青春のワインが消えて行く... ~フォーリーな夜~
前にも書いたけどさ、僕には3回の青春時代があった。ま、3回も青春が巡って来るって、人よりも恵まれてるかな。
その第3の青春時代は2000年代前半。会社は経営してたけど、社員は少なく気楽。少し頑張れば皆にお給料を支払えた。アフターファイブに好きなジャズのレーベル活動をしたり、大好きなカリフォルニアワインのレストラン経営に参画したりと、まさに40歳近くはなってたけど青春真っ只中だった。
そんな自分のレストランで扱ってたワインやその頃の想い出のワインを自分のセラーに少しだけどストックしてる。大量に買い集めたパルメイヤーとヴィアデアを除けばほんと、それぞれ1本程度。でも、この不況下、ストレスが溜まるのか、なんかそんな貴重なワインを突然開けちゃうことの多い最近です。
先日もミューラーやホワイトホール・レーンを開けちゃいました。今夜はフォーリーの2000年を開けちゃった! もちろんこれ1本しかない。
フォーリーはサンタバーバラの小さなブティックワイナリー。サンタバーバラらしいチャーミングなピノ。どこかパッションフルーツのような柑橘系の香りが軽く裏に隠れてる感じがある。9年の時を経ていい感じの熟女系に昇華したフォーリー。
艶っぽく、ちょっと悪い奴的なところがあり、可愛いけど手を出すと噛まれそうな、そんな怪しげな、そして誘惑されるようなピノ。溶けちゃう....
素敵な素敵なフォーリーを飲んじゃった夜です。でもそろそろ熟成もピークな感じもしたので、まあ開けるにはいい頃合いだったのかもね。
第3の青春時代のワインが僕のセラーから消えていく... そしてそれらは飲んじゃってから後悔して慌ててネットとかで探しても決して出てこない。ミューラーもホワイトホール・レーンもフォーリーも、もはや輸入されてないのかな~
写真と違ってワインは想い出の品としては期限がある。永遠には生き長らえない。どこかでは飲んでエチケットだけになる運命。そんな運命をいとも簡単にフラッと開けちゃって飲んでる僕はこの頃、どっかおかしいのかなあ~
ま、ともかく素敵なワインだったし美味しかったからいいか!
素敵なフォーリーな夜でした。
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