15年の時をつなぐワイン ~それぞれの15年に乾杯!
木曜の夜は人と人の縁を感じるディナー。場所は大好きなアバスク。
僕が会社を創業したのが1988年。もう21年も前。創業直後、一人の若者が飛び込み営業のような感じで飛び込んできた。今や日本最大のベンチャーキャピタルとして東証一部に君臨する会社の新人。
その頃、僕は会社を創業から数年で上場させようと頑張ってた。彼とはいろいろな議論もし、事業について語り合った。そしてなぜか彼の結婚式にも出たんだよね~
しかしその後、僕は90年バブル崩壊で会社が頓挫し一人になり、彼は米国へ転勤となった。それから彼は、元々ベンチャースピリット旺盛な人だったんだけど、会社を飛び出し、米国で会社を起業した。それに一区切りを付けて2000年代の初頭に日本へ戻ってくると、今後は日本で会社を創業した。凄いファイターです!
そんな彼と超久しぶりの再会。縁をつないでくれたのはまったく予期もしなかった人。たまたまた仕事で接点のある方と飲んでたら、その方が10数年前に米国勤務だった頃、アメリカで企業していたその若者と知り合ったそうだ。先日飲んだ際にそんな話になってビックリ! そんなところから盛り上がって皆で集まろう!、となった。
縁をつなぐ乾杯には、ナポレオンから大いなる寵愛を受け結婚式でも振舞われたという由緒あるシャンパン『ジャクソン(JACQUESSON)』。軽やかな酸が爽やかで夏向きの逸品。
ちなみにエチケット上部の「キュヴェ 733」という商品名は、ジャクソン社創業100周年だった1898年のキュヴェを「キュヴェ 1」として以降、今日に至るまで継承されてきたキュヴェ番号の733番目という意味でそうです。
ワイン好きが久々に集まってお互いのこの15年を語るので、話は尽きず、ワインも尽きずという感じ。せっかくフランスとスペインの国境沿いの地域、バスク地方の料理のレストランに来たので、ワインもバスクのピレネー山脈近郊やボルドーより南の南西地方など、普段皆さんが飲んだことのないようなワインにしようとソムリエと相談した。
1本目は南西地方の『フロントン(FRONTON)』。ネグレットという地場のブドウから造られるこのワイン、僕も初めて飲む。シラーやテンプラニーリョなど、南仏やスペインのワインに近い感じ。太陽の恵みをたっぷり受けてるって感じの明るく翳りのない優しい感じの素敵なワイン。
そしてもう1本、こちらは本当にピレネー山脈に近いマディラン地区の『シャトー・モンテュス』。果実の凝縮感が強いしっかりとしたワイン。イタリアの陰干ししたブドウから造るアマローネなんかにちょっと近いニュアンスがある。
素敵なシャンパンとワインを飲みながら、それぞれの15年を語った夜。人生は何があるか解らない。そして人生、どんな縁がどこでつながるか解らない。人と人の縁は不思議です。
そんなことを想う夜。そして、そういう想いをつなぐワインって飲み物はさ、こりゃ凄いね! 素敵な夜です。
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