3世紀に渡るワイン造りに敬意を表して

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出張から戻った土曜の夜。4日で4,000Kmの移動をこなした体には美味しいワインが一番!

今夜はスペシャルなワインを開けた。ま、後から思うと疲れ果てた夜に体調イマイチ&準備不足でこんなものを開けちゃ行けなかったんだけどね.....

米国・カリフォルニアのワイナリーの開祖、ベリンジャー社。僕の大好きなワイナリーの1つ。1876年創業というから、もう創業132年にもなる。19世紀に創業し、20世紀に華開き、そして21世紀になったいま、創業から3世紀目に入ったことを祝して造られたワイン。

ベリンジャー サード・センチュリー今夜飲んだのは『ベリンジャー サード・センチュリー カベルネ・フラン 2001』。これ、カベルネ・フラン 100%というのが凄い! フランス・ロワール地方ではカベルネ・フラン 100%というワインがあるけど、それ以外の地域では極めて珍しい。通常、ボルドーやボルドー系のワインを造るに際し、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローに補助品種的に加えるのがカベルネ・フラン。そのカベルネ・フランで造っちゃうんだから凄い! カベルネ・フラン 100%のワインは我が家には、他にナパの PEJU があるのみ。こちらも深い森の奥の香りと青さがあり素晴らしいワイン。

ちなみにこのベリンジャーのサード・センチュリー、企画されたのは2000年のミレニアムよりは前と思われる。我が家に1本だけ1997年のサード・センチュリーがある。これもカベルネ・フラン。今夜の2001年は日本には正規輸入はされなかったようで、僕はアメリカから直接取り寄せた。

ベリンジャー サード・センチュリー最近、ベリンジャー社の正規輸入元であるサッポロビールがサード・センチュリーの取扱開始をプレスリリースしてたけど、それを見ると最近は割とカジュアルなラインナップになっているようだ。エチケットも今夜のワインはボトルに刻印されてるんだけど現在のものは普通のエチケット。僕が1997年物を買った時はかなり高価だったけど、サッポロの発表してる価格は3,300円。米国のベリンジャー社のサイトでも14$。でもサッポロでも米国でも、もはやカベルネ・フラン 100%のものはラインナップされていない。超貴重なワイン。我が家の残りは3本。

さて、今夜のサード・センチュリー、ちょっと失敗した。セラーから出してまだ温度がやや冷たかったこともあり、淡々と飲み始めてしまった。1時間半くらいかけて飲んだんだけど、最後の一杯が死ぬほど美味しかった~ 疲れていたこと、そして最初の温度がやや低めで繊細さを見誤った事などから、デキャンタージュをしなかった。これが最大の失敗。デキャンタージュして温度を上げ、十分に空気に触れさせて飲むべきでした。わざわざ執念を持ってカリフォルニアの地から取り寄せたのにこの雑な扱いはなんだろう~ ほんと、反省! やっぱり疲れている時に慌てて無理に良いワインを開けちゃいけないな~

でも、最後の一杯でサード・センチュリーをしっかりと味わうことができた! 最近のサッポロの取扱品は飲んでないからわからないけど、2001年、この時代のサード・センチュリーは素晴らしい。奥がものすごく深いワイン。カベルネ・フランらしい青さ、森林浴のような香りもありつつ、シルキーな舌触りで飲む人を魅了する。

僕も自分で会社を経営してるわけだけど、ベリンジャー社は凄い! 創業132年。それだけの永きに渡り会社を続ける事って並み大抵の事じゃない。そして1990年代、米国のワイン業界としては初めて NASDAQ に上場したというすごいパワーと斬新な経営力にも驚嘆! そして上場後、いろいろな大手に株を買い占められ買収されても魂は行き続けている。ネスレ(ネッスル)グループに買収された時期もあるしオーストラリアの新興勢力ミルダラ・ブラスに買収された時期もあった。確かいまはまたミルダラ・ブラスからオーナーは変わったように思う。そんな経営の変革を経ても何ら変わらないベリンジャーのワイン。これは凄いことだ。

そんなベリンジャーが僕だ大好きだ。1985年物~2001年物まで、1990年代のワインを中心に20本以上ストックしている。サード・センチュリーに続き、もう1世紀生き残り、2100年、もう僕はいない時代だろうけど、フォース・センチュリーが産まれる事を切に祈る。

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年8月 3日 14:05.

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