400年もの永く深い歴史と歩むワインでまっとりする夜

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今夜は珍しく自宅でボルドーワイン。それもわりとカルト(!?)的なワイン。開けたのは、サンテミリオンで400年近い歴史を誇る『シャトー・バレスタール・ラ・トネル』の1997年。昔に一度飲んでそれほど状態・印象が良くなく、そのままストックしてあった最後の1本。

シャトー・バレスタール・ラ・トネルこのシャトー・バレスタール・ラ・トネルは、15世紀のフランスの有名な詩人フランソワ・ヴィヨンの詩の一編の中で「バレスタールという名の“神の酒”を飲む」と謳われてたワインで、写真の通り、エチケットlにはその詩が引用されてる。

シャトー・バレスタール・ラ・トネルはかなり長熟らしく、今も楽天ショップを検索したら、何と1924年物が売っててビックリ!! でも今夜飲んでみた感じとしては、そこまでの長熟感はわからなかったな~

シャトー・バレスタール・ラ・トネル1997年と言えば今からもう12年。いい年月が過ぎてきた。抜栓し、デキャンタージュしてゆっくり飲んだけど、かなり枯れた感じになってきてる。複雑味はあって果実味もまだまだあるけど、ハーブ香がかなり遠くの森から漏れ伝わっているかのような漂い方。って、こんな日本語じゃ何かうまく伝わらないかな~ 一枚、ベールがかかったような感じ。でもそれがとっても上品な味わいを醸し出してる。

草木の下生え、トリュフのような香り、そしてどこか甘く誘うような香りもあり素敵なワイン。ただ、このワインが数十年も熟成するワインなのかはよく解らないな~ 今日の状態でも、ピークをちょっとだけ過ぎてるのかもしれないと思わせた感じ。もしかしたらここからさらに違う形で深くなるのかな~

ワインは1本1本姿形や状態が違うし、造られた年の状態にも大きく左右される。この1997年は最後の1本だったので、この先どういう風に熟成するのかを見ることは出来ないけど、その姿を想像しながら飲むのもワインの愉しみ。

毎度このブログでのワンパターンな話ですが、ヴィンテージ物のワインを飲むと、その年の事をいろいろと想い出す。皆さんの1997年はどんな年でしたか? 僕の1997年は、スカパーが開局して2年目で、1996年の開局から引き続いていろいろと面白いIT・ソフトウェア関連の仕事があり、超忙しかった想い出が真っ先に浮かびます。90年代初頭に一旦つぶしかけた会社が復活するきっかけをつかみ、そして何とか復活出来るのではという予感が芽生え始めた時期。

そんな時代のシャトー・バレスタール・ラ・トネルを飲んで一人まっとりする日曜日の夜です。

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2009年7月19日 23:55.

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