青春の歌、『レッド・ツェッペリン』のワイン
皆さん、驚くなかれ! 1970年代、世界を、日本を席巻したロックバンド、レッド・ツェッペリンの名を冠したワインが登場! ファンが造ってるとも言われるが、詳細は不明。
ワイナリー名はまさにそのまま『Red Zeppelin Winery』。カベルネ・ソーヴィニヨン 55%、シラー 45%。ブドウの産地はモンタレー近郊(モンタレーとサン・ルイス・オビスポ)。
皆さん、レッド・ツェッペリンを知ってますか? 僕はその昔のミュージシャンだった時代、レッド・ツェッペリンの『天国への階段』とかをよ~く弾いたものでした。あの当時のギター小僧はツェッペリンの『天国への階段』か、アル・ディメオラ/パコ・デ・ルシアの『地中海の舞踏』をこぞって弾いて、そしてどれだけ弾けるか仲間にひけらかしたもんです。
さて、この怪しげな聞いたことのないワイナリーのワイン、恐る恐る開けてみた。う~ん、何ともまた怪しげな甘い誘惑香がする。
ちょっとこれは、まずは食前酒だな! 先週調達したアンカースチームビールの中でも異色な『リバティーエール』を開けた。爽やかなマスカットのような香りがする。素敵なビールだ。
リバティーエールで喉を潤したあと、この『レッド・ツェッペリン』を開けた。何とも香しい。古き良き時代のカリフォルニアを想わせる。10年前のカリフォルニアワインは、良きにつけ悪きにつけ、ヴァニラ香が強く、そして太陽の恵みがフランスよりも豊かゆえに完熟し過ぎる果実を使ったであろうボリューム感、そういったものが前面に出ていた。それが印象的になるワインもあれば、残念ながら下世話になるワインもあって、それでカリフォルニアワインの地位が中々定まらなかった。そしてそのはっきりとしない評価が気に入らなくって、僕たちはカリフォルニアワインを紹介するレストランにチャレンジしたんだけどね。
味わいの表現は難しいんだけど、悪い意味じゃなく、良い意味で、古き良き時代のカリフォルニアワインの味がする。昨今のカリフォルニアワインは進化し過ぎて、各ワイナリーや大学の醸造学部に来るフランスからの留学生も増えている。一見これは好い事に思えるが、裏を返せばどのワインを飲んでもボルドーやブルゴーニュと間違えてしまうような没個性という事になる。
今夜のレッド・ツェッペリンは、誰が飲んでもカリフォルニアのワインと解るであろう、カリフォルニアの雲一つない青い空を想わせる味わい。我が家に数千枚あるCDから慌ててレッド・ツェッペリンを探したんだけどなかった。同じ時代のロックでは、ディープ・パープルやエマーソン・レイク&パーマー、プロコル・ハルムとかは見つかったんだけどね。
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