グアド・アル・タッソでラ・コロンバを想う夜

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久々にイタリアワイン。名門アンティノリの新しい世界へのトライアルとしてのボルドーブレンドなワイン『グアド・アル・タッソ』。

グアド・アル・タッソ アンティノリ
グアド・アル・タッソとは“アナグマが小川を渡る浅瀬”という意味だそうだ。トスカーナボルゲリ地区にあるこの醸造所ではよく見掛ける光景らしい。カベルネ・ソーヴィニヨンが 60%、メルロー 30%、その他シラーなどが入ってる。

実に味わい深いワインです。ブラインド・テイスティングじゃイタリアとは解るまい。静寂と神秘に包まれた深い地底の底から生まれるであろうワインという感じ。

このグアド・アル・タッソ、僕が社会人になって以来通ってた今は無きイタリアン『ラ・コロンバ』で教えてもらったワインです。本当に深いものがある。

皆さん、日本のトラディショナルなイタリアン、ラ・コロンバを覚えてますか? 1980年代、九段下にて明治からの洋館で営んでました。入口の氷の上に当日の魚が乗ってたのが記憶に残ってる。その洋館が取り壊しになり、しばらくは世間から消え去った。

その後、当時のソムリエが食器やのれんを引き継ぎ、小田急線・豪徳寺にて同名のラ・コロンバを開設した。僕も何度か行った。マンションの1階。上層には俳優の平幹二朗さんが住んでいて、普段の夕飯がてら下りてきてるのに何度か遭遇した。

それからずいぶんと時間が経った後、かつての九段下のメンバーが再集結し、西麻布に本家『ラ・コロンバ』を再開した。僕はこのラ・コロンバが大好きだった。途中で店主が引退し、九段下の当時裏方にいた今やパティシエとして名を時めかす田勢克也さんが二代目店主となった。それが昨年1月、突然の閉店。ショックです!

そんなラ・コロンバが僕に残したワイン、それが今夜のグアド・アル・タッソ。いろいろな想い出が詰まったラ・コロンバの味がするワイン。ラ・コロンバの空気、ラ・コロンバの匂いがする。

そんなことを想いながらグアド・アル・タッソで酔う夜です。まずは豪徳寺へ久々に行ってみるか!

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2010年3月22日 23:54.

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