1996年の南仏のワインで1996年の自分を想う夜
金曜日もストレスフルな一日。夜はナイショのバー No.2へ駆け込み、南仏の素敵なワインに出会った。『ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン 1996』。
ローヌのワインで1996年。12年物なのでどんな状態か気になった。エルミタージュのように酸化が進みブルゴーニュ的な味わいに変化してるかと思いきや、思いっきり南仏のワイン! 太陽の恵みをサンサンと浴びて熟した果実から造られたワインそのもの。凝縮感が高く、ドライフルーツやジャムのような香りがする。そしてどこか小悪魔的なフワッとした艶気を感じる。
舌触りはすごくシルキー。刺激性はまったくなく、年を経て達観した感のあるワイン。ローヌと言えばシラーというイメージがあるけど、このワインは南部ローヌのものらしく、シラーは入ってない。グルナッシュ 80%、カリニャン 20%。
このドメーヌ・マズール、何と16世紀から続くローヌの名門らしい。深いな~ そしてワインは1996年物。12年前、皆さんは何してましたか? 僕はその頃、日本最初のデジタル放送(スカパー)関連の仕事をしていた。90年代前半、仕事面では超不遇だったんだけど、この1996年を境に反転し、攻勢に出た。想い出深い年。
16世紀という歴史、1996年の出来事、そんな事を想い出しながら美味しいローヌのワインを飲む。ローストビーフと12年前のローヌワインに酔いしれ心を解放した夜。素敵な夜だ。
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