2009年7月 Archives

バンドール地方皆さん、南仏プロヴァンス地方にバンドールって地があるの、知ってますか? マルセイユからわずかに南東に行ったところ。ニースにも近い。ここに面白いワインがあります。南仏の若き夫婦が立ち上げてるデュペレ・バレラの『バンドール・インディア』がそれです。このワインの詳細は昨年夏のレポートを参照。

ロマネ・コンティから一度使っただけの樽を分けてもらい、その樽で大事に寝かせたワイン。ムールヴェードル主体のまさに南のワイン。

ドライフルーツのような果実の凝縮感が素晴らしい。金曜日の福岡で飲んだ『ヤエ(YAE)』などに近いかな。でもこのバンドール・インディア、間違いなくこの1年でものすごく大人な感じの熟成をした。

バンドール・インディア デュペレ・バレラ前回飲んだのは昨年8月。約1年が経過してる。昨年飲んだ時にはもっとずっと強い感じがした。凝縮感ももっと高かった。それが1年経つ間に、かなりまろやかに、柔らかく、そしてしなやかに昇華した。1年前に飲んだ時には明らかに南仏のワインという印象だったけど、今夜の状態は南の太陽の下のギラギラした感じはやや薄れ、もっと高貴な感じがしてきてる。2,000数百円で買ったワインなんだけど、こりゃ凄い!

ちなみにこのムールヴェードルというブドウ、スペインではモナストレルと呼ぶ。スペインの地からロマネ・コンティラ・ターシュに挑んだかの『レイシス1』もこのブドウを使ってる。シラーやグルナッシュといった南のブドウとはちょっと一線を画した熟成・昇華をするのかもね

ロマネ・コンティの古樽と、新進気鋭のワイナリー「デュペレ・バレラ」と、バンドール地方の燦々と輝く日差しと海と、そしてこの素敵なワイン。それらから大いなる力をもらい、明日への英気を養った夜です。

土曜日、何とか集中豪雨の福岡から東京に戻ってきた。金曜日の夜、各地から福岡への便が欠航になったため、土曜の午前中は機体がなくって欠航になる便がかなりあったようだ。僕は何とか乗れた。

アイラ戻っていろいろ仕事した後、遅い時間になっちゃったけど、最後はやっぱりいつものナイショのバーで自分解放ナイト! ここはいつ来ても居心地がいい。

最近のこの店でのマイブームはハイボール。このバーには300種類を超えるウィスキーがあるので、ハイボールの材料も実にいろいろ選べる。ってか、まあ僕が選ぶんじゃなく、お店が選んでくれるんだけどね(^J^)

今夜は最初に一杯、ピートが効いた焦げた感じの香りが立ち上がるアイラを使ってハイボールにしてもらった。裏面を見ると、アドベグ 60%、ラフロイグ 35%、ボーモア 5%と書いてある。何とも珍しいバッテッドなウィスキー。イタリア産だそうです。胃を刺激し食欲を掻き立てる。

オールド・フォレスター ハイボール喉の渇きがまだ癒えないので、続いてもう一杯、ハイボール。使ったウィスキーは懐かしいバーボン「オールド・フォレスター」。いや~、オールド・フォレスターなんて何十年ぶりに出会ったかな~ 穀物の甘さが出てる実にバーボンらしいバーボン。裏面を見る限り、かなり昔にサントリーが輸入したものらしい。

続いては、野菜のグリルに合わせイタリア・プーリア州のシャルドネ『プリミス』。洋ナシや青リンゴの香りがする素敵なシャルドネ。ブラインドではシャルドネとは当らないかな~ ソーヴィニヨン・ブランに近い感じ。新鮮で甘味のある野菜のグリルとピッタリ。ズッキーニ、トマト、ヤングコーンなどなど、どの野菜もほんと、旨味と甘味をたっぷりと含んだ素晴らしいもの。まさにこの料理にこのワイン。

プリミス マストロ次はカラスミを使ったパスタに合わせ、イタリアはカンパーニャ州の『マストロ』。土着のブドウを使ったすがすがしいワイン。これもパスタと素晴らしい組合わせ。ほんと、このバーは料理も素晴らしいし、素敵なワインがグラスで開いてるし、そしてその組合わせをしてくれる腕前・センスも凄い!

あれ、そう言えば、先月もこのナイショのバー同じこの2種類の白ワインを飲んだような...

シャトー・スーヴェランここでお肉料理。このナイショのバーの自慢の作品「東京Xのハンバーグ」。東京Xって、知ってる? 東京で生まれた銘柄豚。これを使った赤ワインソースの素敵な逸品。合せてもらったワインはソノマの名門、大好きな『シャトー・スーヴェラン』。しっかりとしたカベルネの旨味と渋味がハンバーグの味わいを引き立てる。

最後にフルーツに合わせ、フルーツ・マティーニを一杯。今夜はタンカレー No.10でアップル・マティーニを創ってもらった。疲れ果てた出張帰りの夜をいつものナイショのバーで解放する夜。素敵な夜です。

ヤエ YAE金曜日、久しぶりに福岡に行った。あるNPO団体の運営・経営の立て直しのお手伝いをして1年。それがある程度実ったので、みんなで乾杯!

福岡の伝説のワインバー「ワインマーケット・クッキン」が6月、復活した。そこに行った。元クッキンの店長で、今はワインバー「プント・エ・コンマ」をやってる小川さんが復活させた。プント・エ・コンマは地場の先輩経営者に何度か連れてっていただいたけど、素敵なお店。オレゴンのドルーアンのトップキュヴェ「ロレーヌ」を教えていただいたのもこの店。139年前のワインが登場したのもこの店。あ、もちろん僕はそんな凄いワインは飲んでませんが(^J^)

ティエリー・ピュズラそんな小川さんが復活させたクッキンに超期待をして出掛けた。早々、1本目のワインからフルチャージ! 南仏はラングドック・ルーションのエチケットの素敵な不思議なワイン『ヤエ(YAE)』を開けたんだけど、これが強烈に旨い! ネットで見る限り、もうスペイン国境に近い地中海沿いの地で造られるワイン。ドライフルーツのような果実の凝縮感がいっぱい。グルナッシュ主体で、かつ複数年のヴィンテージをブレンドするらしい。昔、ナパのワインでサン・クレメントのフラグシップワイン『オロッパス』を醸造者自らが評して「フルーツ爆弾」と言ってたけど、まさにそんな感じ。

シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール続いて、ロワールの珍しいピノ・ノワールを開けた。自然派ティエリー・ピュズラが造る素敵なピノ。前にいつものナイショのバーでこのティエリー・ピュズラの造る「PN」という不思議なピノを飲んだことを想い出す。可愛らしいフランボワーズのような香りと柔らかな酸味と果実味。前に「石原さとみ的小悪魔ワイン」ってな話を書いたけど、そんな印象に近いかな。その時のコッポラのワインに比べると、もう少し健康的な美という感じもするけどね。

最後にもう1本、ボルドーはラランド・ポムロールの『シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール 2002』。サンテミリオンの銘酒シャトー・アンジェリュスのオーナーが立ち上げたワインナリーらしい。メルロー主体のせいか、舌触りはすごく柔らかく、渋味も穏やか。優しさと静けさと柔らかさのある素敵なワイン。

当夜は5名で飲みに行ったんだけど、5名いるといろいろと楽しめていいよね。3種類の個性の違うワインを楽しみました。

福岡の水害を伝えるニュースで、本当はもう少し飲みたかったんだけど、実はこの日、福岡は100ミリを超す大豪雨。知事が自衛隊に災害支援要請を出すほどの夜。夜は飛行機も飛ばなかった。福岡空港の滑走路は冠水し大変な事になった。軽自動車が水没して死者が出るなど、大変な事態。オバマ大統領が選挙戦に活用したり、イランの動乱やマイケル・ジャクソンの搬送を一早く伝えて話題の「Twitter」にて、右の通り、僕らもニュースをキャッチ! 我々も帰りの足が心配だし、そもそもタクシーが捕まりそうもないという心配もあり、もう1本ワインを開けたいのをグッと我慢し、ここでお開きにした。

NPO団体の一年の区切りを祝した夜。そして初体験のような集中豪雨な夜。そしてクッキン復活を祝す夜。

客人のタクシーを拾うのに豪雨でびしょ濡れになったけど、でも楽しく素敵な夜でした。

先日の大邸宅の主がその宴会直後、入院をされた。前々から予定されてた入院、かつそれほど重い状況ではないとは聞かされてはいたけど、それでも僕ら回りの者は心配。

その方が退院され、もうお酒も食事もすべて無制限に解禁となったと連絡があった。快気祝いとして、オバマ大統領の就任披露パーティーで振る舞われたダックホーンのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールを週末にお贈りした。オバマ・パワーで早く全快していただきたいと思っての選定。

ピエール・ジモネしかし御大は1枚も2枚も上手だった。70歳近いご年齢とは言え、さすが現役で大きな会社の経営を陣頭指揮しているだけのことはある。早々にご連絡があり、飲みに行こうとのこと。いや~、ビックリ! もうしばらくは大人しくされていた方がと僕が言うのも聞かず、早々に水曜の夜、二人で飲んだ。場所はお気に入りの洋風おでんとワインの店『びのむ』。

まずはシャルドネだけで造るシャンパン『ピエール・ジモネ』で乾杯! すっきりとしてるけど旨味も深い素敵なシャンパン。そしてオーストリアのリースリングを1杯、それからフォアグラに合せてポートを1口いただき、いよいよメインのワイン。

今夜は大先輩経営者の快気を僕が祝うつもりだったんだけど、御大が「今夜はワイン分は俺が払うからさ、最高のワインを飲もうよ!」となり、選んだのは、なんと、、、
シャトー・マルゴーの1987年! 1987年はヴィンテージ的に悪い年だそうで、割安だからと言って開けてた。

シャトー・マルゴー1987年は悪い年といいながら、でも素晴らしく美味しい~~ 22年を経たシャトー・マルゴーは深く静かに飲む人を魅了する。森の奥深くで森林浴をしてるかのようなワイン。

1987年って、大学の先輩たちと立ち上げた会社を辞め、今の会社の設立準備をしていた年。暑い真夏に前職を辞し、そしてそれによってご迷惑をかけた先などに挨拶に回っていた暑い夏。ちょうど22年前の今ごろです。1987年のシャトー・マルゴーを飲みながら、ふとそんな事を想い出した。

今夜は名経営者と銘酒と素敵な料理に囲まれ、すっかり酔いが回った夜です。そして長老たる経営者の馬力に驚かされ、そして勇気づけられた夜です。

PS.
帰り道、なぜか間違って(!?)、いつものナイショのバーに立ち寄っちゃった... もう十分にびのむで飲んでたのに... 反省(^J^)

珍しく書籍の話です。

誰しも学校で習う本能寺の変明智光秀が謀反を興して主君である織田信長を倒した事件です。でもそれが単なる謀反ではないのかも!

僕はソフトウェア関連の会社を経営している関係上、週末にはソフトウェアの技術書や経営関連の本を読むことが多い。その合間に気晴らしにいろいろな本を読み漁る。この連休の気晴らしの書籍は歴史書。それも『本能寺の変』。

本能寺の変 明智憲三郎 明智光秀 織田信長歴史の世界は不思議です。信長にしても本能寺で倒れた後、子孫な根絶やしにされたはずなのに、それでも現代にスケートの織田信成選手という子孫がいます。明智光秀も同様、子孫な豊臣秀吉によって根絶やしにされたはずなのですが、どっこい子孫は生きてました!

明智憲三郎さん、現在52歳。光秀の子孫です。本能寺の変で謀反人扱いされてから、生き残った氏族は明智姓を明田姓に変えて生き延びていたそうです。明治に入ってから、家系図を基に明智姓への複姓を申請し認められたとのこと。

その明智憲三郎さんが謀反人という先祖の汚名を晴らすべく、永年に渡って調査した結果が今年3月、出版されました。『本能寺の変 四二七年目の真実』という書籍です(プレジデント社)。

この書籍によれば、織田信長徳川家康本能寺で暗殺する予定で、それを家来である明智光秀に指示していた。しかし、光秀は自分の私利私欲ではない”やむを得ないある理由”(詳細は書籍にて!)があって家康と手を結び、逆に信長を欺いて討つことにした。そして信長を討って家康の援軍を待っている間に、中国道から脱兎のごとく戻ってきた秀吉に討たれてしまった。家康は間に合わなかった。

信長暗殺は光秀にあらず 馬野秀行こんな仰天ストーリーを古文書の証拠を一つ一つ紹介しながら解いて行きます。息もつかせぬ書籍で、あっという間に300ページ近い長文を読み切ってしまいました。

もしかしたら来年くらいから歴史の教科書が書き換わるかもしれません。凄いことです...

という矢先から『信長暗殺は光秀にあらず』なんて書籍が6月末に出版されました。謎は深いです...

技術書で疲れた頭に心地よい刺激を受けました! さ、寝るか~

カリフォルニアはソノマのルシアンリヴァーに素敵なピノを造るワイナリー『ミューラー』がある。ロバート・ミューラーが夫婦で細やかに造るワイナリー。その昔、僕がワインバーに手を染めていた時にもカルトな存在だった。

そのミューラーを昨年の1月、福岡で大先輩経営者とモンターニュで久々に飲んだ。その後、その経営者の方から1本プレゼントされ、それから1年半、じっくりとセラーで寝かせてた。

ミューラー

2003年のミューラー、なんとアルコール度数が14.8%もある。通常のブルゴーニュのピノと比べると2%ほど度数が高い。それほど熟した糖度の高いブドウを使って凝縮された造りになってるってことを示してる。

よって、2003年物なれど、10年くらい寝かせて飲んでみようと思ってた。度数の高いカリフォルニアワインは長期熟成するとすごく深く達観した感じに昇華するものが多いからね。

でもね、待てませんでした... 今夜、何の記念日でもイベントでもなく、衝動的に開けちゃいました!

予想はしてたけど、まだまだものすごい果実の凝縮感と濃さがあり、強く深いワインでした。それでも1年半前に比べると舌触りはかなりベルベット調になってきた気がする。旨い!、という日本語がそのまま当てはまるワインです。

ミューラーちなみにエチケットにある「Emily's Cuvee」とは、ロバート・ミューラーの娘さんの名前らしい。娘の名を冠した渾身の力作です。こ
のワインの数年後が見たかったな~ 10年経過した後の昇華した姿を見てみたい!

飲み終ってから今、慌ててミューラーをネットで探したんだけどさ、もはや輸入権が切れてるのか、どこにも見当たらないなあ... 47歳にもなってもなかなか「泣かぬなら泣くまで待とう不如帰」の家康の心境になれない待てない僕です...

貴重なワインを衝動的に開けちゃいました。反省・・・ あ、昨日もだ(^J^)

今夜は珍しく自宅でボルドーワイン。それもわりとカルト(!?)的なワイン。開けたのは、サンテミリオンで400年近い歴史を誇る『シャトー・バレスタール・ラ・トネル』の1997年。昔に一度飲んでそれほど状態・印象が良くなく、そのままストックしてあった最後の1本。

シャトー・バレスタール・ラ・トネルこのシャトー・バレスタール・ラ・トネルは、15世紀のフランスの有名な詩人フランソワ・ヴィヨンの詩の一編の中で「バレスタールという名の“神の酒”を飲む」と謳われてたワインで、写真の通り、エチケットlにはその詩が引用されてる。

シャトー・バレスタール・ラ・トネルはかなり長熟らしく、今も楽天ショップを検索したら、何と1924年物が売っててビックリ!! でも今夜飲んでみた感じとしては、そこまでの長熟感はわからなかったな~

シャトー・バレスタール・ラ・トネル1997年と言えば今からもう12年。いい年月が過ぎてきた。抜栓し、デキャンタージュしてゆっくり飲んだけど、かなり枯れた感じになってきてる。複雑味はあって果実味もまだまだあるけど、ハーブ香がかなり遠くの森から漏れ伝わっているかのような漂い方。って、こんな日本語じゃ何かうまく伝わらないかな~ 一枚、ベールがかかったような感じ。でもそれがとっても上品な味わいを醸し出してる。

草木の下生え、トリュフのような香り、そしてどこか甘く誘うような香りもあり素敵なワイン。ただ、このワインが数十年も熟成するワインなのかはよく解らないな~ 今日の状態でも、ピークをちょっとだけ過ぎてるのかもしれないと思わせた感じ。もしかしたらここからさらに違う形で深くなるのかな~

ワインは1本1本姿形や状態が違うし、造られた年の状態にも大きく左右される。この1997年は最後の1本だったので、この先どういう風に熟成するのかを見ることは出来ないけど、その姿を想像しながら飲むのもワインの愉しみ。

毎度このブログでのワンパターンな話ですが、ヴィンテージ物のワインを飲むと、その年の事をいろいろと想い出す。皆さんの1997年はどんな年でしたか? 僕の1997年は、スカパーが開局して2年目で、1996年の開局から引き続いていろいろと面白いIT・ソフトウェア関連の仕事があり、超忙しかった想い出が真っ先に浮かびます。90年代初頭に一旦つぶしかけた会社が復活するきっかけをつかみ、そして何とか復活出来るのではという予感が芽生え始めた時期。

そんな時代のシャトー・バレスタール・ラ・トネルを飲んで一人まっとりする日曜日の夜です。

土曜日、久々にレストランの新規開拓で超大失敗! 僕は行き付けの店に5年、10年と通い詰めるタチなので、あまり新しい店には行かない。それでも年に数軒は開拓してるかな。美味しいものとワインには鼻は利く方なので、勝率は高い。今年はここまでポルトガル料理の『マヌエル』、洋風おでんとワインの店『びのむ』と、新規開拓は極上の2連勝!

鮎の炭火焼都心で仕事の打合わせをしていたので、前からチェックしていた虎ノ門のこの店に行ってみた。個室が数室だけの小さな炭火焼料理の店。テーブルの真ん中が掘り込まれていて、火鉢の灰が入ってる。そこに炭を置き、串に刺さった鮎などを焼く。雰囲気は最高!

ところが、店は最低! まず、予約の電話をした時に電話口の対応が超悪かったんだけど、そこがケチの付き始め。電話口の対応が悪くって行ってみたら対応がいい店なんて中々無いからね~

小さな小さな店なので、行ってみるとスタッフは料理人とこの女性の二人だけ。う~ん、前菜含め料理人の腕は悪くないんだけど、この女性の対応が最低!

鮎の炭火焼まず、雑誌の掲載ではシャトー・マルゴーを飲んでいてワイン充実って記事だったんだけど、ワインリストもないし、あるワインを並べてもらったけど、品揃えは悪い。

そして、たびたび炭を継ぎ足すんだけど、超ガサツで、炭を足すたびに灰が舞い上がる。鮎は明らかに半焼けのところで炭から出された。かじっては見るものの、明らかにまだ中が生焼け。自分でもう一度炭の脇に立てる。

コート・デュ・リュベロン ドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデル レ・ザルテムそして目の前で炭を興してるのでさ、個室内はかなり暑い。我々人間には天井からエアコンの冷気が落ちてきてそこそこは過ごせるんだけど、ワインには厳しい。ボトルを卓上に置いておくと、少し炭から離してもすぐにヌルくなってしまう。途中で仕方なくテーブルの下に置いた。それでもダメなので、白ワインを冷やすようなワインクーラーかそれがなければバケツに水でもいいので持ってくるよう伝えるも、返事はハイだったんだけど、結局帰るまで持って来なかった。

こんな最低の対応の店は久しぶりだな~ 特集してた雑誌に抗議のメールするぞ~~ で、ちなみに、数少ないチョイスの中から開けたワインは、南仏・ローヌ地方の南部、コート・デュ・リュベロンドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデルの『レ・ザルテム』。シラーとグルナッシュの組合わせと思う。このワインに罪は無く、写真の通り、シャトーもお洒落でコート・デュ・リュベロンの中ではトップドメーヌのよう。

ドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデルそんな素敵なワインでもこの劣悪な環境では飲み残すわなあ~ 最後に炊き立てご飯を出すという歌い文句なんだけど、もうお肉を炭火焼している時には出してきて、さっさと終えようとするさまがありあり。ふう~

いや~、ほんと最低な店でした。でも中傷になってもいけないので店名は書きません。虎ノ門の交差点近くの裏露地にある店です。一応「割烹」と付いてたけど割烹が聞いて泣くね。お料理は良かったんだけどね、料理人に伝えてあげたい。この女性を気の利いた人に取り替えるとお店は見違えるように良くなるはず。

どんな業種であろうと、結局は人が仕事する。どれだけ気の利いた活力のある人材を集められるか、これは業種を問わず経営者の最大の課題。久々の超大外れディナーの中でもそんな事を考えるのは、経営者生活が長い哀しい性なのかなあ...

アイラ ハイボール金曜日、遅い時間から取引先とミーティングがあった。7時からだったし相手は超ノンベーなので、確実に夜の部があると思ってた。ところがどっこい、今夜は夜の部がなかった。

ということで、遅い時間ではあるけど解放された僕は、久々にナイショのバーに潜り込んでディナー。

話し続けで超喉が渇いていたので、まずはハイボールで喉を潤す。アイラ系で1杯創ってもらったんだけど、まだ喉の渇きが癒えずもう1杯。今度は冷凍庫でキンキンに冷やしておいたオールド・クローで創ってもらった。アイラとバーボン、2種類のハイボールを味わいスタートアップ!

アスパラのグリル カラスミのパスタ 鶏のグリル今夜は健康食。グリーンアスパラのグリルにカラスミのパスタ、鶏のグリル。最後に生ハムの乗った。ありゃ、かなり食べたね~

そしてワインはニュージーランド・スパイヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン、ベリンジャーのジンファンデル、シャトー・スーヴェランのカベルネと、超美味しいラインアップをグラスで飲んだ。こんなワインがグラスで開いてるんだから凄い!

シメは桃のマティーニ。このナイショのバーは僕の隠れ家であり、そして楽園。ナイショのバーで1週間の疲れを癒す夜。素敵なハナキンな夜

スパイヴァレー ベリンジャー シャトー・スーヴェラン

アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン シャブリ・プルミエ・クリュ シュペトレーゼ ソーテルヌ木曜の夜、お世話になってる経営者とディナー。鴨のコンソメで煮るおでんとグランヴァンなワインの店「びのむ」にて。

ほんとここはワインが充実してる。シャンパンで乾杯したあと、まずは白を2種類出してもらって飲み比べ! 夏向きのロワールのソーヴィニヨン・ブラン『アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン』と『シャブリ・プルミエ・クリュ』。シャブリの造り手は写真じゃよく解らないな~ 「Daillons」と書いてるけど詳細不明。確か桃を使った前菜が出て、その時にこの2種類を供してくれたんだと思う。ハツラツとした果実味のワインと爽やかだけど旨味成分がギュっとしてるワイン。どちらも甲乙付け難い。

続いてドイツのシュペトレーゼが出たのにはビックリ! そしてフォアグラに合せて軽くソーテルヌ。何とも凄いよね! お料理1品ごとにグラスで素敵なワインが連発!! ワイン好きの客人も狂喜乱舞の喜びよう!

シャトー・シャス・スプリーン カミュ シャンベルタン・グラン・クリュ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエそしてボルドーはムーリス地区の銘酒『シャトー・シャス・スプリーン』を1杯はさみ、メインはカミュシャンベルタン・グラン・クリュ

これら、読むだけでも凄いワインの連発ってのが解るでしょ! 今夜のブログはさすがにノンベーブログになっちゃったな~(仲間うちでは僕のブログ、ノンベーブログって馬鹿にされてまして...)

シメにコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのマールを飲み、幸せな夜は更けました。かなり酔っぱらいました~~

あ、言っとくけど、さすがに経営者どうしで行ってるので、単にノンベーな夜じゃないですよ! ちゃんとお互いのビジネス協業についてとか、この景況下の乗り切り策とか、新しい技術についてとか、まじめに議論しました。ほんとだって!! ね、びのむの山川さん! 前回だってちゃんと経営者どおし、ここで酔っぱらったけどシビアな議論したもん!

あまりに世の中の景気が悪い。特に僕らソフトウェア業界はドシャブリ。”IT、IT”と持て囃された時代もあったけど、僕らは結局は金融や電機、自動車産業など、基幹産業を支える脇役。主役の人たちが風邪を引いたりインフルエンザに掛かってしまうと、我々はもろにその波をかぶる。僕の会社は金融機関や製造業にはあまり依存はしてないんだけど、それでも影響は大きい。大変な時代になったな~

イリス・ド・ガイヨンそんな大変な時期の乗り越えるためには、僕を支えてくれる参謀たちとしっかり議論をし、そして社員全員を巻き込んで総力戦で戦うことが重要。火曜の夜はそんな参謀の一人と久しぶりに二人きりで話し、そして飲んだ夜。作戦会議場は先週に引き続いて My Home Town ってな感じのアバスク! ここは肩を張らずに話せて飲めるので最高!

開けたワインはちょっと凄いです! 連れの参謀君がカベルネ系の渋味のあるしっかりしたワインが飲みたいというので、ソムリエの大山さんに選んでもらったのはポイヤックの『イリス・ド・ガイヨン』というワイン。初めて聞くワインだけど、後でネットでみたらこりゃ超凄い!

シャトー・ムートンのすぐ隣、ほんと1m脇で造られるワイン。年間わずか4,800本しか造ってない! しっかりしたボルドーらしいワインだけど、強さより優しさ、エレガントさの方が表に出てるワイン。ある意味、ポイヤックっぽくないかな。旨味成分がぎゅっと凝縮されていて、そしてスムーズ。素敵なワインです。詳細はこちらに詳しかったです。周囲を囲むシャトー・ラフィットなどの”ブランド物のワイナリー”との位置関係も航空写真で出てる。

フィーヌ・ド・ランブレイ ドメーヌ・デ・ランブレイそして、美味しいワインと食事を肴にちょっと小難しい話をした脳を最後にリラックスさせようと、軽く食後酒です。なんと、アバスクの店主、大山さんの奥様が独立してご自分でワインのインポーターを始めたそうです! その奥様直輸入のブルゴーニュのドメーヌ・デ・ランブレイが造るフィーヌ(ワインの醸造の残りから造ったブランデー)『フィーヌ・ド・ランブレイ』。

ボトル上部に「Coupe Gaston Gerard 2004」ってシールが付いてるところからすると、何かのアワードを受賞したんだと思う。「Gaston Gerard」とは、たぶんブルゴーニュの首都であるディジョン市の元・市長、ガストン・ジェラール氏に関係する何かの賞じゃないかと思うんだけど、詳細不明。芳醇な香りが立ち上り、幸福至極なフィーヌ。

上質なフィーヌは香水なんかよりよっぽど素敵な香りがする。自宅にロマネ・コンティのフィーヌがあるんだけど、深夜の寝酒に飲むと、朝、家族に飲んだことを気付かれる。フィーヌって幸せな飲み物だな~

さ、難しい話も終わり夜も更けた。今夜はこれでお開きお開き! 素晴らしい作戦会議場を供してくれたアバスクに感謝です!

レッドカー シラー ザ・ファイト マーク・エストリン2005年、ロバート・パーカーも認めるカリフォルニアの偉大なワイン醸造家、素晴らしいワイナリー「レッドカー」を主宰するマーク・エストリン氏がこの世を去った。

今夜はそのレッドカーのプレミアムワイン『シラー ザ・ファイト 2005』からエネルギーをもらった夜。まさに彼の最後の作品と推測されます(死去の月は不明)。

裏面には何やらエチケットに描かれたボクシングにまつわるストーリーが書かれている。「ラウンド3」と書かれており、何やら意味ありげ。

この『シラー ザ・ファイト』、残念ながらあまりにカルトなワインで詳細は不明。でもネットで見る限り2003年がファーストヴィンテージかも知れず、だとすると、3回目の醸造トライということで「ラウンド3」なのかなあ...

ものすごく濃くってしっかりとした芯の強いシラーです。時間とともに滑らかさも出てきてシルキーな感じになってきた。濃いけど薄っぺらじゃない、無骨だけど品格のある、何とも例えようのないワイン。

自らの命と引き換えに、病を押して執念で造るこのワインに背中を押され、僕もまた明日から頑張ろう~っと!

『シラー ザ・ファイト』にエネルギーとファイトをもらった夜です!

ルイ・ジャド ドメーヌ・クレール・ダユ ロゼ・ド・マルサネ土曜の夜は疲れ果てた心と体を休める意味もあり、そして日中が超暑かったこともあり、ブルゴーニュのロゼな夜にした! すっかりロゼな季節になりました(^J^)

これからの暑い季節、すっきりとしたロゼっていいよね! 開けたのは名門ルイ・ジャドの『ドメーヌ・クレール・ダユ ロゼ・ド・マルサネ 2006』。ピノ・ノワール 100%のロゼ。

合わせたのはサーモンの刺し身にボンゴレ・ビアンコ。脂が乗ったサーモンに最高の組合わせ。

あ~、すっきりした。さ、食後酒は何にしようかな~~
(答えはボンド・マティーニでした...)

金曜の夜はベンチャー企業の経営経験者とディープに語った夜。場所は火曜の夜があまりに素晴らしかったので、再び洋風おでんとワインの店『びのむ』。

アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン ジャン・グリヴォ クロ・ド・ヴージョまずはシャンパンでお互いのここからの挑戦に乾杯! 続いて前菜には前回同様、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン、『アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン 2006』。ほんと、初夏を感じるワイン。今日もまた鱧が素晴らしい! そしてこの夏の初物、松茸も出てきた!

メインのワインはブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネの名門ジャン・グリヴォの『クロ・ド・ヴージョCLOS DE VOUGEOT) 2001』。僕はこのジャン・グリヴォのワインは大好きで、自宅には1999年のヴォーヌ・ロマネが数本ストックしてある。

う~ん、これは最高のワイン。ピノらしは酸味と果実味、優しさはもちろんこと、この地らしい骨太い深みが素晴らしい。さすが特級畑のクロ・ド・ヴージョだけのことはある。

最初の1杯はデキャンタージュせずにそのまま味わい、以降はデキャンタージュして飲んだ。華やいだ香りが席の回りに立ち上がる。

ポート途中、フォアグラが出たので前回同様、ポートで決める! 食後酒はコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのマール。これまた華やいだ香りが素敵なマール。

こんな素敵なお料理とワインには申し訳ない感じだけど、会話はディープ。僕の会社は元々は腕っぷしの強い荒くれ者、猛獣のような者など、ドベンチャーな感じのメンバーで立ち上がってきた。でも2004年の上場後は、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、普通のサラリーマン、つまりは職業軍人とでも言うか、仕事としてソフトウェアの職種に付いているという人が増えてきてる。

確かにこのところ、社外から当社を見てるいろいろな人から「もはや、あなたの会社はベンチャーじゃない!」って言われることが多い。今夜もそう。

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ マールう~ん、確かにそんなんだよね~ まあ猛獣とサラリーマンとどっちが良い悪いじゃないし、どちらにもそれぞれ良いとこ、悪いとこがあるんだけど、でも僕ら弱小ベンチャー企業は日々大手企業と戦ってる。その戦いを勝ち抜くには、やっぱりベンチャーマインドがないとキツいんだよね... 勝ち抜き生き抜く執念、そしてビジネスを創ることのテンポ感。それらがベンチャーマインド組と職業軍人たるサラリーマンとではかんなり温度差があるのは事実。難しいなあ...

そんなディープな議論をしながら素敵な料理とワインを味わう夜。

一流のビジネスマンは食事やワインの楽しみ方も超一流。今夜の客人もまさにその通りで、料理をじっくり味わい、素材を楽しみ、ワインを楽しみ、そして確信を突いた議論をする。素晴らしいね!

素敵なレストラン『びのむ』という舞台に乗り、素敵な客人を迎え食事とワインと会話を楽しんだ夜。そしていろいろこの先の事を考えた夜。素敵な夜です。

木曜の夜は人と人の縁を感じるディナー。場所は大好きなアバスク

僕が会社を創業したのが1988年。もう21年も前。創業直後、一人の若者が飛び込み営業のような感じで飛び込んできた。今や日本最大のベンチャーキャピタルとして東証一部に君臨する会社の新人。

その頃、僕は会社を創業から数年で上場させようと頑張ってた。彼とはいろいろな議論もし、事業について語り合った。そしてなぜか彼の結婚式にも出たんだよね~

ジャクソン JACQUESSONしかしその後、僕は90年バブル崩壊で会社が頓挫し一人になり、彼は米国へ転勤となった。それから彼は、元々ベンチャースピリット旺盛な人だったんだけど、会社を飛び出し、米国で会社を起業した。それに一区切りを付けて2000年代の初頭に日本へ戻ってくると、今後は日本で会社を創業した。凄いファイターです!

そんな彼と超久しぶりの再会。縁をつないでくれたのはまったく予期もしなかった人。たまたまた仕事で接点のある方と飲んでたら、その方が10数年前に米国勤務だった頃、アメリカで企業していたその若者と知り合ったそうだ。先日飲んだ際にそんな話になってビックリ! そんなところから盛り上がって皆で集まろう!、となった。

縁をつなぐ乾杯には、ナポレオンから大いなる寵愛を受け結婚式でも振舞われたという由緒あるシャンパン『ジャクソンJACQUESSON)』。軽やかな酸が爽やかで夏向きの逸品。

ちなみにエチケット上部の「キュヴェ 733」という商品名は、ジャクソン社創業100周年だった1898年のキュヴェを「キュヴェ 1」として以降、今日に至るまで継承されてきたキュヴェ番号の733番目という意味でそうです。

フロントン FRONTONワイン好きが久々に集まってお互いのこの15年を語るので、話は尽きず、ワインも尽きずという感じ。せっかくフランスとスペインの国境沿いの地域、バスク地方の料理のレストランに来たので、ワインもバスクのピレネー山脈近郊やボルドーより南の南西地方など、普段皆さんが飲んだことのないようなワインにしようとソムリエと相談した。

1本目は南西地方の『フロントンFRONTON)』。ネグレットという地場のブドウから造られるこのワイン、僕も初めて飲む。シラーやテンプラニーリョなど、南仏やスペインのワインに近い感じ。太陽の恵みをたっぷり受けてるって感じの明るく翳りのない優しい感じの素敵なワイン。

シャトー・モンテュスそしてもう1本、こちらは本当にピレネー山脈に近いマディラン地区の『シャトー・モンテュス』。果実の凝縮感が強いしっかりとしたワイン。イタリアの陰干ししたブドウから造るアマローネなんかにちょっと近いニュアンスがある。

素敵なシャンパンとワインを飲みながら、それぞれの15年を語った夜。人生は何があるか解らない。そして人生、どんな縁がどこでつながるか解らない。人と人の縁は不思議です。

そんなことを想う夜。そして、そういう想いをつなぐワインって飲み物はさ、こりゃ凄いね! 素敵な夜です。

火曜の夜は西麻布の店。新規開拓した洋風おでんとワインの店『びのむ』。

稚鮎 フォアグラ トマト グリンピースとコーンのご飯洋風の前菜が続き、メインは鴨のコンソメに浸した洋風なおでん。これは何ともレアな体験! シェフはフレンチ系が長いらしい。

まずは前菜が凄い。稚鮎の塩焼き、洋風のソースで食べる鱧、フォアグラといちじく、などなど。聞くだけで凄いでしょ! 鱧はこの夏、初物! 夏の風物詩だけに嬉しいな~ おでんは丸ごと湯がいたトマトにヤングコーンとかも出た。とっても爽やかで初夏の香りと彩り! 鴨のコンソメのスープが最高!

アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン ミッシェル・ニーロン シャサーニュ・モンラッシェそして、何ともワインが凄い! ここはグラスでもいろいろ開けてくれるそうで、ワインリストに気になるものが多数あったんだけど、今日は取り合えずグラスでいろいろ飲んでみることにした。

最初は夏向きのロワールのソーヴィニヨン・ブラン、『アンリ・ブルジョワ サンセール・ダンタン 2006』。青リンゴのような爽快なワイン。ミネラル感がタップリとしていて素晴らしい。

稚鮎にはミッシェル・ニーロンシャサーニュ・モンラッシェ。まっとりとした艶のあるワイン。このクラスのワインをグラスで提供してるとは、びのむ、恐るべし!

 

ドメーヌ・アルロー シャンベルタン ポートそして甘美なフォアグラには1杯、ポートをもらった。20年物のこれまた素晴らしいポートです。フォアグラとピッタリ! その他、ドメーヌ・アルローのシャンベルタンやオーストリアの珍しいリースリングなどを楽しんだ。ドメーヌ・アルローは2代目の若者が頑張ってることで話題のドメーヌ。飲むのは初めて。

あ、あとシャトー・グリュオー・ラローズも飲んだっけ! こんなグランヴァンもグラスで出てくるなんて、有り得ないくらい凄い!

シャトー・グリュオー・ラローズ ニグル リースリングいや~、何とも凄いワインの連発でマイッタ! お、気付けば何杯飲んだ!? え~と、サンセール・ダンタンにモンラッシェ、アルローのシャンベルタンにポート、グリュオー・ラローズそしてオーストリアのリースリング『ニグル』と、何と計6杯ですか~~

すっかり気分良く酔った最後のシメは、これまた素敵な逸品。グリーンピースにコーンも混ぜたご飯。香ばしく食感も涼しげ。最初そのまま食し、途中からおでん用の鴨のコンソメスープをかけていただいた。これまた最高!

びのむ』という素晴らしいお店に出会った夜です。ひとときの幸せに乾杯!

大山恭子 金益研ニ 田辺義博月曜日、ある上場企業の社長のご自宅に招かれた。そうそうたる社長さん方が6名。そして著名なベテランオペラ歌手・岡村喬生さんと医学部教授が1名。それぞれ奥方様を連れてきてる。ホスト側の社長ご夫妻を含め、これだけで16名。みな60代以上。この邸宅の主に僕はたいそう可愛がっていただいており、昨年末のこれら錚々たるメンバーの忘年会にも呼んでいただいた。

このお宅は青山のド真ん中にある地上3階、地下1階の大邸宅。エレベータで地下に降りるとワインのセラールームがある! こりゃ凄い! リビングに大きなグランドピアノがあり、40名くらいは座ってコンサートが出来るような広さ。今夜はバイオリニストの大山恭子さんが登場し、ミニリサイタル。大山さんはアルゼンチンタンゴで有名。ピアノの金益研ニさん、タンゴには欠かせないバンドネオンの演奏は田辺義博さんというトリオでの演奏。

ミュージシャン3名を加え、これで19名。そして僕を入れ、合計20名の大宴会。

大山恭 金益研ニ 田辺義博僕は最年少ゆえ、超忙しく働いた(働かされた?)。まずは大山さんの演奏に先立つシャンパンの用意。トリオの皆さんが前に並んだタイミングで、いかにも年代物といった感じのドンペリが2本出てきた。見た瞬間、嫌~な予感がした。さっさと開けてグラス20杯に注ぐようご指示いただくも、この年代物のドンペリ、キャップシールがかなりドロッと粘着していて剥がすことにまずは大苦戦。最初はソムリエナイフもなく、やむなく指で少しずつ剥がしていたんだけど、ラチがあかず、家主にソムリエナイフをご用意いただいた。それでも剥がすのは一苦労。僕はアメリカのワインの資格はあるものの、実務経験があるわけじゃないので、もう超プレッシャー。汗がダラダラ...

ドメーヌ・ルフレーヴ ハンガリー ロバート・クレイグ続いて、ようやくキャップシールも剥がれ、コルクも音も立てずに静かに抜き取ったんだけど、バイオリニストがバイオリンを構えたままの状態で20杯にシャンパンを注ぐのは超大変。泡が立つから、そんなに簡単に20杯は注ぎ切れない。少し泡を静めてから再度静かに注ぎ足す。早く早くとの諸先輩方の声に泣きそうになりながら、ともかく何とか20杯を供給した。ふう~

その後、ドメーヌ・ルフレーヴピュリニー・モンラッシェ、超珍しいハンガリーのピノ・ノワール、ナパのカルトなワインで僕も大好きでストックしている「ロバート・クレイグ」などを開けた。

家主の社長がブルゴーニュ、ピノ系が大好きで有名どころはみなストックされてるので、僕はあえてブルゴーニュではなく、大好きなカルトなカリフォルニアワイン、キスラーのピノ・ノワールを持ち込んだ。最後にこれを開けたんだけど、う~ん、最高! このキスラーは限られた方だけに配りました!

素晴らしいパーティーだったけど、でも振る舞う側は辛かったな~ ワイングラスも人数分くらいしかない。最初は1つのグラスに次のワインもどんどん注いでもらってたんだけど、ハンガリーのピノが思いのほか酸が強く、そのままロバート・クレイグのカベルネ・ソーヴィニヨンを注いだらピノの酸が残ってかなり変な味わいになっってクレーム続出のため、そこからは急遽、空いたワイングラスは洗うことになった。もちろん洗い手は僕一人です(^J^)

洗ってる間にワインの要請があり、ワインを注ごうとするとグラス交換の声があり、ほんと、戦場って感じだった。そしてもちろん、皆様が帰られた後、お片付けも担当させていただきました(^J^)

今夜は大変だったけど、いろいろ人生の先輩方とお知り合いになれ、有意義なひとときでした。

(でも、次回は絶対に会社からスタッフを連れてくぞ~~~)

デュペレ・バレラ シャトー・ヌフ・デュ・パプ
今夜は南仏のオシドリ夫婦、ローラン・バレラエマニュエル・デュペレが造るデュペレ・バレラ樹齢100年超の古樹から造る2003年のシャトーヌフ・デュ・パプを開けた。

このブログでも何度も出てきてるデュペレ・バレラは、電気も農薬も使わない本当の自然派で、彗星のごとく登場してきた若きワインの改革派。僕はデュペレ・バレラのワインが大好きで、このほか、電力を一切使わず重力の力でブドウを絞ったという『ノワット』、ムールヴェードル主体の『バンドール・インディア』などなど、このワイナリーのワインにはとってもハマってる。

でもワインは生き物。今夜、最初に開けたデュペレ・バレラシャトーヌフ・デュ・パプは、抜栓した瞬間から嫌~な酸の香りがしてヤバいと思った。案の定、明らかなブショネ。コルクについたカビからくる腐敗臭。う~ん、前回は完璧だったのに...

ロット不良だと嫌なので、残り1本のデュペレ・バレラシャトーヌフ・デュ・パプを開けてみた。こちらは状態は悪くない。南仏らしい干しブドウ的な味わいもたっぷりとしていて美味しい。でも1年前に飲んだほどの感動がないのはこちらの体調かなあ... 

ハートノート HeartNote
2003年は僕の第3の青春の末期。会社が急に大きくなってそろそろ自由が利きにくくなってきた頃。僕の趣味のジャズレーベル「ハートノート(HeartNote)」が渾身の力作を4つ連発したのもこの年。

そして嬉しいことに、我がレーベルを手伝ってくれたベテランプレイヤーたちが売れっ子ジャズバイオリニスト・寺井尚子さんのメンバーに選ばれたのもこの年。ピアノの北島直樹、ギターの細野義彦、ベースの成重幸紀。僕の大好きなこの3人が我がハートノートを経由して表舞台に立つことになった。これだけでもハートノートの存在意義はあったと思ってる。今夜はそんな2003年の寺井尚子さんの『アンセム / Anthem』 を聴きながらこのワインを飲んだ。

寺井尚子 アンセム Anthem
そんな2003年を想い出しながら味わうデュペレ・バレラの2003年のシャトーヌフ・デュ・パプ。ワインって、そのワインができた年が紐付いてるから、その年を想い出しながら飲むことができる。それが他のお酒と圧倒的に違う。幸せなお酒です。

僕の3回の青春僕には青春が3回あった。これって、人より恵まれてるかもね~

高校2年でプロのミュージシャンとなり21歳まで続けたミュージシャン時代が第1期。1979年~1983年くらいまでかな。

続いて、25歳で会社を興した後、アルペンスキー(大回転)の草レースにハマって年間50日以上も雪の上を駆け回っていたあの頃が第2期(1988年~1990年)。

そして会社を再起して社員数名の身軽な状態だったからアフターファイブに好きなことができ、ジャズレーベルハートノート(HeartNote)を立ち上げたりワインバー『cure』を手伝ったりしていた2001年~2003年が第3期。もう1回くらい青春って来るのかな...

ホワイトホール・レーン土曜の夜はそんな第3の青春時代の想い出のワイン『ホワイトホール・レーン 1999』を開けた。入手時期ははっきりは覚えてないけど、たぶん2000年代前半。このホワイトホール・レーンは小さなブティック・ワイナリー。2002年に自分たちのワインバーをたたんだ後、そのワインバーで置いてたワインを少しずつ集めた。たぶんその頃の遺物だと思う。1本だけセラーに入ってた。

10年を経たホワイトホール・レーン、これは何とも崇高な香りと重みがあり素敵なワインです。ボルドーのようなハーブ香、森の草木の下生え、土の香りなどがして素晴らしい。時間とともに重みを増した。

そしてこのワイン、どこかピーマンみたいな感じの青い香りがする。この青さは不思議だな~ 僕の今夜の気分を反映したのか...

ジェイク・セレクション・フロム・アヴァンティ

BGMは懐かしいジェイク・セレクション・フロム・アヴァンティ。FM東京の有名な番組「Suntory Saturday Wating Bar "AVANTI" 」からのCD。この番組からはCDのほか、カクテル本が2冊出版されたりしてる。バー・アヴァンティでのお洒落な会話と素敵な音楽をちりばめた番組。このCDはその中で流れる音楽のコンピュレーション。

第2の青春の後、90年代は僕の暗黒期。それを脱するまでの間、ちょうど第2の青春が終って第3の青春を迎えるまでの間の時期、このCDをよく聞いてた。頑張ってるといつかは闇は抜ける! 明けない夜はない! このCDを聴くとそんな事を想う。

今夜はそんな想い入れのあるCDを聴きながら、今やもう輸入されていない貴重な貴重なホワイトホール・レーンを飲んじゃった! 小さなブティック・ワイナリーだから日本への割当ては中々難しいのかな~

素敵なCDと懐かしいワインで自分の”第3の青春時代”を想い出した夜です。

あと3年で50歳。そこから第4回目の青春をしたいな~ ジャズレーベルとワインバーを何としても復活させたい。そのためにもまずは仕事を頑張ろ~うっと!

トルブレック シャトー・タヤック ドメーヌ・グラムノン コート・デュ・ローヌ シエラ・ドュ・シュッド今週は水曜の夜を除き、毎晩オヤジたち(!?)と日本酒&焼酎ナイトでした(^J^) 日中の仕事も忙しかったし、さすがに疲れた~~

でも帰りの方向がいっしょの僕の名参謀と週に二晩も五反田のワインバー『エシェゾー』に寄っちゃった~

いや、行きたいわけじゃなく、たまたま帰り道にエシェゾーがあるからなんだけどね!?!? 接待とかの後に彼とワイン片手にエシェゾーでじっくりとビジネスを語る夜はとっても貴重な夜です。

飲んだのはオーストラリアのトルブレックのシラーズ、ボルドーのシャトー・タヤック、そして何と言っても凄いのは、南仏ローヌの銘酒、ドメーヌ・グラムノンの『コート・デュ・ローヌ シエラ・ドュ・シュッド』。これは旨かった~ 2008年なので醸造後まだ1年半くらいなのにこの深みはなぜ・・・ こんなワインをグラスで出してるんだけら、ほんとこりゃ凄いワインバーです。特に最近、グラスワインが充実してきたな~

でも繰り返すけど、帰り道に”たまたま”このエシェゾーが存在してるだけで、僕が積極的に立ち寄りたいわけじゃないのです(^J^)

店が僕を吸引する... この立地条件がマズい...

アンドリュー・リッチ水曜日はあるプロジェクトのネクストチャレンジに向けた夜。2年続いた地道な活動をいかにこの先に続けていくか、これを期した夜。

レアなワインと極上の鮨でこの夜を乾杯した。オレゴンで南仏・ローヌ品種のワインを造ってるアンドリュー・リッチのシラー。

ニューヨークで雑誌編集者をしていたアンドリュー・リッチ氏が南仏のワインに魅せられて立ち上げたワイナリー。彼は自身の畑は持たず、ワイナリーと言えるものもなく、オレゴンのカールトン市にあるカールトン・ワインメーカーズ・スタジオというところで醸造してるらしい。たぶんそこは小さなワイン醸造家のためのインキュベーション施設。このスタジオで醸造したっていう聞いたことのないワイナリーがいろいろある。まさに僕らのようなベンチャー・ワイナリー。

アンドリュー・リッチこのアンドリュー・リッチのシラー、とっても奥の深い、それでいて柔らかくもインパクトのあるワイン。アートな世界を連想させるワイン。素敵なシラーです。

アンドリュー・リッチ氏のベンチャー的な挑戦を深く味わいながら、僕らのプロジェクトの将来を期した夜です。

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