2009年4月 Archives

シーウィンド僕が遠い昔、高校2年生でミュージシャンになった頃、2つの伝説的な憧れのグループがあった。1つはTOTO(トト)、もう1つがシーウィンドTOTOがロックテイストなサウンドに対し、シーウィンドは3管(サックス、トランペット、トロンボーン)によるブラスが加わったジャージーなサウンドが特徴。それぞれ日本のミュージシャンがこぞってニューヨーク録音とかやってた時にバックを務めてた。

その頃、僕は自身で演奏するほか、アレンジャーをしてたんだけど、なんとまあTOTO風にとかシーウィンド風にという発注が多かったことか.... だったらシーウィンドに頼めよ~~とか思いながら仕事してた。

シーウィンドそんなシーウィンド、1980年に解散しちゃったんだけど、この2009年、29年ぶりの再結成アルバムを発表した。予約してたCDが今日、届いた。ジャケットの裏面が泣かせる! 1979年のメンバー写真の横に、まったく同じメンバーに同じ格好をさせた今の写真がある。深いな~ 僕はLP盤もCDも、彼らのアルバムを全て持ってる。

チュチュ TuTu ピノ・グリージョ底抜けに、そして爽やかに明るくパンチの効いたホーンアンサンブルが駆け抜ける。そんなシーウィンドのサウンドに合わせるワインは、カリフォルニアのチュチュTuTu)のピノ・グリージョ。

ピノ・グリージョは本来、北イタリアのブドウ。最近ではオレゴンを中心に北米での栽培が流行ってる。今夜のチュチュ、ハッサクや夏蜜柑などの柑橘系の香りやちょっとトロピカルなフレーバーもあってとても美味しい。最初冷やし過ぎたけれど、少し白ワインにしては温度は高めでもいいかも。温度が上がった方がアロマがたっぷりと出てきて香しい。

懐かしいシーウィンドの爽やかな音楽をバックに飲む爽やかなアロマのチュチュ。素敵な組合わせ。

ちなみにチュチュとは、エチケットの絵のごとく、バレー用の短いスカートのこと。これがワイナリー名になってる。不思議だな~

土曜日はヘビーだった~ 福岡を朝早く立ち、仙台に向かう。夜は仙台から東京に戻った。1日で移動する距離じゃないよね~

トリロヒア
そんな夜、久々にナイショのバー No.2に立ち寄った。鶏の水炊き風のスープを軽くすすり、シメは牛タン。それに合わせるワインは、初めて見掛けるスペインのワイン『トリロヒア』。

輸入元のコメントを見るとトリロヒアとは三位一体を意味するらしく、3種類のブドウを使いバランス良く造った、ということを表わしているらしい。エチケットの表記からすると、テンプラニーリョ、シラー、メルローのメリタージュなのかな。

味は何とも微妙。もちろん美味しいんだけど、どこどこ風とか、ブドウの種類はこれとか、何とも特定のしようのない骨格の解らないワイン。

う~ん、これは珍しいワインだね~ 3種類のまったく個性の違うブドウを混ぜ合わせ、どれか1つだけが突出することのないように造ったんだろうね。

あえて言うと、この3種類とは違うグルナッシュ(スペインではガルナッチャ)を主体にした南仏・ローヌ地方のワインのようなイメージかな。

トリロヒア
『3』という文字が大きく描かれたエチケット、3種類のブドウを列記したところなど、三位一体にこだわったワインなんだろうね。

世界にはいろいろなワインがある。こういう発見があるのもワインを飲む楽しみ。

福岡~仙台~東京と強行軍で移動して疲れ果てた心身を素敵なワインで癒す夜。

シャトー・ラフィット金曜日の夜は福岡だった。大先輩経営者に連れられワインバーへ! このワインバーは、なんと1870年のシャトー・ラフィットの3Lのジェロボアム・ボトルを持っていて、30人を超えるワイン気狂いの方々が1年以上もお金を積み立てていて、抜栓する日をいつかいつかと心待ちにしていた。そしてついに先週、開けたそうです。

僕はお酢になってるんじゃないかと心配してたんだけど、結果は超美味しかったそうです。そのボトルがまだ残されていたので、記念に撮影させていただきました! 見るだけでも深い感じがするな~

シャトー・ベルティノウ・サン-ヴァンサン ミッシェル・ロランそれを眺めながら飲むのはラランド・ポムロールの『シャトー・ベルティノウ・サン-ヴァンサン』。後でネットで見てみたら、なんとあの高名なワインコンサルタント/醸造家ミッシェル・ロランの作品らしい。

シャトー・ベルティノウ・サン-ヴァンサンという名前は、畑の地名「ベルティノウ」と葡萄の守り神「サン-ヴァンサン」の名前の組み合わせ。しっかりとした骨格を持つワイン。ボルドー右岸地区らしく、メルローらしい優しさがあり、そして樽でじっくり熟成したであろうハーブ香も豊かでとても美味しい。

ちなみにミッシェル・ロランと言えば、著名なコンサルタントが交代で毎年ワインを造る『ワインメーカーズ・コレクション』というのがあり、その初年度、彼が担当したのを飲んだ。次年度以降のも飲んでみたいけど、中々手に入らないし、ちょっと値段が高いのがねえ~

139年前のワインを眺めながらミシェル・ローランの造る素敵なワインを飲む夜。幸せだな~~

PS.
サン-ヴァンサンは葡萄の守り神。『サン-ヴァンサンを祝う日(1/22) に晴れるとその年の葡萄は豊作だ』と言い伝えられてるらしい。

デリールセラーズ シャルール・エステート
木曜日、ある経営者の方とワインを飲んだ。ニューヨーク赴任中にザガット掲載100店中の70店を巡ったというくらいのグルメな方。お互いのビジネスの協業を期してシャンパンで乾杯をしようと思ったら、その方はいきなり最初から赤ワインがいいと! それもしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニヨンがいいとのこと。これはビックリ! 前菜からしっかりとしたカベルネ系とはね~ この感じだと、今日は2本開けるってことかな....

昔は一人で1本は飲んでた。でも歳をとったせいか、今はちょっとそれは疲れるかな~

今夜のように二人で飲む場合、シャンパンやロゼで乾杯し、1杯白ワインをグラスでもらい、そして赤ワインを二人で1本飲むくらいがちょうどいい。そして最後に何か軽く食後酒を飲むのもいいな~ でもその程度。今夜の勢いはワインを丸々2本飲み、そしてそのまま食後酒にも突入するって感じがプンプンする。客人は僕よりも年上なのに凄いな~~

ダリオッシュ
ボルドー、それもポイヤック好きとのことなので、そのままボルドー物を開けても面白くないので、今週連日飲んでるんだけど、「ワシントン州のラフィット・ロートシルト!」とロバート・パーカーが高く評価するデリール・セラーズシャルール・エステートを開けた。客人はいたくご満足の様子。よかった~!

続いて、さらに深いものとのご依頼なので、とっておきのワイン、ナパで造るペルシャの怪人、ダリオッシュを開けた。深く、重く、森の奥底に沈み込むようなワイン。

深いワインを2本飲み、お互いの人生や仕事のバックグラウンドを語り合夜う。ワインは人と人の距離を縮めるな~

これから何やら今夜の客人とのビジネスが広がりそうな、そんな予感がする素敵な夜。

今週は月~火とニューヨークから客人があった。火曜の夜はウェルカムディナー。場所はグランドハイアットの鮨『六禄』。ここはワインの品揃えが素晴らしい。特に米国系ホテルだけに北米のワインが充実している。

ボー・フレール デリール・セラーズ シャルール・エステートヴーヴクリコのロゼのシャンパンでプロジェクトの成功を期して乾杯し、続いてオレゴンの銘酒『ボー・フレール』を開けた。ボー・フレールロバート・パーカーの義弟がやってるワイナリー。ピノ・ノワールに特化してる。

2006年とまだ若いけれど、十分な果実のふくらみがあり、華やか、かつ口の中でギュッとくる、とてもしっかりとしたピノ。色がとてもきれい。香りにも艶がある。

続いて前夜に続き、ワシントンの銘酒『デリール・セラーズ』のシャルール・エステートを開けた。前夜のシャルール・エステートは2005年だったけど、今夜は2004年。しっかりとした深みのあるボルドースタイルのワイン。ハーブ香、森林浴的な深い香りが醤油と微妙な組合わせとなり食欲を誘う。

いま米国では鮨は健康食として持て囃されており、とってもブーム。国境を超え、ワインと鮨でスキンコンタクトをする夜。

外国の方とワインを飲むと、とってもお互いの距離が近くなった気持ちになる。何でかな~ 日本のお客様と飲むワインとちょっと違うんだよね~

ナパにロキオリというスーパーカルトなワインがある。ワイナリーのメーリングリストに登録して数年待たないと買えないと言われるワイン。でもたまに日本では出回っているらしく、ニューヨーカーの彼はどっかで手に入らないのかとしきりにネダる。

そんなたわいのない話をしながら、合間にリアルビジネスの折衝もする。ワインがあるから会話もはずみ、とっても和やかな折衝(^J^) そしてすべての話はまとまった!

ニューヨーカーと鮨とワインと僕、何かとってもいい感じ!

月曜日、僕の会社の新規事業企画をしてるチームのメンバーとキックオフのワイン! いま流行の携帯、アップルの iPhone などを活用した新しい事業の創出にチャレンジしてる。遅い時間だったけど、グレープチョイスに集合!

ハンギング・ロック ドメーヌ・セリーヌ エヴァンスタッド・リザーヴ デリール・セラーズ シャルール・エステート今夜のメンバーは僕の片腕の男、天才肌で超粗削りな宇宙人のような若者、そして最近僕を支えてくれてるベンチャー企業の経営経験のあるパワフルで素敵な女性、そして僕の4人。新しいビジネスに挑戦する決意表明の夜なので、ゲンを担いで(!?)ワインも新世界で成功をしたワインを選んだ。

日中かなり暑かったので、シャンパンで乾杯した後、まずはすっきりと白ワイン。オーストラリアのハンギング・ロックのソーヴィニヨン・ブラン。爽やかな風が吹き抜けるトロピカルなテイスト。

続いて、暖かさ、優しさに包まれたワイン、オレゴンのドメーヌ・セリーヌのトップキュベ、エヴァンスタッド・リザーヴを開けた。ヴォーヌ・ロマネのような凝縮感が高く、まさに美しいという形容詞が一番ぴったりくる素敵なピノ・ノワール。ロマネ・コンティに対抗するワインなどとも言われる素晴らしいワイン。

最後にロバート・パーカーをして「ワシントン州のラフィット・ロートシルト!」と言わしめるワシントンの銘酒『デリール・セラーズ』のシャルール・エステート

素晴らしい新世界の最高のワイン3連発で新しい事業の成功を期す夜。

今夜は最高!

デリア・ヴィアデア僕の愛するカリフォルニアワイン『ヴィアデア』。アルゼンチン出身の美女、デリア・ヴィアデアさんが造る至高のワイン。そのヴィアデアの中にセカンド・ブランド『ディアDARE)』というのがある。テンプラニーリョとカベルネ・フランの2種類をリリースしてるんだけど、かなり少量生産なので日本入っているのはごく僅か。

我が家の在庫は2003年のテンプラニーリョが1本、カベルネ・フランが2本。とっても貴重! 今夜、夕飯がパエリアだったのでスペインのワインを飲みたかったんだけど、あいにくストックが1本もない。やっぱりパエリアにはスペインの地ブドウ・テンプラニーリョでしょ! それかガルナッチャ(南仏ではグルナッシュ)なら南仏物がいくつかあったのでどうしようか迷ったんだけどね。う~ん...

で、意を決してヴィアデアディアDARE)のテンプラニーリョの最後の1本を開けることにした。2年くらい前に飲んだのが最後。その後、追加で入手が出来ず、中々開けられずにいた。

ヴィアデア ディア DARE前に飲んだ際は、まだ若かったせいもあるのか、かなり濃厚でカリフォルニア的なバニラフレーバーもあり、スパニッシュらしさがやや弱かったように記憶するんだけど、いや~~、今夜のディアのテンプラニーリョは素晴らしかった!! 参りました!

2003年物なので、ちょうど5年半くらいの熟成。これが実にいい熟成をしてる。どこにもストレスや角のないとってもシルキーなワイン。味わいはまさにスパニッシュ。テンプラニーリョさしさ満点でパエリアには最適! ブライドテイスティングならスペインと答えてしまいそう。スペイン本場の銘醸地、リベラ・デロ・デュエロのテンプラニーリョのクローンをナパで栽培してるそうです。

いや~、やっぱりヴィアデアは素晴らしい! 僕はヴィアデアだけでいろいろと40本近くストックしてるんだけど、ベリンジャーパルメイヤールビコンコッポラ)、ドミナスと並ぶ最愛のワイン。

素晴らしいけど、あ~、最後のディアのテンプラニーリョを飲んじゃったな~ また探さないと。カベルネ・フランも手元のリスト上では残り2本なんだけど、450本が4台のセラーにぐちゃぐちゃに入ってる中、1本しか見当たらず、中々これも開けられない。在庫管理は超いい加減なので実は残り1本なのかも...

ヴィアデア、最高!!

レイ・ルイス・フェリペPS. パエリアを食べ、テンプラニーリョを飲んだってことで、食後もスペイン! スペインはシェリーの産地、ヘレスのブランデー『レイ・ルイス・フェリペ』を飲んだ。ルンルン♪

土曜の夜はシンプルにハムとチーズとフランスパンにワイン。

こんなシンプルな夜にはスーパーなピノ・ノワールがいい。開けたのはカリフォルニアの地でロマネ・コンティを超えたとか騒がれてるカレラ。僕はカレラが大好きで、ある時期、かなりまとめ買いした。まだマスコミで騒がれて高価になる前のこと。

カレラ ミルズ・ヴィンヤード今夜のカレラは『カレラ ミルズ・ヴィンヤード 1998』。カレラのワインにはそれぞれこのワイナリーに貢献した方々の名前が付いている。トップキュベはオーナー自身の名前「ジェンセン」。その他、ミルズリードセレックライアンというのがある。それぞれジェンセン氏のビジネス・パートナーの方々の人名。

11年が経ったこのワイン、とてもきれいで艶もあり、まだまだ長期熟成しそう。無理に急いで開かせない方がいいかと思い、デキャンタージュせずおおぶりのグラスでゆっくり飲んだんだけど、最後の1杯が最高に美味しかった。デキャンタージュした方が良かったかも。

1998年と言えば、僕の会社の夜明け前。90年バブル崩壊で痛み切った会社の再興を期して頑張っていた1998年。そしてその頑張りが天に届いたのか、1999年、会社は大きく前に向かって動いた。そしてその勢いのまま、一気に2002年の合併、2004年の上場へと突き進んで行った。1998年のワインを飲むといつもその頃の事を想い出す。

1998年のワインを飲みいろいろと想う夜。

明けない夜はない。こんな経済環境だけど、また来週から頑張ろう~っと!

キスラー火曜日は面白いメンツでワインを飲んだ。

パソコンが発表になった1980年頃、用意されたソフトは実にプアーだった。そんな頃、日本語ワープロ発祥の企業でまさにワープロソフトそのものを担当していて今は上場企業の社長業をしているH氏、そしてCADソフトとかの発祥の企業で開発責任者をしていて最近まで上場企業の社長業をしていたT氏、そして僕の3人でワインを酌み交わした。僕もパソコンが出たての頃、ソフト開発やパソコン雑誌の創刊・編集などをしていたまさに黎明期世代の人間。歳も3人ほとんどいっしょ。それぞれ今では上場企業の経営にかかわっているけど、心はその頃のまま。

この3人、お互いに親しいしけど、3人揃って飲むのは初めて。とっても楽しみ! 遅い時間に大好きな銀座の京都野菜料理とワインの店『美登里』に集合した。

バス・フィリップまずはカリフォルニアのモンラッシェと呼ばれる荘厳なシャルドネを造る『キスラー』。これはほんと、素晴らしいの一言。ミネラルの感じやバターのような香り、すべてが素晴らしい。まさに京料理に最適な1本。この美味しさは日本語では表現不能!

続いてはオーストラリアのカルトなピノ・ノワール『バス・フィリップ 2006』。エチケットの上部に21と書いてるけど、2006が何らか21周年ということらしい。初リリースから21年ということかな~ 創業はまさに日本初のパソコン PC-8001 が発売された1979年。とっても上品なピノ。とてもオーストラリアのピノとは思えない。ブルゴーニュそのもの。ヴォーヌ・ロマネのような深み、グッと魅きつける果実味がある。

パソコンが世に出て約30年。その中を走り続けてきた3人の中年が京料理を囲んでその頃に創業したワイナリーのワインを飲む。素敵な夜だ~

そして、この3人で何か新しいことが始められそうな、そんな漠然とした、でも夢でもないような、そんな予感がする素敵な夜....

<年表>
■1978年
スティーヴ・キスラーが『キスラー』設立
■1979年
・日本最初のパソコン PC-8001が発売
フィリップ・ジョーンズが『バス・フィリップ』設立
■1981年
・第2世代の実用的なパソコン PC-8801が発売
・IBM がパソコン(IBM PC)を発売
■1983年
・本日のH氏がパソコンソフト事業に参戦
・僕がパソコンソフト事業に参戦
■1984年
・本日のT氏がパソコンソフト事業に参戦

月曜の夜、協業先の会社の幹部の方々とミーティングをした後、会食した。旬の食材を使った健康的な京都料理『花わさび』で僕の好物の筍づくし(^J^)

サン・プリフェール シャトーヌフ・デュ・パプその後、客人の中に帰りの電車の方向がいっしょの方がいた。その人とは前回も五反田で降りてワインバー『エシェゾー』に行って深夜26時(!)過ぎまで固めの盃をしちゃったんだけど、今夜もまたまたエシェゾーに入っちゃった。そして夜は更け客人のお住まいの横浜、まさか終電は24時半過ぎくらいまではあるだろうとタカをくくってたら、なんと、Time Out! う~ん、意外に横浜は遠いなあ....

ノンベーな我ら、グラスで一杯飲むつもりが間違って(!?)ボトルで開けちゃったんだけど、開けたのはドメーヌ・サン・プリフェールシャトーヌフ・デュ・パプ。ギュッと詰まった濃い感じの果実味としっかりとしたタンニンの渋味、そしてその対極にあるようなきれいな酸味、それぞれのバランスがとてもよく、極上のワイン。

終電がないと諦め、腰を落ち着けじっくりとビジネスについて語り合った夜。”固めの盃 Part2”な夜です!

我々のビジネス協業に乾杯!!

ちょうど1年前に飲んだスペインの銘醸地リベラ・デル・ドゥエロのワイン『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス 2002』。昨年飲んだ時は若干状態が不安だった。1年セラーで寝かせ、再度挑戦!

結果は、凄く美味しかった! やはり個体差はあるね~ でも自分自身のワインの研鑽によって、より美味しく飲めるようになったのかもしれないな~

パゴ・デ・ロス・カペジャーネスこのワイン、テンプラニーリョ 90%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%なんだけど、昨年も今夜も、通常のテンプラニーリョ主体のワインにしては酸が強い。ドライフルーツのごとき凝縮感が出そうなブドウなんだけど、真逆でブルゴーニュのピノ・ノワールのようなきれいな酸と果実味が特徴的。

リベラ・デル・ドゥエロと言うと超高価なカルトワイン『ヴェガ・シシリア』など、重くて渋味も強く凝縮感の高いワインを想像しがち。でもこのパゴ・デ・ロス・カペジャーネスは完全にその対極を行く高貴な感じのワイン。

これまでの僕なら、リベラ・デル・ドゥエのワインとしてこれは何か変だよね~と思ってたかもしれない。でも、スペインの地からロマネ・コンティに挑戦しているレイシス1を飲んで以来、こういう造りのスペインワインもあるんだと思えるようになってきた。

グラスは3種類試した。テイスティンググラスで試した限り、かなり酸が高くピノっぽいので、最初はオレゴン・ピノのグラス。次いでボルドータイプのグラス。そして、最後はリーデルのブルゴーニュ・グランクリュの大ぶりのハンドメイドグラス。

これ、圧倒的にブルゴーニュ・グランクリのグラスが正解! 1,000ccを超える大ぶりのグラスに注ぎ、ゆっくりと空気に触れさせながら飲む。時とともによりブルゴーニュ的な味わいになった。

レイシス1と言い、今夜のパゴ・デ・ロス・カペジャーネスと言い、ピノを使わずともブルゴーニュ風に造る特別な手法でもあるのかな~

ワインは本当に深いです。スペインの風、リベラ・デル・ドゥエロの『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス』を心ゆくまで楽しんだ夜です!

土曜の夜はシャンベルタンの中でも最高の畑、クロ・サン・ジャックのワイン! そして造り手もシルヴィ・エモナン! 皆さん、シルヴィ・エモナンをご存じかな? 彼女はなんと、ブルゴーニュの高名な造り手、樽の魔術師などと呼ばれるドミニク・ローランの奥様です。

シルヴィ・エモナン シャンベルタン クロ・サン・ジャックこのワイン、ある上場企業の経営者の方から昨年12月に1本いただきました。でも残念ながらややコルク臭がして、ブショネとまでは行かないけどかなり状態は悪かった。それをその社長さんにどうお伝えしようかと思っていたら、先方からコンタクトがあり、まとめて買い付けた中で結構な比率で傷んでたとのこと。

久々に金曜日にお会いしたら、再度チャレンジということでストックから2本いただいた。一晩寝かして早々土曜の夜に開けた次第。

さてさて、これがなんと1本開けたらまたまた× う~ん、ホンマかいな~ やむなくもう1本を開けた。こちらは何とか大丈夫。

1本目は嫌なコルク臭も少ししたし、何より変なエグ味のある酸が気になる。昨年12月の時のよりはマシで、飲めないほどではないけどね。もう1本は傷んでいるわけではないけど、本来の味わいとは違って何らか変化は来しているんじゃないかと思う感じ。シャンベルタンにしてはどうも樽の焦げた感じのスモーキーさが強い。ご主人(ドミニク・ローラン)は確かに樽使いの名手だけど、こんな感じの樽の味わいを出すとは思いにくい。傷んでるとまでは行かないまでも、本来の実力を出してはいない感じかな~

ワインって難しいよね~ 特にコルクの問題は大きい。だから新世界ではオーストラリアやニュージーランドなどを中心にスクリューキャップを使うところも増えてきた。

ぜひ再度、状態のいいシルヴィ・エモナンのワインを飲んでみたいな~ 銘醸地クロ・サン・ジャックシルヴィ・エモナンがブドウを栽培し、それを醸造家であるドミニク・ローランが指導、醸造するという夢のような世界。ドミニク・ローラン好きの僕にはたまらない魅力です。

金曜日は終日、後ろ向きな仕事を片付けてた。朝は監査法人と決算の打合わせ、午後はスタッフの不手際、不始末に絡み顧客に謝りに行くのが2件。何で一日にこんな”謝りザムライ”みたいな仕事が2つも入るのか....

高畠ワイン ピノ・ブラン後ろ向きな仕事ばかりしてるとストレスが溜まるよね~ 夜は今年初めての焼肉とワインの店『三幸苑』で爆飲して自爆!? かなり酔いました~

春野菜のサラダと牛の握りに合わせ、山形・高畠ワインのピノ・ブラン。山形県産の認定マーク付き! 青リンゴのようは香りがして素敵なワイン。ソーヴィニヨン・ブランから柑橘系の香りを除いた感じ、あるいは北イタリアのピノ・グリみたいな感じもあるかな。とても爽やかなワイン。日本でピノ・ブランはかなり珍しい。

高畠ワインは以前、メルローは三幸苑で飲んだことがある。メルローの生のブドウを食べさせていただいてビックリした。

ちなみに僕は、この山形のメルローではないんだけど、長野のシャトー・メルシャンのメルローでメルロー・マティーニを創った。素敵な仕上がりでした!

リッチランド シンクレアお肉に合わせるワインはオーストラリアのグリフィスという街で造られるワイン『リッチランド シラーズ 2007』。このグリフィスという街は戦前、イタリアからの移民の多かった街だそうで、このワイナリーもイタリアから移民してきた先代が立ち上げたワイナリーだそうです。

オーストラリアのシラーズと言うと、ものすごく濃厚でジャミーな感じをイメージするんだけど、このリッチランドのシラーズはとってもエレガント。南仏ローヌのシラーのよう。エルミタージュのワインとかにかなり近い。こんな素敵なシラーズがオーストラリアにあるとは驚き!

と、このリッチランドのシラーズに酔いしれていたらソムリエが西オーストラリアの『シンクレア シラーズ 2004』を1杯持ってきてくれた。こちらはリッチランドに比べもう少し力強く華やかなワイン。

最後にいつもの劇旨のクッパでシメた。つまらない一日を美味しい料理と素敵なワインで Take Over した夜。そうだ、でもつまらない一日とは言え、謝罪案件2つとも、最終的には事なきを得たから、そう言う意味では価値のある一日だったのかな~

PS. そもそも問題起こしてくれなきゃ何も無かったんだけどね~ でもそしたら三幸苑の夜も無かったかもね~(^J^)

月曜日、大手企業のトップの方へご挨拶に出掛けた。初対面。なぜか妙に気に入っていただけ、いきなり宴会となった!

トリイ・モア時は夕刻、まだ17時30分。ワインでも飲みに行こうとなったが、まだ普通の店はやってないよ~~ ということで、グレープチョイスに無理を言って店を開けてもらった。

客人はフランスのワインにはお詳しそうだったので、あえて北米のワインを選んだ。オレゴンのきれいで透明感のある味わいのピノ・ノワール『トリイ・モア』、ワシントンのしっかりとしたボルドースタイルのワイン『ウッドワード・キャニオン』の2種類を開けた。

トリイ・モアは毎度のことながら、実にきれいなブルゴーニュスタイル。対して『ウッドワード・キャニオン カベルネ・ソーヴィニョン オールド・ヴァインズ』は、これまた実に伝統的ボルドースタイルのしっかりとしたワイン。

ウッドワード・キャニオン カベルネ・ソーヴィニョン オールド・ヴァインズいずれも本家・フランスを脅かすような素晴らしいワイン。これらのワインを飲みながら、ワインがビジネスでも幾度となく僕の身を助けてくれたことを想い出した。これまでにアップルサン・マイクロシステムズベリタス(現・シマンテック)などなど、何度も米国企業との交渉や日本の大手企業の幹部との折衝で、大好きなワインが超プラスに働いた。ワインを媒介にしてとっても親しくなった経営者の方々も多い。経営層の方々にはワイン好きな人が多いし、欧米との接点の多いビジネスマンは好むと好まざるにかかわらずワインの洗礼を受けることが多いからね。

フランス本家に比べればベンチャーな北米のワインを飲みながら、大手企業とは違った僕らベンチャー企業の面白さ、魅力などを客人にご理解いただいた素敵な夜でした!

まだ昨日からの航空性中耳炎(!?)の調子が悪い。でも昨夜よりもだいぶいいかな~ 人間、五感って大事だってなってあらためて思った。耳の調子と味覚、嗅覚は関係ないって思うんだけど、やっぱりどこかつながってる。昨夜よりも今夜の方が、よりワインも食べ物も美味しさがわかる。

今夜は体調はまだいろいろとイマイチだったんだけど、この曇った体調を一気に吹き飛ばすべく、興味津々の新着ワインを開けた。

ナパで数々の偉業を成し遂げたスーパー・ワインメーカー、トニー・ソーター。僕の大好きなヴィアデアコッポラルビコン、そして自身のワイナリーであるエチュードなど、彼の造るワインの凄さには神話がつきまとう。でも彼は21世紀を迎える直前、自身のワイナリーを売却し、なぜかオレゴンの地へピノ・ノワール造りに旅立ってしまう。

トニー・ソーター ソーター・ヴィンヤーズ カベルネ・フラン リトルクリークちなみにそのオレゴンでのトニー・ソーターのピノ・ノワール、2003年物を2本調達し、1本、数年前に飲んだ。その時点では、まだ若いこともあり、かなり濃い強過ぎるワインだった。残りの1本は10年熟成のつもり。

そんなトニー・ソーターが、何やらナパに再度畑を購入し、ワイン造りを始めたらしい。今夜はそんなトニー・ソーターのナパでの作品『ソーター・ヴィンヤーズ カベルネ・フラン リトルクリーク ナパ・ヴァレー 2004』。輸入元のコメントからすると、どうやら日本上陸はわずか18本。僕も1本だけ入手できた。

トニー・ソーターがナパで造るカベルネ・フラン、ロワールなどのカベルネ・フランのような青い感じやピーマンなどのような香りはまったくなく、かなりカベルネ・ソーヴィニヨンに近い。でも渋味等の刺激性は極めて少なく、ものすごく滑らかな舌触りや香り。この辺りがナパのカベルネ・ソーヴィニヨンとは違う。

抜栓した瞬間、その奥深い香りに参った~って感じなり、すぐデキャンタージュした。静かに立ち上る森の香り。どこか懐かしいような感じのハーブ香。森の奥深くで静かに飲むコーヒーの香り。タバコを吸う前の何とも言えないような葉巻臭。いずれも極上のワインの香り。

トニー・ソーターがいよいよナパに凱旋なのかな~ 僕は彼のワインが大好きなのでとっても興味がある。オレゴンのピノの残りの1本もその後の熟成が気になって飲んでみたいんだけど、もう2003年は出回ってなくって手に入らないので開けるには勇気がいるな~

などと、久々のトニー・ソーターのナパの作品に心躍らせた夜でした! ちなみにまだ僕の耳は復活しません...

PS. 先日、ミズナラの樽を使ったという珍しい国産ウィスキー『Ichiro's Maltイチローズ モルト) MWR』を紹介したけど、さっき雑誌を読んでたら、なんとサントリーの銘酒『山崎』もミズナラの樽を使用してるんだって!

土曜日、疲れ果てて福岡から戻ってきた。多少風邪気味で鼻が詰まったまま飛行機に乗ったら、前にもなったんだけど、左の耳が航空性中耳炎になったらしく、超痛い。夜はともかく優しいワインにしよう!(って、こんな体調でも飲むんかい!?)

デュペレ・バレラ ノワット Nowat選んだのは、南仏のオシドリ夫婦ワイナリー、デュペレ・バレラが造る『ノワットNowat)』。電気も機械も一切使わずに造るこのエコワイン、本当に素晴らしい。このワインの詳細は前回のレポートを参照!

まさに南仏らしい太陽の恵みと熟した果実のフルーツらしさを感じられるワイン。決して重過ぎず、ドライフルーツのような強い凝縮感があるわけではなく、もっとずっと上品な旨さを感じ、思わず唸るようなワイン。ロマネ・コンティの使用済みの樽をもらってきて使ってるんだけど、その影響とかもあるのかな~ プロヴァンスのワインなれど、それほど南方の感じはなく、同じ南仏でもローヌ地方のワインのよう。

自然の力だけで造り上げたワイン。それは”言うは易し行うのは難し”だと思う。発酵だって普通ならセンサーを付けて温度管理とかするからね。

このノワットの自然な力、神の力とでも言うべきこのワインの力を得て、僕の航空性中耳炎も一晩寝たら治らないかな~~

金曜日は福岡。地域に根ざしたIT教育関連NPO団体の5周年記念の式典に出席した。紆余曲折あったけど、ともかくこの団体が前に進める状態になった。そしてその事を皆さんにご報告出来た。微力ながら当社及び私もお手伝いしてるんだけど、その成果が県庁や地場の方々にも喜んでいただけ嬉しい限り。

BAR SENDA メロン・マティーニそんな夜、福岡で永年通ってる Bar Higuchi にいたバーテンダー・千田さんが自分の店を出したというので、既に2件の宴会でかなり酔ってたけど、せっかくなので顔を出してみた。

カウンター+ボックス1つのこじんまりとした静かなバー。渋くリレ・ブランなどを置いてるもんだから、もう十分お酒は飲んでて濃い酒は NG のはずが、やっぱりボンド・マティーニを飲んじゃった。そして写真はフレッシュなメロンを使ったメロン・マティーニ。いずれもちょっと艶があり優しく僕に寄り添うような千田さんらしい味わい。

一日の終わりにこういう小洒落たバーで飲む1杯は何物にも代え難い心の安堵をもたらす。BAR SENDA で福岡の夜は更ける...

マウント・ネルソン シャトー・スーヴェランここ数週間、年度末ということもあり超多忙で、自分を解放するナイショのバー2軒にずっと寄れてなかった。年度が明け、今週は久々にこの2軒のバーに立ち寄って一人静かに自分を取り戻す貴重な時間を取った。

元祖・ナイショのバーではニュージランドはマウント・ネルソンのソーヴィニヨン・ブランやナパの老舗、シャトー・スーヴェランで心を解放した。マウント・ネルソンは健康的な野菜のグリルに合わせ、シャトー・スーヴェランは黒トリュフのパスタや自家製ハンバーグに合わせた。ナイショのバーはいつ来ても料理が素晴らしい。

今週はナイショのバー No.2 にも久々に顔を出した。大好きな南仏のシャプティエの白ワイン『コート・デュ・ローヌ ベルルーシュ』は素晴らしい出来栄え。トロッとした蜂蜜のような味わいで常温でもいいくらいのマットリ感。後でネットで調べたらグルナッシュ・ブラン 50% 、クレレット 30% 、ブールブラン 20%とのこと。

このベルルーシュBelleruche)とは、ベル(=美しい)、ルーシュ(=ミツバチの巣箱)の意味だそうだ。ほんと、その命名通り、純度の高い蜂蜜の香りがする。素敵なワインだな~

シャプティエ コート・デュ・ローヌ ベルルーシュ マルケス・デ・ヴィトーリアそしてスペインはリオハの『マルケス・デ・ヴィトーリア クリアンサ』も素晴らしいワインだった。テンプラニーリョで造られたこのワイン、スペインと言うより南仏・ローヌのワインみたいな感じで、テンプラニーリョとしてはかなり上品な造り。以前、このマルケス・デ・ヴィトーリアの『グラン・レゼルヴァ 1996年』を飲んだけど、その時もとっても上品な南仏・ローヌ地方らしさを感じた。リオハのテンプラニーリョらしからぬ絹のような質感と上品な味わいに感動!

アントワーヌ・シャトレ シャンベルタンアントワーヌ・シャトレシャンベルタンも印象に残る今週の1本。ANAのファーストクラスに採用されてるらしい。きれいな酸と柔らかな果実味が疲れた心身をホッとさせる。

今週はブルゴーニュ、南仏、スペイン、ナパ、ニュージーランドと、1~2杯ずつではあるけど、世界中の実にいろいろな地域のワインを飲んだ。世界にはいろいろなワインがある。だから楽しいよね~

個性溢れる素敵なワインと素敵な空間で久々に自分を解放する夜に乾杯!

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