2009年10月 Archives

大好きな大好きなカリフォルニアのワイン『ニコルス。その作者、キース・ニコルス氏とディナーする機会に恵まれたグレープチョイスな夜です!

キース・ニコルス

ニコルス シャルドネ
いやいや、事前に聞いてはいたものの、本当に気さくでブッ飛んだ楽しいオッサンでした。そしてブッ飛んだのはキースだけじゃなく、彼が持ち込んできたワイン!

まずは1998年のまったりと熟成したシャルドネ。ニコルスのシャルドネを飲むのは初めて。

これほど旨味のあるシャルドネは久しぶり。”旨味成分満載!”ってな感じのワイン。ちょっとシェリーのような熟成香、ナッツやアーモンドのような香りもする。素敵なシャルドネです。感動!!

ニコルス ピノ・ノワール
続いてはピノ・ノワール! これは前週も飲んだ1997年のリザーブ。5つの畑からブレンドした最高傑作! 素敵&旨いという以上の言葉は見つからない。


3本目は1998年のメリタージュ。こんなワインがあるとは! メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランによるボルドーブレンド。まさに上質なボルドー右岸系。とっても洒落たワインです。キース・ニコルスご本人のキャラをそのまま描いたかのような素敵なワイン。

ニコルス  メリタージュ  カベルネ・フラン


そして、最後の最後に、本当はお土産にもらって帰る予定だった1998年のカベルネ・フランを開けちゃいました! 僕は無類のカベルネ・フラン好き! ベリンジャーの傑作、サード・センチュリーをはじめ、特にカリフォルニアのカベルネ・フランが好き。

よくカベルネ・フランは青くピーマンのような香りって言われるけど、本物の素敵なカベルネ・フランはそんな単純な青さじゃない。もっと深〜い森の奥深くの静けさとひんやりとした空気感、そして森林浴をしてるかのようなハーブ香が漂う。

今夜のニコルスのカベルネ・フランもそんな静かな森の奥の空気感が漂うとっても素敵なワイン。最後の最後に素晴らしいワインをいただきました。

ニコルス  カベルネ・フラン
キース・ニコルス氏は最初から最後まで明るく元気でちょっと変な(!?)オジサンだったけど、ほんと、彼のこだわりと明るさとそのキャラが活きたワイン群でした。

ニコルスのワインは10年くらいしないと出荷をしない。だからいま90年代後半のワインがリリースになってるんだけど、ほんと、カリフォルニアでの長期熟成によるクオリティーを証明したワイン。

ニコルスにすっかり酔いしれた素敵な夜です。

この夜を企画してくれた輸入元のデプトプランニングさんに感謝です!(写真左の素敵な女性がデプトプランニングの建本さん)
この1週間、本当にヘビーだった。心身ともに疲れきった。そして明日から急遽香港へ。日曜の夜に出て、月曜日に現地で仕事をし、火曜の朝、現地を立って日本へ戻る。何とも強行軍。ふう〜

そんな渡航前日の土曜日も夕方まで仕事。でもその後はたまには気晴らし! 大好きなミュージカル俳優、市村正親主演の『屋根の上のヴァイオリン弾き』を見た。市村色が満載な素敵な作品。楽しくもあり、そして哀愁漂う最後のシーンも感動を呼ぶ。

ワイルドターキー ライ ハイボール
でもそんな数時間の楽しいミュージカルを終えれば、いきなりリアルな世界。メールもいろいろ入ってる。またディープな世界に逆戻り。ふう〜

そんな夜、最後に行き着く場所は、いつものナイショのバー。ミュージカルを終えて移動する間にすっかりと元のヤサグレた世界に戻ってた僕の心をリセットすべく、まずはワイルドターキーのライでハイボール。まさにギュッとした苦み迸る感がヤサグレ者のハイボールって感じがする。

ニコルス エドナ・ランチ・ヴィンヤード
そして、ちょっとむしゃくしゃしてたし、来週ニコルスさんに会うかもって話もあるので、このナイショのバーにもニコルスがあったのでボトルで開けちゃった! 1999年のエドナ・ランチ・ヴィンヤード

素晴らしいの一言! 芳醇な香りがカウンターの周りを漂う。これだけ素敵なワインになると、ブルゴーニュだとかカリフォルニアとかっていう議論自体が意味がなくなるね。奥が深く、その裏にある果実味の広がりも素晴らしい。

ニコルス エドナ・ランチ・ヴィンヤード
またまた大好きな東京X豚のハンバーグを食べちゃった! このソースにニコルスが最高の組み合わせ。

最後に洋梨と巨峰をデザートにつまんだ。合わせたにはプリミスっていうイタリアはプーリア州のシャルドネ。イタリアのシャルドネってかなり珍しいけど、このプリミスはきれいな酸と心地よい柑橘香が芳醇で、とってもお洒落なシャルドネ。

ニコルス エドナ・ランチ・ヴィンヤード 東京X豚のハンバーグ
と、気付けばまたまた遅い時間。今日は日中はめちゃめちゃディープな仕事デーだったけど、夕方以降はちょっとだけでも自分を解放出来た素敵な夜。

市村正親ナイショのバーに感謝です!
金曜日は朝からウルトラヘビーだった。午前中の打ち合わせですべての知力と体力を使い切った。さらに午後もいろいろ予定が詰まっており、夜まで超忙しかった。

ハートランド
そんなヘロって心ヤサグレた夜に大好きなワインと焼き肉の店『三幸苑に行った。ここはお料理もワインも美味しい僕のサンクチュアリ。

まずはハートランドで喉を潤す。打ち合わせ続き、しゃべり続けで、喉もからから。

さ、ここで今夜のワイン! リストを見るとカリフォルニアはカーメルのレアなワイン『ジオリス』があった!!

ジオリス プティ・タィーニュ
ジオリスと言えばボルドーの銘酒ペトリュスの苗木を持ち込んで造ったって話で有名な超レアなワイン。そのジオリスの中でも今夜飲んだ『ジオリス プティ・タィーニュ 2007』というワインは輸入元のページでも見つけられない不思議なワイン。ソムリエの話によればジオリスのセカンドワイン的なものらしい。

でもこの『ジオリス プティ・タィーニュ』、とてもセカンドとか言うようなワインじゃなく、素晴らしいの一言! 疲れた体と心を癒す柔らかい味わい。まさに上質なボルドー右岸系。

どこにも嫌な角、刺々しさや強い渋みはなく、フワッと舌に巻き付くような軽やかなシルクのような印象。

高畠ワイナリー シャルドネ Barrel Maturing
今夜は死ぬほど疲れてた。食事するのも面倒って食いしん坊の僕が思うほど疲れてた。でも三幸苑で美味しいお料理とこの最高のジオリスで元気復活!

途中、日本のワイン、高畠ワイナリーの『シャルドネ Barrel Maturing 2002』をグラスでいただいた。これ、驚くほど深い。こんな長熟型のシャルドネが日本にもあるなんて、超驚き! 特に温度を上げていくとさらに深くボリュームも出てきた。醸造者の名前「Yoshi」という文字が左下に入ってる。

玉村豊男 ヴィラデスト ウーバ
最後に食後酒として、著名なエッセイストで画家の玉村豊男さんのワイナリー、ヴィラデスト・ワイナリーの造るグラッパ(ブランデー?)『ウーバ』を一杯いただいた。こんな蒸留酒が日本でも造れるんだね〜〜 シャトー・メルシャン北信シャルドネのグラッパを1本持ってるんだけど、これに次いで二度目の体験。素敵な食後酒です。

と、よ〜く考えるとずいぶんと飲んだなあ〜 今夜は疲れてるのでジオリスも1本は飲めないと思ったから、残ったらソムリエとママにあげるって言ってたのに、気付けば大半飲んじゃった!

三幸苑で自分自身をリペアした素敵な夜です。三幸苑、最高!
ダリオッシュニコラステラ ・ヴァレンタインまぼろしなどを輸入してるデプトプラニングの方々とグレープチョイスで飲んだ。ビジネス抜きでワインを楽しむ幸せな夜!

ダリオッシュ シャルドネ
ダリオッシュのシャルドネからスタートし、デプトプランニングさん持ち込みの素晴らしいニコルスの1997年のピノへ続き、最後はダリオッシュの濃厚なシラーズでシメた。

デプトプランニングさんが輸入するワインはほんと、どれもこれも僕の好きなワインばかり。ダリオッシュはもちろんその中でも最たるワイン。

このシャルドネ、カリフォルニアじゃない。上品なブルゴーニュ的味わい。裏面に「紀元前の古代のペルシャのダレイオス王に敬意を表したワイン」ってなことが書いてある荘厳なるワイン。ミネラル感もたっぷりとしていて爽やかな柑橘香もする。温度が上がるとよりふくよかになった。

ニコルス
ニコルスのピノ・ノワールは僕も大好きでエドナ・ランチ・ヴィンヤード 1997年を数本ストックしてる。今夜のニコルスはさらに凄く、ピソーニ、パラゴン、コットンウッド・キャニオン、ラ・コリン・ヴィンヤードという5つの素晴らしい畑のブドウを混ぜたリザーヴ 1997年。深く高貴な香りがする。ブラインドではカリフォルニアとは当らないだろう。まさに名門ブルゴーニュって感じだけど、果実味の広がり感がブルゴーニュよりさらに素敵な感じがする。最高のワイン!

ちなみに来週、ニコルスさんが来日する。時間が合えばディナーをごいっしょするつもり。楽しみだな〜

ダリオッシュ シラーズ
最後のシメはダリオッシュのシラーズ。僕も今夜と同じ2004年を数本持ってる。輸入本数が超少なく貴重なワイン。

素晴らしく奥が深く広がりのあるワイン。シラーズ(シラー)というブドウ自体の発祥の地と言われるイランのシラーズという街。イラン人のダリオッシュさんの造るシラーズを飲みながらダリオッシュさんの生まれ故郷を想う夜。

このシラーズ、あまりに深く、単純なお肉のグリルでは合わない。グレープチョイスのメニューの中ではハンバーグが最適と思ったんだけど、哀しいかな1人分しか残ってなかった。それでも造ってもらって少しずつみんなでシェアした。

素敵な仲間と素敵なワインでとっても幸せに酔った夜です。ダリオッシュニコルス最高! グレープチョイス最高! そしてこんな素敵なワインを輸入してくれてるデプトプランニングさん最高!
運動会 リレー今日は次女の運動会。6年生なのでこれが最後。リレー、組体操などなど、子供たちがあらぬ限りの力を合わせた力演。

これを見て思う。1つ1つの力は小さくとも、同じベクトルに向かって力を束ねれば、驚くほどの力が出るってことを。

いま、世間は未曾有の大不況。ビジネスでは有り得ないことが起こり続けてる。普通にしてたら生き残れない。いまこそ、経営者も社員も、そして世間の大人たちみんなが、みんな束になって力を結集し、日本経済を復活させ自分たちも生き延びる執念を持たない限り、時代に飲み込まれてしまう。

子供たちの熱演を見ながらそんなことを思った日曜日のひととき。

ナパヌック
そんな夜のワインは、ボルドーの銘酒『シャトー・ペトリュス』のオーナー、クリスチャン・ムエックスがカリフォルニアで立ち上げたスーパーワイナリー『ドミナス』のセカンドワイン、『ナパヌック 1998』。

ドミナスは1983、1984、1985、1989、1996、1999年と、それぞれ数本ずつストックしてるほど大好きなワイン。まさに理想のボルドーワインをナパの地で造ってる。

そのセカンドワインとなるナパヌックは初めて飲む。19世紀から続く名門中の名門のワイン畑「イングルヌック」の地で立ち上げたナパヌック。ナパの伝統と歴史を背負ったワイン。

今夜のナパヌック、1998年なので11年を経過してるんだけど、まさに深く静かに熟成したという感じのワイン。どこにも無駄な刺々しさはなく、でも腰は砕けてない。時間とともに深い森の奥の森林香、ユーカリやミントなどの香りも出てきた。

とても奥深く、懐深いワイン。これが歴史なのかな〜 ちなみにムエックスは最近、第3のワイナリーとしてオテロ』を立ち上げてる。これまた深いワインです!

日中は子供たちから勇気をもらい、そして夜は19世紀から続くワイナリーの歴史の重みから元気をもらい、明日への英気を養った夜です。

運動会 組体操 リレー
僕が主宰するジャズレーベル『ハートノートHeartNote』。5枚のアルバムを2002年〜2003年に発表した。5枚のうち、3枚がハートノートとしての独自レコーディング。他の2枚は海外レーベルからのライセンスとレアな発掘物。

Jazz for Children/野口迪生カルテット  成重幸紀
その3枚の自社レコーディングすべてに参加してくれた僕の最高に好きなベーシスト、成重幸紀さんが参画した新しいCDが出た! その昔、吉田賢一トリオって素晴らしいピアノトリオがあったんだけど、その再結成に近いメンバーでの録音。Jazz for Children野口迪生カルテット』。ドラムの野口さんのリーダーアルバムの形になってるけど、まさに吉田賢一成重幸紀の名コンビの復活作! スタジオ・ジブリの作品をジャズにしてる楽しい作品。

ドメーヌ・サン・タンデオル コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ケランヌ
このCDを聴きながら、南仏ローヌ地方でもかなり南の地、ケランヌのワイン『ドメーヌ・サン・タンデオル コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ケランヌ 1999』を開けた。南仏最大の観光地、マルセイユにほど近いケランヌ、そこで樹齢60年以上のグルナッシュや樹齢100年以上のカリニャンなどから造られた逸品。

グルナッシュが60%、シラー 30%、カリニャンが10%と書いてあったけど、グルナッシュから来るであろう濃さや凝縮感はそれほどでもなく、どちらかと言うと上質なシラーのワインって感じがする。

素敵な南仏・ケランヌのワインを飲みながら、大好きな成重幸紀さんの演奏を聴く。まさに至福の時。

ワインとジャズ、こりゃ最高に素敵な取り合わせです!

ケランヌ
僕の愛する大好きな大好きな居場所、ナイショのバーがこの10月10日で満6周年! 10日(土)は来れず、そのまま今週はずっと夜の予定が詰まっていて来れなかったんだけど、ようやく金曜日、6日遅れだけどお祝いに駆け付けられた。

カナディアン・クラブ  ハイボール
お祝いにダリオッシュの貴重な貴重な2003年のカベルネ・ソーヴィニヨンを贈った。そして今夜はカナディアン・クラブハイボールからスタート。旨味がギュッと詰まった感じのハイボールで気分揚々!

続いてワイン。今夜はお祝いだから、思いっきり素敵なワインを開けてバーのスタッフの皆さんにも1杯! 選んだのはナパのスーパーなワイン『エチュード』のカベルネ・ソーヴィニヨン。

エチュード
これはまさに旨いの一言! オーパスワンから始まったナパのプレミアム・ワイン。今や主役は入れ替わり、ダリオッシュエチュードカレラなどなど、フランスの名門と比べてもまったく遜色ないワインがうんと増えた。

この6年でナイショのバーはいろいろと進化した。特に料理! これはもう、並大抵のイタリアンなレストランを超えてる! 今夜も新作のローストビーフのサラダからスタートし、グリーンアスパラのグリル、そして最後は東京X豚の究極のハンバーグ

ナイショのバー ローストビーフ 東京X豚のハンバーグ グリーンアスパラのグリル
この濃厚なソースのハンバーグにエチュードは最高の組み合わせ。まさに至福の時を過ごす夜。

僕がこのバーを知ったのはこのバーの開業から半年くらい経った2004年の初夏。僕は上場準備で死にそうになってた。たまたま人の縁で知り合ったこのバーで過ごすこの5年は、まさに僕の心の解放の場所。僕の唯一のプライベートな場所かもしれないな〜

エチュード ボンド・マティーニ オールド・パル
ナイショのバーで過ごす時間は貴重です。今夜もすっかりリラックスして楽しんだ夜です。

あ、もちろん最後はリレ・ブランがあるからこそのボンド・マティーニでした! それから、写真によると最後のシメのシメにもう一杯、もしかしたらオールド・パルを飲んだかも...(記憶が怪しい...)

ナイショのバー、6周年おめでとう! 末永くいつまでもいつまでも続いて下さい!!
外資系企業って怖い!! 大変お世話になってる外資系企業にて、ある日突然、米国本社主導のクーデター(!?)が発生! 日本人経営者をはじめ、彼を支える幹部総勢5名がたった1週間の間に解任された。さすがにたまげた....

トリイ・モア
木曜日、そんな厳しい外資の風に当って解任された幹部社員の方と飲んだ。まあ、いわば”お疲れ様会”。場所は縁起のいい場所ってことで広尾のグレープチョイス

オレゴンの素敵なピノ、トリイ・モアからスタート。

トリイ・モアは柔らかく人の心を包み込む。果実味もたっぷりとしていて包容力のある素敵なワイン。今夜も会話を盛り上げる上で大活躍!

ダリオッシュ  キャラバン
そしてシメは「キャラバン」。大好きな大好きなダリオッシュのスーパー・セカンド。ダリオッシュ本体ほどの濃さ、強さ、深さはないけど、でもギュッとした果実の凝縮感は素晴らしく、逆にダリオッシュより一歩控えめな渋みと重みが実に素敵なワインです。

それにしても世の中、何が起こるか解らないね〜〜

素敵なワインで憂さを晴らし、さ、明日からお互いに気持ちを切り替え、これからもいっしょに仕事出来るよう、いろいろ考えよ〜っと!
水曜日、大変お世話になってる方が社長就任されたのでお祝いの宴 in 『美登里』。野菜と魚などの健康的な食材で祝う夜。

情熱  松の司
この美登里はワインの揃えも素晴らしいけど、大将は日本酒でも日本で5本の指に入る蒐集家。今夜は主賓のリクエストに応じて日本酒ナイト!

今夜の趣旨を理解した大将から、最初の一杯は写真の通り、『情熱』と書かれた日本酒『松の司』! こりゃ凄い!

情熱の日本酒を飲みながら、お互いのこれからの生き残りを議論する夜。素敵な夜です。
月曜日、祝日にもかかわらず、仕事... 都心で打ち合わせた後、客人と向かった先は、今も昭和初期に建てられたレトロな建物で営業している老舗のホテル、『山の上ホテル』。

山の上ホテル 天ぷら『山の上』
お茶の水の裏手にひっそりたたずむこのホテル、天ぷら『山の上』、メインバー『ノンノン』、ワインバー『モンカーヴ』、それぞれがとっても有名。また神田、神保町近辺という場所柄、著名な作家が長期滞在したり缶詰になって原稿を書いたりすることでも有名。川端康成三島由紀夫池波正太郎などここを定宿としていたらしい。僕はこの山の上ホテル、今夜が初体験です。

まさにレトロな佇まい。そしてレトロな天ぷら屋。でも並の天ぷら屋と違うのは、ワインバー『モンカーヴ』があるからこその、何ともグレートなグラスワインの数々。

今夜はシェリーからスタートし、白はシャサーニュ・モンラッシェ、赤はブルゴーニュの至宝、モレ・サン・ドニを一杯飲み、最後は「夜間飛行」や「星の王子さま」を書いたフランスの作家、サン・テグジュペリのお爺さんが所有していたというマルゴー村の名門『シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ

山の上ホテル メインバー『ノンノン』
いや〜、こんな凄いワインがグラスで開いてる天ぷら屋はないよね! 素晴らしい! もちろん天ぷらも最高! サクッとしていて素材の旨味が活きてる。キスの天ぷらとか、もう至極の作品。小タマネギ(ペコロス)も甘みがあって素晴らしい。ワインに合わせるミモレットのスライス(写真)があるのもお洒落。

食べ終わった後、すぐ横、著名人が飲むと言われる小さな小さなバー『ノンノン』へ立ち寄る。古い洋館の蔦の香りがするかのようなバーです。

初めて立ち寄るバーでは、まずはその店の味を見るため、マティーニからスタート。造り手の彼のキャラを反映してるかのような、実に柔らかいフワッとしたソフトなマティーニ。旨い!

山の上ホテル メインバー『ノンノン』 マティーニ
そしてもう一杯、シメのカクテルは、このバーのオリジナル『ザ・ヒルトップ』。どこか懐かしい感じの味わいで、お洒落な味わい。

と、休日に哀しく仕事ではあったけど、最後に昭和初期の香りのする素敵なホテルで素敵なディナー&バーに巡り会った素敵な夜でした。

ちなみにこのホテル、山の上ホテル物語」ってな本にもなってます。

歴史の重みを感じる夜です。
レ・シャン・リーブル  ラール・デ・ショワ
先日アバスクで素敵な仲間と飲んだ際、素敵な&不思議な白ワインをいただいた。造り手は『レ・シャン・リーブルLes Champs Libres)』というドメーヌ。南仏ローヌのアルデシュという山岳地帯で造るドメーヌらしい。その白ワイン『ラール・デ・ショワ 2007』をいただいた。

エチケットが超ユニーク! 豚とネズミのマーク、そしてなぜか日本語の「」の文字。

そして何よりユニークなのがブドウ! 初めて見るこのワイン、ネットで調べてみたんだけどさ、いや〜、凄い!

レ・シャン・リーブル  ラール・デ・ショワ
南仏やオーストラリアで美味しい赤ワインを生み出すシラー、そしてボジョレー・ヌーボーになるガメイ、この2種類の赤ワインに使われるブドウを使って造った白ワイン!! なんじゃ、こりゃ!?

ゲテ物かと思いきや、うわ、旨い! 味わいと香りはブルゴーニュのシャルドネに近いかな。ミネラル感がしっかりしていて、そしてアルコール度数が12%にしてはかなりボリュームがある。冷やし過ぎない方が旨い。

ネットショップの書き込みを見ても”ガブガブ飲む”ってな感じで書いてるけど、ちょっとそんな感じじゃないな〜

まっとりとして旨味がある。何かワクワクするような躍動感を感じるワイン。生きのいいワイン。

アルデシュ渓谷
ちなみにアルデシュという場所、アルデシュ渓谷が有名な景勝地だそうで、ワインを調べようとネットを探したら、ワインじゃなく渓谷の観光案内が多数出てきた。

こんな標高の高いところでなぜシラーとガメイを造ってるのか? そしてなぜシラーとガメイを赤ワインじゃなく白ワインに仕立てようと思ったのか?

謎は尽きません。

しかしこれ、本当に旨味のある素敵な白ワインです。アルデシュという初めての地の素敵な白ワインに心躍らせた夜です。

PS. 「スイスの田舎からスローライフ便り」ってブログをやってる方が、アルデシュ渓谷の素敵な写真入りブログをアップされてます! こんなところで暮らしてみたいものです!

今週、大好きな大好きなナパの銘酒『ダリオッシュ』の社長が来日した。木曜の夜と土曜の午後、そのダリオッシュのダン社長を囲んでの会合が予定されてた。日本でも有数のダリオッシュ通、ダリオッシュ・ストッカーの僕は、もちろん両日とも出席のつもり。

ところが、、、なんと土曜日は従兄弟の子供の結婚式が入ってた! 半年くらい前に言われてもんだからすっかり忘れていて、土曜日のイベントも申し込んでた。土曜日のイベントはかなり小さなスペースでやるもんだから、社長と近い距離でいろいろ話せて楽しいと思ってたんだけどね。残念。

ダリオッシュ
で、木曜の夜のイベントは参加してきた。虎ノ門にあるエレメンツというかなり立派なレストラン。大きなお店で参加者も多く、中々社長と近しく話す機会は多くはなかったけど、でも楽しい一時だった。

お料理の一品ずつにダリオッシュのワインを合わせて出してくる。初めて飲むヴィオニエはアロマティクで素晴らしい”作品”だった。これ、ほんと作品と呼べる芸術的なワイン。ヴィオニエの本家本元、南仏コンドリューに極めて近い。でも逆にコンドリューのヴィオニエより甘みにベタつきがなく、また温度が上昇すると本家以上に艶も出た気がする。素敵なヴィオニエです。

ダリオッシュ
ヴィオニエと言うと僕は本家コンドリューより最近はワシントンのワインを飲むことが多いんだけどね。ナパのヴィオニエはあまり飲んだ事がないかな。もう少し南に行ってセントラルコーストになるとピノで有名なカレラがヴィオニエを出してて、これは自宅にも置いてるんだけど、中々の出来。でもダリオッシュの方が艶っぽいな〜

シャルドネも素敵な逸品。でもこれ、たしか2007年だったと思うんだけど、まだ少し若いかも。2006年を一度だけ自宅で飲んでるんだけど、これがミネラル感たっぷりで、かつバターっぽい深みもあってモンラッシェのような素晴らしくさがあったんだけど、それと比べるとやや淡白な感じがした。

ダリオッシュ
と思ったんだけど、パーティーの終わり頃にボトルに残っていたシャルドネを少しだけいただいたんだけど、深みが増してきてた。出てきた時に温度が低過ぎたことが一番の要因かな。そして、シャルドネなれどダリオッシュのクラスになると、少し空気に触れる時間も必要だったのかもしれない。いや〜、素敵なシャルドネです。

続いて初体験のメルロー。ボルドー右岸系を想像してたんだけど、どちらかと言うと左岸のカベルネ主体のワインに近いかな。ま、ダリオッシュのワインは瓶熟するのでまだまだ若いんだろうね。このメルロー、たしか2005年。

最後はダリオッシュと言えばカベルネ! 僕も2003年をまとめてストックしてる。今夜は2005年と2006年の飲み比べ。明らかに2005年の方が深みと艶がある。でもパーティーの最後の最後、2006年も追い付いてきて素敵なワインに昇華した。

ダリオッシュ
2005年のメルロー、2006年のカベルネはデキャンタージュするとよかったね! 人数も多く現実には難しかっただろうけどね。

と、素敵なワインと素敵なお料理に囲まれ、幸せな時間を過ごしました。パーティーの最後にダン社長と少し話す機会に恵まれ、そして最後の最後に即売で2005年のメルローと2006年のカベルネを買ったら社長が直筆でサインしてくれた! ちゃんと”Katayama”と入れてしてくれた! わ〜い!

激動のIT業界で日々戦う中、一時の安らぎをいただいた幸せな夜です。今夜買ったワイン、そして2本だけ持ってるダリオッシュの最高キュヴェ『ダリウス II(Darius II) 2006』は当分熟成させようかな〜

愛するダリオッシュに乾杯!!
野菜のココット煮 グリーンアスパラのグリル カラスミとホタテのパスタ サーロインステーキのバルサミコソース
水曜日の朝、超大事な大事なアポイントがあった。今期の会社の浮き沈みが懸かった大事な商談。

しかし....

火曜の夜は出来ればノーアルコールで早く帰って明日に備えようとした。でもね... 午前中の商談は好調だったんだけど、午後から雲行きが怪しくなり、血管ぶち切れそうな事が連発! 最後の最後、真っ直ぐ帰ろうと会社を出た途端に携帯が鳴る。

ワイルドターキー レアブリード
悪い知らせを伝える寂しい電話が... ここでプッチンと脳の血管がぶち切れちゃった。行く先はいつものナイショのバー

ダメじゃんか、今夜は明日に備えて自制しないと... って左の脳は主張するんだけど、右の脳は「飲まずに帰れるかよ〜ボケ!」って主張する。

ふう〜、まずはコテコテにバーボンでハイボール。選んでもらったバーボンは、僕のぶち切れ度を見かねたバーテンダーのチョイスで、アルコール度数 54.1% もあるワイルドターキーレアブリード。原酒そのままで一切の加水をしない濃厚なもの。

オールド・オーバーホルト
さすがパンチのあるハイボール。今夜の気分に最高! やっぱりこういうチョイスをするってのが凄いよね〜、森浦君! 前にも疲れ果てた夜、「何かシメの一杯を!」って言った時に、フッと僕の心の奥底を見透かしたかのようにアップル・マティーニを出してくれた。こういう阿吽の呼吸を見ちゃうと他のバーに行けないよね〜〜

このワイルドターキーレアブリード、ハーボドイルドなんだけど、でもアルコールの刺激臭は柔らかく、旨味のある素敵なハーボールに仕上がりました。

トゥーレーヌ  LA CUVEE DU BISTRO
続いてもう一杯、ヤサグレっ子にピッタリな感じで、オールド・オーバーホルトハイボール。ライ麦のウィスキーで作るハイボールはまさにヤサグレた心をそのまま素直に表現したかのような仕上がり。旨いぜ!

ここからワイン。ロワールの素敵な白ワイン、トゥーレーヌの『LA CUVEE DU BISTROを一杯。まっとりとした時間を演出する魅惑のワインで野菜のココット煮やグリーンアスパラのグリル、カラスミとホタテのパスタなどをいただく。今夜はヘルシー・ナイト!

ストラータ
ここでマスターからスペシャルなメインディッシュが登場! なんと、このナイショのバー初のサーロインステーキ!! バルサミコのソースがかかった素敵な逸品が登場!

これに合わせるワインはナパの銘酒『ストラータ』。肉の旨味とワインの旨味が口の中と脳の中で混ざり合い、至福の時を迎える。幸せ〜〜 この時だけは今日一日の血管ぶち切れ案件や明日の事も忘れ、ただひたすら料理とワインを楽しんだ。ナイショのバー、もう最高!!

リレ・ブラン
で、これでやめときゃよかったんだけどね〜 なんと先日隠し持ってる(!?)ことが発覚した幻のアペリティフワインで、007のボンド・マティーニの隠しレシピでもある『リレ・ブラン』をフルーツに合わせて一杯。ま、ここまではいいとしよう。

明日がある、明日がある、と心に言い聞かせて「お会計!」って言うつもりが、最後の最後に右脳が条件反射して『ボンド・マティーニ!』って叫んじゃった〜〜

ボンド・マティーニ
世紀の大失敗。水曜の朝、超ヘロって起きた。11時から勝負の交渉って時に大失敗....

ま、交渉自体は中々良好だったので、逆に考えれば「ナイショのバーでフル充電!」ってポジティブ・シンキング!!

ナイショのバー、最高!!
日曜の夜のお供はスペイン南東部の地中海沿い、レバンテ地方アリカンテのワインエル・セケ』。

レバンテ  アリカンテ  エル・セケ
上記のリンクをクリックしてもらうと地図が出てるので解るけど、ほんと、南の地域。対岸はアフリカ。

この地の特産のブドウはモナストレル。これってフランスで言うところのムールヴェードル。南のブドウなれど、でもそれをうまく使うと奥行きのあるワインが出来る。

大好きなレイシス1がまさにその典型。スペインの地からブルゴーニュの名門ラ・ターシュを目指したレイシス1もまさにモナストレルから造られてる。

で、今夜のエル・セケですが、これ、ロバート・パーカーが100点満点を出したワイナリーの作品。昨夜のサンタ・クルス・デ・アルタスは繊細で実に上品なワインだったけど、このエル・セケはまさにオーパスワンのごとく、とっても濃いワイン。

最近の僕の嗜好からすると、ちょっと濃過ぎるかな〜 しっかりとした骨格があって、果実の凝縮感も素晴らしく、非の打ち所のないワインと言えば言える。だけどもう少し人間臭いっていうか泥臭いっていうか、自然に任せたままのワインが好きかな。

とは言え、3,000円台で調達したんだけど、その価格からしたら飛び抜けて旨い! これは間違いない。

ワインは深いな〜 評論家受けの味とは一味違う自然派のワイン、優しいワインに妙に魅かれる今日この頃です。
洗足音大ジャズ科 定期演奏会
長女が洗足学園に通ってる関係で、昨年に続き、洗足音大ジャズ科の定期演奏会を聴きに出掛けた。会場は、昨年の横浜開港記念館から今年は学園内の音響が素晴らしい前田ホールに変更。

昨年も活躍してたギタリスト・梅田和利のバンドからスタート。昨年も2年生ながらもはやプロの風格だったドラマー・木村紘(きむら・ひろ)、昨年のソロボーカル・出口優日などなど、1年経ってさらにパワーアップした若者の演奏を聴くのは幸せ!

ジャズレーベル『HeartNoteハートノート)』を主宰する僕としては、こういう生きのいい若者たちの演奏を聴くとグッとくるものがある。

後半のビッグバンドは、准教授をつとめるピアニスト・蟻正行義のオリジナル楽曲があったり、3年生のトロンボーン奏者・張替啓太(はりがえ・けいた)が作曲した「Harry Guy」(ジョークな曲名です!)など、単なるスタンダード物だけじゃなく、21世紀のジャズと名打っただけあって、スリリングなコンテンポラリーなジャズを展開した。

洗足音大ジャズ科  定期演奏会

実に素晴らしいライブでした!

ナバラ  サンタ・クルス・デ・アルタス
そんな夜、スペインはナバラのワイン『サンタ・クルス・デ・アルタス 2004』を飲んだ。樹齢100年のガルナッチャグルナッシュ)から造られるこのワインを飲むのは半年ぶりくらい。

今夜はグッと果実の凝縮感が高く樽香、バニラフレーバーがするようなものを期待して南のガルナッチャを開けたんだけど、予想に反してこのサンタ・クルス・デ・アルタス、ものすごく繊細で上品なワインです。南仏ローヌのエルミタージュのワインとか、また時間が経ってくるとブルゴーニュのピノのような感じも出て来る。

ナバラ
こんな素敵なワインを造るナバラの地に行ってみたいものです。その昔、10〜13世紀頃、ナバラナバラ王国としてスペインの上半分を支配するくらいの大きな王国だったらしい。

若手の躍動感溢れる素晴らしいジャズを聴いた夜にスペインの古都のワインを飲む。なんかこういうのっていいよね〜〜
エリ・ミナ HERRI MINA イルレギー Irouleguy
僕の仕事の中で記憶に残る大事な人とアバスクで久々の再会。たぶん1年ぶり。

バスク地方イルレギーIrouleguy)で造るレアな白ワイン『エリ・ミナHERRI MINA)』からスタートし、スペインの国宝級ワインと言われる『ヴェガ・シシリア  ウニコ 1991』へ。

エリ・ミナは爽やか、かつシルキー。そして『ヴェガ・シシリア  ウニコ 1991』はどこまでも奥深い。高貴なブルゴーニュのワインのよう。敬虔なる至高のワイン。

ヴェガ・シシリア  ウニコ
最後にもう1本。さすがにヴェガ・シシリア  ウニコがあまりに美し過ぎて、そして深過ぎて、同じ系統には行きづらい。あえて方向をまったく違う方へ向けた。

開けたのはバスク地方、マディラン地区の『シャトー・モンテュスヴェガ・シシリアがきれいなワイン、美しいワインだったのに対し、こちらのモンテュスはグッと強くてしっかりとした味わい。そして凝縮感は高いんだけど、ドライフルーツのような凝縮感じゃなく、もっともっとずっと繊細なワイン。

シメは食後酒のオンパレード! みんなで違うものをオーダーし回し飲みして楽しんだ。

マディラン  シャトー・モンテュス
素敵なワインを飲みながら素敵な仲間と語る夜。気付けば午前1時半!

人と人の縁は不思議だし、そして素敵です。もう逢う機会もないかと思った人とこうやって飲んでる。人の未来は予測出来ないけど、その予測出来ない未来に起きるであろう出来事って、結局は自分の人付き合いが引き付けてくるもの、引き(魅き)寄せてくるものなんじゃないかって思う。

そんな事を考えた素敵な夜でした!

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