入した。安いけど、カベルネ・フラン好きな僕には1999年というヴィンテージと併せ、気になって仕方なかったワイン。

期待に胸を膨らませて開ける。う〜ん、超深いワインです! カベルネ・フランらしさ全開! ベリンジャーサード・センチュリーにかなり近い。静けさをたたえた湖の湖底に流れる時を忘れた水の流れのごとき、静寂と森林の香りのワイン。朝靄の中の散策。音は何一つしない。そして肌がひんやりするような感覚を覚える。深いユーカリ香が上品。素晴らし過ぎる!

こんなワインが$22で飲めるなんて、サンルイス・オビスポの人たちは羨ましい限り。このワインは食べ物です! このワイン自体が最高級なディナー。こんな凄いワインがあるんですね〜

あまりに気になってちょっとネットで調べてみました。このBRUCHERというワイン、何て発音するのか解らないけど、Peter Brucherさんという方がワインメーカ。まさにピーターさんの”作品”です!

そしてこのお洒落なエチケット! これは奥様と推測しますが、Gayle Brucherという女性の画家が油絵で書いたもの。二人は共同でワインとアートのホームページを開設しています。このページからそれぞれワイナリーのページ、絵画のページへ飛べます。

このワインは二人の合作による”作品”です。


このページから追って行くと解るのですが、この1999年産のカベルネ・フランで何らかの金賞を受賞してます。まさにこのワインです。しかし、現在のワインのラインナップにはカベルネ・フランはありません。カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワール、シャルドネの3種類だけになってます。

何とも貴重な凄いワインに巡り会った夜です。購入したサンルイス・オビスポのワインショップには何本も積み上がってた気がするので、機会があれば買い占めたいほど。

それにしてもこの1週間、仕事はいろいろハマりまくってヘロッたけど、ワインは大当たりの4連発!

ポルトガルのお洒落なロゼ『ガタオGATAO』、スペインはレバンテ地方フミージャの『ViñaHonda』という謎のワイン(モナストレル)、同じくスペインのレバンテ地方バレンシアのボルドースタイルなワイン『ラファエル・カンブラ ドス 2008』、そして今夜のBRUCHER。どれも記憶に残る素晴らしいワインです。それも最初の3つはナイショのバー No.2に確認したけど、いずれも1,000円台のワインらしい。今夜のBRUCHERもわずか$22。凄い!

素晴らしいワインに囲まれ、疲れた気分をリセットする1週間でした。さ、また新しい1週間が始まる。ファイト〜〜!
レバンテ地方 バレンシア ラファエル・カンブラ ドス Rafael Cambra DOS
ビックリするほど旨いワインに出会った! 場所はいつものナイショのバー No.2

スペインのレバンテ地方バレンシアのワインラファエル・カンブラ ドス (Rafael Cambra DOS)2008』。南の地なれど、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランをブレンドしたボルドースタイルのワイン。こんな地でボルドースタイルのワインを造ってるところがあるとは。ロバート・パーカーが「スペインのシュヴァル・ブラン!」と唸ったと言われるワインだそうです。

レバンテ地方 バレンシア ラファエル・カンブラ ドス Rafael Cambra DOS
実にスムーズなワイン。南の地にありがちな濃過ぎたり重過ぎる感じはまったくない。カベルネ・フランが入ってるせいか、じつにまろやかで静寂感と深みがある。黒い果実の香りの裏に上品な白い花系の香りがかすかにする。

ワインがこれほどまでに完成度が高いので、食材はシンプルにした。7色トマトとパプリカのサラダが色鮮やかで素敵! 奈良県にある廣瀬農園がプロデュースする色とりどりなトマトに思わずうっとり!

廣瀬農園 トマト
続いて自家製バーニャカウダソースにつけて食べる温野菜。実にヘルシー。このバーニャカウダがワインといい感じ〜

シメは地鶏のグリル。ジューシーで旨味がたっぷりな素敵な逸品。ワインはここらで最高潮を迎える。ギュッとくる果実のシャープな凝縮感がたまらない。

ナイショのバー No.2 地鶏のグリル
今週はこんなにも忙しい中、真夜中に素敵なワインに出会えた1週間。

ポルトガルの素敵なロゼガタオGATAO)』、スペインのモナストレルを使った最高のワインViñaHonda(依然として読み方不明!)、そして今夜の『ラファエル・カンブラ ドス』、どれも最高に素晴らしいワイン。

いずれもリーズナブルなプライスのワインらしんだけど、ほんと、美味しいワインってまだまだあるもんですね〜

さ、エネルギー充電したぞ! 来週も頑張ろう〜!!
バランタイン サントリー・プレミアム・ソーダ 山崎木曜日、またまた超遅くにナイショのバー No.2で夕飯。今夜はバランタインハイボールからスタートし、和食な夜です!

そして和とブレンデッド・スコッチに合わせ、ソーダはなんと、名水、山崎です! このサントリープレミアム・ソーダ、まろやかな味わいで僕は大好きです!


京野菜を蒸した温野菜
料理は、小さな大根や蕪など京野菜を蒸した温野菜料理からスタート。生のスダチを絞ったポン酢、そして仙台味噌を付けて食べる京野菜は旨味たっぷり! 蒸すことで京野菜の自然の旨味、甘みが引き出される。

ハイボールに続き、ここで火曜日に飲んだポルトガルのロゼ『ガタオGATAO)』を1杯飲む。

続いてはお刺身、そして豚肉と山菜の煮物。この煮物は味わい深く素晴らしい逸品。

ViñaHonda モナストレル
これに合わせたワインはスペイン南東部のレバンテ地方フミージャの『ViñaHonda』という謎のワイン。ブドウはモナストレル(フランスで言うムールヴェードル)。モナストレルは最近の僕のお気に入りのブドウです。

これが実に旨い!! ビックリするほど旨い! 豚の旨味、醤油とみりんによる甘辛い味付けにピッタリ! こんな旨いスペインワインは久しぶり。安いワインらしんだけどね。でも日本のどこのサイトにも情報は出てなかった。

ナイショのバー No.2 京風おでん
そして続く料理は京風のおでん。穏やかな昆布だしの中に春らしい食材が満載。ごく軽く梅干の香りがする。普段おでん屋で見掛ける食材とはまったく違い、素敵なものだらけ!

最後に特製の焼きおにぎりをたべて夜は更けました。醤油と酒、みりんと鰹節を煮詰めて造るタレが最高!

ViñaHonda、本当に素晴らしいワイン! モナストレルがこんなにも旨いとは! 感動物です。

そして今夜の和食も超最高! 14時間近く働いて疲れ果てた脳と体を美味しい料理とワインで癒す夜です。
今週も超忙しかった。月曜の夕飯も24時過ぎ。火曜も似たようなもん。ふう〜

火曜の夜、疲れて夕飯に辿り着いたのはいつものナイショのバー No.2。もう23時だよ〜 お腹ペコペコ。

カラートマト
一日よく働いてカラカラに乾いた喉をまずはタンカレージンリッキーで潤す。ウマい!

そして合わせた前菜が超お洒落! ほら、写真の通り、三色のトマトとミニラディッシュとクレソンのサラダ! オレンジや黄色のトマトなんて生まれて初めて食べた! 小さな小さなアメーラルビンズ、サクットしたミニラディッシュ、どれもとってもフレッシュで美味しい。

ガタオ GATAO
次の料理は、塩鱈と温野菜のポルトガル風。海の香りのする素敵な健康メニュー。ここで開けたワインもポルトガル!

ポルトガル北部の古くからワイン生産が盛んなトラズ・オス・モンテス地方のロゼ『ガタオGATAO)』。うっとりするくらいきれいな色。ごく軽い発泡性があり、アルコール度数も10.5%と軽く、初夏にピッタリなロゼ。

ポートワインで有名なポルトの北東に位置する古都のワインです。

塩鱈と温野菜のポルトガル風 牛タンの柔らか煮 豚の塩釜焼き
甘さはなく味わいはかなりシャープ。ブルゴーニュのマルサネ辺りのロゼなんかに通じるものがあるかな。でもブドウは完璧なまでの地ブドウ。ネットで見たけどまったく想像もつかない品種から造られてる。参考までに書くと、アルヴァレリャン、ティンタ・カルヴァーリャ、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・ナショナル、ティンタ・バロカなどなど。

続く料理は一口サイズの牛タンの柔らか煮。トロけるな〜

そしてメインは豚の塩釜焼き。オーブンでじっくりと焼き上げた塩釜を割る。中から大きなチャーシューが登場!

そしてシメに魚介のパエリア風を食べて夜は更けました。旨かった!

カラートマトとポルトガルな夜です! そしてそろそろ暑くなってきてロゼな季節が到来だな〜
今回の渡米で先方のCEOから贈られたサンルイス・オビスポの名ワイナリー『デヴィッド・ブルースプティ・シラーを早々に開けてみた!

デヴィッド・ブルース プティ・シラー
このデヴィッド・ブルース、日本ではピノ・ノワールで有名で、一時期、ごく少量だけど出回った時期があり、その時に僕も一度買って飲んでみたことがある。素晴らしく華やかなピノだった記憶があるが、それもすぐに輸入は途絶え、今や目にする事はない。

今夜はその貴重なデヴィッド・ブルースを開けた。プティ・シラー自体が日本では超レアだし、失敗は許されない(^_^) 無理に料理を合わせず、チーズと生ハムとパンをベースに飲んでみた。

これ、恐ろしいほどに深い! プティ・シラーは南仏のシラーとは縁もゆかりもないアメリカ原産の品種なれど、名仏ローヌ地方のシラー+グルナッシュを使った銘酒にかなり近い感じがする。

口当たりはすごく柔らかく、す〜っと吸い込まれるように口に入っていく。口の中でふわっと昇華する香りは素晴らしいの一言。シルクの下着とベルベットのジャケットに包まれたような、そんな想像を絶する舌触り。

これ、そもそもブライド・テイスティングしたらアメリカのワインと当てるのは難しい。僕なら南仏ローヌと言うだろう。そしてブドウの品種を当てるのもかなり難しい。シラーとグルナッシュのメリタージュと言いそう。

リレ・ブラン
とっても繊細で素敵な洒落たワインです。今年に入って自宅で開けたワインの中でもダントツに素晴らしい。何とも素敵なワインをいただいちゃったもんです。幸せ!!

いつか休暇でゆっくりとサンルイス・オビスポに行きたいな〜

PS. このデヴィッド・ブルースがあまりに素晴らしく感動したもんで、食後酒は超アクセルが入っちゃいました。ずっと封印していた幻のアペリティフワイン、ナイショのバーから誕生日に送られた『リレ・ブランを、ついに開けちゃいました!! う〜ん、これまた最高!
ナイショのバー No.2
金曜日も遅くまで仕事した〜 月曜日に帰国して以来、まったく休みがない。水曜日は夜中の1時半まで仕事だったし...

今夜も遅くにナイショのバー No.2へ夕飯を食べさせてもらいに寄る夜。

チコリ・トレビス・クレソンなどの香草をたっぷり使ったサラダと生ハムをつまみ、最後はチキンのグリル。これがまた凄い! 超お腹が減ってると言ったので、特大の鶏のモモ肉をチーズ焼きにしてくれた。モッツァレラチーズとローズマリーやタイムなどのハーブをふんだんに使い仕上げに豪快にパブリカを振り掛けたボリューム満点な逸品は最高!

ワインは最初、前夜のレイシスの残りを飲んだんだけど、1杯分しか残ってなかった。そこでもう1本、開けてもらった。開けたのは、ボルドーの『オランジュリー・ドゥ・カリニャンL'ORANGERIE DE CARIGNAN) 2005』。

オランジュリー・ドゥ・カリニャン L'ORANGERIE DE CARIGNAN シャトー・カリニャン
詳細不明なれど、シャトー・カリニャンのセカンドワインらしい。オーナーとシャトーの写真だけはネットで見つけたけど、よく解らないな。日本ではあまり知られてないワイン。

でも詳細など知る必要はなく、旨ければOK!

このオランジュリー・ドゥ・カリニャン、メルロー主体の実に柔らかく上品なワイン。果実味は豊富なんだけど、甘さや濃さを主張せず、どこまでに自然体。これは旨い! 疲れた体にす〜っと体に染み込んでいくかのようなワイン。

オランジュリー・ドゥ・カリニャン L'ORANGERIE DE CARIGNAN シャトー・カリニャン
まだまだ知らないワインは山ほどある。それらに出会うのもワインの楽しみ。

素敵なボルドーワインで2週間まったく休みがなく働き詰めだった体と心を癒す夜です。
ナイショのバー No.2
木曜日は遅くまで仕事した後、真夜中に超久しぶりに地元のナイショのバー No.2に夕飯がてら顔を出した。

いつもの通り、バランタインハイボールで喉を癒すところからスタート。前菜には色鮮やかなサラダ。赤と黄色のプチ・トマト、そしてミニ・ラディッシュが色を添える。

続いてスモークサーモン。そしてメインはスーパージャンボなハンバーグ。2枚重ねてあり、その間と上にモッツァレラチーズがたっぷりとかかってる逸品。旨味たっぷり!

合わせたワインは珍しいスペインのワイン。ラ・マンチャバルデペーニャスで造られるこのワイン、僕の大好きなレイシス1とは違う造り元と思われますが、名前はレイシス。スペルも「RAICES」と、完全にいっしょ。

レイシス1がモナストレル(ムールヴェードル)から造られるのに対し、こちらのレイシスはシラー。スペインのシラーは中々珍しい。

レイシス ボデガス・フェルナンド・カストロ
醸造元はボデガス・フェルナンド・カストロとあるが詳細不明。南の地にありがちな濃過ぎる味わいや強い甘さ、ドライフルーツのような凝縮感などとはまったく違う、実に上品なワイン。

かなりシャープなワインです。スペインの上質なテンプラニーリョのワインに近い味わい。スパイシーさも穏やかで、香りは豊か。こんなに旨いシラーは久しぶりです。でもこのワイン、街で買えば1,000円クラスのワインらしい。ちょっと信じられない感じ。

グラスでもらうつもりが、あまりの美味しさに2/3くらいは飲んじゃった! 素敵なワインと最高のハンバーグで強行軍渡米で体力すり減らした分を補充した夜です。
火曜日、帰国翌日だけど、普通に朝から仕事をした。ふう〜

そして、時差ボケで夕方くらいから変に眠かったんだけど、どうしても仕事先の方と渡米の報告を兼ねてディナーしないとならなくなった。夕方からダッシュで簡単な報告をまとめ、9時過ぎから会食。さすがに辛い...

ベンジャミン・シルバー
でも鮨とワインで結構まっとりと食べ、そしてじっくりと話が出来た。今回の渡米でも鮨は1度食べたけど、やっぱり鮨は日本が一番! そして鮨に素敵なワインを組み合わせれば、仕事の会食とは言え、渡米の疲れも癒える。

今夜のワインはまさに今回の渡米地の近く、サンタバーバラのレア物、ベンジャミン・シルバーの2000年です。創立のファースト・ヴィンテージ。ブドウはカベルネ・フラン。今回の渡米でもこの地域のカベルネ・フランを1本買って帰ったんだけど、カリフォルニア南部でカベルネ・フランは盛んなのかな〜

このベンジャミン・シルバー、深く静かに湖の底に漂う藻のようなクールで角のない大人のワインです。ガキには飲ませられないな!

一見大人しそうに見えて実は芯が太く強い。そんな素敵な大人の女を演じるかのようなワイン。エチケットもエキゾチックだよね。今回の渡米で飲んだ『コーゼンティーノCOSENTINO)』などにも通じる感じ。素敵なカベルネ・フランです。何かカリフォルニア南部のカベルネ・フランが気になるな〜

鮨とベンジャミン・シルバーと前向きな仕事の話で疲れを回復させる夜です。鮨もワインも最高!!
月曜の夜に帰国しました。さすがに疲れた〜 毎度の強行軍です。

その月曜の夜はナイショのバーで自分解放&お疲れ様です!

ザ・フェイマス・グラウス The Famous Grouse マウント・ネルソン アタラヤス バルバレスコ
まずはトラディショナルなブレンデッド・スコッチ、ザ・フェイマス・グラウス(The Famous Grouse)のハイボールで喉の渇きを癒す。柔らかく旨味が深い素敵なスコッチ。そう言えば2月の香港渡航前夜にもここ、ナイショのバーでこのザ・フェイマス・グラウスを飲んだな〜

続いては白ワイン。ニュージーランドはマウント・ネルソンのすっきり爽やかなソーヴィニヨン・ブラン。このマウント・ネルソンでサラダをつまむ。

そしてスペインの大好きなアタラヤス、イタリアのバルバレスコをそれぞれ1杯ずつ飲み、さすがにお疲れなので今夜は食後酒のカクテルはなしにして帰りました。

長旅のつかれと時差ボケをナイショのバーで調整(!?)する夜です。いつもの自分の居場所に座るとやっぱり落ち着く。ホッとする一時です。

アメリカのワインの里でのワイン飲み三昧も楽しかったけど、やっぱり日本のホームグラウンドなバーの居心地は何物にも代え難いものがあります。

素敵な夜です!
土曜日は渡米最終日。朝9時からヘビーに仕事をこなした。こちらのCEOもワイン好きで(そりゃ好き好んでワインの里に住んでるんだから好きだよね〜)、昨日空港に迎えにきてくれた時から地元のワイナリーガイドを手に「早く仕事を片付けて明日の午後はワイナリーに行こうよ!」とずっと言い続けてる。

でもそうは簡単に行かない。仕事はたんまりとあります。9時過ぎから13時くらいまで、みっちりとミーティング。話しながらドキュメントも書きまとめていく。

マドンナ・イン Madonna Inn サンルイス・オビスポ
ここでようやくランチ休憩。マドンナ・インという由緒あるホテルに食べに出た。ジョン・ウェインがよく来た事でも知られるホテル。男子トイレの中に小さな滝(!?)があり、女性もそこをノックして覗いて大笑いするのが有名なんだって。

そして午後もバリバリに仕事した。ワイナリーはほとんどが17時で閉まってしまう。行きたかったけどね〜、とってもそんな時間で終わる感じじゃなかった。それでも朝から根を詰めて仕事したので、18時過ぎには一通り終わった。

もうワイナリーは閉まってるので、ダウンタウンに出てワインのテイスティングなどしようということになった。

PITHY LITTLE WINE  サンルイス・オビスポ
まずは『PITHY LITTLE WINE』という店へ! ここはほんとに小さな店で、カウンターが1つだけ。席は10席もなかったと思う。バーかと思いきや、PITHY LITTLE WINEというブランドで自分たちでワインを造ってるワイナリー。ここはそのアンテナショップで、10ドル払うと3種類の彼らのワインを一口ずつ試飲させてくれるというもの。

シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデルを試飲。どれもエレガントで人工的な味わいはまったくなく、そして樽香も自然でお洒落な味わい。

PITHY LITTLE WINE サンルイス・オビスポ
そしてもう1杯、珍しいホットワインをいただいた。デザート酒とのことだけど、ほんのり甘く、先日アバスクで飲んだ『ヴァン・キュイVin Cuit)』に似てる。でもそれが湯気が出てるってのが不思議。鍋から出してきた。

不思議な体験です。

そしてこの写真右がオーナーでありワインメーカなんだけど、手にiPadを持ってたことからTwitterの話になり、僕のアカウントを知りたいと言い出した。教えてあげたんだけど、早々にフォローが入り、コメントも入ってきた。ビックリです。


バブルガム・アレイ サンルイス・オビスポ
続いてこの街で一番有名なワインバー『GRANADA』に向かうも、わずか10席くらいの小さな店で満杯で入れなかった。

仕方なく街を歩き、次のワインバーへ。

途中、壁一面がチューインガムだらけで有名なバブルガム・アレイというところを通った。ほら、凄いでしょ! 

チューインガムで名前やメッセージまで書いてある。


サンルイス・オビスポ  ワインバー
このバーで飲んだのは、確かカベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルを混ぜたという実に不思議なワイン『DOMAINE ALFRED DA RED』というワイン。

そして『Presidio』というワイナリーのヴィオニエ。

DOMAINE ALFRED DA RED前日飲んだプティ・シラーのような感じ。ジンファンデルのスパイシーさがうまく活かされてる。強く濃いめのワインだけど、嫌らしさはなく舌触りも滑らか。

DOMAINE ALFRED DA RED
でも実はとっても謎なワイン。

ワイナリーのWEBサイトにもこのワインは出てない。Googleで検索すると写真としては同じものが出て来るけど、みな少し古い年代でシラーとピノ・ノワールのブレンド。これはこれで超不思議で興味があるけど、今回飲んだものも超不思議。


Presidioのヴィオニエは、ヴィオニエ特有の香水のような香りやライチのような香りを無理に演出してなくって、実に爽やかで洒落た香りがする。

Presidio
最初ちょっと冷たい時にはクール過ぎる気がしてたけど、少し温度が上がると実に洒落た味わいになった。柑橘系の香りがほんのわずかに上品に香るのが素敵。ヴィオニエの本家、南仏コンドリューのものより甘さもすっきりしていて都会的な洒落た感じがあるかも。

ワインを巡る夜はまだまだ続きます。

続いてはワインショップに立ち寄りお買い物。とっても珍しいワインが買えた。大好きなカベルネ・フランの1999年物がわずか22ドル。なんだこりゃ? 店に並ぶほぼ全てがサンルイス・オビスポパソロブレスサンタバーバラといった地元のワイン。見た事のないワインが大半。

シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ Chateau de GARDINE シャトー・フヌ・デュ・パプ アヴィニヨン
買い物を終え向かった店は、さっき入れなかった『GRANADA』。こちらはネットでもこの街で最高のワインバーと書かれてたので期待して入る。

でもここはGRANADAという店名にもある通り、スペインワインが中心で地場のワインは置いてなかった。何を飲むか考えた末、スペインではなく南仏の17世紀から続く名門『シャトー・ド・ラ・ガルディーヌChateau de la GARDINE)』のシャトー・フヌ・デュ・パプにした。

アヴィニヨン近くの由緒あるドメーヌ。深い果実味、太陽の恵みを存分に浴びたであろう香り、伝統に裏打ちされたトラディショナルな樽香。どれもとっても最高の逸品。

チーズとハム、パニーニをつまんでこのワインを飲む。幸せな時間です。このGRANADAでは、気分はすっかり打ち上げムード。二日間で一通り予定されてたことをこなせた。そして懸案だったもう1社のCEOとも電話会議ができ、これまた大きく進んだ。後はしっかりと仕上げて成功あるのみ!

サンルイス・オビスポ NOVO
テンションの上がった我々はさらにもう1軒ワインバーをはしご! 何軒目だよ、ってもう4軒目!

行った先はこれまた地元で有名なワインバー『NOVO』。

そこで地元最高のワインを開け、ビジネスの成功を期す! 開けたのはパソロブレスの銘酒ジャスティンの最高のキュヴェ『ジャスティン アイソセレスJustin Isosceles) 2006』。

ジャスティン アイソセレス  Justin Isosceles
エチケットの下に配合が書いてあるんだけど、カベルネ・ソーヴィニヨン 86%、カベルネ・フラン 9%、メルロー 5%というボルドーブレンドです。地場最高のワインで最高の成功を誓い合う。

このワイン、形容しがたい威風堂々とした佇まいです。重過ぎるわけじゃなく、深いという表現が一番かな。地底に吸い込まれるかのような人を吸引する力を感じる。Isoscelesとは辞書によれば二等辺三角形。エチケットにある通り。ワインのバランスを指してるのかな〜

最後にもう一度CEOと乾杯し、明日への挑戦を誓い合った。それにしてもよく飲んだな〜

ホテルに戻った我々は、もう4軒も飲んだんだけど、昨夜お世話になったホテルのバーのマダムと目が合ってしまい、軽く1杯。

マダムは僕らのことを気に入ってくれたみたいで、昨夜のご夫婦が開けてくれた『J.LOHR』、そしてもう1杯何かのカベルネ・ソーヴィニヨンをサービスしてくれた! 美味しかったと思うけど、さすがに細かい記憶が怪しい。

渡米最終日は仕事も超充実したし、そして素敵な素敵なワインライフも楽しめた最高な一日でした。

Jim&Jimの娘さん、Chris&奥さんと2歳のお嬢ちゃん、バーのマダムと隣席の名も知らぬご夫婦、通訳のYokoさん&Alice、みんなの親切と熱意は一生忘れない。ありがとう!!
金曜日はサンルイス・オビスポで仕事。でも朝からアクシデント。

サンルイス・オビスポ プロペラ機
空港には1時間20分前には着いたのに、チェックインカウンターが長蛇の列。いま、セキュリティ強化とかで荷物を預ける人のチェックイン締め切りは何と出立の45分も前なんだって!

カウンター上部のディスプレイに「45 minites cut off」と表示されてた。そのまさに45分前の足切りに引っ掛かっちゃった!

並んでる途中で係員に飛行機の時間を伝え特別に処理して欲しいと交渉するも、いわゆるヒスパニック系で英語はかなりブロークン。何を言ってるかよく解らないし、こちらも強く交渉する言語力がない。

やむなく並んだんだけど、自動チェックイン機にたどり着いたのはまさに46〜47分前。ギリギリだ! ダッシュでエントリーするもわずかに間に合わず、タイムアウト! あ〜あ、、

まだ出立までに44分もあるのに乗れないなんて... おまけに次の便に振り替えるのも自動機ではエラーが出て進まない。

今度こそエマージェーシーなので係員を捕まえ、下手な英語で交渉。何とか端末から手作業で次の便の振り替えて発券をしてもらい、事無きを得る。ふう〜

午後からの仕事の前にもうこれでグッタリと疲れた。

今日だけは一日通訳がいない。そのために今日は交渉事のアジェンダは外し純粋な技術論だけにしてるけど、それにしても大変。そんな大変な日に思いっきり凹むような出来事だな〜

そして飛行機は小さなプロペラ機。

プロペラ機に乗るなんて何十年ぶりか。天井も低く屈まないと席まで行けない。かなり低いところを飛ぶらしく、街並も見えてる。サンルイス・オビスポの空港では、何と荷物はターンテーブルから取るのではなく、飛行機から直接降ろしてそこらに置かれるのから自分で取る。もうビックリ!

サンルイス・オビスポ
そんな前途多難な出立でしたが、いざサンルイス・オビスポに着くと、現地の受け入れはとっても温かかった。すぐに空気も馴染んで仕事開始!

そしてその夜が凄い!

僕のヘタクソな英語に対し、何とも凄いディナーの企画!

先方のCEOとその二人のお嬢様、エンジニアとその奥様と2歳の娘さん。これら6名とのファミリーディナーが企画されてた。

う〜ん、こういうの嫌いじゃないけどともかく英語が心配。技術の話ならまだ何とかなるけど、お嬢様や奥様とちゃんと会話になるのかね??

サンルイス・オビスポ  パーティー
でも彼らの対応はとっても温かかった。とっても楽しい宴になりました。

エンジニアの2歳の娘さんとはすっかり仲良くなったし、楽しい一時を過ごせた。ワインは日本では中々見ないブドウ、プティ・シラーを使った地元パソロブレスのワイン『イオスEOS)』。最近日本でもちょっと話題になってるワイナリーだけど、僕は初めて飲む。

まさにプティ・シラーらしいワイン。そして気温の高いパソロブレスらしいワイン。インクのごとく色合いは濃く深い神秘の底を見るかのようなワイン。そして口の中で太陽の恵みを存分に浴びたであろう果実のパワーが弾ける。

素晴らしいワインです。今夜のCEO、プティ・シラーが大好きだって前回お会いした時にも言ってたな〜 プティ・シラーは日本へはほとんど入って来ないから、こりゃほんと、貴重です。


サンルイス・オビスポ
おまけに、夕方CEOのご自宅へ娘さんをお迎えに立ち寄った際、デヴィッド・ブルースプティ・シラーを1本いただいちゃいました! わ〜い!

デヴィッド・ブルースはピノは飲んだ事があるけど、プティ・シラーは初めて。とっても楽しみです。



イオス EOS プティ・シラー
ちなみにイオスEOS)とは、ギリシャ神話に出てくる夜明けの女神の名前。古代への敬意と全ての収穫が夜明け前後に行われる事から名付けられてるらしい。

楽しいディナーを終え、僕のたっての希望でダウンタウンにあるアップルストアへ立ち寄ってもらい、話題のiPadを1台購入した。

日本では4月末発売なので、渡米が決まった瞬間、多数の社員から買ってきて欲しいと要請があった。




サンルイス・オビスポ
そして少し街を歩く。夜景がきれいだ。1772年に出来たこの地域では最古の修道院の前を通過した。深い物を感じる夜。

ホテルに戻った後、23時半に通訳の方が空港に到着するので迎えに行った。ホテルに戻り、明日の打合わせを兼ねて軽くワインでもと思いつつ、ホテルの案内を見る限り、バーは21時までと書いてある。でもなぜかバーカウンターに人がいるんだよね〜

ともかくカウンター立ち寄って聞いてみると「1杯だけならいいよ!」とのこと。

さすがここサンルイス・オビスポはワインの里だけあって、たくさんの地元のワインがグラスで開いてる。

1杯だけと言われたし、もう24時なのでいろいろ考えて選んだ。僕はサンタバーバラの『カーティスCURTIS』というロゼを、通訳の彼女は同じくサンタバーバラの『PER BACCO』(何と読むのか...)というピノ・グリを選ぶ。

カーティス CURTIS  PER BACCO  ジェイ・ロアー J.LOHR
カーティスCURTIS)はシラーとグルナッシュ主体のまさに南仏系のロゼ。エチケットの下部に詳しく書いてあるけど、シラー 42%、グルナッシュ 30%、ムールヴェドル 22%、シンサルト 6%という配合。柔らかくって果実味たっぷりのお洒落なロゼ。これはいろいろなお料理と合いそうだな〜 WEBサイトを見てみると南仏ローヌを目指したワイナリー。でもWEBにはシラーしか出てないな〜 何とも謎めいたロゼです。

PER BACCOはとってもすっきりとしたエレガントな白。少しずつ交換し合って飲んだけど、どちらも素晴らしい。カリフォルニア南部のワインは今とってもレベルが高い。ワイナリーは今回訪問した会社さんから10分くらいのエドナ・ヴァレーにあるらしんだけど、このピノ・グリはサンタバーバラ産らしい。

この1杯で終わりにするつもりだったしお店もクローズって言ってたんだけど、なぜかカウンター隣席の中年のご夫婦がワイン談義を振り掛けてきて中々離してくれない。おまけに「この地のお薦めワインをごちそうする!」とハーフボトルを開けちゃった!

開けたのは『ジェイ・ロアーJ.LOHR)』という聞いた事のないワイン。メルローです。こんな南の地でメルローなんて造ってるんですね〜 サンルイス・オビスポから車で30分くらいの名醸地パソロブレスのワインらしい。

とってもしなやかで上品なメルロー。コーヒーやココアの香り、ベルベットのような舌触りが素敵なワイン。とてもカリフォルニア産とは思えないエレガントさ。そのご夫婦がどうしても飲ませたいと言ったのが解る気がする。

遅い時間にとっても素敵なワインをいただきました。さ、明日は頑張るぞ〜

それにしても、今日は昼も夜も夜中も、アメリカ人の親切に浸った一日です。『国籍や言語が違っても人と人は時間や気持ちを共有出来る!』ってことを再認識した一日です。素敵な一日でした!
先週の水曜日(4月7日)、急遽翌日からの渡米を決断した! 前回に続き、悩んだ末の前日の決断。すぐに飛行機とホテルの手配。でも今回は悩ましい。ロサンゼルスに行くつもりが、先方の諸般の都合でサンルイス・オビスポに行くことになった。

サンルイス・オビスポ
皆さん、サンルイス・オビスポって知ってますか? ロスとサンフランシスコの中間、サンタバーバラのちょっと上のところです。こりゃ中々大変。ロスから飛行機で1時間だけど、便も少ない。

ここはワインの里。サンルイス・オビスポと隣りのパソロブレスはカリフォルニア南部のワインの名醸地。もう少し南のサンタバーバラの方が有名だけど、ワイナリーの数だとこちらの方が多いようにも思う。

木曜日、ともかく渡米した。日中打合せがあったので、北米便で一番遅い出立のシンガポール航空を選んだ。18:45発。ところがこれが大幅な出立遅延。結局3時間以上も遅れ22時近くに飛び立った。

本来、ロサンゼルスには昼には到着する予定だったので、夕方にアポは入れてたんだけど昼寝は出来る想定だった。でも結局ホテルに入ったのは16時近かった。休むも間もなくすぐに仕事に取りかかった。

渡米直前にコンタクトをした会社が19時にホテルへ来た。名刺を見てビックリ! 何とCEO本人がわざわざ訪問してくれた。こりゃ凄い! かなり大きな会社さんです。

ただの営業マンが来るかと思ってたけど、一応ホテル内のカンファレンスルームは取ってあり通訳も手配してた。良かった〜

急に決まったアポだったし、到着早々で時差ボケもキツかったけど、実りあるミーティングが行えた。21時半近くまで意見交換をした。初対面のCEOと2時間近い会談はヘビーだったけど有意義だった。

都ハイブリッド・ホテル MIYAKO HYBRID HOTEL 権八
終わって通訳の方とディナー。この方2006年、2007年にラスベガスでの展示会でお手伝いいただいた米国在住の日本人女性。縁とは不思議なもので、渡米当日にふとしたことから僕の秘書宛に連絡が入ったことでこちらから急なお願いをして来てもらった。最終的に来てもらう決断をして連絡を取ったのは僕がロサンゼルスの空港に着いてから。よく間に合ったな〜

都ハイブリッド・ホテル MIYAKO HYBRID HOTEL 権八
ホテルはいつもの治安のいいトーランス。ここは治安がいい分、夜のお店の閉まる時間は早い。レストランは21時ラストオーダーの店が大半。もう21時半を過ぎてるので行き先は限られる。向かった先は、昨年暮れに開業したばかりの都ハイブリッド・ホテルMIYAKO HYBRID HOTEL )内にある日本のレストラン『権八』。

コーゼンティーノ COSENTINO カベルネ・フラン
2月に交渉に来た時も、初日の夜に成果を期してここで乾杯をした。それも勝利のゲンを担ぎ、大好きなパルメイヤーを開けた。今夜はどうするか考えた末、珍しいカリフォルニアワインを選んだ。『コーゼンティーノCOSENTINO)』というナパはセント・ヘレナのワイン。ブドウは僕の大好きなカベルネ・フラン

カベルネ・フランはボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンに混ぜる補助品種。カベルネ・フランだけで造るワインは限られてる。そんな中で、ナパのカベルネ・フランは実はとっても素晴らしく、僕は大好きです。

最も好きなのは、愛するベリンジャーの『サード・センチュリー』。これほど深いワインはないと思うくらい大好きなワイン。現在はベリンジャーが方針変更で安ワインにこのサード・センチュリーという名を使っちゃってるけど、それとは違うミレニアム記念に3世紀に渡るベリンジャーの歴史に敬意を表したワイン。

その他、ヴィアデアのセカンド・ブランド『ディアDARE)』など、ナパのカベルネ・フランは素晴らしいものが多い。今夜のコーゼンティーノCOSENTINO)、カベルネ・フラン特有の青い香り、ピーマンなどの香りが漂い、そして口に含むとシルキーな舌触りがする素敵なワイン。ちょっとクールで常に姿勢を崩さない女、そう、クールな役を演ずる時の天海祐希とか。あの女王の教室の時のイメージかな。

帰国してからネットで見てみると、何ともレア物。日本では取り扱いはないようだ。そして本国のWEBサイトを見てみても、なぜかカベルネ・フランは出てない。カルトなワイナリーの超レアなワインを飲んだらしい。我ながらお目が高いぜ!

カリフォルニアの地で味わう鮨懐石とコーゼンティーノCOSENTINO)のカベルネ・フラン。実に素敵な組み合せ。明日からのヘビーな仕事に喝と気合いを入れる素晴らしいディナーになりました。

さ、明日は午前中にサンルイス・オビスポへ移動し、丸1日、通訳無しでお仕事。ファイト〜!
火曜の夜、僕を支えてくれる最強の片腕たちとアバスクな夜です!

ギィ・シャルマーニュ
実は前日、大きく空振りしてまして... アバスクは最近、23時以降のバータイムだけのメニューがあり、それが中々美味しいとの噂を聞きつけた。一度はバータイムの食事を食べてみたいと思い、前日は我がスタッフに24時近くまで仕事をしてもらったんだけど、終わったらアバスクへ連れてってあげるという”ニンジン”付きでした。

ところが、、、アバスクは月曜が定休日! ガ〜ン! ってことで、仕切り直して火曜は22時近かったけど、いざアバスクへ。23時前だからレギュラーメニューだけど、もちろんウェルカム!

シャトー・ヴィエラ パシュラン・デュ・ヴィック・ビル
まずはギィ・シャルマーニュで乾杯! シャルドネ 100%から造られる爽やかなシャンパン。軽いハーブと柑橘系の香りが素晴らしい。

続いてグラスで白ワインをいただく。ボルドーの下、南西地方マディランのワイン『シャトー・ヴィエラ パシュラン・デュ・ヴィック・ビル』。これが旨味たっぷりで実に美味しい! ブドウはグロ・マンサン、プティ・マンサン,アリュフィアックという聞いた事のない地ブドウ。素敵なワインです。

ヴェガ・シシリア  ウニコ
そしてメインのワインは、スペインの至宝と言われる王室御用達のワイン『ヴェガ・シシリア  ウニコ 1994』。通常なら高くて飲めないこのヴェガ・シシリア  ウニコ、ここアバスクでは、ワインのインポーターを経営してる店主の奥様の関係でかなり驚きの価格で飲む事が出来る。素晴らしい!

果実味と少し枯れた感じの渋みと重さ、そして口の中で一旦染み渡ってから広がるボリューム感、どれも言葉では形容しきれない深いものがある。

僕の経営する会社は今いろいろな意味での転換期。いや、僕の会社がということじゃなく、ソフトウェア産業全体が大きな転換期を迎えている。そんな閉塞感や停滞感、変化への激震の中、僕たちも業態転換を図ってる。それを引っ張る敏腕の二人と飲むヴェガ・シシリア  ウニコは実にいろいろな意味で深い。

ヴァン・キュイ Vin Cuit
時を超えて変わらないもの、変わっていくもの、それぞれに意味がある。そしてそれらは時代の流れには抗えない。時代を超えて愛されるヴェガ・シシリア  ウニコを飲みながら生き残りを懸けた議論を交わす夜。

そんな深い夜の最後のシメは、レアな食後酒『ヴァン・キュイVin Cuit)』。“Cuit”はフランス語で「煮た、焼いた」という意味だそうで、ブドウの果汁を大釜で煮立ててから発酵させるという超変わり種。濃い琥珀色。トロっとしていて甘みは単なるブドウの甘さではなく、何かもっと深い物を感じる。

議論も、ワインも、お料理も、実に深い深い夜です。
僕の最高の癒しと和みと腹ごなしの空間、ナイショのバー。ここのマドンナが金曜日限りで”卒業”!

元々彼女はボーカリストをしながらここで働いてた。でもまさか急に卒業とは! メールをもらって慌てて”卒業祝い”のワインを買ってナイショのバーへ駆け付ける。いや〜、ビックリ。

チコリ・トレビス・パンチェッタのサラダ 山芋のグリルとパンチェッタ カラスミとホタテのパスタ 黒豚のソテー
でもまあボーカリストに専念出来る環境があるなら、それは素晴らしいこと。僕は高校2年でプロのミュージシャンになり、大学3年でメゲて辞めてしまった。思い切りやるだけの事はやったかと言われると、実はとっても悔いが残ってる。就職とか考えず、もっと思い切って朽ち果てるまでやればよかったな〜

と、自分自身に悔いがあるので、彼女の挑戦には拍手喝采! 実はユーチューブを見てみたらいくつか素敵なライブの風景がアップされてた。こんな凄い歌手とは知りませんでした。失礼!

そんな寂しくもある夜ですが、しっかりと旨いもんを食べました! チコリ・トレビス・パンチェッタのサラダ、山芋のグリルとパンチェッタ、カラスミとホタテのパスタ、赤ワインソースの黒豚のソテー。写真で解るかな、ちょっとピンク色のお肉が超美味。今夜のディナーは豪華絢爛さ!


オールドパー ハイボール バルドサ フルーツ・マティーニ クランベリー・マティーニ
飲んでは、懐かしのオールドパーハイボールが記憶に残る味わい。ブレンデッドなスコッチの逸品。そしてワインも旨いもん連発!

今夜はワインはスパニッシュ。まずはバルドサ。テンプラニーリョの旨味たっぷり。ふくよかで暖かみのあるワイン。そしてもう1杯スパニッシュ『アタラヤス』。最高に上品なテンプラニーリョ。深みがある。旨味成分全開! 料理でいうダシ味の深さのような意味合いでのワインのエキスの深さを感じる。

シメはフルーツ&フルーツ・マティーニ。フルーツは、イチゴ、キウイ、クランベリー。クランベリーには酸味を和らげるよう、オーストラリアのレイトハーベストをかけてある。これは絶品!

そしてこのフルーツに合わせ、クランベリー・マティーニリレ・ブランを使った森浦君の最高傑作! 旨過ぎる!!

素晴らしい料理と素晴らしいワインで彼女の門出を祝う夜。でも寂しくなるな〜
今週も実にヘビーな1週間でした。月曜日は朝早くに東京を出発し、京都 → 名古屋 → そして福岡へ移動し、当日に帰京。1日の移動距離はなんと2,600Km。ふう〜

あ、実は名古屋はアクシデントですが... シビアな電話をしながら12:52 京都発の博多行きにギリギリで飛び乗ろうとしたら、なんとまったく同じ12:52発の東京行きがあり、間違ってそちらに飛び乗っちゃった! 1日に1回、この時間だけ完全に上下線が同時刻で重なり、間違う客がたまに出ると車掌が言ってた... 仕方ないので名古屋で降り、名古屋空港(旧小牧空港)から福岡へジャンプ!

そして水曜日は夜遅くにアクシデントがあり、深夜に急遽北九州へ移動。羽田発 23:15というとんでもない飛行機があり、それに乗ると北九州空港には夜中の1時くらいに着く。この空港は市内からかなり遠く、小倉のホテルに入ったのは2時。さすがに体が辛い。

ラセター LASSETER
そして木曜日は午後に小倉から羽田に戻り都内で打合せ。もう心身ともにヘロヘロ。夜は遅くにナイショのバー No.2で腹ごしらえ。前週に飲んだラセターがまだグラスで出てたので飲んだ。

本当に旨い! 南仏・ローヌの銘酒、レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌの『ソタナムとかに近い感じかな。実に素敵なシラー。シラーらしい胡椒などのスパイシー香はあるけど、それも刺激性はなく上品。舌の上を滑るように流れる舌触りも素敵。

ラセターはこの南仏・ローヌスタイルのワインのほか、ボルドーブレンドのタイプもあり、日本にも少量だけど入ってきてるとの情報。でも楽天をはじめ、どこにも売ってない。探しに探して、唯一見つけたのはパークハイアット東京の最上階のレストラン『ニューヨーク・グリル』。WEBで見る限り、ここのワインリストにありそう。飲んでみたいな〜

さて、そろそろ帰りますか〜 月曜、水曜〜木曜の2回の出張で合計5,000Km超の旅をしたヘロった体をラセターで癒す夜です。
火曜日はディープな1日でした。

人に出会いと別れがあるように、ビジネスにも出会いと別れがある。

これだけ景気が悪いと、いろいろやりたいことはあれど、あれもこれもは出来ない。我がグループに入って4年、ずっと黒字経営を続けてきた孝行息子の子会社を売約した。寂し限りだけど、生き残りを懸けた選択と集中。

この売却を陣頭指揮して成し遂げた役員と火曜の夜はディープにワイン@グレープチョイス。お疲れ様でした!

ダリオッシュ キャラバン
頑張った彼へのねぎらいのワインは、大好きなダリオッシュのスーパー・セカンド、『キャラバン』。実にディープで奥行きのあるワイン。果実のエキスが口の中で爆発するかのような力強さと、それと対局にある優しさ、ベルベットのような舌触りが最高!

それにしても切ないものですね〜 翌日は朝一番にこの子会社に飛んで行き、朝礼で社員の皆さんに最後のご挨拶をしました。挨拶を終え、子会社社長としばらく会話して、そして事務所を出ようとしたら、何と出口に社員が総出で並んで僕を送り出してくれた。涙が止まらない....

ほんと、みんなここまでよく頑張ってくれた。君達の活躍と貢献は一生忘れない! 外界に行ってもみんな、これからも頑張れよ! 俺も頑張るからさ!

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