先輩経営者と飲む深いワイン

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金曜日は経営者として大先輩のお二方とディナー。場所は大好きな京都野菜懐石とワインの店、銀座の『美登里』。お二人ともビジネスでの成功者であり、改革者であり、そして人格者でもあり、すべての会話が勉強になることばかり。活きた授業とはまさにこのこと!

シャサーニュ・モンラシェ パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス キスラーそのお二人と最初に飲んだのは、前菜に合わせアングラーダ・ドゥレジェの造る『シャサーニュ・モンラシェ プルミエクリュ』。爽やかで、かつコクがある。アーモンドの香り、蜜のような妖艶な華やかさ、しっかりとしたミネラル感など、どれをとっても素晴らしい白ワイン。飲み始めの常温に近い状態、途中の冷えた状態、最後にもう一度温度がやや上昇した状態と、3つのシャサーニュ・モンラシェの顔を見ることができた。幸せ~

続いて大将のお薦めに従い、脂の乗った本マグロの刺し身などに合わせ、コート・デュ・ローヌの超レアなワイン、北斗七星という別名があるパスカル・シャロンの造る『コート・デュ・ローヌ ラ・グラン・ウルス』を開けた。エチケットに本当に北斗七星が描かれている。

初めて知り、そして初めて飲むワイン。シラーとグルナッシュの凝縮感が素晴らしい。これはかなり深く奥行きのあるワイン。果実味がグッと凝縮されていて濃い。それもオーパス・ワンのような濃さじゃなく、自然の美とも言うべき果実味の濃さ。

あまりに珍しいワインゆえ、家に帰ってネットで調べてみた。造り手のパスカル・シャロンはフランス国内でも知る人はほとんどいないらしい。元々は友人と家族のためだけにワインを造っており、店で売っていないのはもちろん、看板もなく電話もないおばあちゃんの家の倉庫で造っている。1999年からごくわずかに販売用を造り始めてるようで、年間の生産本数は今でもわずか4,000本。月の満ち欠けによってブドウの収穫時期を決めたりするビオ・ディナミ法(いわゆる自然農法)で造られるワイン。ブドウは予想に反してグルナッシュ50%、ムールヴェードル22%、シラー19%、カリャン9%とグルナッシュが多かった。飲んでみた感じとしてはシラーの方が多いと思ってたんだけどな~

それにしても素晴らし過ぎるワイン。本当の意味での「濃いワイン」とはこういうワインを指すんだと思う。ネットではガレージワイナリーと書かれてたけど、こういう小さなワイナリーの自然な出来栄えの作品を飲むのは本当に幸せなこと。しかしこんなレアなワインを持ってる美登里の大将はやっぱりどっか変態だよね~~(^J^) スゴ過ぎる!

そしてワイン好きな我々3人は、最後にさらにもう1本、鱧(ハモ)とアワビのしゃぶしゃぶに合わせ、カリフォルニアのスーパーなワイナリー、『キスラー』のピノ・ノワールを開ける事にした。

このキスラー、カリフォルニアの地で白ワインでモンラッシェ等のフランス・ブルゴーニュの名門ワインを超えようと挑戦してきたワイナリーで、既に現在、ブルゴーニュに勝っているとも言われるカルトなワイン。そのキスラーの造る超レアなピノ・ノワール。

これは開けてビックリ! 僕らだけじゃなく、美登里の大将もビックリ! ブルゴーニュの名門の赤ワインそのもの。これ、ブラインドテイスティングしたら、間違いなくヴォーヌ・ロマネと答えると思う。白だけじゃなく赤ワインでもブルゴーニュを超えたのか、キスラー!!

カリフォルニアの地でブルゴーニュを超えるピノ・ノワール造りと言えば『カレラ』が有名。このカレラとキスラー、甲乙付け難いなあ~ というか、両方とも貴重過ぎて、そしてキスラーは入手難ってこともあって、両者を並べて比較するなんてことは中々出来ない。我が家にはカレラはいろいろな畑のストックがあるけど、さすがにキスラーは持ってないしね。いつか両方を並べて比較をしてみたいな~

あっ、この美登里は大将に一杯献呈する事を約束すればワインは持ち込めるんだった! 僕がカレラを持ち込み、大将にはキスラーを提供してもらえば両者揃い踏みで楽しめるね~ いつか企画しよう~っと!

と、気付けば3人のオヤジは3本の美味しいワインを飲んですっかり幸せ顔! そして若輩者の僕は大先輩お二人に可愛がっていただき、恐縮至極です。

美味しい料理と素晴らしいワインと両先輩との素敵な会話。このどれもが何物にも代え難い貴重な夜。こんな場を設けてくださった先輩経営者に深く感謝です。

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年7月19日 22:19.

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デュペレ・バレラの造るムールヴェードルに酔う is the next entry in this blog.

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