創業年のワインに我れ創業の時に想いを馳せる
今夜は僕の会社の創業年、1988年のワインを開けた。ボルドーから南西に下ったスペイン国境に近いカオールのワイン、名門ドメーヌ・ジョルジュ・ヴィグルーの『シャトー・ド・オート・セール 1988』。





この地域は中世からワイン造りが行われてる。その中でも16世紀から修道院がワイン造りをしてきた畑が今の『シャトー・オート・セール』の始まりと言われてる。
カオールは世界遺産、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部として登録されてる右のヴァラントレ橋がとっても有名。

シャトーも美しく、伝統的にマルベック(この地では別名オーセロワ)をメインにして造る。21年を経過したシャトー・オート・セール、実に古酒らしい佇まいをしてる。この地のマルベックは、”黒のワイン”と言われるくらい色が深く黒い。でも21年を経たこのシャトー・オート・セールは、きれいな円熟味を帯びたエンジ色。
南仏ローヌはエルミタージュの銘酒、ポール・ジャブレの造るラ・シャペルの古酒のような味わい。ブルゴーニュ的な酸があり、でも時とともに深みを増す果実味と渋みがあり、とっても上品な古酒。

1988年は僕の会社の創業年。いろいろな事を想う。創業早々にしてベンチャーキャピタルが来て投資を受けた事、お金は入っても会社造りや運営、ビジネスを理解しておらず中々成果が出せなかった事、その後のバブル崩壊で僕らだけじゃなく投資家側であるベンチャーキャピタルごと大きく痛手を負ったことなどなど、あの頃も事が走馬灯のように頭に浮かび上がる。
シメの食後酒は、1988年に引っ掛けて、その100年前、1888年創業のギリシャのブランデー『メタクサ』を超久々に引っ張り出して飲んだ。深い誘惑香がたまらない。気絶しそうなブランデー。

想い起こせばもう創業から21年。自分はこの21年、何をしてきたのか? どれだけの社員やお客様を幸せに出来たのか? いろいろ想うところはある。
今夜は1988年のワインと1888年創業のブランデーを飲み、僕の会社経営人生21年を振り返る夜です。
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