デュペレ・バレラの造るムールヴェードルに酔う

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土曜の夜、南仏で情熱溢れる若きカップル、ローラン・バレラエマニュエル・デュペレが造る『デュペレ・バレラ』の超珍しいムールヴェードル 100%のワイン『モン・コーム』を飲んだ。

デュペレ・バレラ モン・コーム
ムールヴェードルは基本的には他のメジャーなブドウに混ぜる補助品種。僕もムールヴェードル 100%のワインを飲むのはたぶん、生まれて初めて。さすがに南仏でもこれは法的規制には引っ掛かるようで格付けは得られず、いわゆる地酒、フランスで言う「Vin de Pays」扱い。

期待と不安が入り交じる中、抜栓する。テイスティンググラスに少量注いだだけでギュッとくる香りが立ちこめる。

恐ろしく旨いワイン!! とってもスムースなんだけど、芯は太い。果実成分の凝縮感はものすごい。何と言うか、軽やかなドライフルーツという感じというか...

何とも形容しがたいけど、この「軽やかな」は悪い意味ではなく、ベタッとせずに甘過ぎず、でも香りは果実味が凝縮されている、そしてワインはわりとサラッとしているという感じ。日本語でこのワインを正しく伝えるのは僕のボキャブラリーではかなり厳しいなあ~ あえて言うなら、グルナッシュを主体にした南仏・ジゴンダスのワインにちょっとニュアンスが近いかな~ う~ん、うまく言えないけど、ハードボイルドなドライフルーツ系というか、引き締まった果実味たっぷりのワインと言うか....

時間と共に深みも増し、タンニンの渋味がどっしりとしてきて、最後は相当に重たいワインとなった。渋味もかなりハードボイルド。前夜の北斗七星ワインに通じるものがある。素晴らしいワイン。デキャンタージュするべきだったかどうか、微妙に悩ましい。1時間半くらいで飲んだんだけど、その間の変化は楽しかった。でもデキャンタージュして最初からトップギアで飲むという戦略もありかもしれない。

ちなみにこのデュペレ・バレラのワインはいろいろな種類があれど、どれもプライス・リーズナブルで素晴らしい。5月に4種類を購入したんだけど、いずれも3,000円~4,000円で購入でき、そしてその味わいは決してそんなプライスレンジじゃない。お店を開いている人は、ぜひぜひ扱うといいと思います。価格に比べ2ランクくらい上を味わえる素晴らしいワイン群です。

南仏は細かく探すと安くて美味しいワインがいろいろある。そしてそれらのプライス・リーズナブルなワイナリーはそれぞれ個性を活かして頑張って造っている。こういうものに出会った時の幸せは何にも変え難い。

 

<3,000円~4,000円で買える素晴らしいデュペレ・バレラのワイン>
(価格は僕が購入した値段)

モン・コーム 2002年(今夜のムールヴェードル 100%のワイン)  3,980円
バンドール・キュヴェ・インディア 2005年 3,050円
コート・ド・プロヴァンス“キュベ ノワット” 2005年 4,850円
シャトーヌフ・デュ・パプ 2003年(樹齢 100年超) 4,200円

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年7月19日 22:50.

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