年の瀬に大先輩たちと囲むワインと京都風おでん

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オペレ ロゼ土曜の夜、60代の大先輩経営者ご夫婦何組かと忘年会。ゲストに日本が誇る偉大なオペラ歌手のご夫妻がいらしていた。場所は神楽坂にある京都風おでんの店「松」。おでんと言っても、僕らが普通に想像するおでんとはまったく異質。材料はきちんと下ごしらえがしてあり、オーダーが入ってから一品ずつ調理し、最後におでんのダシ汁が入ったおでん鍋に浸す。素材が1つずと個別にお皿に出てくるのには本当にビックリした。感動物です。

ワインはイタリアワインのインポータ『ヴィナリウス』さんが担当し、持ち込んでくれた。ヴィナリウスの社長、会長も出席。そして何とヴィナリウスの社長が事前に料理長と下打ち合わせをしており、料理の出る順番に合せてワインを用意してくれてる!

まずはイタリアの最高のスプマンテ、ヴェネト州の『オペレ』のロゼで乾杯! きりっとしていて果実味もあり、素晴らしいスプマンテ。

テッレロゼ ピガート 続いて白ワイン。出てきたのはイタリア北部、リグリア州のテッレロゼ社が造るピガート種のワイン。このピガート種というブドウはリグリア州の土着のブドウだそうで、僕は初めて知るブドウ。アプリコットや白桃、蜂蜜などの香りがする。白い花のような香りと僅かな喉を通る時の苦み成分もある。リースリングやゲヴェルツトラミナールなどに通じるものがあるかな。ボトルもドイツのリースリングのような細長く背の高いもの。

ブルーノ・ディ・ロッカ

続いては赤ワイン。スーパー・トスカーナの1つ、『ブルーノ・ディ・ロッカ』を開けた。トスカーナと言えばサンジョヴェーゼ種が中心。このブルーノ・ディ・ロッカはそのサンジョヴェーゼとカベルネ・ソーヴィニヨンを半々程度に混ぜている。

スーパー・トスカーナと言われる連中が、サンジョヴェーゼに国際品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを混ぜて次々と国籍不明な、でもスーパーのワインをリリースした1990年代。オーパスワンで有名なロバート・モンダヴィがイタリアの巨匠フレスコ・バルディとジョイント・ベンチャーとして立ち上げた『ルーチェ』などが有名。

このブルーノ・ディ・ロッカ、カベルネ・ソーヴィニヨンだけのワインと比べサンジョヴェーゼが入っている分、濃過ぎず酸もちょうどよく素晴らしいワイン。馬刺しや牛タンの味噌煮にとてもよく合った。

トゥーリガ最後にもう1本、サルディーニャ島の銘酒『トゥーリガ』が出てきた! これは以前ヴィナリウスさんからプレゼントされて一度飲んだ事がある。ヴィナリウスさんが輸入するワインの中でも最高峰の素晴らしいワイン。クラシックの著名な指揮者、リッカルド・ムーティサルディーニャ出身で、そんな縁からリッカルド・ムーティが実質的なオーナーとかヴィナリウスの社長が言ってたような気がするけど、最後の方だったので酔っぱらっててちょっと怪しいかな。

20081227-5a.jpg と、6時半から4時間近い宴会は和やかに、そしてにぎやかに進みました。カウンター形式のお店なので横並びになるんだけど、それでも一番端と端でも十分に交わってた。オペラ歌手の方はさすがに専門家だからか、話す声もバーンと狭い場内に響き渡り、この先生が話しだすとみな聞き入った。

人生経験の長い大先輩たちの話に心を打ち、繊細な京都のダシ味に舌を打ち、そしてヴィナリウスさんの素晴らしいイタリアワインに心を射貫かれた夜でした。

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年12月29日 00:11.

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