2008年6月 Archives

シャトー・ドゥ・ランガラン日曜の夜のワインは、歴史的な史跡から生まれたワイン。17世紀に建てられたシャトーでグリル家が造る『シャトー・ドゥ・ランガラン』。南フランスの中心都市モンペリエに程近いサン・ジョルジュ・ドルク村で造られるこのワイン。今では歴史的建造物として公的地図にも載っている程、由緒あるシャトーで造られている。マルセイユまで100km弱の場所にこの美しく端正なシャトーは佇む。

いくつかのキュヴェがリリースされているみたいだけど、今夜の『キュヴェ・ケトン・サン・ジョルジュ』はパリのワインコンクールで金賞受賞したトップキュヴェ。シラー主体でグルナッシュが少し混ざっているようだ。グリル家のグリル夫人と二人の娘、そして女性醸造家と女性のセールスマネージャと、女5人で回しているシャトー。

シャトー・ドゥ・ランガラン キュヴェ・ケトン・サン・ジョルジュ香りは森の草木の下生えやユーカリ、ミントなどの香り、ハーブ香などがして、グラスを回して香りを嗅ぐだけだとボルドーと言ってしまいそう。でも口に含むとシラーの特徴がきれいに出ていて、北部ローヌ、コート・ロティーなどのような感じがする。

14.5%とアルコール度数は高いんだけど、そこらのやたらとボリュームがあるワインとは違い、かなり上品。グラマラスな感じは喉を通過する時にあるんだけど、それを何らかの上品なベールで包んでいるかのようで、口に含んだ段階ではアルコール度数を感じさせない。地元・大田区池上のワインショップ「エスポア かまたや」が発売元となっているワイン。

 

歴史あるシャトーから生まれた上質な南仏のワインに心地よく酔った夜。心に南仏の情景を思い浮かべ、そしてそれを明日へのエネルギーにする。こんなワインの愉しみもいいもんだよね~!

koshu シャトー・メルシャン
土曜の夜は打合わせを終えたあと、皇居近くの名門パレスホテルで食事した。地下2階にある素晴らしい和食レストラン『和田倉』。懐石料理のコーナー、鮨コーナー、天麩羅コーナーに分かれている。

今夜は大好きな天麩羅コーナー。ここは何がいいって、天麩羅が美味しいのはもちろんのこと、ワインが素晴らしい! いろいろなワインがグラスで飲める。昨年来た時には赤白ともにフランスの名門ワインが開いていた。毎月テーマがあってグラスワインは決まるようだ。そしてハーフボトルのワインも豊富。

今月のテーマは日本のワイン。食前酒には中央葡萄酒が造る日本古来のブドウ、甲州を使った『koshu』。ロバート・パーカーが「国際市場で日本発の最初のドライな白ワインになりえる。次世代の寿司ワイン!」と表したというワイン。エチケットは千住博さんが書いている年があると聞いている。爽やかで軽やかで透明感のある素敵なワイン。洋ナシではなく日本の梨のような感じの味わいもある。

シャプティエ シャトー・ヌフ・デュ・パプ
続いてシャトー・メルシャンディストリクトシリーズカベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー。ヴィンテージは解らないけど、2003年とかだとホームページを見るとカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロー48%。ボルドー右岸、サンテミリオン系のような柔らかいワイン。

そして天麩羅がメインに突入する頃、南仏の自然派の代表格、大好きなシャプティエの造るシャトーヌフ・デュ・パプのハーフボトルを開けた。アスパラガスやまいたけ、蓮根など、野菜の天麩羅と素晴らしい組合わせ。アナゴともいい感じ。


と、気付けば3種類のワインで天麩羅を堪能した。この名門・パレスホテルは改築のため、来年1月で一旦営業を閉める。そこから新築・再開まで3年もかかるそうだ。伝説のバーテンダー今井清さんによって日本のマティーニ発祥の地でもあるパレスホテル。ここが3年間もクローズとは、超寂しい。そして新築に際しても、ぜひぜひ最近続々と押し寄せてくる欧米系のコテコテしたホテルのようにならず、いまのパレスホテルの古き良きテイストを残した形で再開してくれることを祈ってる。お客様にそう言われることが多いと天麩羅コーナーの大将も言ってた。

パレスホテルよ、永遠に!

細野義彦&遠山晃司 at バンブー木曜日の株主総会で若手を一人、取締役に選任した。期待の星! 金曜の夜は彼の取締役就任を祝し、軽く飲んだ。シェラトン都ホテル東京のロビー奥のラウンジ『バンブー』。ここは毎晩、ギターとウッドベースのデュオのジャズライブが楽しめる。ギターとベースによるジャズって、とっても素晴らしい! 聴きたい時にはじっくり楽しめるし、話をしたい時には耳に障らない。ドラムやピアノが入らない分、ほんとに柔らかい音が空間を包む。

このバンブーには私が主宰するジャズレーベル『ハートノート』からCDをリリースしているジャズギタリスト・細野義彦(プロフィールやディスクグラフィは上記ハートノートのページ参照)、そして我がレーベルの録音すべてに出演してくれたベーシスト・成重幸紀が月に何度も出演している。この夜もギタリストは細野義彦。ベースは名手・遠山晃司さん。

シルバーオーク アレキサンダーヴァレー素晴らしいジャージーなムードの中、新任取締役を祝う。祝いのワインはカリフォルニアの銘酒『シルバーオーク』。このワインはナパ産とソノマ・アレキサンダーバレー産の2種類があるけど、今夜はソノマ・アレキサンダーヴァレー産。

我が家にもシルバーオークはナパ産、ソノマ産ともにいくつかの年代を置いている。古いものでは1998年のアレキサンダーヴァレーがある。

いつ飲んでも深みがあり素晴らしい。ボルドーの名門に対抗できるしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニヨンの味わい。森の草木やハーブ系の香り、静寂さ、どれをとっても素晴らしい。

今夜のシルバーオークは2003年。ちょっと若いけど、もう十分に飲める。でももう5年我慢して2013年頃に飲んだら本当に美味しいんだろうな~ そしてその頃には、今回選任した若手の取締役とかの世代がしっかりと会社を切り盛りしてくれてるんだろうな~

ジャズとワインで祝う夜。新取締役の門出に相応しい素晴らしい夜だ。

 

ジャズギターが楽しめるロビーラウンジ
シェラトン都ホテル東京『バンブー』
(ライブスケジュールもWEBに出てます)

木曜日、やっと株主総会が終った。決算は3月だけど、6月の株主総会を終えてようやく1年が終った感じがする。超疲れた~

でも疲れ切った株主総会の夜、なんと接待が入ってた。大手証券会社のトップとの会食。その社長とは初めての会食ゆえ、食の好み、アルコールの好みが解らない。無難な線でホテルの和食・懐石料理の店を予約した。和食なら嫌いということはあまりないだろうし、ホテルのレストランなら日本酒、焼酎のほか、もしワインと言われてもメインダイニングから持ってくることはできる。

日本酒と焼酎のリストを確認し、客人を待つ。ビールで乾杯の後、アルコールのセレクションを確認したところ、なんとワインときた! お! ホテルのレストランでよかった~ すぐさまメインダイニングのワインリストを用意してもらう。その社長さんはニューヨークに赴任していた事があるそうで、ニューヨークの地でワインに親しみ好きになったそうだ。そして赴任地が欧州ではなく北米だった事から、カリフォルニアワインがお好きなようだ。これなら僕の一番得意な領域! ヨッシャ! 今夜の会食は幸先いいな~

最初に白ワインとのことだったので、オレゴンのドメーヌ・セリーヌのシャルドネを開けた。もうお一方がソーヴィニヨン・ブランは嫌いとの事だったのでシャルドネにした。和食にコクと切れ味のあるドメーヌ・セリーヌのシャルドネ。素晴らしい組合わせ。

ドメーヌ・セリーヌにもいろいろな畑があるけど、今夜のこのシャルドネはチェックできなかった。さすがに大物との会食ゆえ、そこまで見ている余裕がなかった。ドメーヌ・セリーヌはピノ・ノワールが有名で、こちらはいろいろな畑を僕も飲んだことがある。でもシャルドネは初めて。少し樽香があり、ミネラル感はしっかりとしていて、南方系のアロマチックな香りもある。日本の懐石料理にはよく合う。もしかしたらもう少し温度を高くして飲んでもまた違う味わいがあっていいのかも。

続いて、赤ワイン。その社長がジンファンデルがお好きとのことで、リストを眺めてみる。ホテルが米国系(グランド・ハイアット)ゆえ、北米のワインの種類は多い。でもジンファンデルはリストがかなり少ない。う~ん、どうするか・・・

選んだのは銘酒『ニコルス』。それも1997年。ニコルスはピノ・ノワールが有名で、ピノなら1997年物をまとめて何本か我が家にも常備しているロマネ・コンティラ・ターシュと同じクローンを使っているといわれる。1997年のニコルスのピノと1998年のラ・ターシュを飲み比べてニコルスに軍配を上げた人がいる、との記事を読んだ事もあるくらい、ニコルスのピノは素晴らしい。

このニコルスにジンファンデルがあるとは知らなかった。期待と不安の中で開けるニコルスのジンファンデル 1997年。テイスティングしてビックリ! ジンファンデルということでスパイシーな味わいと完熟果実の風味を予測してたんだけど、なんと熟成したピノ・ノワールに近いような酸があり、そしてかなり柔らかい。南仏、コート・ロティーエルミタージュのシラーが長期熟成を経るとピノ・ノワールにようになるけど、そんな感じの味わい。エルミタージュの『ラ・シャペル』のような味わい。いや~、ビックリ!

ジンファンデルの長期熟成物を飲んだのは初めて。みなジンファンデルって長期熟成するとこうなるのかなあ?? それともニコルスの造りによるのか? 少なくともつい最近も飲んだニコルスのピノ・ノワール 1997年と同じ魂や造りを感じる。

ジンファンデルの熟成にとっても興味が出た~ 我が家のストックリストを見るけど、う~ん、ジンファンデルはほとんどない。唯一、ナパの名門『タイタス(TITUS)』の2003年があるだけ。タイタスもカベルネ・ソーヴィニョンなら1997年とかのストックがあるんだけどね。どなたか、ジンファンデルの10年超の熟成物を味わったことのある方、教えて下さいませ!

 

株主総会で疲れ果てた心と体を美味しいワインで癒した夜。そしてニコルスはブドウの品種を超えてニコルスであることをしっかりと主張するニコルスらしい素晴らしいワインだった。

今夜は接待ではあったんだけど、その社長がとても人格者で、お話も面白く肩を張らずに会食できたので、ワインも十分に楽しめた。やっぱり仕事の出来るトップって、会話も面白く、会食の場を盛り上げる能力も高いんだね。僕も見習わないと~

なお、肩を張らずに食べれたとは言え、さすがに大物社長の前だったので、いつものようにボトルの写真撮影は出来ませんでした。エチケットはお店できれいに剥がしていただき、社長に差し上げました。

火曜日の夜、なじみの焼肉屋『三幸苑』で美味しいワインに出会った。

三幸苑は焼肉屋にしては珍しく、ソムリエがいてワインが充実している。ワインとの相性を考えてか、脂のしっかり乗ったお肉を塩で食べるセレクションも多い。焼肉屋と言うと言うより焼肉レストランと言った方がいいかもしれない。小洒落たお店。前菜には農家直送の夏野菜のサラダがあったので食べたけど、みずみずしくて素晴らしい。やっぱりこういうところでも普通の焼肉屋とは違う。

先週の日曜日、フランス人醸造家がスペインの地でスーパーブルゴーニュに挑む『レイシス1』を飲んで感動したんだけど、このレイシス1は3種類のブドウをそれぞれ個別に醸造した後にブレンドしたもの。

レイシス テンプラニーリョそれに対し、三幸苑で見つけたのはテンプラニーリョ 100%。凝縮感が高くボリュームもあるけど、でも脂肪太りじゃなく引き締まっている。塩で食べる和牛と素晴らしい組合わせ。レイシス1を飲み単品種も飲んでみたいと思っていた矢先、何とも幸運!

レイシスにはこのほか、ガルナッチャ(南仏で言うグルナッシュ)100%のものもリリースしているんだけど、三幸苑のソムリエによると、凝縮感は同じくらいけれどやや酸と甘みが出過ぎているとのこと。今夜のテンプラニーリョはほんと、美味しかった。我が家にも置きたいと想わせる旨さ! 最近スペインの凝縮感の高い引き締まった感じのワイン、大好きなんだよね~

株主総会まであと2日。ワインと美味しいお肉で疲れた脳みそを癒した夜。

ソムリエがいてワインが楽しめる焼肉レストラン
『三幸苑』

日曜日の夜、素晴らしいスパニッシュワインと出会った

フランス人醸造家、ラファージュ氏がスペインの地で、ブルゴーニュの銘酒、ロマネ・コンティの偉大なワイン『ラ・ターシュ』を超えることを目指して挑戦したワイン『レイシス1』。噂には聞いてたけど、初めて手にした。

入手先は地元大田区は西馬込駅裏のウラぶれた酒屋。以前、コッポラー監督の造る『ルビコン 1989』を破格値で売っていてまとめ買いしたりした店。実は今日も棚の裏に「ルビコン 1989年」が1本落ちている(!?)のを発見し、まだバーコードも貼ってなかったのを以前と同じ価格で売ってもらった。昨年、ワインの専門家が集まるなじみの銀座の京懐石とワインの店「美登里」の5周年記念に持ち込んで、関係者一同に喜んでもらったワイン。残り3本になっちゃってたんだけど、これで1本補充できた(^J^)

レイシス1さて、話を戻し、今夜のレイシス1。これはすごい! 本家のヴォーヌ・ロマネ系に比べ、ほんのわずかに酸が少ないというか穏やかな感じはするけど、角のない柔らかさや、鉄分や血、獣系の香りなど、まさにピノっぽいし、ブルゴーニュの銘酒そのもの。

ところが、このレイシス1、ブドウはピノ・ノワールじゃないんだよね~ ビックリ! 地場のブドウ、モナストレルが 40%、スペインの名産ともいうべきブドウ、テンプラニーリョ が 30%、そしてガルナッチャが 30%。このモナストレル種というブドウ、僕は今日初めて聞いたブドウ。なんじゃこれは??

ネットで調べてみると、モナストレル種はスペイン・レバンテ地方の地場のブドウとは書いてあるけど、どうやら南仏で使われるムールヴェードル種と同じものらしい。地域によって呼び名が違うことはよくある。レバンテ地方で栽培さえる赤ワイン用ブドウとしては80%がこのモナストレル種だそうだ。前に紹介した「スペイン・ワインの愉しみ」という本に詳しく書いてあった。

このワイン、1998年に一度だけ造った限定ワイン。今、ちょうど10年。いい熟成感だ~ 色も本家ブルゴーニュの熟成物のように少しエッジがオレンジがかっている。1本ずつにシリアルナンバーが付いてる。今夜のナンバーは No.12672。

造り方も面白い。3種類のブドウ品種をそれぞれ別々に醸造し、アッサンブラージュ(ブレンディング)している。ボトルもラ・ターシュに似てると言えば似てる。世界に著名な評論家連中の間でも話題になったワインらしい。

異国の地で出身地であるフランスを超えるワイン造りにいそしむラファージュ氏。何ともすごいよね~ IT系ベンチャー企業を経営する僕的に例えると、シリコンバレーの専門家が日本にやってきて、日本の地でシリコンバレーに対抗するすごいソフトを創ってる、って感じかな。

いやはや、毎度想うことですが、世界にはいろいろなワインがあり、そしていろいろなワイン造りへの挑戦者がいる。すごいことだな~ 僕らも挑戦という言葉を忘れずに頑張らないと!

喉が渇いて帰宅した。ビールをガブッといきたかったんだけど、なんと冷蔵庫にビールがないよ~~~ ひょえ~ さてどうする!?

今夜の食前酒は、その昔、僕が友達のワインレストランの経営に携わっていた頃にその店のイチオシ食前酒だったシェリー・トニック。グラスに注いだシェリーをトニックウォーターで割るだけのシンプルなもの。でもこれが暑い夏にはたまらない食前酒となる。

何度が自宅でも真夏にトライしてみたけど、どうも違う。しばらく忘れてたんだけど、この前、インターナショナルマーケットに行った際にふと気が付いた。そうだ、トニック・ウォーターがポイントだ!

ウィルキンソン
我がレストランではトニック・ウォーターは歴史あるウィルキンソンと決まっていた。他のトニック・ウォーターはダメとオーナーがこだわっていた。そのインターナショナルマーケットで超久々にウィルキンソンのトニック・ウォーターを買っておいた。今夜はそれを出してみた。レストランではシェリーはティオペペだったけど、いま手元にあるのはマンサニージャ・プレマーのみ。仕方ないのでこのマンサニージャをウィルキンソンのトニック・ウォーターで割ってみた。

う~ん、これがこの世のものと思えないくらいの美味しさ! 汗をかいて戻ってきた僕の喉の渇きを一発で癒してくれた。最高の出来栄え! レモンかライムがあればさらによかったけど、まあビールがない事に気付いて絶望感に浸った僕を救うには十分な仕上がり。ウィルキンソンのトニック・ウォーターは他と比べて甘みが控えめでシャープで辛口な感じ。ここがポイントだったのかな。

何年ぶりかのウィルキンソンとの再開。トニック・ウォーター1つとってみてもこうも違いがあるんだね。だから料理やお酒って辞められないだろうな~

久々のウィルキンソンを使ったシェリー・トニックで暑さを吹き飛ばした夜!

20080621-w2.jpg土曜の夜はワシントン州の名門『ヘッジス』を飲んだ。『ワインスペクテーター』誌により「世界のトップ25ワイナリー」と賞賛されたワイナリー。

このヘッジス、前から飲んだみたかったんだけど、中々入手出来なかった。たまたま川崎・ラゾーナのワインショップで見掛けたので買ってみた。カベルネ・ソービニヨン 40%、メルロー 56%、カベルネ・フラン 3%、シラー 1%という配合がエチケットに書いてある。シラーを混ぜるのは珍しい。普通はここはシラーじゃなくプティ・ヴェルド。

味わい、香りはスーパーボルドーって感じ。最初、そこまでの大きな期待値でもなかったのでリーデルのオレゴン・ピノのグラスで飲んでたけど、途中、ボルドー・グランクリュにグラスを変えたところ、そこからすごく香りも引き立ってきた。素晴らしい~!

新世界系にありがちな強いバニラ香や樽香などは皆無で、とっても穏やかで上品なワイン。言われなければ本家ボルドーと答えてしまいそうなワイン。写真じゃわからないだろうけど、ボトルにもとっても風格がある。味わいもその風格に恥じない素晴らしいもの。評論家ウケを狙ったような無理に濃い造りではなく、トラディショナルな品位のあるワイン。ウォッシュチーズのピエダングロワと合せてみたら、これが何とも素晴らしい組合わせ! 

このワイナリー、僕が会社を創業したのと同じ1988年の創設らしい。これも何かの縁かな~ 威風堂々って形容詞が当てはまるような、でももう少し穏やかなような、何とも表現が難しいけど、ともかく美味しいワインです。川崎のショッピングセンター「ラゾーナ」の1階のワインショップで売ってます。気になる方はぜひお試しを! 輸入元は三国ワイン。

softball.jpg

この前のソフトボール大会の写真が届いた。誰が撮ってくれたのか、最終回、僕が逆転サヨナラに向かう反撃のノロシとなるヒットを打った瞬間が写ってた!!

イェイ!

それまでの打席がまったくのダメダメだっただけに、この一打で何とか活躍! 最後は僕が三塁からセカンドゴロの間に本塁へ突入し、劇走のスライディングでサヨナラ勝ち。

こんな写真を撮ってくれた方に深く感謝です! 普段何も運動しない体が全身バラバラになってる中での激闘。う~ん、熱いな~~

水曜日、福岡で大先輩経営者と飲んだ。中華料理と紹興酒をシコタマ飲んだ後、大好きなワインバー「モンターニュ」へ行った。

僕たちはたぶん4人で3本飲んだ。1軒目の中華料理屋で既に結構なヨッパライだったんだけど、そのままの勢いでワインを飲んだ。

20080618-w.jpg
かなり記憶が怪しいんだけど、たぶん最初に開けたのは、ムーラン・ド・ラ・ガルデットジゴンダス。果実の熟れた味わいと深みが素晴らしい。酔っぱらってても味の記憶は間違いない。素晴らしいワインだった。ネットで調べて見ると、平均樹齢は65年で、なんと100年をこえる樹もあるらしい。グルナッシュ80%、シラー15%、他にムールヴェードルとサンソーが少々の配合。紹興酒の次に何を飲むかという事でモンターニュのオーナーと議論した末にこのワインに辿り着いたように思う。

続いて、ちょっと記憶が怪しいけど、たぶんイタリアのプリミティーボ系の何か。ヨッパライの写真撮影だったもんでよく読み取れない~ 真ん中の赤いエチケットのワイン。果実味が凝縮されていて美味しかったように思う。

最後は南仏、シャトーヌフ・デュ・パプシャトー・ド・ボーカステルを所有する名門ペラン家が造る『コート・デュ・ローヌ・ペラン・レゼルヴ』。果実味たっぷりだけど引き締まっていて厚みもあり、今夜の締めに相応しいワイン。

20080618-u2.jpg

 と、気付けば元々がヨッパライだったのに3本もワインを飲んで頭はヘロヘロ~ ワインの順番もちょっと怪しい感じもある。山室さん、これで合ってる?

さてさて、このどうしようもない大ヨッパライ4人組みはそれから川沿いを歩き、鰻釣りの夜店にハマってしまい、大枚ハタイてしまいました.... トホホ~ 釣れればその場でさばいて七輪で焼いて食べさせてくれる。でも高級鰻屋に行った方がよっぽど安いくらい投資しちゃったような記憶が・・・ 

そして大先輩経営者の方だけが釣れたんだけど、みんなお腹もいっぱいで、何と、「おばちゃん、鰻キープ! 名前付けて預かってて!」って事になった。ホンマかいな!?

そして我々はその後、さらに一杯のマティーニを飲んで夜を終えたのでした。

何とも幸せな夜でした~~! 遅くまで”引率”して下さった大先輩経営者の方に感謝です!

 
ヴェンタ・レアル・グラン・レゼルバ
日曜の夜は不思議(!?)なワインと出会った。たった1,000円で買える1990年産のスペインワイン『ヴェンタ・レアル・グラン・レゼルバ』。なぜ18年も熟成したワインが1,000円? 騙されたと思ってスーパーで買った。産地はラ・マンチャ近くのヴァルデペニャス。写真で解るかどうか、瓶全体に格子状に紐がかかってた。

かなり濃いガーネット色。トロッとした舌触りでタンニンの渋味や穏やか。甘みを抑えた南仏のシラーのような味わい。最初、値段の先入観があったこともあり、やや深みが足らない気がしてたんだけど、最後になってグッと深み、重み、艶を出した。

う~ん、しまった!、デキャンタージュすればよかった....

何事も先入観にとらわれず素直に受け入れる事が大事だね!

それにしてもこの値段でこのクオリティにはビックリ~~ 美味しいよ! 手に入る方はぜひお試しあれ!

マンサニージャ・プレマー土曜の夜はまっとりした。仕事関係者のお父上の告別式があり日中は福岡に飛んだ。戻ってきてまずは珍しい長期熟成型のマンサニージャ『マンサニージャ・プレマー』で喉の渇きを癒し、そして頭を切り換えた。

マンサニージャというと爽やかな潮風のような印象のドライでさっぱりした味わいが特徴だけど、このプレマーは4~6年の長期熟成のせいか、かなりまっとりして重たい。

わずか8人でフロリド家が家族で造るマンサニージャ。そんなお酒が日本に居て飲めるなんて幸せだな~

 

続いては、今夜は珍しくハーフボトルを開けた。ナパの銘酒『クィンテッサ』の1997年。ラザフォードにある素晴らしいワイナリー。どうも正規輸入が途絶えているのか、最近は中々手に入らない。僕もフルボトルは1997年と1999年がわずか1~2本ある程度。

クィンテッサクィンテッサはいつも期待を裏切らない。深く沈み込むかのような静けさの中の強さ、ハーブなどのボルドー的な森林系の香り、蒸れた果実が時を経て成熟したんであろう強いけれど舌触りがシルキーな柔らかさを持つボディーなど、どれをとっても超一級品。そこらのボルドーの銘酒などより僕はこのクィンテッサが好きかな.... 早く正規輸入が再開されることを祈ってます。

土曜の夜とクィンテッサ~ 疲れた心身にしみわたる週末の癒し感。こういうのが大事だよね~

僕の大好きなギタリスト、チャーのライブに行った。場所は東京ミッドタウン内にあるビルボード東京

僕は学生時代、プロのミュージシャンだった時期もあったくらい音楽気狂いだった。憧れのギタリストがチャー。チャーと同じ形のギターを使ってた(もちろん同じメーカの高級品は買えないから国産メーカのだけどね!)。

チャーのライブなんて大学時代以来。もう20数年前のこと。でもさ、今もチャーはカッコよかった! ドスンとお腹に突き刺さるかのようなギタートーン。日本人とは思えないソールフルなビート。どれも超一流、かつ超ハートフル。

ポール・ジャブレ クローズ・エルミタージュそしてそれに合わせるワインは僕の大好きな南仏の名門ポール・ジャブレの『クローズ・エルミタージュ・ドメーヌ・ド・タラベール』。ビルボード東京は初めて行ったんだけど、ワインリストが中々充実してた! ハーフボトルの揃えもそこらのワインバーよりずっと充実してた。

ポール・ジャブレと言えば『エルミタージュ・ラ・シャペル』がロバート・パーカーをして20世紀最高のワインと言わしめるほど、これまで数々の逸品を造り出してきた。今夜のワインも大きなガラスの壁面越しに見える赤坂方面の夜景やチャーの演奏と相まって、何とも艶っぽい。

このクローズ・エルミタージュは樹齢の古い樹から造られているようだけど、南の日差しを浴びて熟した果実から造られたであろう深みがある。「ふくよか」だけど脂肪太りじゃなく艶があって引き締まってる、という表現が一番合ってるかな。

20数年ぶりのチャーの演奏に酔い、ポール・ジャブレの上品なワインに酔い、何とも心地よい夜だ。

どうにもストレスの溜まった夜、いつものナイショのバーに行った。ここならグラスでいろいろなワインが飲めるしカクテルも最高!

スタートは北イタリアはトリノオリンピックで有名なピエモンテ州で造られる白ワイン、『レチット・ロエロ・アルネイス』。アルネイスとは地場のブドウ品種。華やかな香りとミネラル感たっぷりの天然美。暑い日の最初の1杯目にちょうどいい。喉ごしも心地よい。決してキンキンに冷やしてゴクゴク飲むようなワインじゃなく、バーに着いて、ジャケットを脱いで、一呼吸して心を潤すワイン。

続いてオーストラリアは地図で言う一番右下(南東)のタスマニア島と向かい合うような場所、ヤラ・ヴァレーで造る『スティックス』のピノ・ノワール。ベリー系の香りのほか、甘さを抑えたドライフルーツのような感じもあり、とっても上品なピノ。

そして最後はカクテルを1杯。色もキレイなマンハッタンで締める! と、気付けば深夜。ワインとマンハッタンで頭と心をリフレッシュした。さあ、明日からまた頑張ろう~!

マンハッタン
スティックス
レチット・ロエロ・アルネイス

今夜はすごいワインを飲んだ! 何がすごいって、値段とか伝統とかじゃなく、ほんと、中身もすごいし世間の扱いもすごい!

ヴィエイユ・ジュリアンヌ
ワイナリーはヴィエイユ・ジュリアンヌ。南仏・ローヌ地方で1905年から続く地場の名門ワイナリー。このドメーヌが造るシャトーヌフ・デュ・パプ 2005年を飲んだ。

このワイナリー、何がすごいって、2001年のシャトー・ヌフ・デュ・パプが、現代のワインの取引価格を決めるとも言われる評論家、ロバート・パーカーの評価で、なんと100点の満点を記録した! これはほんと、超すごいこと。一説によれば、この満点受賞以来、現在の当主、ジャン・ポール・ドーマン氏はしばらくノイローゼになったとの噂がたつほど、世界中で大騒ぎになった。

このワイナリーの2005年のヴィンテージ。いや~、抜栓直後から周囲に届くような香しさ。テイスティンググラスで味わってみると、かなり粘度が高くまっとりした感触。舌に巻きつくような感じ。

グラスはちょっと迷った。でも最後は予想通り、最近ピノを初めシラーなど南仏物にも超お奨めのリーデル社のオレゴン・ピノになった。すごく奥行きの深い熟した果実味。ごくわずかなきれいな酸。どれをとっても超一流のワイン。今夜はビーフシチューと合せて楽しんだ。素晴らしいワイン!

これだけ重厚で、かつ艶っぽいシャトーヌフ・デュ・パプは初めてかな。これまで飲んだシャトーヌフ・デュ・パプの中でもダントツの濃厚さ。でも厚化粧な感じはまったくない。深く重く力強く、でも舌触りはシルキー。何とも上品で艶っぽいな~ ちなみにこのワイン、懇意にしている地元のワインショップ「エスポア かまたや」さんから縁あっていただいたもの。何ともすごいワインをいただいてしまいました~~! 感謝です!! このワインが10年、20年と熟成して南仏系の古酒となった場合にどういう味わいになるのか、とっても興味がある。

唯一気になったのは、このブログでも何度か書いてるけど、ロバート・パーカーなどの評論家受けしそうな濃厚なワインがボルドーや南仏、オーストラリアなど世界中で増えていること。今夜のワインもほんと、ロバート・パーカーが大好きな系統。世界中のワイナリーがこういう味わいの造りに走ってしまうと個性がなくなるよね~ 確かにとっても美味しい。死ぬほど美味しいんだけど、でもたまにはもう少し枯れた味わいのワインも飲みたいと思う。世界の画一化、没個性化が若干の心配。

ま、ワインは理屈じゃなく楽しいことが大事。いま美味しければそれでいいんだけどね! こんなワインを飲むと幸せです!

PS.
先日、カリフォルニアで日本人女性、市之瀬千代さんが造る『シエラ・ムーンを紹介したんだけど、なんと千代さんご本人からコメントが書き込まれました! いや~、超ビックリ&超感激です! ワインの世界ではワインそのものが共通語。今年の1月にこのワイン関連のブログを始めて以来、いろいろなワイン関係者との接点が広がってきました。ワインを生み出してくれた神様に感謝です!

<このブログに掲載した”濃厚ワイン”へのアンチテーゼ(!? ってほどの話じゃないけど)>
オーパスワンは世界最高峰か?

コンサルタントに物造りが出来るのか!?
ミッシェル・ロランに臨む~

珍しく土曜の夜に会食。場所はお気に入りの摩天楼のレストラン、オレゴン・バー&グリル。5月1日に子会社の社長と来て「親を超えるくらいに頑張って!」と激励した夜以来、久しぶりに来た。

今夜は野菜を使った料理をいろいろオーダーした。さて、そうなるとどんなワインにするか? ソムリエにの石塚さんチョイスで、ワインリストには出ていないオレゴンのレアな銘酒『ブルックス』のピノ・ノワール。

ブルックスこのブルックス、とってもディープな歴史を持つ。なぜって、創業者の若きジミー・ブルックスはなんと2004年に心臓病で亡くなってしまってるんだ。その後、彼の意志を継ぎ何人かのワインメーカーが頑張ってこのブランドを続けてる。前に一度、イベントの席で試飲だけした事があった。昨夜飲んでる時にはブルックスって何かあったな~、とは思ったけど想い出せずにいた。家に帰ってネットを見てみたら、あ、あのワインだ!、と気付き、試飲した時にブルックスの死去の話が出ていたのを想い出した。

味わいはとってもトラディショナル。抜栓直後はやや新世界的な香りがしたけど、時間とともに鉄分や血の香り、獣っぽいブルゴーニュみたいな感じも出てきた。最後はブルゴーニュと言ってしまいそうなピノになった。素晴らしい!

僕が前に試飲したのがたぶん2004年か2005年のヴィンテージ。Mr.ブルックスは2004年に亡くなっているようなので彼が造った最後のヴィンテージは2003年と思われる。彼自身が造ったワインを飲んでみたいな...

今夜はあるプロジェクト開始からの3周年記念。そんな夜、素敵なワインと出会った。

金曜日は業務提携先の会社の社長さんやスタッフの方々と会食をした。2月に業務提携を発表し、あるビジネスを共同で追っかけてきた。それが実を結んで仕事の受注につながったことから、それを祝してのキックオフの宴。場所は行き付けの広尾のグレープチョイス

今回の業務提携はほんと、お互いに真剣に、そして真摯に取り組んだ。お互い、そのビジネスにかかる原価をすべてガラス張りで公開し、利益も折半にして見積をした。真の意味で相手を信頼し合って進めた商談。これが成立して、ほんとによかった。お互い、進めてきた事が間違ってなかった事が証明された。

シャノワーヌ マルティン・サンチョ ビランチャ男6人の祝いの宴はまずはシャンパンからスタート。ルイ15世の時代から続くシャンパーニュで2番目に古いシャンパンハウス、シャノワーヌ。グラスの中で黄金に輝き、リッチで、かつ繊細な味わい。今日の日を祝うに相応しい素敵なシャンパン。

続いて白ワイン。蒸し暑いのでさっぱりと行こう! スペインはルエダ地区の銘酒『マルティン・サンチョ』。地場の土着ブドウ、ベルデホ種を使ったオーガニックワイン。清々しい爽やかなワイン。果実味もたっぷりでミネラル感もしっかりしていて、蜂蜜のような風味もある。何とも素晴らしいワイン。

このマルティン・サンチョを飲む頃には場はすっかり盛り上がり、6人のいい歳の男どもが自分のプロフィールを紹介し合ってた。続いて赤ワインへ! まずは軽めにニュージーランドのピノ・ノワール『ビランチャ』。先日このグレープチョイスでビランチャの白、ヴィオニエを飲んだ。何とも素晴らしい南仏を想わせるワインだったので、きっとピノもブルゴーニュっぽい伝統的な味わいなのではと思いトライした。予想通り、トラディショナルなピノ。酸味も穏やかで果実の香りが優しく舌を包み込む。美味しい!

ピラミマ レコール No.41続いては、米国ワシントン州の銘酒『レコール No.41』。先日、このレコール No.41のカベルネ・ソーヴィニョンを飲んだけど、今夜はシラー。ほどよいスパイシーさと果実味のしっかりとした凝縮感と力強さが印象的。素晴らしいワイン。最近のワシントンのワインはどれもとってもレベルが高い。ロバート・パーカーが「ワシントン州のラフィット ロートシルト!」と絶賛するデリールセラーズなど、ボルドーの名門を超えてると語る評論家すらいるほど。

さてさてヨッパライオヤジどもはまだもう1本飲む! 最後はオーストラリアで100年続く古いワイナリー『ピラミマ』のプティ・ヴェルド。ボルドーではほんの数%混ぜるだけの補助品種。これをメインとしたワインは超レア。先日飲んだスペインのアラヤンで生まれて初めてプティ・ヴェルド 100%のワインを飲んだけど、それに続いて2回目の経験。

サウス・オーストラリア州のマクラーレン・ヴェールというあまり知られてない地のワイン。有名なアデレードのすぐ南らしい。う~ん、とってもエレガント。ラズベリーやブラックベリー、プラムやチョコなどの香りがし、タンニンの渋味が強いんだけど心地よい渋さ。余韻も長い素晴らしいワイン。プティ・ヴェルドからこれだけでのワインができるんだと驚いた。記憶に残る素晴らしいワイン。

 

と、気がつくと4時間以上に渡り、いい歳したオヤジ6人で囲むワイン(お、一人30代がいた!)。業務提携の締結からここまでの4ヶ月、いろいろ大変だったけど、成果に結び付いてよかった! 最後に先方の社長とガッチリと固い握手をして別れた。

素晴らしい夜だ! イェイ!!

木曜日、僕は東京ミッドタウンで講演をした。終って会社の仲間と渋谷のワインレストラン「アバスク」でワインを飲んだ。

一人は昨年入社した社員で、今回初めていっしょに飲む。もう一人は2002年以来僕といっしょにいろいろな仕事をしてきた社員。でも上場後中々時間が取れず、いっしょに飲むのはたぶん数年ぶり。そしてもう一人、僕の秘書。この珍しい4人の組合わせで飲むワイン。

コート・デュ・ローヌ ラ・フォンタッシュまずは講演が無事終了したことを祝してシャンパンで乾杯。そして白ワインを開ける。かなり蒸し暑かったので、何かすっきりとした夏らしいワインを飲もうということになり、南仏・ローヌ地方で名手アラン・パレが造るヴィオニエ 100%のワイン『コート・デュ・ローヌ ラ・フォンタッシュ』を開けた。この地域でヴィオニエ 100%というとコンドリュー地区を思うけど、まさにコンドリューのブドウを使って造られるワイン。白桃や金木犀の香りがして草原を駆け抜けるかのような爽やかな味わい。

シャトー・ド・ボーリュー続いての赤はフランス・南西地方、ボルドーの南に位置するコート・ドゥ・マルマンデで造られる『シャトー・ド・ボーリュー』。カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン25%、メルロー25%、シラー13%、そしてこの地域に特徴的なマルベックとアブリューが少々というブレンデッド。このブレンドの中で、「アブリュー」がすごい! 元々この南西地方の土着品種らしいけど、いまやほとんど絶滅に近い品種らしい。南西地方の中でもコート・ドゥ・マルマンデ地区でのみ、わずかに造られてる品種らしい。僕も今回初めてしったブドウ。

このシャトー・ド・ボーリューは14世紀より続くこの地区の名門らしい。南西地区のワイン自体があまり日本には入ってきてないので飲む機会も少ない。今夜のシャトー・ド・ボーリューは南西地方の中でもボルドーに近いこともあり、味わいもわりと近い感じがする。シラーが入ってる分、舌の奥の方で感じるようなスパイシーさもごくわずかにあると言えばあるけど、カベルネ・フラン、メルローが多いことからか、かなり滑らかでスムーズなワインに仕上がってる。角がないと言うか上品と言うか、初めて飲む味わい。素晴らしいワイン。

美味しいワインを仲間と飲む。初めて飲む仲間、久々に飲む仲間と楽しむワイン。ワインは素晴らしいコミュニケーションの場を演出する。いい夜だ~